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経営コンサルタントへの道

コンサルタントのためのコンサルタントが、半世紀にわたる経験に基づき、経営やコンサルティングに関し毎日複数のブログを発信

■■【新米コンサルタント起業日記】15年2月3週  0222

2016-02-29 16:17:55 | 【専門業】 新米経営コンサルタントの独立起業日記

■■【新米コンサルタント起業日記】15年2月3週  0222

  これまでのあらすじと、最近の日記、およびこの日記を読むための登場人物紹介


 【小説・経営コンサルタント竹根の起業日記】は、10年のサラリーマン生活をしてきた竹根好助35歳の経営コンサルタントとしての独立起業日記です。
 これから経営コンサルタントとして独立起業しようと考えている人の参考となることを願い、経営コンサルタントとしての実践を経験的に語るつもりです。

【 注 】
 ここに記載されていることは実在の企業とは何ら関係ありません。


  【あらすじ】 【登場人物】 【作者紹介】 ←クリック

 

【小説 新米経営コンサルタント竹根の起業日記】 経営コンサルタントのありし日 

 経営コンサルタント起業日記を読むポイント

 日記の主であります私(竹根)は、35歳の商社マンです。産業機械部第一課課長、2013年4月1日に経営コンサルタントという職業に関心を持ちました。
 最近、部長とぶつかることが多い竹根である。商社の限界を感じたり、経営コンサルティング業による社会貢献のすばらしさがわかってきたり、ついにはヘッドハンターからコンタクトがあったりと揺れ動く竹根。サラリーマンを辞めるのか、それとも、別な道を歩むべきか、迷った挙げ句の決断は、日本を代表するコンサルティング・ファームである竹之下経営にお世話になることに決めた。しかし、転職を直前にして、心が揺れる竹根である。どうするのか・・・

 【初めてお読みになる方】

 初めての方で、これから経営コンサルタントを目指そうという場合には、初回からお読みになることをお勧めします。このブログは、20時30分頃発信するようにしていますが、翌朝7時過ぎに、再掲載もしています。

 

 【 1月までのあらすじ 】 

 かねてより経営コンサルタント業に興味を持っている竹根好助は2013年、35歳の商社マンであった時の通勤途上で、「経営コンサルタント」をキーワードとしてグーグルで検索した。Wikipediaの上にトップに表示された「経営コンサルタントへの道」というページが妙に気になり、毎日のように開くようになった。
 そのサイトを通じて知修塾という若手経営コンサルタントの独特な研修会を知り、次第に日本経営士協会という団体に興味を持つようになった。「中小企業診断士だけが経営コンサルタント資格ではない」というショッキングな表現が目に留まった。日本経営士協会が公認会計士制度誕生の折に、日本で最初にできた経営コンサルタント組織であることがわかった。入会し、研修を受けて、アシスタントコンサルタントの資格である「経営士補」の資格をようやくのことでとることができた。
 ヘッドハンティングにあい、2013年11月末で日本を代表する竹之下経営というコンサルティング・ファームに転職。商社とは全然異なる仕事ぶりに戸惑うばかりか、その実態はカルチャーショックでさえある。コンサルティング・ファームのすごさを見せつけられる一方、企業診断や社員研修等の仕事に偏重し、何となく違和感も覚えるようになった。平均年収が一千万円に満たない経営コンサルタントが50%近くもいるという経営コンサルタント業界の厳しさも知った。
 本来竹根がやりたいと思っている中小企業に入り込んで、顧問としてコンサルティングをするというやり方が少ないことに嫌気をさし、遂にコンサルティング・ファーム生活に、2014年2月末で見切りを付けて独立起業した。
 独立・起業をしたもののクライアントが見つからず心許なさは募るばかりであったが、日本経営士協会のチュータリングサービスのタスクを通じてなにか曙光が見えてきた。自分自身の経営コンサルタントとしての生き方を改めて考え直す契機となった。クリティカル・シンキングという経営コンサルタントに取って不可欠なスキル研鑽を毎日欠かさず続けたせいでもある。
 ようやく匠製本機械というクライアント第一号を獲得できた竹根であるが、なかなか次のクライアントも見つからず焦りもあるが、匠製本機械の仕事も面白く、新規クライアント開拓と並行してすすめた。
 新規クライアント開拓の電話作戦で警官から職務質問にあい、あわや逮捕されるのかという怖い経験もした。JETRO会員になって、その会員にアプローチをしかけたりする日々である。そのような中、IP電話やSKYPEの利用ということも学びながら、経営コンサルタントとしての地がためをしている。
 竹根は、クライアント開拓のために「手紙作戦」を手を変え、品を替えの手法で、工夫を凝らしながらの試行錯誤を続けている。新規クライアント開拓に力を注いでいるものの、その成果が結果として表れない。「量の作戦から質の高さに」と戦略変更を迫られてきた。
 唯一のクライアントである匠製本機械にアメリカの知人から自社商品ではないが、小型断裁機の問合せがあった。仕入れ価格に40%以上もの差があり、現実の厳しさに直面し、メーカーに折衝することもした。顧客には、価格の見直しを、メーカーにはライセンス生産の提案を、クライアントには自社製造の可能性検討をお願いし、契約がまとまる。満を持して送付した見本機は、先方から改良希望が出された。いったんは、意気消沈したが、改良にと組み始め、その甲斐もあってアメリカでの断裁機ビジネスを代理店が初めてくれた。
 これまで製本機械というどちらかというと世界全体で縮小産業という位置づけだけなので、これ一本という製品ラインへの不安は募る。その中で、3Dプリンターという今後有望な市場に竹根は目を付けた。
 また、経営コンサルタントとして独立起業して半年になるにもかかわらず、クライアントは一社しかない。唯一のクライアント匠製本機械でのコンサルティングを通じて、経営士・コンサルタントのおもしろさが見えてきた。何とか、クライアントをあと二~三社欲しいという強い願いからクライアント開拓にも力を入れてきた。そのような中、商社時代に面識のあったセント光学の社長が面会に応じてくれた。クライアント第二号にするために全力を尽くし始めたが、六回も提案書を書き直したにもかかわらず、見向いてもくれない。七回目の提案書を胸に抱いて訪問したが、何となくだしそびれてしまった。竹根の脳裏に、何かがひらめいたのだ。そのひらめきを八回目の提案書に認めて、セント光学社長に恐る恐る差し出した。なんと、それが簡単に認められたのである。その理由を自分なりに分析し、この第二のクライアントでの仕事も成功させようと強く決心した。
 一方、日本経営士協会のチュータリングサービスサービスで講師から「経営コンサルタントに取って情報発信の重要性」を学び、そのことから「情報は、発信するところに集まる」という言葉を聞き、ブログを書くことにした。

今月本日までのあらすじいかにクライアントを獲得したか 0201

 匠製本機械の小型断裁機の見本機が出されたものの年末のタイミングであったので、1月からビジネスを開始してくれているはずである。しかし、まだニュースは入ってきていない。商品ラインが縮小産業の製本機械ということからも、匠製本機械の将来は暗い。何とかライン拡充をしたいと強く願う。いろいろと考えられる中でも、3Dプリンターという今後有望な市場に竹根は目を付けた。かといって、3Dプリンターの基本技術であるNC技術はほとんど持っていない。しかし、将来を託せる商品であることを思うと、まず、海外メーカーからの輸入を検討することにした。幸い、手頃なメーカーが数社候補として考えられる。

 第二クライアントであるセント光学での仕事が始まる初日は、さすがに緊張した。社員に受け入れられなければ、いくら社長と顧問契約ができていても仕事にならない。社内を廻りながら、社員に声をかけた。朝礼での挨拶が功を奏したのか、比較的好意的な反応を感じ、まずはホッとした。社長のニーズにとにかく耳を傾け、それを実現して行こうと決意を固めた。また、これまでは商社経由での輸出であったが、直貿易をする準備も始めた。

 ようやく二社目のクライアントが見つかったとはいえ、そこでキチンと仕事ができるのかどうか、製本機械という縮小産業のクライアントの将来をどの様に考えるか、難問山積の新米経営コンサルタント竹根である。

 

■■ 2月3週 経営コンサルタントとしての今後 0222

■ 早朝散歩 150241

 先週は、結局、例のワンちゃんに一度も会えなかった。ビーフジャーキーの手持ち在庫が少なくなったので、先週末に近所のドラッグストアに行って購入した。ジャーキーと言っても小さい犬用、成犬用、老犬用など、いくつかに別れている。当然、老犬用のジャーキーを購入した。
 今朝は、古い物と新しい物両方を持ってきた。老犬に逢えることを来してきたのであるが、彼(彼女?)のすみかが取り払われてしまっていた。
 彼の住居跡が、周囲より白く残っているだけであった。住居の時より、その白さの範囲が狭いように見えた。名も知らぬ、姿を消した老犬のために、合掌をしたが、止めどもなく涙が流れた。

■ セント光学  150242

 アメリカの知り合いの紹介もあり、顕微鏡の対物と接眼レンズの見本注文が入った。イギリスのビジネスとともに、短期間に実績が上がり、私の存在感を示すことができた。社員も、その実績を評価してくれはじめた。
 セント光学は、商品ラインが狭すぎるので、新商品開発にも力を入れ、商品によっては、親会社を通さずに国内販売も考えたい。
 新商品として、LED照明装置組み込みの顕微鏡や、液晶ディスプレイやプロジェクターに接続できる顕微鏡ヘッドの開発も急ぎ、顕微鏡関連商品・サービスの充実をはかりたい。また、現在は、小中高向けが中心であるが、大学や小さな研究室向けの高級顕微鏡や対物レンズもフラットフィールド(高視野焦点)化をするなどで、これまで手を出せなかった分野にまで広げたいと、私の夢を語った。短期間に、顕微鏡のことをよく勉強したと、社長が喜んでくれ、セント光学のコンサルティングに自信のようなものがわいてきた。

■ 匠製本機械  150243

 匠製本機械では、アメリカ向けの断裁機ビジネスが早く軌道に乗るように、引き続き努力をし、アメリカ以外の各国へも輸出をして行きたい。今後のビジネス展開のために必要な資金稼ぎに、手っ取り早い。
 アメリカの3Dプリンターメーカーとの契約を成立させることが、次のビジネス展開に不可欠である。社長と二人でメーカーを訪問し、販売計画などをプレゼンすることが、ファーストステップと考える。単に、営業戦略的な話だけではなく、カタログ、営業マニュアル、サービスマニュアル等々、日本市場に会うサービス展開ができることを強調するつもりである。
 3Dプリンターの輸入販売で、売り方のノウハウを習得し、ゆくゆくは自社開発に着手したい。幸い、社長が卒業した東都大学に、私の中学時代の部活で一緒に汗を流した荒廃がNC制御の研究をしている。その技術を産学連携として取り入れる方針である。
 攻めの部分だけではなく、社長が希望している管理面での守りの部分の強化も進めたい。

■ 顧客開拓  150244

 最近、クライアントの業務だけではなく、新規クライアント開拓などの作業のために帰宅が遅くなり、時々ホテルに泊まったり、新宿にある妻の実家に停まったりすることが多くなった。
 地方への出張もあり、東京まで戻って来ても、それから東京の西郊外にある自宅に戻るのは、難儀だと感じていた。これから、クライアントが増えれば当然のことながら、さらに忙しくなる。
 都内に引越しをすることを妻に相談しようと決意した。

■ 当ブログ発行者からのお知らせ 150245

 「この新米コンサルタントブログは、小説と言うよりは、まるで筆者の実体験をそのまま書いているように感じます」というようなコメントをしばしばいただき、感涙の思いをしています。


 約一年半にわたりまして、「新米コンサルタント竹根好助の起業日記」を連載してきました。お陰さまをもちまして、固定読者も多数できてきました。皆様のご声援とともに、独立・起業直後のことに関する各種のご質問もいただくようにもなりました。

 この続きを新シリーズとして発表したいと考えて、着手もしてきましたが、健康上の理由等もあり、大変申し訳ありませんが今回をもちまして終了させていただきます。

 本シリーズの永年のご愛読に感謝いたします。

 なお、テーマは異なりますが、当ブログは引き続きまして、つれづれに発行して参りますので、よろしくお願いします。



【詳細あらすじ】 ←クリック
 上記より詳細な、これまでの内容をダイジェストで見ることができます。

 【バックナンバーの読み方】 ←クリック
 バックナンバーは、上記をクリックして、【小説・経営コンサルタント竹根の起業日記】のカテゴリーで読みたい日のブログをクリックすると読むことができます。当該日を開いた後、そのブログの最後に「同じテーマの記事」の下に3日前までのブログのリンクが貼られていますので、それをクリックしますと3日間のバックナンバーを読むことができます。

 

【バックナンバー】 Yahooブログ  アメブロ ブログ人  社長ブログ
 上記ブログにて、バックナンバーを見ることができます。毎日、20時以降にお届けしていますので、ぜひご愛読下さい。

 

■■ 経営コンサルタント参考図書 ←クリック

 「小説 新米経営コンサルタント竹根の起業日記」にも、しばしば登場する「クリティカル・シンキング」であるが、経営コンサルタントのみならず、ビジネスパーソン、学生、家庭の主婦など誰にも通じて必要なスキルを図解を中心にやさしく解説している。

   「クリティカル・シンキングのポイントが解る本
    今井信行著 秀和システム 1,400円+税

 

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経営コンサルタントを目指す人の60%が閲覧する必須のWebサイト

 


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■■【時代の読み方・日曜版】 この一週間の映像 2016年2月4週後半 0228

2016-02-28 08:33:00 | 【話材】 ビジネス関連

■■【時代の読み方・日曜版】 この一週間の映像 2016年2月4週後半 0228

  文字数制限のため、週を前半と後半に分けて掲載しています。週の前半は、すでに発信されていますのでナンバーをご参照くださると幸いです。

   http://keieishi.dgblog.dreamgate.gr.jp/c2245.html

 一週間の出来事・映像に見る話題

 時代の流れを時系列的に見ると、見えないものが見えてきます。NHKの放送や新聞・雑誌などを見て、映像も交えて、お節介心から紹介しています。

 この一週間、何があったのか、一括しましたので、見落としたニュース等をご覧下さると幸いです。

25日(木)


■【今日の出来事】

 日本:外食売上高
 米国:耐久財受注

【時事用語解説】

■【今日のブログ】

 早朝発信 【今日は何の日
 午前発信 【時代の読み方】【時代の読み方総集編
 不定期便 【トップ+コンサルタント情報

■【今日は何の日】 
夕刊紙の日 2/25

 日本では、「新聞は配達されるもの」と思い込まれていますが、逆に新聞の配達が日本ほど発達している国も少ないのではないでしょうか。ましてや、朝刊と夕刊の配達となると日本だけではないかと思います。
 1969(昭和44)年2月25日に。・・・・・<続き

映像に見る今日の話題 ←クリック

がんと仕事が両立できる企業向けガイドライン 2016/02/25

 がんを発症して仕事をしている人はおよそ33万人に上ります。がん発症者が適切な治療を受けながら仕事を続けられると良いですね。 <映像


【 注 】
 このコーナーは、【映像に見る今日の話題】欄として独立しました。

26日(金)


■【今日の出来事】

 G20財務省・中銀総裁会議(~27)
 日本:消費者物価指数(総務省)
 米国:GDP、貿易収支、個人所得・消費支出

【時事用語解説】

■【今日のブログ】

 早朝発信 【今日は何の日
 午前発信 【今日のマガジン
 不定期便 【トップ+コンサルタント情報

■【今日は何の日】 
咸臨丸の日 2/26

 1860(万延元)年1月13日(18日・19日説あり)、勝海舟や福澤諭吉らを乗せた軍艦「咸臨丸」が、江戸幕府の遣米使節として品川沖を出航しました。
 全長163フィートの木造で3本のマストを持つ蒸気機関を備えた船です。1857年(安政4)江戸幕府が
・・・・・<続き

映像に見る今日の話題 ←クリック 

福島第一原発での東電対応への批判 2016/02/26

 東京女子大学広瀬弘忠名誉教授は、災害心理学が専門ですが、事故直後の東電について、このようにコメントしています。

「事故の際に当然、参照すべきマニュアルの規定に気付かなかったのは大きな過失だ。発表が遅れたことによって、それほど深刻な状態ではないのではないかという印象を与えてしまった」

 東電の社内マニュアルでは、事故発生の3日後にはメルトダウンと判断できたにもかかわらず、それを隠し、大事故ではないような発表をしていたことに対して、広瀬教授は厳しく批判しています。

 東電のこれまでの対応では、まだまだ国民の理解は得られていないのです。<映像

【 注 】
 このコーナーは、【映像に見る今日の話題】欄として独立しました。

27日(土)


■【今日のブログ】

 早朝発信 【今日は何の日
 午前発信 マガジン・一週間を映像で振り返る<週前半>
 不定期便 【トップ+コンサルタント情報

■【今日は何の日】 冬の恋人の日 2/27

 「きづ(2)な(7)」の語呂合せでもあり、2月14日のバレンタインデーと3月14日のホワイトデーのちょうど中間の日に当たる2月27日を「冬の恋人の日」と言います。
 恋人同士の絆を深めることを考える日だそうです。
 日本人は・・・・・<続き

映像に見る今日の話題 ←クリック

魚沼産コシヒカリだけが「特A」ではない 2016/02/27

 お米といいますと「魚沼産コシヒカリ」が人気ですが、最近は品種改良が進み「特A」にランクされている銘柄が46にも上がっているそうです。

 ところで、「魚沼産」というのは、新潟県の「魚沼市」でとれたお米だと思い込んでいませんか?もちろん、それも魚沼産コシヒカリですが、もともとは今日の「南魚沼市」でとれたお米のことなのです。<映像


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■■【時代の読み方・土曜版】 この一週間の映像 2016年2月4週前半 0227

2016-02-27 08:33:00 | 【話材】 ビジネス関連

■■【時代の読み方・土曜版】 この一週間の映像 2016年2月4週前半 0227

 一週間の出来事・映像に見る話題

  時代の流れを時系列的に見ると、見えないものが見えてきます。NHKの放送や新聞・雑誌などを見て、映像も交えて、お節介心から紹介しています。

 この一週間、何があったのか、一括しましたので、見落としたニュース等をご覧下さると幸いです。

 ブログの文字数制限のため、週を前半と後半に分けて掲載致します。

  後半は、準備でき次第発信いたしますが、日曜日正午頃の予定です。

21日(日)


 今朝は、東京でもうっすらと雪が積もるかもしれないという天気予報でした。庭の草花の葉っぱやエアコンの室外機の上にうっすらと、白い部分があるので、予報通り雪が降ったようです。

■【今日は何の日】 手塚治虫「火の鳥」 2/21

 私が経営士・コンサルタントとして独立して1年半頃が経過した1979年の2月21日に、 東大宇宙航空研が内之浦からX線観測衛星「ひのとり」を打上げました。手塚治虫ファンならすぐに、華麗な色使いの『火の鳥』をすぐに連想できるでしょう。その連想通り
・・・・・<続き

■【今日のブログ】

 早朝発信 【今日は何の日
 午前発信 一週間を映像で振り返る<週後半>

映像に見る今日の話題 ←クリック

 このコーナーは、【映像に見る今日の話題】欄として独立しました。

22日(月)


■【経営コンサルタントのひとり言】  一週間を見るpoint 2016/02/22

 やや陰りが見えてきたと言われるアメリカですが、消費者物価が上昇し、FRBは金利を上げるのではないかという噂がしきりです。一方で、製造業景気指数は芳しくなく、国民の財布はきつくなってきているようです。その表れとして所得税の申告還付をアメリカ国民の65%が受けるにもかかわらず、貯蓄傾向が強く出ています。今週前半に発表されます消費者景況感指数の結果が注目されます。
 日本経済は、強気発言の安倍さんや黒田日銀総裁ですが、日本経済に暗雲が立ちこめ始めているというのが、多くのエコノミストの見方のようです。今週後半に発表されます消費者物価指数には、安倍さんも固唾をのんで見守っているのではないでしょうか。

 23日(火) 日本:勤労統計
       米国:消費者景況感指数
 25日(木) 米国:耐久財受注
 26日(金) G20財務省・中銀総裁会議(~27)
       日本:消費者物価指数
       米国:GDP

■【今週の出来事・行事】  

 テレビや新聞を見る人も、最近ではスマホでニュースを情報を入手をする人が多いのでしょう。「今週、何が起こるのかな?」という視点でいますと、事前情報を得ていると、ニュースや情報を見逃しにくいですね。

 日本:コンビニ売上高、白物家電国内出荷実績、PMI(製造業)、竹の島の日記念式典
 欧州:EU・独・仏PMI


【時事用語解説】

■【今日は何の日】 竹島の日 2/22

 竹島の日(たけしまのひ)は、2005年(平成17年)に「竹島の日を定める条例」により島根県が定めた記念日です。

 竹島については、韓国が領有権を主張していますが、日本の領土です。

 1905年(明治38年)、竹島が何処の国にも属していないことが確認され・・・・・<続き

■【今日のブログ】

 
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 このコーナーは、【映像に見る今日の話題】欄として独立しました。

23日(火)


■【今日の出来事】

 日本:勤労統計(厚労省)、スーパー売上高、民生用電子機器国内出荷実績、日本経済予測
 米国:消費者景況感指数、住宅価格指数、導体製造装置BBレシオ
 欧州:独Ifo企業景況感指数

【時事用語解説】

■【今日は何の日】 税理士記念日 2/23

 1942(昭和17)年2月23日に、「税理士法」の前身である「税務代理士法」が制定されました。これを受けて日本税理士会連合会が「税理士記念日」を1969(昭和44)年に制定したのです。
 税理士記念日制定の目的は・・・・・<続き

■【今日のブログ】

 
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白物家電の最近の動向 2016/02/23

「白物家電」という言葉が日本でも定着してきた感が致しますが、英語で「white goods」といいます。もともとは「家庭用白色綿布」という意味でした。冷蔵庫や洗濯機といった家電が白色していることから大型な家電も指すようになりました。

 この分野では、中国や韓国製が・・・・・<続き

【 注 】
 このコーナーは、【映像に見る今日の話題】欄として独立しました。

24日(水)


■【今日の出来事】

 日本:景気動向指数(内閣府)、サービス価格指数(日銀
 米国:新築住宅販売件数

【時事用語解説】

■【今日のブログ】

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午前発信 経営コンサルタントQ&A】【カシャリ!ひとり旅 埼玉県
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【今日は何の日】 特許ライセンスの新制度 2/24

 特許庁は、特許のライセンスを受けた事業を保護する新制度の創設について、2011年に、国会で特許法改正を目指すと発表しました。同時に特許審査手数料の引き下げや、中小・ベンチャー企業に対する減免制度の拡充もすすめる方向です。

 フォントという言葉は、パソコン利用者にはおなじみですが
・・・・・<続き

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 上記以前の最近の記事 ←クリック

【今月の経営コンサルタントの独善解説】 ←クリック

 

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■■【心de経営】 実践編 26 渋沢栄一の論語講義 里仁第四―八 74

2016-02-26 11:48:46 | 【話材】 ビジネス関連

■■【心de経営】 実践編 26 渋沢栄一の論語講義 里仁第四―八 74


 【心de経営】は、「経営は心deするもの」という意味になります。それとともにフランス語の前置詞であります「de(英語のof)」を活かしますと、「経営の心」すなわち、経営管理として、あるいは経営コンサルタントとして、企業経営をどの様にすべきか、経営の真髄を、筆者の体験を通じて、毎月第二火曜日12時に発信いたします。

【筆者紹介】 特定非営利活動法人日本経営士協会理事長 藤原 久子 氏

 北海道札幌市出身、平成元年7月に財務の記帳代行業務並びに経理事務員の人材派遣業の会社を設立し代表取締役として現在に至っています。
 平素、自社において、従業員満足・顧客満足・地域貢献企業を目指し、ワーク・ライフ・バランスを重視した経営に心がけています。
 一方、自社における経験をもとに、経営コンサルタントとしての専門知識を活用しながら、客観的に現状を認識し、問題発見・解決策の提案や業務改善案、経営戦略への提言など、企業の様々な問題の共有を図りながらアドバイスをしています。

写真 ←クリック

 

 本メルマガで【心で経営】の新シリーズが始まり数か月が経過しました。混濁した世の中を生き抜く術・視点は何処にあるのかを私なりにお伝えする事ができればと願いつつ、企業経営の心髄に論語の精神が重なっている事に気付かされ、渋沢栄一に共鳴し、論語が私の愛読書の一つとなっています。

 中国、戦国時代の思想書「大学」におきましては、治国平天下(ちこくへいてんか:国を治め天下を平和に保つこと)の方が主体でありますが、私の論語への想いは、個人的規範が主体になっています。

 そのことから自らの修養の為に論語を学んでゆくのが最適であると考えたのです。何時の時代にあっても、また時代の変化の中でも、いわゆる不倒翁(「起き上がりこぼし」と同意として行き抜いて人間の持っていた、自らの修養と経験に基づくものが、企業経営をしてゆく上で極めて重要であると確信しています。

 ここでご紹介する渋沢栄一の生涯は『論語』との出会いにあります。「明治維新を作った徳川時代的教養とはどういうものであったのでしょうか。徳川時代は、一般的な民においても職字率が非常に高く、当時の世界的水準ではトップではなかったかと言われております。『雨夜譚』をみますと、6歳のときに父の市郎右衛門から教育を受けていたとあります。

 その前の5歳のときから既に文章を読む教養を教えられていて、学ぶという一番基礎を幼児に叩き込まれた渋沢栄一が一番親しんだのは、論語でした。7歳の頃に読み始め亡くなるまで読み続けていた渋沢栄一は、84才から2年余かけて膨大な『論語講義』を遺しました。この点ではまさに不易(ふえき:いつまでも変わらないこと)です。

 

■ 渋沢栄一の論語講義 :   里仁第四―八 74

   朝に道を聞けば、夕に死すとも可なり


■【読み】

子曰く、朝、真理を聞いて満足したなら、夕方に死んでも思い残す事はない。
 
 
 
 尾高長七郎(尾高藍香の弟)。渋沢栄一は、いとこの渋沢喜作、そしていとこの尾高藍香らとともに高崎城乗っ取りを企てる。それに反対し、計画中止を主張したのが、京都の事情を視察し、「尊皇攘夷」(そんのうじょうい)を実行することの困難さ・無謀さを痛感してきた長七郎だった。
 
 渋沢栄一の父(市郎右衛門)が国事のことに逸ろうとする渋沢に対して、政事向きのことは武士に任せておけばよい、と諭した言葉。《世間が追々騒々しくなって来たので、余は家業にのみ勉励していられなくなり、国事に奔走せんと欲し、それとなく父に話してみたが、父は「思い其の位を出でぬ」の意見で「国事を論議するならば、其の位にある武士に任せおくが良い」と申され余の意見には不同意であった。》とあります。

            参考文献 論語と渋沢栄一 プレジデント社

 

【コメント】

 『京都の事情を視察し、「尊皇攘夷」(そんのうじょうい)を実行することの困難さと無謀さを痛感してきた長七郎だった』とあります。『尊皇』という字は、江戸時代末期(幕末)における『王を尊び、外敵を攘う(はらう)』という意味の言葉から来ています。
 
 周王朝の天子を「王」のモデルとしていたことから、元々「尊王」と書きました。日本でも鎌倉・室町時代は、天皇を『王』と称する用例も珍しくなかった様ですが、幕末には「尊皇」に置き換えて用いる事が多くなってきたと言われております。
 
 それでは「朝に道を聞けば、夕に死すとも可なり」についてはいろいろな解釈があると思いますが、皆様はどのように解されるでしょうか?
 
 私は、ここでの「道」とは物事の道理、人としての在り方を追求する事の大切さを意味し、自分自身の正しい生き方について問われている様に感じます。今、私達は経営士・コンサルタントとして何が出来るかを日々考え、クライアントへの支援策を構築することに目を向けて研鑚を積んでいると思います。また、このような生き方を模索している方もいらっしゃるかも知れません。
 
 私達人間は、どれほど「道」に迷い、どれほど遠回りをして、数えきれないほど悩み途方にくれながら、立ち止まることを繰り返して来たことでしょう。その先に来る「朝」は素晴らしい輝きの光があるはずなのです。この「朝」を迎える為に納得のゆく真実一路を歩み続けて、「夕に死すとも可なり」の如き、清らかな心で、出来る限り悔いのない人生にしたいと願っているのです。
 
 皆々様に於かれましても、2016年が実り多き一年になります様にお祈り申し上げます。
 
 
 

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◆◆【時代の読み方】 白物家電の最近の動向

2016-02-24 20:49:51 | 【話材】 ビジネス関連

◆◆【時代の読み方】 白物家電の最近の動向

 時代の流れを時系列的に見ると、見えないものが見えてきます。NHKの放送や新聞・雑誌などを見て、お節介心から紹介しています。

◆ 白物家電の最近の動向 2016/02/23

「白物家電」という言葉が日本でも定着してきた感が致しますが、英語で「white goods」といいます。もともとは「家庭用白色綿布」という意味でした。冷蔵庫や洗濯機といった家電が白色していることから大型な家電も指すようになりました。

 この分野では、中国や韓国製が世界的に幅を利かせるようになりました。シャープや東芝がこの分野を見直し、以前にはこの分野で強かったサンヨーがパナソニックに吸収されるなど、日本メーカーの再編が余儀なくされています。

 中国のハイアールは、当初は日本技術を導入することから始まり、昨今ではこの分野でのシェアは大きく、東南アジアでは価格が安いこともあり、店頭を賑わせています。

 日本国内では、まだ日本メーカーが大型な家電を中心に頑張っています。1月の白物家電の国内出荷額は1506億円で去年の同じ月を9%上回りました。白物家電の出荷額が前の年の実績を上回るのは9か月連続となっています。

 今後この分野で日本メーカーが生き残るのは大変難しいと思いますが、日本人らしいきめ細かさを持った商品で対抗せざるを得ないでしょう。 <映像

 

 【映像に見る今日の話題】欄が独立しました。

【 注 】
【今日のブログ】や「映像」は、閲覧と発行時間が異なる場合には、掲載ブログとは異なるブログが表示されたり、リンクが切れていたりすることがあります。

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■■【経営コンサルタント資格取得独立起業Q&A】  日本経営士協会とは?

2016-02-24 12:52:04 | 【専門業】 コンサルタント・士業成功術

■■【経営コンサルタント資格取得独立起業Q&A】  日本経営士協会とは?


【質問】

 

  日本経営士協会という言葉がしばしば出てきますが、どのような団体ですか?儲け主義の資格商法を行っている会社なのでしょうか? 

 

【回答】

 

 日本経営士協会は、内閣府が認証した団体で非営利活動をしています。

 

 昭和28910日に、当時の通産省や産業界の勧奨により設立された、日本で最初にできたコンサルタント団体です。

 

 歴代会長には、太田哲三先生や古川栄一先生など、日本を代表する先生方が務めてこられました。

 

 中小企業診断士と並ぶ、日本を代表するコンサルタント資格である「経営士」資格の付与団体であると共に、コンサルタントの養成・育成や一般企業に信用できるコンサルタントを紹介しています。

 

 社会貢献の一環として、各種の講習会・研修会・講演会を開催しています。例えば、東京では、文京区役の研修室(男女平等センター)や中央区の種々研修室で、毎月第二木曜日に実施しています。

 

■■ 日本経営士協会第二サイト ←クリック   

 

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9. 経営コンサルタント独立起業の手順
   まとめ

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■■【ひとつ上のパソコン活用】 ウィルス「ランサムウェア」のトラブルは定期的なバックアップで回避

2016-02-24 10:46:25 | 【話材】 ビジネス関連
■■【ひとつ上のパソコン活用】 ウィルス「ランサムウェア」のトラブルは定期的なバックアップで回避
 ICT(IT)は、知っているようで知らないことが結構あります。他の人の使い方を見ていると、自分が知らなかった使い方を見出すかもしれません。
◆ ウィルス「ランサムウェア」のトラブルは定期的なバックアップで回避 2016/01/12

  ~ 組織における感染は組織全体に被害を及ぼす可能性も ~

 ウィルスにもいろいろとありますが、そのひとつ「ランサムウェア」による被害が、最近再び流行していると独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は、注意を促しています。IPAサイトのポイントを紹介しておきますので、詳細はIPAサイトをご参照し、被害を食い止めていただけると幸いです。

 このウィルスに感染しますと、ファイルが暗号化されてしまいます。その結果、ファイルを開けられなくなってしまいます。感染したコンピュータはシステムへのアクセスができないのです。このトラブルを解除するため、不当な代金の支払いが要求されることもあります。

 組織内の端末が感染してしまった場合は、被害が感染した端末のみでなく組織全体に及ぶ懸念があります。それでは業務ができず、大きな影響に繋がりかねません。

 どの様に感染し、どの様な対策を打ったら良いのかについてご紹介します。 <詳細
■【ひとつ上のパソコン活用】 バックナンバー
パソコン活用術 ←クリック
 

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◆◆【時代の読み方】 台湾の人は日本が好き?

2016-02-23 11:41:22 | 【話材】 ビジネス関連

◆◆【時代の読み方】 台湾の人は日本が好き?

 時代の流れを時系列的に見ると、見えないものが見えてきます。NHKの放送や新聞・雑誌などを見て、お節介心から紹介しています。

 

◆ 台湾の人は日本が好き?

 2020年に2000万人の海外からの訪問者を目論んでいたのが、前倒しの可能性が現実味を帯びてきました。景気減速の中国からも春節には多数の人が来てくれました。

 海外からの訪問者数では、中国や韓国よりは少ない第三位の台湾ですが、日本への訪問者が急増しています。台湾は国民の数が少ないため、訪問者数第三位とはいえ、1年間に台湾の約6人に1人が日本を訪れた計算になります。

 円安やLCCなどの航空路線の拡大などに伴って年々急増し、2015年には初めて300万人を超えました。訪問回数が2回以上のリピーターが多いのも特徴です。日本文化の影響を受けていることもあり、温泉好きな人が多いのも、他の国とは異なるといえます。

 日本や日本人に対する見方が好意的な国民といえますので、新幹線の導入も海外ではいち早く実現させ、台湾国民の重要な移動手段となっています。東日本大震災の時には、いち早く義援金を送ってくれています。

 中国寄りの馬政権から、中国本土と距離を置く政策の新政権に代わりましたが、正式な国交はないとはいえ、日本政府は台湾に対して一層目を向けるべきでしょう。 <映像

 

 【映像に見る今日の話題】欄が独立しました。

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■■【新米コンサルタント起業日記】2月2週  3Dプリンター輸入への取り組み 0208

2016-02-22 20:54:19 | 【専門業】 新米経営コンサルタントの独立起業日記

■■【新米コンサルタント起業日記】2月2週  3Dプリンター輸入への取り組み 0208

 

 

  これまでのあらすじと、最近の日記、およびこの日記を読むための登場人物紹介

 


 【小説・経営コンサルタント竹根の起業日記】は、10年のサラリーマン生活をしてきた竹根好助35歳の経営コンサルタントとしての独立起業日記です。
 これから経営コンサルタントとして独立起業しようと考えている人の参考となることを願い、経営コンサルタントとしての実践を経験的に語るつもりです。

【 注 】
 ここに記載されていることは実在の企業とは何ら関係ありません。


  【あらすじ】 【登場人物】 【作者紹介】 ←クリック

 

 

 

【小説 新米経営コンサルタント竹根の起業日記】 経営コンサルタントのありし日 

 経営コンサルタント起業日記を読むポイント

 日記の主であります私(竹根)は、35歳の商社マンです。産業機械部第一課課長、2013年4月1日に経営コンサルタントという職業に関心を持ちました。
 最近、部長とぶつかることが多い竹根である。商社の限界を感じたり、経営コンサルティング業による社会貢献のすばらしさがわかってきたり、ついにはヘッドハンターからコンタクトがあったりと揺れ動く竹根。サラリーマンを辞めるのか、それとも、別な道を歩むべきか、迷った挙げ句の決断は、日本を代表するコンサルティング・ファームである竹之下経営にお世話になることに決めた。しかし、転職を直前にして、心が揺れる竹根である。どうするのか・・・

 

 【初めてお読みになる方】

 初めての方で、これから経営コンサルタントを目指そうという場合には、初回からお読みになることをお勧めします。このブログは、20時30分頃発信するようにしていますが、翌朝7時過ぎに、再掲載もしています。

 

 

 

 【 1月までのあらすじ 】 

 

 かねてより経営コンサルタント業に興味を持っている竹根好助は2013年、35歳の商社マンであった時の通勤途上で、「経営コンサルタント」をキーワードとしてグーグルで検索した。Wikipediaの上にトップに表示された「経営コンサルタントへの道」というページが妙に気になり、毎日のように開くようになった。
 そのサイトを通じて知修塾という若手経営コンサルタントの独特な研修会を知り、次第に日本経営士協会という団体に興味を持つようになった。「中小企業診断士だけが経営コンサルタント資格ではない」というショッキングな表現が目に留まった。日本経営士協会が公認会計士制度誕生の折に、日本で最初にできた経営コンサルタント組織であることがわかった。入会し、研修を受けて、アシスタントコンサルタントの資格である「経営士補」の資格をようやくのことでとることができた。
 ヘッドハンティングにあい、2013年11月末で日本を代表する竹之下経営というコンサルティング・ファームに転職。商社とは全然異なる仕事ぶりに戸惑うばかりか、その実態はカルチャーショックでさえある。コンサルティング・ファームのすごさを見せつけられる一方、企業診断や社員研修等の仕事に偏重し、何となく違和感も覚えるようになった。平均年収が一千万円に満たない経営コンサルタントが50%近くもいるという経営コンサルタント業界の厳しさも知った。
 本来竹根がやりたいと思っている中小企業に入り込んで、顧問としてコンサルティングをするというやり方が少ないことに嫌気をさし、遂にコンサルティング・ファーム生活に、2014年2月末で見切りを付けて独立起業した。
 独立・起業をしたもののクライアントが見つからず心許なさは募るばかりであったが、日本経営士協会のチュータリングサービスのタスクを通じてなにか曙光が見えてきた。自分自身の経営コンサルタントとしての生き方を改めて考え直す契機となった。クリティカル・シンキングという経営コンサルタントに取って不可欠なスキル研鑽を毎日欠かさず続けたせいでもある。
 ようやく匠製本機械というクライアント第一号を獲得できた竹根であるが、なかなか次のクライアントも見つからず焦りもあるが、匠製本機械の仕事も面白く、新規クライアント開拓と並行してすすめた。
 新規クライアント開拓の電話作戦で警官から職務質問にあい、あわや逮捕されるのかという怖い経験もした。JETRO会員になって、その会員にアプローチをしかけたりする日々である。そのような中、IP電話やSKYPEの利用ということも学びながら、経営コンサルタントとしての地がためをしている。
 竹根は、クライアント開拓のために「手紙作戦」を手を変え、品を替えの手法で、工夫を凝らしながらの試行錯誤を続けている。新規クライアント開拓に力を注いでいるものの、その成果が結果として表れない。「量の作戦から質の高さに」と戦略変更を迫られてきた。
 唯一のクライアントである匠製本機械にアメリカの知人から自社商品ではないが、小型断裁機の問合せがあった。仕入れ価格に40%以上もの差があり、現実の厳しさに直面し、メーカーに折衝することもした。顧客には、価格の見直しを、メーカーにはライセンス生産の提案を、クライアントには自社製造の可能性検討をお願いし、契約がまとまる。満を持して送付した見本機は、先方から改良希望が出された。いったんは、意気消沈したが、改良にと組み始め、その甲斐もあってアメリカでの断裁機ビジネスを代理店が初めてくれた。
 これまで製本機械というどちらかというと世界全体で縮小産業という位置づけだけなので、これ一本という製品ラインへの不安は募る。その中で、3Dプリンターという今後有望な市場に竹根は目を付けた。
 また、経営コンサルタントとして独立起業して半年になるにもかかわらず、クライアントは一社しかない。唯一のクライアント匠製本機械でのコンサルティングを通じて、経営士・コンサルタントのおもしろさが見えてきた。何とか、クライアントをあと二~三社欲しいという強い願いからクライアント開拓にも力を入れてきた。そのような中、商社時代に面識のあったセント光学の社長が面会に応じてくれた。クライアント第二号にするために全力を尽くし始めたが、六回も提案書を書き直したにもかかわらず、見向いてもくれない。七回目の提案書を胸に抱いて訪問したが、何となくだしそびれてしまった。竹根の脳裏に、何かがひらめいたのだ。そのひらめきを八回目の提案書に認めて、セント光学社長に恐る恐る差し出した。なんと、それが簡単に認められたのである。その理由を自分なりに分析し、この第二のクライアントでの仕事も成功させようと強く決心した。
 一方、日本経営士協会のチュータリングサービスサービスで講師から「経営コンサルタントに取って情報発信の重要性」を学び、そのことから「情報は、発信するところに集まる」という言葉を聞き、ブログを書くことにした。

 

 

■ 2月1週までのあらすじ

 

 匠製本機械の小型断裁機の見本機が出されたものの年末のタイミングであったので、1月からビジネスを開始してくれているはずである。しかし、まだニュースは入ってきていない。商品ラインが縮小産業の製本機械ということからも、匠製本機械の将来は暗い。何とかライン拡充をしたいと強く願う。いろいろと考えられる中でも、3Dプリンターという今後有望な市場に竹根は目を付けた。かといって、3Dプリンターの基本技術であるNC技術はほとんど持っていない。しかし、将来を託せる商品であることを思うと、まず、海外メーカーからの輸入を検討することにした。幸い、手頃なメーカーが数社候補として考えられる。

 第二クライアントであるセント光学での仕事が始まる初日は、さすがに緊張した。社員に受け入れられなければ、いくら社長と顧問契約ができていても仕事にならない。社内を廻りながら、社員に声をかけた。朝礼での挨拶が功を奏したのか、比較的好意的な反応を感じ、まずはホッとした。社長のニーズにとにかく耳を傾け、それを実現して行こうと決意を固めた。また、これまでは商社経由での輸出であったが、直貿易をする準備も始めた。

 ようやく二社目のクライアントが見つかったとはいえ、そこでキチンと仕事ができるのかどうか、製本機械という縮小産業のクライアントの将来をどの様に考えるか、難問山積の新米経営コンサルタント竹根である。

 

 

■■ 2月2週  3Dプリンター輸入への取り組み 0208

 



■ 早朝散歩 150221

 最近、早朝散歩で私の足音を聞いただけで、散歩コースである老犬がわざわざ私の方までやってくるようになった。ビーフジャーキーが景気であるとは言え、信頼関係が二人(老犬一匹と私一人)の間に築けたことが何となく嬉しい。

 



■ セント光学 社長のニーズ 150222

 セント光学は、製造に徹していて、販売は、学校関係に強い商社経由で全てを行っていた。その会社が四十九%の株を持っている。

 

 契約前の提案書にも書いたように、国内営業以外のコンサルティングが中心になりそうである。自分で得意とする分野では、何ができるのか、今になって自信がなくなってきた。

 

 社長が外回りから戻ってくるまで、社内を廻り、いろいろな社員に声をかけて回った。幸い、初日のような冷たい目ではなく、仲間として迎えてくれている社員が何人かいた。その人達の名前を覚えて、今後は名前で呼びかけるつもりである。

 

 社長が戻ると、八回目の提案書のコピーを手に、今後のコンサルティング・テーマについて、二時間ほど話し合った。

 

 社長の強い希望は、社長の後継者育成である。候補者が二人いる。一人は、社長の甥御さんであり、もう一人は、親会社から出向してきている小沢専務である。社長個人としては甥に跡を継いでもらいたいというのが本心であろうが、何度か話をした限りでは少々頼りなく、社長もそれが気になっているのであろう。

 

 昨日、光学機器の輸入業者のリストを作成し、その中から対米輸出向けリストを持参してきていたので、当面はアメリカと、すでに商社時代に輸出実積のあるイギリスとの会社に重点をおくことにした。

 


■ 匠製本機械 3Dプリンター候補  150223

 先週、いろいろなことで社長と夢を語り合ったこともあり、私としては課題別にどのように進めたら良いのか、検討してきた。経営コンサルタントというのは、一つのクライアントでも複数の業務を並行的に進めなければならない。それが複数のクライアントを相手にするとなると、いよいよ時間が足りない。

 

 最近帰宅時間も遅くなることが多い。

 

 課題の一つである3Dプリンターであるが、アメリカのニューテクノロジー社(NT社)の製品が、価格的には多少国内の既存商品とは高いが、作りがしっかりしているという評判が、SNSサイトなどで見ることができる。こちらからの問い合わせに対しても、キチンとした反応がある。

 

 価格的にメリットあるもう一社を加えた二社に絞って、輸入販売の検討を始めた。

 



■ 顧客開拓  150224

 

 メールチェックをしたときに、講師からメールが届いていた。メーリングリストを通じてではなく、私個人宛である。その中で、私のチュータリングサービスでの発言などを高く評価してくれている旨が書かれていた。

 

 日本経営士協会では、所定の条件を満たさないと経営士への昇格試験を受ける権利がない。一方、その条件を満たさなくても「特別推薦制度」という制度を利用して経営士資格取得をすることができる。講師が、私を経営士として推薦するから、挑戦してみてはどうかと書かれていた。

 

 経営士の資格試験を受験するためには、講習会等を受講し、単位を取得していないと受験の権利がない。ところが、この制度で推薦されると、単位不足であっても、受験私権が得られる。また、学科試験が免除されるというメリットがある。

 

 経験不足の私に、そのような大それたことがあって良いのだろうかと、心配である。大変興味はあるが、その旨を返事に書いた。

 



■ セント光学  直貿易の準備 150225

 これまでは、国内販売は全て親会社を経由して独占的に行ってきた。海外も親会社の担当者の人脈で輸出をしてきたが、単発的で、継続的な顧客は特にない。海外は、私がお世話になっていた商社経由がそれ以外にあるだけで、海外ビジネスはほとんどない。

 

 私がいた商社を訪問し、このビジネスは、セント光学が直接取引できるように担当者と折衝した。金額の小さいこのビジネスについては、あまり興味がなく、快くセント光学に引き継ぐことを了解してくれた。

 

 セント光学が直接取引できるように、カタログを作成することを提案していたので、その原案を作ることにした。光学機器のメーカーと言っても、学校用の顕微鏡が主体である。そこで、手始めに顕微鏡の接眼と対物レンズのカタログ作成とウェブサイトページ作成から始めることにした。

 



 

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 上記より詳細な、これまでの内容をダイジェストで見ることができます。

 

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 「小説 新米経営コンサルタント竹根の起業日記」にも、しばしば登場する「クリティカル・シンキング」であるが、経営コンサルタントのみならず、ビジネスパーソン、学生、家庭の主婦など誰にも通じて必要なスキルを図解を中心にやさしく解説している。

 

   「クリティカル・シンキングのポイントが解る本
    今井信行著 秀和システム 1,400円+税

 

 

 

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■■【時代の読み方・日曜版】 この一週間の映像 2016年2月3週後半 0221

2016-02-21 13:46:22 | 【話材】 ビジネス関連

■■【時代の読み方・日曜版】 この一週間の映像 2016年2月3週後半 0221

  文字数制限のため、週を前半と後半に分けて掲載しています。週の前半は、すでに発信されていますのでナンバーをご参照くださると幸いです。

   http://keieishi.dgblog.dreamgate.gr.jp/c2245.html

 一週間の出来事・映像に見る話題

 時代の流れを時系列的に見ると、見えないものが見えてきます。NHKの放送や新聞・雑誌などを見て、映像も交えて、お節介心から紹介しています。

 この一週間、何があったのか、一括しましたので、見落としたニュース等をご覧下さると幸いです。

18日(木)

■【今日の出来事】

 日本:貿易統計(財務省)
 米国:景気先行指標総合指数、製造業景況感指数
 欧州:EU首脳会議
 その他:中国CPI・PPI

【時事用語解説】

■【今日のブログ】

 早朝発信 【今日は何の日
 午前発信 【時代の読み方】【時代の読み方総集編
 不定期便 【トップ+コンサルタント情報

■【今日は何の日】 
嫌煙運動の日 2/18

 1978(昭和53)年2月18日に、東京・四谷で「嫌煙権確立をめざす人々の会」が設立されました。
 それまで「嫌煙」という言葉がありませんでした。「日照権」という言葉にヒントを得て「嫌煙権」という新語でアピールしたことにより、嫌煙運動が全国に広まる景気となりました。
 毎朝
・・・・・<続き

映像に見る今日の話題 ←クリック

【 注 】
 このコーナーは、【映像に見る今日の話題】欄として独立しました。

19日(金)


■【今日の出来事】

 日本:閣議、QUICK短観、全国百貨店売上高、産業革新機構講演会
 米国:CPI
 欧州:英小売売上高

【時事用語解説】

■【今日のブログ】

 早朝発信 【今日は何の日
 午前発信 【今日のマガジン
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■【今日は何の日】 
万国郵便連合加盟記念日 2/19

 1877(明治10)年2月19日に、郵便の国際機関である万国郵便連合(UPU)に加盟したことを記念して「万国郵便連合加盟記念日」が制定されました。
 万国郵便連合は・・・・・<続き

映像に見る今日の話題 ←クリック 

【 注 】
 このコーナーは、【映像に見る今日の話題】欄として独立しました。

20日(土)

■【今日のブログ】

 早朝発信 【今日は何の日
 午前発信 マガジン・一週間を映像で振り返る<週前半>
 不定期便 【トップ+コンサルタント情報

■【今日は何の日】 花粉症とアレルギーの日 2/20

 2月20日というのは「アレルギーの日」です。1995年に日本アレルギー協会が制定しました。日本の免疫学者がブタクサが原因で花粉症なるということを発見したことにちなんでいます。
 ブタクサは、外来植物で、日本
・・・・・<続き

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■■【時代の読み方・土曜版】 この一週間の映像 2016年2月3週前半 0220

2016-02-20 08:33:00 | 【話材】 ビジネス関連

■■【時代の読み方・土曜版】 この一週間の映像 2016年2月3週前半 0220

 一週間の出来事・映像に見る話題

  時代の流れを時系列的に見ると、見えないものが見えてきます。NHKの放送や新聞・雑誌などを見て、映像も交えて、お節介心から紹介しています。

 この一週間、何があったのか、一括しましたので、見落としたニュース等をご覧下さると幸いです。

 ブログの文字数制限のため、週を前半と後半に分けて掲載致します。

  後半は、準備でき次第発信いたしますが、日曜日正午頃の予定です。

 

14日(日)


 今朝は、東京でもうっすらと雪が積もるかもしれないという天気予報でした。庭の草花の葉っぱやエアコンの室外機の上にうっすらと、白い部分があるので、予報通り雪が降ったようです。

■【今日は何の日】 バレンタインデー 2/14

 今日はバレンタインデー、正式にはセントバレンタインズデー(St. Valentine's Day)と言います。もともとは、聖ウァレンティヌスが殉教したことにゆらいした、西方教会での行事です。(Wikipediaより)
 キリスト教信者であろうがなかろうが、日本では
・・・・・<続き

■【今日のブログ】

 早朝発信 【今日は何の日
 午前発信 一週間を映像で振り返る<週後半>

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 このコーナーは、【映像に見る今日の話題】欄として独立しました。

15日(月)


■【経営コンサルタントのひとり言】  一週間を見るpoint 2016/02/15

10年後にはキャッシュがなくなる??

 インターネット上の仮想通貨としてビットコインがあり、話題にもなりました。通貨と異なり国などの後ろ盾がないなど、運営上に弱点があるといえますが、今後通貨がなくなってしまう可能性すらある昨今の動きです。
 それが「Fintech(フィンテック、Financial technology)」です。【Wikipedia】によりますと「情報技術(IT)を駆使して金融サービスを生み出したり、見直したりする動きのことである。2014年ごろから提唱された動向である。外部に公開した形で開発されることもあるため、オープンイノベーションの一環であるともされる。」と説明されています。
 この説明ではよく解りませんが、決済手段として、通貨に変わるものであり、その仕組みはすでにスマホにて利用可能状態になっているといえます。SPIKE、Line Pay、PayPalがその走りです。
 ビットコインと大きく異なるのは、運用にICT(IT)技術によるセキュリティのレベルが異なることといえます。すでに日経から「日経フィンテック」という雑誌が出ているほどで、社会インフラとして今後成熟していくと考えられます。
 私達の生活が大きく変化するかもしれませんね。

 15日(月) 日本:GDP、辺野古移設代執行訴訟口頭弁論
 16日(火) 日本:マイナス金利政策適用
 17日(水) 日本:機械受注統計
        米国:FOMC議事要旨
 18日(木) 日本:貿易統計
        中国:消費者物価指数

■【今週の出来事・行事】  

 テレビや新聞を見る人も、最近ではスマホでニュースを情報を入手をする人が多いのでしょう。「今週、何が起こるのかな?」という視点でいますと、事前情報を得ていると、ニュースや情報を見逃しにくいですね。

 日本:GDP、鉱工業生産指数・稼働率指数・第3次産業活動指数(経産省)
 欧州:ユーロ圏貿易収支


【時事用語解説】

■【今日は何の日】 兼好忌  ラブレターの代筆?? 2/15

 1350(正平5)年2月15日に、「徒然草」の作者として知られる吉田兼好(1283~1350)がなくなりました。ただし1352年にはまだ存命だったいう説もあるようです。
 通常「吉田兼好」と呼んでいますが、俗名は
・・・・・<続き

■【今日のブログ】

 
早朝発信 【今日は何の日
 
午前発信 経営マガジン
 
正午発信 新・新米経営コンサルタントの独立起業日記
 不定期便 【トップ+コンサルタント情報


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16日(火)


■【今日の出来事】

 日本:閣議、訪日外国人客数(日本政府観光局)
 米国:製造業景況指数、住宅市場指数
 欧州:独景気予測指数

【時事用語解説】

■【今日は何の日】 天気図記念日  2/16

 1883(明治16)年2月16日に、ドイツ人の気象学者エリヴィン・クニッピングの指導で、日本初の天気図が作成されました。これを記念して「天気図記念日」が制定されました。
 天気図は
・・・・・<続き

■【今日のブログ】

 
早朝発信 【今日は何の日
 
午前発信 経営コンサルタントからのメッセージ
 
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麻薬が中高年に忍び寄る 2016/02/16

 元プロ野球選手の清原和博の覚醒剤ニュースは、多くの人にショックだったのではないでしょうか。NHKの寒川由美子解説委員のお話を集約してみました。

 世界では覚醒剤の生産が拡大し、特に中国やフィリピンなどに大規模な生産拠点が作られています。他国に比べて売値が高いことから、世界の密売組織からは日本そのものが狙われていると言われています。とりわけ中高年層に覚醒剤が広がり、密売側のターゲットになっているようです。検挙数を年代別でみますと、40代が最も多く、50代以上もあわせた中高年が6割近くを占めています。

 密売側は、若者よりお金を持っている中高年を狙うようになってきました。社会的地位や家庭があって口が堅い中高年は格好のターゲットです。「上司と折り合いが悪くストレスがたまっていた」とか「リストラでローン負担が重くなった」というような、中高年が現実逃避を求めて手を出してしまうようです。

 また、見逃せないのが、ネット社会で覚醒剤の売買が容易になっているという点です。覚醒剤密売の検挙者に占める暴力団員の割合は7割を超えています。覚醒剤は、暴力団の資金源となることが多く、ネットですと相手が暴力団かどうかなど確認できません。

 密輸を防ぐためには、水際対策を徹底しなければなりません。また、暴力団対策の強化も必要です。覚醒剤を使用する中高年側の依存症の対策と再発防止も吃緊の課題です。

 2016年から、薬物事件などを対象に、「刑の一部執行猶予」という制度が始まります。例えば懲役2年の判決の場合、実刑の期間を1年6ヶ月とし、残り6ヶ月については、代わりに2年間の保護観察付き執行猶予にするといった制度です。この期間に専門家の指導を受け、再犯防止につなげます。

 今回の事件を一過性の騒ぎに終わらせることなく、覚醒剤の撲滅や立ち直りの支援につなげることができるのか、改めて問われています。

【 注 】
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17日(水)


■【今日の出来事】

 日本:機械受注(内閣府)
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 欧州:英失業率

【時事用語解説】

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【今日は何の日】 天使の囁きの日 2/17

 2月17日を、北海道幌加内町の「天使の囁きを聴く会」が1994(平成6)年に「天使の囁きの日」を制定しました。
 1978(昭和53)年2月17日に、幌加内町母子里で氷点下41.2℃という最低気温が記録されました。
 その時に・・・・・<続き

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■■【経営コンサルタントのトンボの目】 公衆電話哀歌 跡地が立ち飲み酒場に

2016-02-19 08:32:00 | 【話材】 ビジネス関連

■■【経営コンサルタントのトンボの目 公衆電話哀歌 跡地が立ち飲み酒場に

  経営コンサルタント事務所
  B・M・S・21代表 山本 修 先生
  日本経営士協会 常務理事 関西支部長

 山本先生は、美容サロンを独立開業され、その経験を元にサロン経営者に「商品管理」「顧客管理」「計数管理」を提案し、サロン経営の生産性向上に成果を上げてこられました。近年は中小企業のコンサルタントとしてもご活躍中です。

 また「日本経営士協会 常務理事」という重責を担うとともに「関西支部長」としても活躍されておられます。

 筆者詳細情報 http://www.jmca.or.jp/meibo/pd/0060.htm
◆  公衆電話哀歌  ◆
   ~ 跡地が立ち飲み酒場に ~
icon30
 
 公衆電話が減ったことを嘆いてばかりいてもしかたない。携帯電話をもたずに暮らすと決めた以上、それは忍従すべきだ。いっそ、この流れを楽しもう。
 
 
 
 ちかごろは、公衆電話が撤去された跡地を観察し、記録している。公衆電話の機械は大きい。とりはずしたあとにはけっこうな空間が生まれる。電話帳や、テレホンカードの販売機も回収されるから、何台も並んでいたところだと、そこそこの広がりがある。
 
 
 
 けれども、公衆電話を並べるためだけにつくられた場所を転用する妙案はあまりないらしい。配線が抜き取られてまとめられ、電源が塞がれるくらいで、長い棚状の台はそのままにされる。
 
 
 
 この場所が酒場になる。帰宅前のサラリーマンが、ネクタイをゆるめ、缶ビールを手に談笑しているのだ。近くのコンビニエンスストアなどで買ってきたのだろう。ビールだけでなく、おつまみも持参である。居酒屋に行くと無駄遣いをする。それを節約しようということなのだろうか。あるいは時間に限りがあって、簡便な会合にとどめようとしているのだろうか。
 
 
 
 公衆電話の置かれていた台は、立ち飲みにちょうどよい高さであり、これに目を付けた人達のひらめきはたいしたものである。大衆酒場にならって「公衆酒場」とでもよぶべきであろうか。
 
 
 
 こういう場所に1台だけ残された電話を使うのは気が引ける。上機嫌な人達の歓談の輪に切り込んで電話機に近づくのはなかなか難しい。
 
 
 
 大阪駅周辺のビルの地下では、にわかづくりの「公衆酒場」があちこちに見られる。他の利用客に迷惑をかけるケースもあったのだろう。「この周辺で飲酒をしないように」との掲示が管理会社の手で貼られていた。
 
 
 
 思えば、「公衆便所」と言う表現も減った。露骨すぎるせいか、いまは「市民トイレ」と言うような示し方が好まれる。「公衆浴場」は、銭湯、風呂屋をさすやや堅苦しい用語だが、これも目にする機会が減った。「公衆道徳」も、「マナー」などといいかえられつつある。公衆電話の電話機が姿を消していくだけでなく、「公衆」と言う言葉も減っているようだ。
 
 
 
 公衆電話の「遺跡」でくりひろげられる小宴。庶民の活力を感じる一方で、傍若無人な振る舞いには公衆道徳の衰退を読み取ることも出来る。
 
 
 
          参考文献 産経新聞掲載
          関西大学社会学部教授 永井良和著
 
 
参考文献 産経新聞掲載
関西大学社会学部教授 永井良和著

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■■【経営コンサルタントの発見・発想】見えないコトが、見える人<3>

2016-02-18 10:31:41 | 【話材】 ビジネス関連

 ■■【経営コンサルタントの発見・発想】見えないコトが、見える人<3>

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★★ お客様の「望んでいること」が分かればいいのに・・・

★★ でも何もしていない、うまくできていない、どうすれば?

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 前回は「お客様を観察する」「自分でお客様になってみる」というお話をしました。今回も「観察」という言葉を使って、その続きをお話します。

 

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◆◆ 「人」を感じるということ

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 ここで言う「観察」とは「人中心」の視点で行うことで、「モノ中心」ではありません。店舗の商品がどう優れているか、機能を持っているか、形やデザインがどうか、陳列の仕方がどうか、などを優先しません。商品を購入したりサービスを受ける時、人がどういう気持ちなのか、購入した結果どういう気持ちになるのか、ということに焦点を当てます。

 ▼▼▼

 私は長年IT業界で、パッケージ型ソフトウェア(予め開発済みの状態で、容易な設定によりすぐに利用できるソフトウェア)の販売や導入のビジネスに従事していました。商品のソフトウェアを紹介し提案していた時のことを振返ると、内容のほとんどはその豊富な機能、新機能、他社との違い、価格、導入実績などを強調していました。つまり「モノありき」だったのです。

 

 あるお客様から、こう言われました。「そのソフトウェアの機能が優れているという説明は、自動車で言えばいかにすごいエンジンを開発して積んでいるか、すごい馬力が出るか、ということでしょう。我々はその車に乗って走った時、何を感じ、何が見えるか、何が起こるか、変わるか、ということを知りたい・・・」 私は心臓に痛みがあるくらい大きなショックを受けました!

 

 まさに「人の経験」ということ!それをこの例で学びました。皆様も自社のサービスや商品に対して、お客様やユーザーがどういう気持ちを持つかという視点で観察してみてください。

 

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◆◆ 「感情」はどこから生まれるか?

┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 ところで人の感情はどんな仕組みから、どう生まれてくるのでしょう?それは目に見えないので捉えるのが困難です。人の気持ち(感情)というのは「刺激」「関心」がベースになっているという、オランダの学者の説を聞いたことがあります。そこにその人の「価値観」が加わって感情が生まれる、そういう構造のようです。

 自社のサービスや製品に「刺激」「関心」「価値観」という要素があれば、接する人の「感情」を生み出すことに繋がるでしょう。その「感情」を伴ったコトが、人に「経験」を記憶させます。

 

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◆◆ 「経験」の見える化!?

┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 「観察」にはいくつかコツがありますが、その一つに「経験を見える化する」ということがあります。お客様や店員の観察結果、自分がお客様になった経験を文字や絵で表すのです。

 これはなかなか一般的に行われていないと思いますので、ピンとこないかもしれませんが、一つの方法として、色分けしたポストイットにあらゆる「状況」「経験や感情」「疑問」等、見たことを書き出し、並べてみましょう。状況を大まかに捉えることは容易なので、見過ごしがちなより細かい事実を書き出すよう努めましょう。

 集めた情報に簡単な図や線も加えてみましょう。決まったやり方はないので、自在に平面、空間、流れを意識しながらまとめてみるのです。人の感情を表すことがポイントです。たくさんのポストイットを俯瞰していると、意外なかたまり(グループ)に気づくことがあります。喜び、驚き、不満、不便というグループや、自社固有の特徴などを発見しましょう。

 ▼▼▼

 一例で、私があるドラッグストアに来店して出てくるまでの「気持」を、線を使って図にしたものを載せます。(ポストイット、コメントは省略)

                 

 

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◆◆ 「発見」から「発想」へのステップ

┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 改めて、キーワードは「行動観察」「顧客経験」。収集した「事実」や「疑問」がどういう「意味」を持つかを、より深くより細かく掘り下げていくと、発見したことが次の発想へ繋がります。

 コツの追加として、統計のようにより多くデータ収集するというのではなく、少人数を「人中心」視点でより深く観察します。更にインタビューができればもっと効果的です。

 

 次回<その4>へ続きます。手間や費用をできるだけかけないで、独自にすぐにでも始めてみましょう。「観察」から始める、新価値(サービス)発見・発想の活動を。当ストーリーは、ご自分の、または御社の今後を左右する「気づき」と「発見の習慣」が生まれることを狙っています。

 

 筆者

【 山成充高 氏 プロフィール 】 (Mitsutaka Yamanari)

 マーケティングや経営の創造性向上を重視し、IT基幹システム開発・導入の経験や実積を活かして、社内に蓄積された「知」を新分野のビジネスに結びつけるコンサルティングを実施。企業のサービスを、顧客・社員の「動き」「心理」「経験」から面や空間で見直し、新価値創造を狙う「コトづくりのデザイン」を支援している。

  ユー・ビー・コンサルティング代表
  HP: www.ubctrust.biz

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◆◆【時代の読み方】 シャープはなぜ経営不振に陥ったか 2016/02/18

2016-02-18 08:33:00 | 【話材】 ビジネス関連

◆◆【時代の読み方】 シャープはなぜ経営不振に陥ったか 2016/02/18

 時代の流れを時系列的に見ると、見えないものが見えてきます。NHKの放送や新聞・雑誌などを見て、お節介心から紹介しています。

【経営コンサルタントの視点】シャープはなぜ経営不振に陥ったか 2016/02/11

 経営不振に陥っていたシャープは、液晶技術の海外流出を望まない政府系ファンドの産業革新機構による、官主導での再編案が本命と見られていました。ところが、台湾のEMS・大手電子機器メーカーでありますホンハイ精密工業の傘下に入って再建を目指すことが大々的に発表されました。

 なぜ、シャープが産業革新機構を袖にして、ホンハイに走ったのかは、ぶら下げられたにんじんに釣られたというところがホンネのところかもしれません。支援金額が、前者の二倍以上の金額であれば当然のことかもしれません。

 ホンハイは、社員の解雇をしないとか、ブランドを残すとかいっています。しかし、数年後には、それがどうなるかは解りません。パナソニックという日本企業でさえ、サンヨーを買収したときには同じようなことを言っておきながら、結局サンヨーは消えてしまいました。

 では、なぜシャープは経営不振に陥ってしまったのでしょうか?同じ轍を踏まないためにもその理由を知っておくべきでしょう。

 シャープに限らず、日本のメーカーはほとんど垂直型統合といわれる経営形態をとってきました。開発から、製品化、製造、販売、アフターサービスと一貫して経営を行うやりかたです。

 すでに30年も前から、水平型といわれます経営への移行が、経営コンサルタント業界から持ち上がっていました。

 水平型経営では、例えば開発に経営資源を集中して、製造はホンハイのようなEMS企業に委託生産してもらうというアップルに代表されるやり方です。

 それに対して、シャープのみならず、多くの日本企業は垂直型を執ってきました。垂直型というのは、自社の技術をフルに活かすという点で、私は優れたやり方だと考えています。

 では、それにも関わりませず、なぜシャープは経営不振に陥ってしまったのでしょうか?

 エコノミストの大半が、シャープの経営悪化の原因は、液晶テレビの「亀山モデル」にあると言っています。

 2004年に奈良県の亀山工場でフルライン生産を始め、その工場名がブランドになる程の注目度を浴び、シャープとしても2007年には、その投資のおかげで過去最高の利益を挙げることができました。

 しかし、韓国を初めとする海外勢の追い上げで好調は長続きできませんでした。2009年には、逆に液晶事業を一気に拡大しようと大阪の堺工場で操業を始めました。しかし、時すでに遅く、タイミングを外してしまい、一時的に収支トントンレベルまでに至りましたが、過大な投資は、経営の足を強く引っ張ることになりました。

 この頃から主力製品は、スマートフォン用の中小型液晶パネルに替わり、業績も一時的に回復した。その前後にホンハイからの経営支援策が提案されましたが、一時的回復に期待を寄せすぎ、構造改革が先送りされてしまったのです。

 その時にホンハイは、シャープの意思決定の遅さに苦言を呈しましたが、シャープは謙虚にそれに耳を傾けませんでした。

 シャープの意思決定の遅さは、シャープに限らず、日本におけます大半の大手企業と同様に「大手企業病」にかかっていて、その認識の甘さが原因です。それが顕著に表れたのが、シャープだったのです。

 日本企業に共通した問題点は、それ以前の経営体質にも由来しているのです。

 日本メーカーは、かつては「日立のモーター」とか「東芝の電球」とか、とそのコアコンピタンスが明確でした。それが、高度成長期、ITバブル期などを経るに従い、総合メーカーを目指すことになりました。

 その結果に、自社のコアコンピタンスが何処にあるのかを見失ってしまったのです。

 この問題に真剣に取り組んだのが、カゴメであり、電機業界では、経営不振をいち早く体験した日立、続いてパナソニックが代表的です。その動向を横目に見ていたシャープは、今のなって遂にそのつけが回ってきたといえます。

 垂直統合と多角化から、経営資源の分散状態に陥りました。その組み合わせによるマトリックスのひとつひとつのセルは、貧弱で、中小企業にも劣る開発力となってしまいました。

 海外のメーカーが、選択と集中で経営資源を集中してきたことと比べれば、競争力の弱体化は火を見るよりも明らかです。

 謙虚さを取り戻せる日本企業は、これからも生き残れ、その間に真の経営力を蓄積することに繋がり、勝てる企業へ返り咲くことができるのではないでしょうか。

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◆◆【時代の読み方】 10年後にはキャッシュがなくなる?? 2016/02/17

2016-02-17 15:47:57 | 【話材】 ビジネス関連

◆◆【時代の読み方】 10年後にはキャッシュがなくなる?? 2016/02/17

 時代の流れを時系列的に見ると、見えないものが見えてきます。NHKの放送や新聞・雑誌などを見て、お節介心から紹介しています。

◆ 10年後にはキャッシュがなくなる?? 2016/02/17

 インターネット上の仮想通貨としてビットコインがあり、話題にもなりました。通貨と異なり国などの後ろ盾がないなど、運営上に弱点があるといえますが、今後通貨がなくなってしまう可能性すらある昨今の動きです。

 それが「Fintech(フィンテック、Financial technology)」です。【Wikipedia】によりますと「情報技術(IT)を駆使して金融サービスを生み出したり、見直したりする動きのことである。2014年ごろから提唱された動向である。外部に公開した形で開発されることもあるため、オープンイノベーションの一環であるともされる。」と説明されています。

 この説明ではよく解りませんが、決済手段として、通貨に変わるものであり、その仕組みはすでにスマホにて利用可能状態になっているといえます。SPIKE、Line Pay、PayPalがその走りです。

 ビットコインと大きく異なるのは、運用にICT(IT)技術によるセキュリティのレベルが異なることといえます。すでに日経から「日経フィンテック」という雑誌が出ているほどで、社会インフラとして今後成熟していくと考えられます。

 私達の生活が大きく変化するかもしれませんね。

 

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