映画が中心のブログです!

中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

映画 「人生、いろどり」

2012年10月03日 | 日記

   

     高齢化と過疎化が進む徳島県勝浦郡上勝町で、70~80代の女性が中心とな
     って葉っぱや道端の草を料理のつまものとして販売し、売上高2億6000万円を
     あげるビジネスとして成功させた珍しい実話の映画化です。

     人口2000人のうち48%が高齢者で、どんなにもがいても過疎化の一途をたどる
     徳島県の上勝町は、地元の収入源となるミカンが全滅したため、新しい事業を
     立ち上げようと考えていました。
     そんなある日、農協職員の江田(平岡祐太)がひょんなことから葉っぱをつまもの
     として売物にしようと立ち上がります。

     周囲から冷ややかな目で見られるのですが、薫・花恵・路子という平均年齢70
     歳の3人の幼なじみの女性が参加すると手をあげます。
     葉っぱビジネスは、それぞれの悩みを抱えていたこの3人の女性の人生に大き
     な変化をもたらして行くのでした・・・。

     出演は、吉行和子、富司純子、中尾ミエで余裕の演技。監督は「SOUL RED 松
     田優作」の御法川修。
     このような作品にまで辛口感想は不要かも知れませんが、とにかく温かい映画
     でした。

     少しばかり言わせてもらうと、脚本・演出ともにやや粗い点が気になると言えば
     気になります。
     演技の組み立て方とか、3人のひとりがラスト近くで死ぬ挿話も省略のし過ぎで、
     もっと劇として盛り上がるのに惜しいと思いました。
     エンドロールには実在の人たちが出てきますが、その明るくて元気なこと・・・、
     見ていてほほえみが止まりませんでした。
                         ( 9/19 KBCシネマ 5日目 14:10の回 46人)

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