経営コンサルタントへの道

コンサルタントのためのコンサルタントが、半世紀にわたる経験に基づき、経営やコンサルティングに関し毎日複数のブログを発信

◆【経営コンサルタントの独り言】  私はカモメ、ではなく成層圏を飛ぶ男!! 608 二兎を追うブログ

2024-06-08 17:03:00 | 【話材】 経営コンサルタントのひとり言06

 

  【経営コンサルタントの独り言】  私はカモメ、ではなく成層圏を飛ぶ男!! 608

 

 

二兎を追うブログ 

経営コンサルタントのプロや準備中の人だけではなく、経営者・管理職などにも読んでいただける二兎を追うブログで、毎日複数回つぶやいています。

■ 私はカモメ、ではなく成層圏を飛ぶ男!! 608
 6月8日は、「成層圏発見の日」だそうです。
 成層圏の発見の歴史からまだ百年強しか経っていないのですね。
 1970年に初めてアメリカに飛んだのが、私のファースト・フライとでした。
 窓から見える雲海は、登山をしたときの快感に似ていました。
「俺は、今、成層圏を飛んでいるのだ!!」と感動しました。
 成層圏の快晴は、印象的でした。

(ドアノブ)

* 

◆ ツイッターでのつぶやき 

konsarutanto

 

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【日本庭園を知って楽しむ】 2-1 「庭園」という言葉の変遷 時代により異なるのですね

2024-06-08 16:37:31 | 【カシャリ!ひとり旅】写真・旅行 Misc.

 

  【日本庭園を知って楽しむ】 2-1 「庭園」という言葉の変遷 時代により異なるのですね

 

 

 若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間に旅をしたのか、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。

 旅のテーマは寺社や庭園めぐりです。

 日本には「日本庭園」と呼ばれる庭園だけではなく、「イングリッシュガーデン」など、海外の庭園形式をした庭園も多数あります。寺社を訪れたときに、想定していなかったところに、庭園を発見することがあります。

 下手の横好きで、【カシャリ! ひとり旅】を続けていますが、その一環で訪れた庭園を順次紹介してまいりたいと思います。

■■2 日本庭園の歴史

 何ごとも、歴史や生い立ちを知りますと、そのものの本質のようなものが見えてくることが多いです。
 庭園も、変化の歴史を知ることにより、知識に幅が出ることもあり、奥深さを見出すことがあります。
 「面白みがない」という思いの方もいらっしゃると思いますが、上述のような理由で、私自身のために記述しておきます。

■ 2-1 「庭園」という言葉の変遷

 日本庭園というのは、自然と深いかかわりをもって、自然や四季の移ろいとともにつくられ、今日まで生き続けてきています。
 周囲を海に取り囲まれている日本の庭園は、その広大な海や湖沼を表現するために池泉を設けているところが多いです。中世のころには庭園のことを「園池(えんち)」というようになりました。『日本書紀』では「園」「苑(えん)」「囿(ゆう)」などが用いられています。
 庭園にあたることばに「前栽(せんざい/せんさい)」という言葉があります。「前栽」は奈良時代から鎌倉時代ころまで用いられていましたが、いったん途絶えてしまいました。
 江戸期に「林泉」という言葉が、「前栽」という用い方で、でてきます。
 このほか庭園を意味することばとしてわが国で用いられてきたものには、「坪」「池庭(ちてい)」「泉石(せんせき)」「山水(さんすい)」「仮山(かざん)」「枯山水(かれさんすい)」「石壺(いしつぼ)」「蓬壺(よもぎがつぼ)」「泉水(せんすい)」「水閣(すいかく)」「水石(すいせき)」「御庭(おにわ)」「御園(おその)」などがあります。(コトバンクをもとに作成)

        
■ 日本を代表する庭園        
      都道府県別    

 

 

  リスト http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmovie.htm

 

 

  ■ カシャリ! ひとり旅




ユーチューブで視る 【カシャリ!庭園めぐりの旅】

写真集は、下記URLよりご覧いただくことができます。

静止画: http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmeisho.htm
映像:  http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmovie.htm 

【 注 】 映像集と庭園めぐりは、重複した映像が含まれています


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【日本庭園を知って楽しむ】 2-6 鎌倉時代の庭園 浄土式庭園が主流

2024-06-08 16:11:49 | 【カシャリ!ひとり旅】写真・旅行 Misc.

 

  【日本庭園を知って楽しむ】 2-6 鎌倉時代の庭園 浄土式庭園が主流

 

  若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間に旅をしたのか、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。

 旅のテーマは寺社や庭園めぐりです。

 日本には「日本庭園」と呼ばれる庭園だけではなく、「イングリッシュガーデン」など、海外の庭園形式をした庭園も多数あります。寺社を訪れたときに、想定していなかったところに、庭園を発見することがあります。

 下手の横好きで、【カシャリ! ひとり旅】を続けていますが、その一環で訪れた庭園を順次紹介してまいりたいと思います。

■■2 日本庭園の歴史

 何ごとも、歴史や生い立ちを知りますと、そのものの本質のようなものが見えてくることが多いです。
 庭園も、変化の歴史を知ることにより、知識に幅が出ることもあり、奥深さを見出すことがあります。
 「面白みがない」という思いの方もいらっしゃると思いますが、上述のような理由で、私自身のために記述しておきます。

■ 2-6 鎌倉時代の庭園 浄土式庭園が主流
 鎌倉時代の日本庭園は、いくつかの特徴を持っているといえます。
 浄土式庭園が主流で、寺院の前に極楽浄土を表現する園池や石組みを配置する形式が挙げられます。
 禅宗の影響を受け、中国から渡来した僧侶や石立僧と呼ばれる作庭の専門家が活躍した時代といえます。
 蘭渓道隆や夢窓疎石などの名僧が作庭した庭園が多く、龍門瀑や枯山水などの新しい様式が登場しました。京都・天竜寺や信州・光前寺(長野県駒ヶ根市)の滝石組がその例です。
 作庭記という日本最古の作庭書が書かれ、庭づくりの思想と技術が体系化された時代です。(重森完途氏・コトバンクを参照して作成)

 重森完途氏による平安時代の庭園概況文を要約しますと、以下のようになります。

 初期には舟遊式のものが作庭されていましたが、やがて舟遊びと回遊を兼ねた形式(西芳(さいほう)寺、鹿苑(ろくおん)寺)から回遊のみの庭園(南禅院)へと移行してゆきます。池泉の形にも、二つの池を結んだ一種の瓢(ふくべ)形の池泉(西芳寺、知恩院)が現れました。
 平安期から鎌倉期の庭園は、平面の地割りをとくに重視し、幾何学的・有機的に整然とした地割りをしていますが、これを高所から俯瞰(ふかん)することによって、さらに平面的美観に俯瞰的に見た立体構成による美観を加えるようになってきました。鹿苑寺・金閣のように、楼閣を設け、2階・3階からの俯瞰的観賞を重視しました。
 建築では書院造りが現れ、それに対応して回遊式庭園が多くつくられるようになりました。石組みも平安期の優美さが消え、時代相を反映して豪健さが好まれるようになります。
 新しい庭園に対する意欲もみられ、作庭家阿波阿闍梨静空(あわあじゃりせいくう)の弟子静玄は、鎌倉の二階堂に高さ3メートル余もある石組みを立て、建久(けんきゅう)3年(1192)8月24日、源頼朝(よりとも)も見物に出かけたことが『吾妻鏡(あづまかがみ)』に記されているほどです。
 平安期に造園の参考とされた大和絵の影響に加えて、中国から来朝した禅僧蘭渓道隆(らんけいどうりゅう)らの意匠が加わり、竜門の滝の様式が生まれました。京都・天竜寺や信州・光前寺(長野県駒ヶ根市)の滝石組がその例です。(重森完途氏・コトバンクを参照して作成)

■ 日本を代表する庭園        
      都道府県別    

 

 

  リスト http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmovie.htm

  ■ カシャリ! ひとり旅




ユーチューブで視る 【カシャリ!庭園めぐりの旅】

写真集は、下記URLよりご覧いただくことができます。

静止画: http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmeisho.htm
映像:  http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmovie.htm 

【 注 】 映像集と庭園めぐりは、重複した映像が含まれています


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【経営四字熟語で目から鱗が落ちる】1-10 鼓腹撃壌 ある女性社長に学ぶ 善政で太平の世づくり

2024-06-08 12:03:00 | 【心 de 経営】 経営四字熟語・名言

  【経営四字熟語で目から鱗が落ちる】1-10 鼓腹撃壌    ある女性社長に学ぶ 善政で太平の世づくり 

  

 
  四字熟語というのは、漢字四文字で構成された熟語であることはよく知られています。お恥ずかしいながら、その四字熟語というのは、すべてが中国の故事に基づくものとばかり思っていましたが、実はそうではないことを発見しました。
 経営コンサルタントという仕事をしていますが、その立場や経営という視点で四字熟語を”診る”と、今までとは異なった点で示唆を得られることが多のです。「目から鱗が落ちる」という言葉がありますが、四字熟語を講演や研修の場で用いたり、自分の仕事や日常会話に活かしたりするようにしましたら、他の人が私を尊敬といいますとオーバーですが、自分を見てくれる目が変わってきたように思えたことがあります。
 四字熟語の含蓄を、またそこから得られる意味合いを噛みしめますと、示唆が多いですので、企業経営に活かせるのではないかと考えるようにもなりました。これを「目鱗経営」と勝手に造語し、命名しました。
 以前にも四字熟語をご紹介していましたが、一般的な意味合いを中心にお話しました。このシリーズでは、四字熟語を経営の視点で診て、つぶやいてみます。以前の四字熟語ブログもよろしくお願いします。

■1-10 鼓腹撃壌    ある女性社長に学ぶ
 ~ 善政で太平の世づくり ~



 十八史略に「鼓腹撃壌(こふくげきじょう)」という言葉が出てきます。「鼓腹」の「腹」は「お腹(なか)」のことで「鼓」は「鼓(つづみ)を打つ」ことですので「鼓腹」は「腹鼓を打つ」ということになります。「撃壌」の「壌」は訓読みで「壌(つち)」すなわち「土壌」のことで「撃壌」とは「土を撃(う)つ」ということです。
 古代中国の堯帝(ぎょうてい)の時代のことです。太平の世を喜び、一人の老人が腹鼓を打ったり、地面をたたいたりしてリズムを取っていました。このことから「鼓腹撃壌」は、「善政がなされ、国が治まり、国民が太平の世の中を楽しむ」という故事より出てきた言葉です。
 堯帝というのは、中国古代に伝わる伝説上の聖王のことで、舜帝と並んで中国の代表的な理想的帝王と言われています。「堯風舜雨(ぎょうふうしゅんう)」という同意の言葉があるほどです。すなわち「尭帝や舜帝のような聖天子の恵みが天下に行き渡っているのを風雨にたとえていう語。転じて、天下太平の世の意。(新明解四字熟語辞典)」という意味です。「撃壌之歌(げきじょうのうた)」という表現もあります。また「撃壌」は「撃攘」と表記されることもあり、「撃攘之歌」という四字熟語もあります。
 切り口は異なりますが、「金口木舌(きんこうぼくぜつ)」という四字熟語があります。古代中国に、官吏が法律などを民衆に示すときに鳴らしたという、「木鐸」という、口が金属でできていて、舌に木の鈴がついていました。これを受けまして、「素晴らしい言葉や説明をすることにより、世の中の人を指導する人の例えとしての表現です。
 企業のトップは、必ずしも金口木舌のように、国レベルの話とは次元が異なりますが、トップは、自分の考えを、常に、しかもわかりやすく社員に説く必要があります。それが経営理念である場合もあるでしょう。座右の銘にしている名言かもしれません。
「志操堅固(しそうけんご)」という四字熟語がふさわしい表現と言えます。「志操」は、「志を操る」ということから「強い志を持って変更しない」ということから「主義主張や考えを堅持し、付和雷同しない」という意味です。「意志堅固(いしけんご)」も似たような言葉です。
 類語に、「終始一貫(しゅうしいっかん)」も「始めから終わりまで、主義主張や言動が変わらない」という意味です。別項にあります「堅忍不抜」がありますが、「秋霜烈日(しゅうそうれつじつ)」があります。「秋の厳しく冷たい霜と夏の強い日差し」という、草木を刈らせてしまう程の厳しさから来ています。


 私の知り合いのある会社は、社長を始め社員が全員女性です。社長は、「社員は宝物」ということを口癖のように話す方で、口先だけではなく、平素の経営管理の中でもコミュニケーションを大切にし、社員を大切にしています。社員のことを考えるのが「行住坐臥(ぎょうじゅうざが)」や「常住坐臥(じょうじゅうざが)」も同様で「座っているときも、寝ているときも、常に」という人です。
 社長のワンマン、一方通行のコミュニケーションではなく、双方向コミュニケーションが行われ、社員のモラールも高く、社長を尊敬しています。社員は皆「意気軒昂(いきけんこう)」、すなわち意気込みがさかんで、元気よく仕事をしています。因みに、この四字熟語と類似したものに「意気衝天(いきしょうてん)」という言葉がありますし、反対の意味で「意気消沈(いきしょうちん)」というのもあります。
 人の遇し方、とりわけ人事考課などで、キチンと部下を評価し、適切な仕事を割り当てないと意気消沈して、力を発揮しない人が多いのです。「大器小用(たいきしょうよう)」という四字熟語があります。「大器」は、器量の大きな人や偉大な人物のことをさします。大きな器の人を、小さなことに用いるということを指し、「大人物につまらない仕事をさせる」という意味です。すぐれた才能の持ち主に対して、つまらない仕事をさせたり、低い地位にしか用いなかったりと、「機会損失」に繋がります。人材の用い方次第で、その人を行かすこともあれば、成長を阻害したり、時には殺してしまったりすることもあります。
「機会損失(きかいそんしつ)」とは、「ある事を行わなかったがために、もしそれを実行していたら得られたであろう利益を失ってしまうこと」を指します。得てして、機会損失というのは、自分では気がつかないことが多いのです。
 因みに大人物を表する四字熟語として「気宇壮大(きうそうだい)」があります。「気宇」は「心構え、心の広さ」をあらわし、それが「壮大である」ということから「心意気が非常に大きく、人間が錬成されていて、大きな夢、大きな構想を持ち、こせこせしない」という意味です。そのような人は、「気炎万丈(きえんばんじょう)」「気焔万丈(きえんばんじょう)」な人物であることが多いです。「気炎」も「気焔」も「燃えさかる炎」、「万丈」の「丈」は、「一尺の十倍の長さ」ですので「万丈」は「一万丈」、すなわち炎の高さが一万丈も燃えさかっている様子を表します。このことから「他を圧倒するほど意気軒昂」という意味となります。
 上述の社長は、横浜市を始め、諸団体からも表彰をされたり、新聞や雑誌等に掲載されたりと大もてです。マスコミにもてはやされますとと、得てして天狗になりがちですが、腰の低い方で、周辺にいる人は、彼女の人柄に惹かれます。心配なのは、多忙すぎることと、まじめすぎることで、自分の健康を軽視して、夜中でも仕事をしてしまうことです。
 しかし、彼女を見ていますとと「鼓腹撃壌」という言葉がぴったりという気がします。鼓腹撃壌という言葉は、私自身も、自分の人生の中で何度か大役を引き受けたときに、与えられた組織やその任務をどのように行ってゆくべきかを考える上で、注視した言葉の一つでもあります。
 善政が太平の世を生んでくれるというのですから、善政をすることが企業経営だけではなく、いかなる組織においても成功につながるのでしょう。私は、まず、組織に属している人達を大切にすることはもちろん、皆それぞれの持ち味を活かし、仕事に張り合いを持ち、大きな波乱もなく仕事ができる組織にしたいと願いました。「社員のため」を重視し、社員の目線での思考を大切にしました。
 このような会社の社員というのは「意気揚々(いきようよう)」という四字熟語がぴったりです。「意気」は、気持ちという意味、「揚々」は高揚している様子を表します。すなわちやる気が高く、誇りに思って行動する様子を表します。
 一方で、「平らかだけでは活性化しない」とも考え、組織が何かをしてくれるのではなく、組織の中で、それを活かしながら各自が何をしたら一層成長できるかを考え、行動できる組織にしたいと願い、各種の施策を立案し、実行してきました。その一環が、行動規範を明確にすることです。
「共生」という言葉がありますが、それを実現するために、別項でも触れていますが「共育」という言葉を大切にし、それを実行できる組織にしようとしました。共に育つためには、仲間が持っている長所や強味、いわゆるコンピテンシーを共有しようと考えたのです。そして、単に共有するだけではなく、それを使いこなすこと、すなわち「共有」だけに終わらせず、「共用」できるようにすることをめざしました。これが実現できますと、各自の特質を活かして一緒に仕事ができる、すなわち「共業」ができるようになるのです。
 別項でも何度か触れていますが、これを「共業・共用・共育」といいます。「共業」できることが主目的ですので、それを着実に実行するために、仲間が作り上げてくれたノウハウやツールを「共用」して、効果的に「共業」を成功させるのです。全員が「共用」できるようにするために、各自が自分の専門分野を活かして、「共育」していくということが基本にあるのです。
 本項で紹介しました企業でも、社長さんがこの精神を大切にし、業務の標準化を図り、マニュアル化し、それを「共用」できるように先輩が新入写真や後輩の育成に利用しています。班制度や委員会制度を利用して、「共育」もはかっています。その結果、例え社員が急病で休暇を取っても、外出中であっても、他の社員でカバーできる仕組み「共業」が実現されているのです。
 社員の自主性を重視することで、社員が活き活きとしている会社です。この会社を訪れたときに、私はどういうわけか、徳川秀忠と細川忠興の逸話を思い出しました。家康の陰で、頼りない将軍というイメージが強いですが、自分の分をわきまえた人だったようです。秀忠は、”御成(おなり)”といって、江戸在住の藩主をしばしば訪れては、いろいろと見聞を広めていたのです。御成だけではなく、将軍参りをする人達の話もじっくり聞いたという史実が残っています。
 その一つが、忠興が秀忠を訪問したときのことです。秀忠が天下運営のツボを尋ねますと、忠興は「四角い器には丸い蓋をしなさい」と答えたそうです。四角い器に丸い蓋では、穴から中が見えてしまいます。ぴったりとはまる四角い蓋をしますと、中の人が窒息してしまうと秀忠の疑問に答えたそうです。秀忠は、天下を統一するために、武家諸法度のようなぎちぎちとした決まりを作るよりは、ほどほどが良いということを学んだのです。
 企業においても同じことがいえると思います。まずは、社員が不平不満を持つこともなく、給与もそれなりに受け取れ、仕事にも生き甲斐を感じられる企業が望まれます。その様な企業であれば、労働争議も起こらないでしょう。社内には活力が漲り、成長すれば、それをほこりに思う社員のモラールは益々上がり、企業の成長が続くでしょう。

 
 
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【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 6月07日 ご挨拶 なぜ、当ブログは二兎を追うか

2024-06-08 08:03:00 | 【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記

 

  【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 6月07日 ご挨拶 なぜ、当ブログは二兎を追うか 

 平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

  紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

6月7日(金)

 6月7日は「緑内障を考える日」だそうです。
 なぜ、このような日が設定されたのか、大半の方は訝るのではないでしょうか。
 知らぬが仏といいますが、なんと、「40歳以上の20人に1人が緑内障に罹病」しているそうです。
 しかも、ひどくなると失明するという怖い病気なのです。
 緑内障は、痛くも痒くもなく、自覚症状が出たときには、相当進行しています。
 白内障は、手術で改善しますが、緑内障を改善することはできず、現在の医術では、進行を食い止めるだけなのだそうです。
 大半の方は、点眼によって眼圧を下げることにより進行を遅らせることができます。
 自覚症状がないだけに、健康診断の時に眼底検査を追加してはいかがでしょうか。

 「文章を書くことは、脳の活性化に繋がる」ということを聞いたことがあります。
 それを信じて、毎日複数回、つぶやきとしてSNSに書くことにしています。
 老いぼれコンサルタントが、心も頭も老いぼれないように願って・・・

コーヒー

■ ご挨拶 なぜ、当ブログは二兎を追うか


 平素は、当ブログをご愛顧くださりありがとうございます。

 「二兎を追う者は二兎をも得ず」といいますが、当ブログは「二兎を追うブログ」です。

 当ブログは、
    プロのコンサルタント・士業・経営専門家
    アグレッシブな経営者・管理職・ビジネスパーソン
の方々を中心にお読みいただきたいと考え、複数のブログ配信スタンドから、1990年代よりお届けしています。

 なぜ、あえて二兎を追うのかと申しますと、経営に関する知識・情報・技術というものは、プロのコンサルタント・士業など経営専門家と企業や組織の経営者や管理職、ビジネスパーソンとには、根底において共通したものがあると考えているからです。

 この両者は、立場も逆であり、異質の関係です。
 しかし、経営に関する知識・情報・技術は、裏を返しますと、両者の視点を変えれば、双方が学べます。見る角度を変えるだけで、一見すると異なったモノが、同じことを言っていることがわかります。

 プロの専門化も、プロの経営者・管理職・ビジネスパーソンも、視点を変えて物事を観たり、思考したりできなければならないと考えます。

 「重考高盛」という四字熟語があります。「重考(じゅうこう)」は、考えを重ねること、すなわち、一つのことについて、いろいろな角度で思考することです。「高盛(こうせい)」は、重考の結果、知識やノウハウなどを高く盛り上げられるという意味です。

 当ブログは、コンサルティングや経営管理に関する事項だけではなく、それらとは全く関係のないこともブログとしてお届けしています。プロは、ご自身の専門は当然高く、深くあらねばなりません。しかし、専門莫迦であってはならないと考えています。底辺の大きい、裾野の広い知識・情報・技術を身に付けることにより、専門分野を高く積み上げられるのです。

 当ブログは、戦後復興期に当時の通産省や産業界の勧奨を受け、日本公認会計士協会と母体を同じくする、日本で最初にできた経営コンサルタント団体「日本経営士協会」およびその会員をサポートすることからスタートしました。

 しかし、今日では、コンサルティング業界の更なる発展が、日本経済のさらなる活性化に繋がることを強く願って当ブログの発行を続けています。1970年代からの私のコンサルティング経験が、少しでも皆様方のお役立てればと考え、心身の健康が許す限り、毎日、複数のブログをお届けしてまいる所存です。

 どうぞ、お引き立ての程をよろしくお願いします。

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■【今日は何の日】

  当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。

  この欄には、発信日の【今日は何の日】などをご紹介します。

   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/7c95cf6be2a48538c0855431edba1930

  ■【今日は何の日】6月8日 ■ 成層圏発見の日 発見した人はだれ?  一年365日、毎日が何かの日

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

◆ 『日照不足うつ』で体調不順が起こってしまう 607

 連休の後や梅雨時など、いくら寝ても疲れが取れないことがあります。一方で、食欲は旺盛で、とりわけ炭水化物が欲しくなるという特徴があります。

 その原因は、日照時間の短い冬場に多く、陽に当たることが少ないですと、セロトニンの分泌が減ってしまいます。セロトニンは、ストレスの緩和などに働く作用があります。連休を、休養という名目で自分を誤魔化し、家でゴロゴロして、テレビやスマホに時間を費やす人に多いようです。

 深刻な病気というわけではなく、生活習慣病といえます。外に出て日光を浴びたり、バランスのよい食事をとったりすることで、予防にも なり、回復することもできます。

 理想的には、毎日最低でも1時間は散歩に出て、日光、とりわけ朝日を浴びることが効果的といわれます。バランスのよい食事というのは、食べ過ぎや偏りのないことですが、このあたり前のことで、このような状態から解放されるのですから有り難いことです。

 「食っちゃ寝、食っちゃ寝」、その上、スマホゲームに浸るのでは、精神的にも好ましくないだけではなく、肥満に陥ってしまうかも知れません。太って、見かけがよくなければ、気分も落ち込み、さらに「うつ」が進行してしまいます。

 思い切って、生活習慣を変えることで、「日照不足うつ」対策をこすることが、健康への第一歩ではないでしょうか。

 *

■ メートル原器は今は使われていない? 607
 6月7日は旧の計量記念日で、新しい計量記念日は11月1日に変更となっています。
 メートル原器である「アルシーブ原器」は、1kgの白金製です。
 でも、今は、電子的に決められているので、この原器は使われていないのです。

「ものさし」は、経営においても重要です。
 経営におけるモノサシは、経営理念であったり、経営計画であったりします。
 多くの経営コンサルタントが、顧問契約をすると一番最初に経営理念の再構築や経営計画作りの支援をするのは、それゆえです。
 モノサシがずれてしまっている企業の経営は、やはりどこかがずれているのです。

 

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■【小説】 竹根好助の経営コンサルタント起業

 「【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記」から独立して、最初から発信していたします。

 

 私は、経営コンサルタント業で生涯現役を貫こうと思って、半世紀ほどになります。しかし、近年は心身ともに思う様にならなくなり、創業以来、右腕として私を支えてくれた竹根好助(たけねよしすけ)に、後継者として会社を任せて数年になります。
 竹根は、業務報告に毎日のように私を訪れてくれます。二人とも下戸ですので、酒を酌み交わしながらではありませんが、昔話に時間を忘れて陥ってしまいます。それを私の友人が、書き下ろしで小説風に文章にしてくれています。
 原稿ができた分を、原則として、毎週金曜日に皆様にお届けします。

【これまでのあらすじ】
 竹根好助は、私の会社の後継者で、ベテランの経営コンサルタントでもあります。
 その竹根が経営コンサルタントに転身する前、どのような状況で、どの様な心情で、なぜ経営コンサルタントとして再スタートを切ったのかというお話です。

 1ドルが360円の時代、すなわち1970年のことでした。入社して、まだ1年半にも満たないときに、福田商事が、アメリカ駐在事務所を開設するという重大発表がありました。
 角菊貿易事業部長の推薦する佐藤ではなく、初代駐在所長に竹根が選ばれました。それを面白く思わない人もいる中で、竹根はニューヨークに赴任します。慣れない市場、おぼつかないビジネス経験の竹根は、日常業務に加え、商社マンの業務の一つであるアテンドというなれない業務もあります。苦闘の連続の竹根には、次々と難問が押し寄せてくるのです。
【過去のタイトル】
 1.人選
 2. 思いは叶うか
 3.アメリカ初体験
 4.迷いの始まり
  <最新版> これまでのあらすじ 経験不足の若手経営コンサルタント竹根好助のもがき 

  毎週金曜日正午頃発信

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。

 明細リストからだけではなく、下記の総合URLからもご覧いただけます。
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17

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■【今日は何の日】6月8日 ■ 成層圏発見の日 発見した人はだれ?  一年365日、毎日が何かの日

2024-06-08 00:03:00 | 【今日は何の日06月】


  【今日は何の日】6月8日 ■ 成層圏発見の日 発見した人はだれ?

 

 一年365日、毎日が何かの日です。

 季節を表す日もあります。地方地方の伝統的な行事やお祭りなどもあります。誰かの誕生日かも知れません。歴史上の出来事もあります。セミナーや展示会もあります。

 これらをキーワードとして、私たちは自分の人生に、自分の仕事に、自分自身を磨くために何かを考えてみるのも良いのではないでしょうか。

 独断と偏見で、エッセー風に徒然のままに書いてみました。皆様のご参考にと毎日続けていこうと・・・というよりも、自分自身のために書いてゆきます。 詳細 ←クリック

 今日は何の日インデックス】  日付を指定して【今日は何の日】を閲覧できます

■ チャグチャグ馬コ(6月第2土曜日)
 チャグチャグ馬コは、毎年6月の第2土曜日に、農耕馬に感謝するために岩手県滝沢市と盛岡市で開催される伝統的なお祭りです。
、滝沢市の鬼越蒼前神社を出発した、華やかな馬具を付けた馬のパレードで、盛岡市の盛岡八幡宮まで13㎞を4時間かけて行列します。
 1978年に選択無形民俗文化財に、1996年に環境省(当時は環境庁)の「残したい日本の音風景100選」に選出されました。
  盛岡観光情報
   http://www.odette.or.jp/?p=1351

■ 成層圏発見の日
  2011年6月8日、ロシアのソユーズ宇宙船が古川聡さんを載せて国際宇宙ステーションに向けて出発しました。半年もの間長期滞在でミッションをつつがなくこなしてきました。
 一方でアメリカのスペースシャトルは、同じ年にその役目を終えるという報道が出ました。
   6月8日は、「成層圏発見の日」だそうです。1902年にフランスの気象学者テスラン・ド・ポールが成層圏を発見したことを記念して制定されました。
 成層圏は、地表からの高度10~15km以上のことで、それより下では空気が対流する対流圏です。空気の対流が雲を生むので、成層圏には雲がなく、各種の観測に適しています。ハッブル宇宙望遠鏡は、地上約600km上空を集会しているので当然成層圏にあるので、あのようなすばらしい成果を上げることができているのです。
 因みにジェット機の巡航は成層圏でなされるので、いつでも快晴です。
 1970年12月、私の若かりし頃、アメリカに赴任することになりました。生まれて初めて乗る飛行機が飛び立ち、雲の中を随分と長く飛行した末に雲海から出たときの感動はいまでも新鮮な記憶として残っています。
   雲の絨毯という言葉を聞いていましたが、私には雲の造形美として目に焼き付けられた気がします。真っ青な空を背景とした樹氷のような雲、太陽光を受けて真っ白なハイライト部分からのグラデーションはマンセルの色相環では表せないほどのバリエーションに心を打たれました。

■ 【今日は何の日】その他
◇ 横浜宝林寺開山忌

(ドアノブ)

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