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中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

インドの旅 (4) ~ 世界遺産の宝庫・アグラ。

2012年10月26日 | 日記

 
              ↑ タメ息が出るほど美しい タージ・マハル

     極彩色の街ジャイプールに別れを告げて、次は世界遺産の宝庫アグラに向
     かいます。
     ジャイプールからアグラは約240k、今回は渋滞にあう事も無く夕刻には無事
     到着です。

     アグラにはインド観光のハイライトといわれ、誰もが一度行ってみたいと願う
     ムガル帝国繁栄の象徴タージ・マハルがあります。
     皇帝シャー・ジャハーンは、若くして亡くなった妻ムムタズのために22年の
     年月をかけて建てた総大理石の霊廟で、白大理石に施された象嵌細工や、
     左右対称の美しさは、ため息が出るくらい美しい建物でした。

     タージ・マハルを見学する前の晩に、コンベンション・センター(劇場)で、この
     タージ・マハルに関わる伝承をミュージカル形式で上演していると聞き、早速
     行きました。
     まるで宝塚歌劇を観ているような、約80分の華麗なライブショウで、皇帝と
     王妃の出会いから、数々の功績を残して王妃が亡くなり、タージ・マハルを
     建てる経過が演じられます。
     いくつもの言語が存在するインドですから、その多い言語や世界各国語が
     イヤホーンで切り換えて聞けます。後から聞いた話ですが、このチケットは
     中々取れないのだそうです。

     そして翌朝は本物のタージ・マハルに始まるアグラの世界遺産の見学です。
     タージ・マハルは先に述べましたが、全てが白い大理石で作られたこの霊廟
     の豪勢さ美しさには息をのみます。
     見学者は世界各国から集まっているようで、賑やかな限りでしたが、その中
     にひときわ目立つおしとやかなグループを発見、近づくと東京からの日本女
     性団(下・写真)で、全員がサリー姿です。聞くと貸衣装だそうで半日2000円
     とか、楽しそうでした。

     そしてここはインドで一番清潔な場所と言えましょう。霊廟内は土足厳禁で、
     靴を脱いで素足か靴にカバーを着けて入るかです。
     霊廟の中に入ると、皇帝と王妃の棺が並んでいまが、これはレプリカで本物
     は地下の墓室に安置されているそうです。
     もともと皇帝は、横に流れているヤムナー河の反対側に黒大理石で自分用の
     廟を建てようと計画していたのだそうですが、その後皇帝は息子のアウラング
     ゼーブによってアグラ城に幽閉され、窓からタージ・マハルを眺めて過ごしたそ
     うです。
     死後は彼を哀れみ、今では愛妃の隣で静かに眠っている・・・という次第。

     次はこれも世界遺産であるアグラ城で、ムガール帝国の全盛時代に建てられ
     たこの城は、赤砂岩の壁に守られた堅固な要塞です。
     歴代皇帝の居城として知られ、贅を尽くした個性的な建物が城の各所に点在
     しています。
     ここからヤムナー河の対岸に、純白のタージ・マハルを望見出来ますが、先述
     の幽閉された皇帝のことを思い起こして眺めると感傷的になりました。

     見学を済ませて市内の大理石店に立寄りましたが、改めて大理石細工の繊細
     さは素晴らしかったです。
     白大理石よりも量が少なくなった黒大理石の方がお値段が高いことも教えても
     らいました。

     翌朝は再び首都デリーに向けて出発です。デリーについては、ニューデリーと
     オールドデリーの2回に分けて書かせていただき、インド旅日記を終わりたいと
     思います。 (次回に続きます)

  
     ↑左はタージ・マハルへの通路と、右はいよいよタージ・マハルです。
  
     ↑タージマハルで出会ったインド美人の2カット。
  
     ↑左はここで知り合った家族と、右は東京からの女性軍団。
  
     ↑左も右もタージ・マハルでのスナップ。
  
     ↑大理石の製品です。文にも書きましたが、黒大理石の方がお値段高いそうです。
  
     ↑左は街で見かけたガンジー像。 右は元気な学生たち。
  
     ↑世界遺産のアグラ城です。右はアグラ城内で見かけた親子。
  
     ↑アグラ城で会った個性的な少女。 右はアグラ城で見かけた大理石模様。
  
     ↑アグラ城で見かけたおばちゃんたち。 右は同じく愉快なグループ。
  
     ↑見学で疲れたおばちゃん。  右はアグラ城から河のむこうに見えるタージ・マハル。
  
     ↑高速道路を走っていたら、並行して走る自転車や歩行者に会いビックリ。
  
     ↑タージマハルの歴史を、歌と踊りで見せてくれる劇場のパンフレットです。
  

コメント (4)
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