■【専門業】経営コンサルタント独立起業 5つの要諦1-2 自分自身を見直す方法
仕事柄、経営士・コンサルタントへの独立起業の相談をしばしば受けます。
最近は、検索サイトで「経営コンサルタント」をキーワードとして検索して、「経営士・コンサルタントへの道」のページから相談に来られる方が多くなりました。
経営士・コンサルタントとして、いきなり独立するのではなく、手順を踏んでから独立起業されることをお薦めしています。
その手順を「5つの要諦」としてまとめてみました。
■1 自分自身を見つめ直す
「経営士・コンサルタント」という職業がかっこいい職業と思い込んでいる人が結構います。私自身、35年もの長きにわたり経営士・コンサルタントをやってきて、自分の天職と思っており、経営士・コンサルタントという職業に誇りを持っています。
しかし、これから独立起業をしようという人には、「経営士・コンサルタントという職業でなければあなたの人生は成り立たないのでしょうか?」「なぜ経営士・コンサルタントなのでしょうか?」という質問をするようにしています。その必然性をじっくり考えてから、独立起業の準備に入り、準備中にもそのことを反復して考えるべきと思います。
では、経営士・コンサルタントとして独立起業をしようという決心が固まったとします。それを前提に書いてゆきます。
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1-2 自分自身を見直す方法
キャリアプランという言葉をしばしば聞きますが、キャリアプランの講習会などに出席するのも良いでしょう。
あるいはロジカル・シンキングやクリティカル・シンキングの手法を利用して、ビジネスパーソン・ドックに挑戦してみるのも良いでしょう。
ビジネスパーソン・ドックの講習会を受けたり、弊著「ロジカル・シンキングがよ~くわかる本」「クリティカル・シンキングがよ~くわかる本」(秀和システム)のビジネスパーソン・ドックの項を参照して、ご自身で挑戦してみたりするるのも良いでしょう。
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時代は分進秒歩のスピードで変化をしています。
それに伴い経営手法も変化をせざるを得ません。
気力・智力・体力の中の智力が、それに対応できるだけのレベルに達していないと経営士・コンサルタントとして差異化をすることは困難です。
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ところが、経営の基本部分はあまり変化がありません。
むしろ経営の原則と言える部分を変えますと、一時的にはよく見えても、長期に見た場合には必ずしもそれが持続するわけではありません。
たとえば、P-D-C-Aということは経営士・コンサルタントならそれを頭から否定する人は少ないでしょう。
ところが「Pなんて必要ない。その時の状況に応じて臨機応変に対応することこそ重要である」というカリスマ経営者がいたとします。
この言葉だけを聞くと「ウン、その通りだ。経営には臨機応変は絶対に必要なのだ。さすがかすマーケティング経営者はいいことを言う」という判断になりがちです。
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臨機応変性は必要ですが、だからといって全ての「P」を否定してはならないと考えています。
経営士・コンサルタント自身も、時代だけではなくクライアント・顧問先のニーズを的確に掴んで、それに即した処方箋をかけ、それを実践させて、結果として出せる経営士・コンサルタントでなければなりません。
【 注 】
経営コンサルタントを目指す人の60%が閲覧するといいます「経営コンサルタントへの道」というページも併せてご参照くださると幸いです。
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■ 経営コンサルタント独立起業5つの要諦 サイトからも閲覧できます。