■【経営士ブログ】1-07 日本経営士協会とは 沿革 歴代会長紹介 三代 太田哲三先生
■ 三代会長:太田 哲三
一橋大学名誉教授、元中央大学教授、一橋大学商学博士。監査法人太田哲三事務所(後の太田昭和監査法人、現EY新日本有限責任監査法人)開設者、長浜ゴム工業(現・三菱樹脂)社長。
黒沢清先生とともに、日本経営士協会設立に尽力し、日本の経営コンサルティング業の生みの親と言っても過言でない存在。
■ 副会長:黒澤 清
日本の会計学者。横浜国立大学名誉教授・獨協大学名誉教授。経営学博士(神戸大学)東京帝国大学卒、東京大学経済学部に学士入学(太田哲三の要請)。中央大学教授、(会計学と経済学)横浜高等商業学校(新制横浜国立大学の前身の一つ)教授、東北大学教授を兼任。横浜国立大学教授(会計学及び経営学)経済学部長・学長を歴任、獨協大学経済学部教授、学長。日本会計学会理事・日本会計研究学会理事長、会長、名誉会長・日本原価計算研究学会会長・企業会計審議会会長等を歴任。経済安定本部に置かれた企業会計審議会の中心メンバーとして活躍し、企業会計原則の生みの親として知られる。
政府による公認会計士制度ミッション派遣時に、経営コンサルティング業における重要性を感じ取り、帰国後太田哲三先生とともに公認会計士制度の確立と共に、日本経営士協会による日本の経営コンサルティング業の誕生に尽力した。
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太田哲三先生は、日本の会計学や公認会計士制度の草創期における功労者です。
世界4大会計監査法人のひとつであるアーンスト・アンド・ヤング (Ernst & Young、略称EY)と提携し、2008年(平成20年)7月1日、日本で最初の有限責任監査法人となったEY新日本有限責任監査法人の前身企業である太田哲三会計事務所の創業者です。
日本政府が、公認会計士制度の研究ミッションをアメリカに送り出すときに、本来なら太田哲三先生が団長となるべきところを、一番弟子の黒澤清先生を推薦するなど、会計学の定着を目して、後進の育成にも多大な功績を残しています。
日本経営士協会の初代会長としても相応しい立場におられながら、八田初代会長、藤山二代目会長を優先するなどして、ようやく三代目会長に就任されました。その奥ゆかしい人間性は日本経営士協会に語り継がれています。
もともとは学究肌の太田先生ですが、公認会計士制度の普及という実務面でも力を発揮し、会計士と共に経営士の育成にも尽力をされた先生です。 (ドアノブ)
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