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経営コンサルタントへの道

コンサルタントのためのコンサルタントが、半世紀にわたる経験に基づき、経営やコンサルティングに関し毎日複数のブログを発信

■■【経営コンサルタントの使い方】 PDCAを鵜呑みにしない No.32

2016-12-31 20:28:42 | 【心 de 経営】 経営のヒント

■■【経営コンサルタントの使い方】 PDCAを鵜呑みにしない No.32

とびだすピスケ2

~ 経営コンサルタントを使いこなせない社長は引退せよ ~
 

■3-4 経営コンサルタントは独自性を重視する1 通算32回

 

 発展的P-D-Cの話をすると「今更P-D-C-Aでもあるまい」と莫迦にする人が多いのですが、「当たり前のことを当たり前にできる」ように変革を進めていくのが管理職の仕事であり、それを徹底して、部下が当たり前のことを当たり前にできるようにしてゆくことが管理職の管理と考えています。

 また、最近はP-D-C-Aというように言い換えられていますが、ふるくはPlanDoSeeと言われてきました。

 しかし、さらに突き詰めて考えてみるとPlanをたてると言っても、いきなりたてることができるわけではなく、PlanをたてるためのP-D-Sが必要です。

 すなわち持続的な管理業務におけるデミングサイクルは、「P-D-C」+「S/A」という形にし、P-D-Cの各段階で実行計画Schedulingを立て、調整Adjustingをすべきで、それを既述の発展的P-D-Cに結合して管理を行える企業作りが必要です。

 

 デミングサイクルのように、一般的に当然と思われるようなことでも、それが実情に即さなければそのまま形だけを導入するのではなく、独自の考えをもって企業支援をするのです。

<続く> 次回掲載をお楽しみに

【 注 】

弊著、経営者・管理職のための「発展し続ける企業の“秘密”の道」(グロマコン出版、A5サイズ約60ページ)は1,000円(税/送料込み)でおわけしています。

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◆12月31日(土) つぶやき改訂版 四字熟語を深堀すると経営が見えてくる

2016-12-31 20:19:40 | 【話材】 老いぼれコンサルタントのひとり言

◆【経営コンサルタントの独り言】12月31日(土) つぶやき改訂版 四字熟語を深堀すると経営が見えてくる

とびだすうさぎ2

 平素は、ご愛読をありがとうございます。

 「つぶやき」の改訂版ができました。ここにお届けしますので併せてご覧下さると幸いです。

 

晴れ 明日の初日は拝める確率が高そうですね。

 

◆ 四字熟語を深堀すると経営が見えてくる

 

 四字熟語というのは、漢字4文字で構成された熟語で、中国の故事などに基づくことが多々あります。

 ところが、それだけではないのです。

 経営コンサルタント歴40年余の目で見ますと、経営に直結する示唆の多いことに気がつきました。

 独断と偏見で、それを皆様にご紹介しています。

 今回は「拈華微笑」です。

 読み方からしてわからないとおっしゃる方もいると思います。

 似たような意味を持つ四字熟語は他にないのかと考える方もいるでしょう。

 どこまで応えられるか解りませんが、まずはご覧下さい。

   http://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/8c03446b7f3bf1dde3272d50b6e6e24c

 

 


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◆【時代の読み方】2016年を振り返る

2016-12-31 11:11:28 | 【話材】 ビジネス関連

◆【時代の読み方】2016年を振り返る

 時代の流れを時系列的に見ると、見えないものが見えてきます。NHKの放送や新聞・雑誌などを見て、お節介心から紹介しています。

◆ 2016年を振り返る

 海外は、クリスマス休暇、日本国内は年末年始と大きな経済的な動きはあまりない週といえます。

 そこで、いつもの「今週一週間を先読みする」はお休みにして、本日は今年一年をザッと振り返り、 エコノミストのような内容ではないですが、独断と偏見でもって、私流に今年を振り返ってみました。

 時間のあるときに来年の展望に繋げられるようにまとめてみたいと思います。

 今年の漢字は、「」だそうですが、私は「驚」とか「変」「異」という漢字が当てはまるように思えました。

 アメリカ経済は、年初、FRBによる金利再引き上げが、どのタイミングで、何回行われるのか、という点が注目されていました。ところが、いざ蓋が開かれてみますと、アメリカ経済の現況や先行指標が今ひとつ冴えませんでした。そこで、ズルズルと引き上げ時期が後に延ばされ、結局年末ギリギリになって実施しました。

 再利上げの影響をもろに受けるのが新興国です。まずは、為替レートがドル高にシフトし、新興国からの輸出が落ち込み、それが国内経済を悪化させます。OPECおよび他の産油国が原油減産をし、その結果原油価格が上がってきました。それがまた新興国や低開発国経済に大きな打撃となっています。

 中国もそのあおりを受け、一部の指標を除いて停滞を続けています。問題回避をはかろうとする習政権は、強権政治をさらに深めてきています。貧富格差拡大問題やゾンビ企業、その他いろいろな面での構造改革を至上命題としてだしています。方向性は間違えていないといえますが、その実施のために文化大革命時代にも匹敵する高圧的なやり方がますます強くなるでしょう。

 ヨーロッパでは、イギリスのEU離脱という大きなニュースが駆け巡り、EU各国の慌てようはまだ記憶に新しいです。EUにとってさらに追い打ちはイタリアの経済低迷から予想に反して首相の辞任問題です。独仏に続く規模のイタリアがEUから離脱することになりますと、ますます苦境に立たされることになります。難民流入問題は根本的に解決できていませんので、何重苦の足かせのまま年を越すことになります。

 日本は、トランプ旋風に煽られて一時的に盛り上がっていますが、今後経済的な打撃が懸念されます。安倍政権は、その問題から国民の目をそらせるがごとく、与党の数の力で強引に国会運営をやっています。野党の結束もなかなか進まず、民進党は連合ときしみ出すなど、大きな山場に来ています。

 いずれの国も火種を抱えたままの状態で新年を迎えることになり、各国のリーダーの良識に頼らざるを得ないのではないでしょうか。

 【映像に見る今日の話題】欄が独立しました。

【 注 】
【今日のブログ】や「映像」は、閲覧と発行時間が異なる場合には、掲載ブログとは異なるブログが表示されたり、リンクが切れていたりすることがあります。


【経営コンサルタントの育成と資格付与】

 日本経営士協会は、ご存知かと思いますが、戦後復興期に当時の通産省や産業界の勧奨を受け、日本公認会計士協会と母体を同じくする、日本で最初にできた経営コンサルタント団体です。

 詳しくは、サイトでご覧下さい。 

日本最古の経営コンサルタント団体・日本経営士協会とは
日本経営士協会の歴史が日本の経営コンサルタントの歴史
経営コンサルタント資格は中小企業診断士だけではない
暗記力よりも経験・実績・実力を重視した審査
 資格を持っていない人でも入会でき、プロから学べます
 お問い合わせや入会・資格取得のお申し込み

 

時事独善解説 全  般 独断と偏見で、今、世の中で何が起こっているのかを解説
今日は何の日 ビジネスパーソン 毎日が何かの記念日、運営者のひとり言を記述
今日の出来事 ビジネスパーソン 今日、何が行われるか、また、今、何が起こっているかを映像で観る
経営時事用語 ビジネスパーソン 時代の流れを理解するために不可欠な用語を解説
独善解説集 ビジネスパーソン 上述「時事独善解説」のバックナンバーをご覧いただけます

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◆【経営四字熟語】これを知っているとあなたは尊敬の眼差しで見られる 拈華微笑

2016-12-30 21:17:15 | 【心 de 経営】 経営四字熟語・名言

◆【経営四字熟語】これを知っているとあなたは尊敬の眼差しで見られる 拈華微笑

 四字熟語というのは、漢字4文字で構成された熟語で、中国の故事などに基づくことが多々あります。

 ところが、それだけではないのです。

 多くの四字熟語を見ますと、経営コンサルタント歴40年余の目で見ますと、経営に直結する示唆の多いことに気がつきました。

 独断と偏見で、それを皆様にご紹介したいと思います。

   拈華微笑(ねんげみしょう)  
 


I love you.

言葉を使わずに、以心伝心、すなわち心から心へ伝えることを意味します。教外別伝(きょうげべつでん)とも類似した意味と聞いています。

日本人は、口に出さなくても自分の気持ちは相手に伝わると思い込んでいたため、アメリカ人を始め多くの外国人のように I love you. ということを言わない時代が続いて来ています。

ところが近年、日本人も拈華微笑が通じる人が少なくなって来ています。そのうちに、アメリカ人と同様に、一日に一回以上I love you.と言わないと離婚理由として正式に認められるようになるかもしれません。

有能な経営士・コンサルタントは、相手が何を考えているのか、読心術とまで行かなくても、ある程度雰囲気を読んで、それを別の方法で確認して、コンサルティングに活かすと言われています。拈華微笑は経営士・コンサルタントにとって必要な能力なのかもしれません。

では、その能力をどのようにして修得したらよいのでしょうか?

一つには、その様な経験の場数を踏むことだと思います。しかし、その様な場に遭遇することはそれほど多くはないでしょう。

(特)日本経営士協会では、ネット研修をいくつか実施していますが、そのうちの一つである「経営士塾」は、拈華微笑トレーニングの場の一つといえます。

経営士塾のコンセプトは、「35年の経営コンサルタント歴の講師から感じ取る」です。「知識を修得する」のが多くのセミナーですが、ここでは知識修得よりは拈華微笑を大切にしています。

◆ 四字熟語と名言 バックナンバー ←クリック

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日本経営士協会の歴史が日本の経営コンサルタントの歴史
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◆12月30日(金) つぶやき改訂版 シャンソンは恋を切なく謳うのが引きつける

2016-12-30 13:53:20 | 【話材】 老いぼれコンサルタントのひとり言

◆【経営コンサルタントの独り言】12月30日(金) つぶやき改訂版 シャンソンは恋を切なく謳うのが引きつける

あんぐりピスケ

 平素は、ご愛読をありがとうございます。

 「つぶやき」の改訂版ができました。ここにお届けしますので併せてご覧下さると幸いです。

晴れ 強風と乾燥の注意報が統治に出ています

◆ シャンソンは恋を切なく謳うのが引きつける

 12月29日は「シャンソンの日」でした。

 その制定はそれほど古い話ではありません。

 1990(平成2)年12月29日に、銀座のシャンソン喫茶の老舗である「銀巴里」が閉店し、これを淋しく思った人達の間から「シャンソンの日」の声が上がったようです。

 シャンソン(chanson)というのは、フランス語で「歌」を意味します。

 ところが、われわれ日本人は、哀愁ある歌をシャンソンと解釈している人が多いのではないでしょうか。

 残念ながら、私もその一人です。

 


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◆12月29日(木) つぶやき改訂版 「君の名は」を見てきました

2016-12-29 11:44:14 | 【話材】 老いぼれコンサルタントのひとり言

◆【経営コンサルタントの独り言】12月29日(木) つぶやき改訂版 「君の名は」を見てきました

てへぺろうさぎ

 平素は、ご愛読をありがとうございます。

 「つぶやき」の改訂版ができました。ここにお届けしますので併せてご覧下さると幸いです。

曇り 東京当地は曇ですが、goo天気予報では、晴時々曇

「君の名は」を見てきました

 孫が「君の名は」を見たいというので、連れて行きました。

 男の子と女の子の体が入れ替わり、それぞれの体験を通して学び合うというストーリーで、小学生の孫には少々理解できなかったようです。

 新宿など都会の描写がリアルでした。

 昔は、大きな映写機がつきもので、フィルムを複数の映画館で共用して、時には配達の時間がちょっとずれて映画館で待たされるというようなことも行われました。

 昨今は、デジタル化していて、電子媒体や通信でデータのやりとりをするので、きっと映写機も小型化されているのではないでしょうか。

 その映写機ですが、誰が発明したのでしょうか?

 映画というビジネスモデルを作ったのは誰なのでしょうか?

  http://blog.goo.ne.jp/admin/editentry?eid=05a1ef80583cf3f97992de10b8a1a383&p=2&disp=30

 


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◆つぶやき改訂版 12月28日(水) 第二次冷戦と第三次世界大戦 過激なタイトルの図書ですが

2016-12-28 11:49:56 | 【話材】 老いぼれコンサルタントのひとり言

◆【経営コンサルタントの独り言】12月28日(水) つぶやき改訂版 第二次冷戦と第三次世界大戦 過激なタイトルの図書ですが

やる気なしピスケ

 平素は、ご愛読をありがとうございます。

 「つぶやき」の改訂版ができました。ここにお届けしますので併せてご覧下さると幸いです。

晴れ 当地では、快晴に近い晴れ

◆ 第二次冷戦と第三次世界大戦 過激なタイトルの図書ですが


 毎月第4火曜日には、経営コンサルタントの視点で選びました本などをご紹介しています。経営やコンサルティングに直結したり、全く関係がなかったりとバラエティに富んでいます。

 今月は、「第二次冷戦と第三次世界大戦」というタイトルです。

 第二次冷戦とは、どこと、どこなのでしょうか?

 第三次世界大戦とは、どの様な惨事なのでしょうか?

 読書家、努力家の酒井闊先生が解き明かす「経営コンサルタントの本棚」を是非ご覧下さい。

   http://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/671c76e2c39d979915e2259915f67847

 

 


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■■【経営コンサルタントのお勧め図書】第二次冷戦と第三次世界大戦

2016-12-27 20:43:51 | 【心 de 経営】 経営コンサルタントの本棚

■■【経営コンサルタントのお勧め図書】第二次冷戦と第三次世界大戦

 「経営コンサルタントがどのような本を、どのように読んでいるのかを教えてください」「経営コンサルタントのお勧めの本は?」という声をしばしばお聞きします。

 日本経営士協会の経営士・コンサルタントの先生方が読んでいる書籍を、毎月第4火曜日にご紹介します。

本

■      今日のおすすめ

 『中東複合危機から第三次世界大戦へ(イスラームの悲劇)』

(山内 昌之著 PHP新書)

 

■      「第三次世界大戦」の表題にひかれて紹介本を手にする(はじめに)

 最近の私たちの脳裏をかすめる将来の不安を抱かせる世界の事件には、中東にその源を発するものが多いと思います。今から約1年前の2015年11月13日、パリに於いてISによる同時多発テロがあり130名余りの死者を出したことは記憶に新しいですね。このテロ攻撃をローマ法王は「まとまりを欠く第三次世界大戦である」と表現しました。

 著者は、この法王の表現を「これまでの戦争とは異質ながら、世界大戦へ発展する広がりを持った歴史的事象として捉えている」と評価し、それを裏付ける事実をもって検証しようとしたのが紹介本です。著者は、その裏付けの事実を究明する中で、その複雑さを改めて認識し、それを「中東複合危機」と表現しています。特に、シリアの情勢を分析しながら、「第二次冷戦」情勢を見出し、「中東複合危機」と「第二次冷戦」の結合した先に、従来とは異質な「第三次世界大戦」が見えてくるとしています。勿論著者は発生を回避すべきと訴えますが、残念ながら現時点では、著者も、回避策に確信を持てていません。

 私達は、所謂「トンネル史観」ではありませんが、嘗て、古代や中世において、ヨーロッパとアジアを交易で結び付けていたアラビヤ半島や「肥沃な三日月地帯(北エジプト、パレスチナ、シリア、レバノンイラク、イランなど)」に余り関心を持っていませんでした。しかし今はその中東地帯が、世界情勢を象徴的に表す場所となっています。

 見過ごしてはいけない世界情勢の流れとしてその一部をご紹介したいと思います。

 

■      中東複合危機と「第二次冷戦」「第三次世界大戦」

【中東複合危機】

 著者は、中東の秩序は、2014年(ISの国家樹立宣言)以前には戻らないとしています。ヨルダン国王アブドゥッラー二世が著者の質問に答え、「IS掃討には10年かかる」と述べたことを紹介しています。イラクとシリアはスンナ派アラブ地域、クルド人地域、イランに支援されたシーア派アラブ地域、シリアとイラクにまたがるISと4つに分かれ、事実上の国家の解体(アナーキー化)に向かっていると指摘します。

 更に、著者は、トルコの民主主義の没落に代わる「イスラーム=トルコ権威主義」の出現、ロシアの権威・威信を高めるためのシリア戦争の「自分の戦争」化、EUを中心として異宗教・異文化の摩擦や衝突を内包した「中東欧州複合危機」に発展しかねない「難民問題」、「アラブの春」から5年を経て破綻国家や分裂国家の増加に伴うIS現象の拡散など、「中東複合危機」の複雑化・拡散を指摘しています。

【第二次冷戦】

 著者は、「新たな冷戦(第二次冷戦)」という概念を「中東複合危機」の情勢分析に導入しています。中東に限れば、ロシアとイランの動きが該当するとしているのです。ロシアはクリミア半島への執着に始まり、シリア戦争を中東における失地回復と位置付けていると指摘します。イランは、シリア戦争を機に湾岸諸国のシーア派多数派地域への野心を覗かせていると指摘します。

 著者は、第一次冷戦はイデオロギーの差異を基本にする国家間のブロック対立を特徴としていたが、第二次冷戦は、米欧や日本の考える「領土主権の不可侵・係争地の平和的解決・海洋通行の自由など」を否定し、「戦争の勝者が果実として領土や資源を獲得する」クラウゼヴィッツの「戦争論」的考えでブロックを構成していこうとしていると指摘します。このような「第二次冷戦」の兆候を「中東複合危機」の中に見出せるとしているのです。(第二次冷戦国家としては、国際法を無視して海洋進出を進める中国も加えて挙げています。)

 著者は、この第二次冷戦的な要素と、次に述べる「ポスト・モダン型戦争」要素が結び付き、「従来の戦争とは異質な『第三次世界大戦』」の道へ導くと説くのです。

【第三次世界大戦】

 著者は、「第三次世界大戦」の前触れとして「ポスト・モダン型戦争」という概念を持ち出します。それは、自由や人権を基礎とした市民社会や国民国家を尊重するモダン(近代)の原理(モダニズム)を否定しながら、カリフ国家やシャーリア(イスラム法)の実現というプレモダン(前近代)の教理を主張するISが、シリアという領域を超えて各種のテロを世界各地で起こしている事実が「ポスト・モダン(後近代)型戦争」の象徴であると指摘しています。加えて、これはムスリムと非ムスリムの「十字軍戦争」「反十字軍戦争」といったプレモダンからモダンにかけて通俗的に理解される事象ではないと指摘します。各地のテロで見るように、無差別大量殺人を公然と行い、テロの質・量を大きく変化させた点で、「ポスト・モダン」特有の「戦争」と理解すべきであると指摘するのです。

 著者は、ISが開いた「ポスト・モダン型戦争」は、米欧に生まれた若者が受けた就職差別や人種偏見に起因する社会的不満を基盤にしていることは間違いないと指摘します。

 将来、世界の社会・経済状況の推移により、社会的不満が増大し、「ポスト・モダン型戦争」が増加し地域的に拡大するならば、その先には『まとまりのない第三次世界大戦』が見えてくると著者は指摘します。

 

■      世界は不確実性の時代に突入している(むすび)

 この記事を書いている最中に、アメリカの次期大統領がトランプ氏に決まりました。「アメリカファースト」が進むならば、モダニズムは更に後退する可能性があります。まさに世界は不確実性の時代に入ったとみるべきでしょう。

 この様な難しい時代にこそ、私たち企業経営に係る者にとっては、正確に事実のメタを読み、先行きを正確に見通してくことが必要になると思います。

 

【酒井 闊プロフィール】

 

 10年以上に亘り企業経営者(メガバンク関係会社社長、一部上場企業CFO)としての経験を積む。その後経営コンサルタントとして独立。

 企業経営者として培った叡智と豊富な人脈ならびに日本経営士協会の豊かな人脈を資産として、『私だけが出来るコンサルティング』をモットーに、企業経営の革新・強化を得意分野として活躍中。

  http://www.jmca.or.jp/meibo/pd/2091.htm

  http://sakai-gm.jp/

 

【 注 】

 著者からの原稿をそのまま掲載しています。読者の皆様のご判断で、自己責任で行動してください。

 

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 経営コンサルタントを目指す人の60%が見るというサイトです。経営コンサルタント歴35年の経験から、経営コンサルタントのプロにも役に立つ情報を提供しています。


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◆12月27日(火) つぶやき改訂版 近視眼的に見ただけで国民を欺く

2016-12-27 14:07:28 | 【話材】 老いぼれコンサルタントのひとり言

◆【経営コンサルタントの独り言】12月27日(火) つぶやき改訂版 近視眼的に見ただけで国民を欺く

ショックなうさぎ

 平素は、ご愛読をありがとうございます。

 「つぶやき」の改訂版ができました。ここにお届けしますので併せてご覧下さると幸いです。

曇り

 当地では、曇時々雨という予報

 早朝ウォーキングに出かけたときには、青空も見えていましたが、南から北へ、雲の流れが速く、帰るときにはほぼ曇状態でした。

 

◆ 近視眼的に見ただけで国民を欺く 2016/12/27

 政府は、12月の月例経済報告で、景気判断を1年9か月ぶりに引き上げました。

「一部に改善の遅れもみられるが、緩やかな回復基調が続いている」と景気判断について上方修正をしたのです。

 その根拠は、11月一か月の個人消費や雇用統計の数字を見ただけです。それだけで景気が改善していると公式発表するのは早計ではないでしょうか。

 ここのところ横ばい続きで、黒田日銀総裁の就任時の威勢の良さに比べて期待通り回復していない現況を何とか糊塗しようという発言のようにしか聞こえてきません。

 そうは言っても、ブログに書きましたようにアメリカも中国も数値は良くなっていることを映像を通じてご覧戴きたいので、ブログをどうぞ

   http://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/973dfb28db298d67951228ce81aee6dc

 

 


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◆12月26日(月) つぶやき改訂版 お掃除ロボットは健気

2016-12-26 16:49:04 | 【話材】 老いぼれコンサルタントのひとり言

◆【経営コンサルタントの独り言】12月26日(月) つぶやき改訂版 お掃除ロボットは健気

カナヘイキャンディ

 平素は、ご愛読をありがとうございます。

 「つぶやき」の改訂版ができました。ここにお届けしますので併せてご覧下さると幸いです。

曇り 東京の今朝は曇り

 放射冷却がないためか気温3℃の割にはあまり寒さを感じません。

 


◆ お掃除ロボットは健気

 息子サンタが、わが家に新しいお掃除ロボットを持ってきてくれました。

 初期のロボットは、何かにぶつかると方向転換をしてランダムにクリーニングをしていました。

 新しいロボットは、掃除範囲をマス目に区切ってマス目毎にクリーニングをするアルゴリズムです。

 掃除機ですので音はうるさいですが、文句を言わず正方形の動きを繰り返して掃除をしてくれています。

 その様子を見ていて、妻が、「健気ネ~」と言って、感心していました。

 メーカーの名前をもじって、「ダイ君」という名前をロボットに付けました。

 ダイ君の働きに感謝!


 ところで、昨日は比叡山延暦寺について紹介しました。

 比叡山を訪れた人の中には、「延暦寺はどこにあるのでしょうか?」と尋ねるそうです。

 延暦寺がどこにあるのかは、ブログでどうぞ。

 写真も掲載しています。

  http://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/fae353bf0ea843fcccfe515d755f8c47

  

 


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◆【時代の読み方】景気上方修正の政府の見方は正しいか

2016-12-26 12:03:00 | 【話材】 ビジネス関連

◆【時代の読み方】景気上方修正の政府の見方は正しいか

 時代の流れを時系列的に見ると、見えないものが見えてきます。NHKの放送や新聞・雑誌などを見て、お節介心から紹介しています。

◆ 景気上方修正の政府の見方は正しいか

 アメリカ向けの自動車や中国向けのスマホの部品の輸出がここのところ好調です。アメリカや中国など海外経済が緩やかに回復してきているし、中国の輸出や企業の生産が回復してきているようです。

 日本国内の個人消費も、雇用の改善や所得の伸びを背景に、衣料品や外食などの消費が増えてきています。

 これらのことから政府は、12月の月例経済報告で、景気判断を1年9か月ぶりに引き上げ、「一部に改善の遅れもみられるが、緩やかな回復基調が続いている」と景気判断について上方修正をしました。

 しかし、政府のこの見方が正しいのでしょうか?

 景気が回復することは好ましいことですが、たった1か月の数値を見ただけで本当に景気が回復したと判断して良いのでしょうか。

 原油価格が上がってきています。アメリカ経済もトランプ相場で過大評価されています。中国のスマホ需要による日本からの輸出も、一時的なもののように見えます。

 まだまだ楽観はできませんが、そろそろ回復してほしいものです。 <映像> ←クリック

 【映像に見る今日の話題】欄が独立しました。

【 注 】
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時事独善解説 全  般 独断と偏見で、今、世の中で何が起こっているのかを解説
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◆12月25日(日) つぶやき改訂版 今日はクリスマス

2016-12-25 20:17:13 | 【話材】 老いぼれコンサルタントのひとり言

◆【経営コンサルタントの独り言】12月25日(日) つぶやき改訂版 今日はクリスマス

カナヘイ花

 平素は、ご愛読をありがとうございます。

 「つぶやき」の改訂版ができましたので、ここにお届けしますので併せてご覧下さると幸いです。

曇り 東京の朝、今日の予報は、曇りのち晴

◆ 今日はクリスマス

 昨日24日は「クリスマス・イブ」

 日本語に訳しますと「キリストの降誕祭前夜」のことで、大変厳かな儀式が行われる日です。

 クリスチャンではない大半の日本人は、心も浮き立ち、中にはどんちゃん騒ぎをする一誤解している人もいます。
ます。

 教会では、イブからクリスマスにかけ高塔に明かりを灯し、クリスマス・ツリーには豆電球が点滅します。宗教的な儀式ですので、われわれのお祭り気分とは異なり、ミサがあちらこちらの教会で行われる荘厳な雰囲気が漂います。

 日本でも、各処でツリーやイルミネーションが話題になりますが、ニューヨークっ子は、ロックフェラー・センターのスケートリンクで滑りながら、大きなクリスマス・ツリーを楽しみます。

 今朝、目が覚めましたら、息子サンタからのプレゼントが置いてありました。

 まだ開けていませんが、何が飛び出してくるのでしょうか?

 昨年は、ミラレス一眼のカメラでした。

 今年は、ダイソンのお掃除ロボットでした。今までのが古く、効率が良くなかっただけに、大助かりです。

http://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/06bd1fbd31ecfd78ca5a6874b7f56d73

 

 

 


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◆12月24日(土) つぶやき改訂版 時代の流れを見ることにより将来を予測する

2016-12-24 18:09:34 | 【話材】 老いぼれコンサルタントのひとり言

◆【経営コンサルタントの独り言】12月24日(土) つぶやき改訂版 時代の流れを見ることにより将来を予測する

カナヘイきらきら

 平素は、ご愛読をありがとうございます。

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晴れ

 東京の最低気温は6℃くらいで、寒さは、それほど厳しくありませんでした。

 月が次第の細くなってきて、金星との距離も離れてきました。

 月が、去りゆく金星の方を寂しげに見ているようでした。

 

◆ 時代の流れを見ることにより将来を予測する

 経営者・管理職も経営コンサルタントも、時代の読み方を間違えますと、経営判断を誤りかねません。

 そこで、私は、時代の流れを時系列的に見るようにしています。

 先を予測することができないことが多いのですが、明る兆しの時には先行投資を考えます。

 それに対して芳しくない予想をするときには、対応策を複数練っておきます。

 状況に応じて判断をします。

 私が平素行っていることの一端をブログを通じて皆様にお伝えするようにしています。

 これにより、今までは見えてないものが、いつの間にかぼんやりと、時にははっきりと先が見えて来るような気がします。

 この度は、中国の習近平主席が、国際的な視点で金融政策・為替政策をどの様に考え、これから行おうとしているのかをご紹介しました。

 これからもNHKの放送や新聞・雑誌などを見て、お節介心から紹介してまいりますので、ご笑読くださるようお願いします。

   習近平

  http://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/f89b857460f4263adbba42104c37b249

 


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■■【経営コンサルタントの使い方】 管理職研修例 発展し続ける企業が辿る“秘密” の道 No.33

2016-12-24 13:20:44 | 【心 de 経営】 経営のヒント

■■【経営コンサルタントの使い方】 管理職研修例 発展し続ける企業が辿る“秘密 の道 No.33

 

~ 経営コンサルタントを使いこなせない社長は引退せよ ~

 

■3-4 経営コンサルタントは独自性を重視する2 通算33

 

 デミングサイクル(PDCAサイクル)のように、一般的に当然と思われるようなことでも、それが実情に即さなければそのまま形だけを導入するのではなく、独自の考えをもって企業支援をするのです。

 すなわち、経営コンサルタントは、既製服というお仕着せの経営手法を企業でそのまま使うのではなくて、経営陣と意思疎通を図りながら、依頼企業の全体最適を考え、最適と考えられる経営手法を創り出して、それをもとに経営支援を行ってくれます。

  たとえば管理職研修においては、既述のような既存のカリキュラムをそのまま適用するのではなく、依頼企業の現状に即した研修コンセプトを明確にして、そのコンセプトをもとにその依頼企業だけに特化した研修目的を構築し、それに基づいたカリキュラムが作成されるのです。

 A社とB社とでは当然抱える問題点も異なれば、企業が目指す方向も異なります。企業が目指す方向や目的を着実に達成するためには当然それに即して採るべき方法論も異なってくるのです。

 換言すると、どの企業においても同じカリキュラムを、社名だけを変更して研修を行うような経営コンサルタントであれば敬遠すべきです。

<続く> 次回掲載をお楽しみに

【 注 】

弊著、経営者・管理職のための「発展し続ける企業の“秘密”の道」(グロマコン出版、A5サイズ約60ページ)は1,000円(税/送料込み)でおわけしています。  ご購入案内 ←クリック



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◆【時代の読み方】習近平総書記の野望は際限がないのか 

2016-12-23 12:03:00 | 【話材】 ビジネス関連

◆【時代の読み方】習近平総書記の野望は際限がないのか 

 時代の流れを時系列的に見ると、見えないものが見えてきます。NHKの放送や新聞・雑誌などを見て、お節介心から紹介しています。

◆ 習近平総書記の野望は際限がないのか

 中国・習近平は、南シナ海を始め、強引な海洋進出は、あきれるほど堂々とやりたい放題にやっています。宇宙にも軍事利用可を進めています。

 経済面では、停滞してるもののIMF特別引き出し権を構成することになりました。ドル、ユーロ、円、ポンとともに重要な通貨の一つに加わりました。

 国際的に人民元の信用を高めたことになります。

 しかし、これはほんの入口で、習近平が狙っているのは、米ドルに代わって基軸通貨になり、世界を元で牛耳ろうということでしょう。

 交換通貨として40%以上のシェアを持つ米ドル一極を覆そうと、虎視眈々と狙っています。末恐ろしさを再認識するほどです。

 【映像に見る今日の話題】欄が独立しました。

【 注 】
【今日のブログ】や「映像」は、閲覧と発行時間が異なる場合には、掲載ブログとは異なるブログが表示されたり、リンクが切れていたりすることがあります。

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