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経営コンサルタントへの道

コンサルタントのためのコンサルタントが、半世紀にわたる経験に基づき、経営やコンサルティングに関し毎日複数のブログを発信

■■【時代の読み方】 産科医がいなければ出産もできない

2015-09-30 12:02:00 | 【話材】 ビジネス関連

■■【時代の読み方】 産科医がいなければ出産もできない

 時代の流れを時系列的に見ると、見えないものが見えてきます。NHKの放送や新聞・雑誌などを見て、お節介心から紹介しています。

■ 産科医がいなければ出産もできない

 延々と待たされた末、お医者さんの診察は3分で終わるということがしばしば言われます。一方で、地域によっては医師不足が深刻になっているという実態があります。近年は、結婚年齢が高くなり、高齢出産などが増えていることが背景にあるようです。人の命を預かるリスクの高い医師という仕事を敬遠する向きもあるのでしょうか。

 そうでなくても少子化の時代、産科の医療体制が不充分では、母親になろうという気持ちも萎えかねません。出産を扱う医師の数は人口10万人当たりでみますと、東京は11.1人とトップです。こう言うと失礼ですが沖縄も東京都同じレベルなのですね。さすが、子供を大切する地域性と言えます。一方、最も深刻な地域は、茨城県で4.8人です。その差は2倍を超えています。


 厚生労働省は5年ごとに産科の医療体制を見直していますが、専門家会議を立ち上げ、具体的な検討をようやくのこと始めました。

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■■【時代の読み方】 日本の日立がドイツ・シーメンスに勝った技術

2015-09-29 21:15:51 | 【話材】 ビジネス関連

■■【時代の読み方】 日本の日立がドイツ・シーメンスに勝った技術

 時代の流れを時系列的に見ると、見えないものが見えてきます。NHKの放送や新聞・雑誌などを見て、お節介心から紹介しています。

 日本の日立がドイツ・シーメンスに勝った技術

 日立のイギリスでの高速鉄道に関してNHK山田奈々記者の記事を興味深く読みました。氏の解説を要約してご紹介いたします。

◇1 イギリスに鉄道工場を建設

 2015年9月に、鉄道発祥の地として知られ、また日本鉄道の師でもありますイギリスに日立製作所が海外では初めてという、高速鉄道の車両工場を完成させました。新たな歴史の一歩と言えます。

 鉄道や重電機メーカーとして、競合となるドイツのシーメンスをはじめ、多くのヨーロッパライバルとしのぎを削った結果、勝ったのですから、関係者だけではなく、私達素人でも嬉しいことです。

 鉄道の歴史を紐解きますと、「鉄道の父」と呼ばれますスティーブンソンにまでさかのぼります。そのイギリスに鉄道工場を建設することにより、700人以上の雇用創出と、当時のキャメロン首相が、4人の閣僚と供に工場完成を祝う式典であいさつしました。

 2017年に、ロンドンと中部の主要都市を結ぶ、総事業費およそ9兆円の高速鉄道事業が着工されます。

◇2 日本の鉄道技術の強味

 世界の「鉄道のビッグ3」といいますと、ドイツの「シーメンス」、カナダの「ボンバルディア」、フランスの「アルストム」の3社があります。インドネシアでつばぜり合いをした中国の鉄道メーカーも参戦し、激しい受注合戦が繰り広げられています。

 では、なぜ、日本の日立が勝つことができたのでしょうか。

 鉄道にとっての基本は、「安全第一」です。それには、ものづくり日本の強味が発揮されて当然です。日立の「IoT」が、これを可能にしたと言えます。「IoT」とは、

  Internet of Things.

という、日立の魏角根底に流れる思想です。「あらゆるものをインターネットでつなぎ、IT技術を活用する」というもので、総合電機メーカーの日立の技術で、グローバル市場での競争に勝ち抜こうとしています。

 ところが、なんと、今回の高速鉄道受注のカギが「ネジ」だというので驚きました。

 イギリス向けの車両1台当たりに1,000本以上のネジが使われています。これらのネジがきちんと締まっていることが基本という発想です。

 従来は、ねじ締めは、人間の感覚に頼ってチェックしていました。これが日本の匠の技術で、研ぎ澄まされた感覚を用いて信頼に足る仕事をしていたのです。日本人のこの伝承的な匠の技をそのままイギリスに持ち込んだのでは成功しないだろうという見解です。

 この問題意識から、この工場では、ネジを締めるのに特殊なレンチを使っています。レンチには、センサーが埋め込まれていて、ネジの締め具合を測定し、ネジの種類ごとに、あらかじめ設定されている締め強度の基準でチェックするのです。これなら、経験が少ない技術者でもキチンとしめることができます。

◇3 日立のIoTで故障を未然に防ぐ

「IoT」すなわち Internet of Things. が活用されているのは、既述のような鉄道の製造現場だけではありません。車両の保守に生かす新たな取り組みも始まっています。

 繰り返し負担がかかる車両のドアやワイパーは、摩耗が激しく、運転中に故障すれば、人命に関わりかねません。これまでは、技術者が長年の経験をもとに、修理が必要な時期を推測していました。「IoT」では、可動部分にセンサーが埋め込まれていて、ビッグデータとして利用できます。また、それにより故障する前に、部品の交換時期を判断できます。
 ビッグデータを有効活用することにより効率的に鉄道車両のメンテナンスを行うことができるだけではなく、その結果車両をできるだけ長く使えることにもつながります。

 鉄道の安全を支えているのは、技術者のマインドです。日立では、「人間には漏れもあるし、常に100点がとれないので、そこをIoTでバックアップしてミスをさらに減らせるよう活用していきたい」と言っています。

 一方で、マインド養成は一日にしてなりません。日本国内で成功するからと言って、それが海外でも通用するわけではないのです。イギリスでの成功が、日本の鉄道事業の海外展開につながり、高い評価を維持できることにしたいしています。

  詳細
  http://www3.nhk.or.jp/news/business_tokushu/2015_0917.html

 

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■■【一口情報】 伸びる会社の経営者

2015-09-29 20:32:00 | 【話材】 ビジネス関連

■■【一口情報】 伸びる会社の経営者


 大手の金融関連のOBという方を、日本経営士協会会員が事務所まで連れて来られたので、ご挨拶をしました。


 その会社の社長さんは、新任されたときに各種の部門別収支を提出させたそうです。全ての部門が黒字だったそうです。


 普通なら、すばらしい経営状態と誉めるでしょうが、この社長さんは、「これではうちの会社は伸びない」と言ったそうです。


 多くの人が、「この社長さんはすばらしい経営者だ。非常にユニークな視点を持っている。」とほめるでしょう・・・・・MORE ←クリック

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◇◇ 心で経営  経営は心でするもの、経営の真髄は?

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■■【経営コンサルタント道場】 経営コンサルタント業と開物成務   

2015-09-28 20:32:00 | 【話材】 ビジネス関連

■■【経営コンサルタント道場】 経営コンサルタント業と開物成務   

 開物成務は、「かいぶつせいむ」と読みます。音読みすると「物を開き、務めを成す」となります。

 「物」は、物質とか物体というそのものを指すだけではなく、広く人間や動植物など万物を指すと考えています。すなわち、経営に関するすべてが包含されます。

 「務」は、事業とか業務を指します・・・・・MORE ←クリック

              

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■■【新米コンサルタント起業日記】9月4週 電子郵便作戦 0921

2015-09-28 12:55:32 | 【専門業】 新米経営コンサルタントの独立起業日記
■■【新米コンサルタント起業日記】9月4 電子郵便作戦 0921


 
 【小説・経営コンサルタント竹根の起業日記】は、10年のサラリーマン生活をしてきた竹根好助35歳の経営コンサルタントとしての独立起業日記です。
 これから経営コンサルタントとして独立起業しようと考えている人の参考となることを願い、経営コンサルタントとしての実践を経験的に語るつもりです。

 経営コンサルタント起業日記を読むポイント
 日記の主であります私(竹根)は、35歳の商社マンで、産業機械部第一課課長、2013年4月1日に経営コンサルタントという職業に関心を持ちました。
 そのような中で直属上司とぶつかることが多い竹根は、商社の限界を感じたり、経営コンサルティング業による社会貢献のすばらしさがわかってきたり、ついにはヘッドハンターからコンタクトがあったりと揺れ動く竹根。サラリーマンを辞めるのか、それとも、別な道を歩むべきか、迷った挙げ句の決断は、日本を代表するコンサルティング・ファームである竹之下経営にお世話になることに決めた。
 商社マンを辞めて、経営コンサルタント業界に一歩足を踏み入れた竹根である。連日、今まで体験したことのない中で、日本経営士協会のチュータリングサービスで経営コンサルタントとしての自分を磨く毎日である。
 毎日20時30分頃発信しています。ただし、一部のブログでは翌朝の発行となることもあります。

【 注 】
 ここに記載されていることは実在の企業とは何ら関係ありません。

  【あらすじ】 【登場人物】 【作者紹介】 ←クリック
 

 9月4週 電子郵便作戦 0921

■ ブログ:経営コンサルタントの使い方  0941

 経営士ブログは、内容のバラエティさにも、他に類をみないように思える。しかもそれがバラバラになっているのではなく、経営コンサルタントが発信するブログなので、「コンサルティング」がテーマになっているわけである。経営コンサルタントにとって必要なことが書かれていても、裏を返すと経営管理のためのメッセージでもある。
 「経営コンサルタントの使い方」というシリーズは、毎月第二月曜日に発信されている。経営者・管理職向けのブログであるが、経営コンサルタントの立場で見ると、自分が経営コンサルタントとして以下にあるべきかを教えてくれるブログなのである。

http://keieishi.dgblog.dreamgate.gr.jp/c2139.html" target="_blank">経営コンサルタントの使い方 ←クリック
http://keieishi.dgblog.dreamgate.gr.jp/c2139.html" target="_blank">http://keieishi.dgblog.dreamgate.gr.jp/c2139.html

経営コンサルタントからのメッセージ ←クリック
http://keieishi.dgblog.dreamgate.gr.jp/c2565.html

■ 電子郵便作戦の問題  0942

 アメリカでは、国がこぞって3Dプリンターの開発に力を入れている。これからの成長産業の一つであるという。3Dスキャナーと組み合わせたり、3D・CADを利用すると、あまりにも簡単に実物をコピーしたり、見本を制作できるので当然のことであろう。一方、それによる弊害として、改造拳銃を簡単に創ることができるなどの社会問題も発生している。
 かねてより、3Dプリンターに興味があったので、ネットで調べながら3Dプリンターの資料を集めていた。それがようやく整理でき、その性能比較表を作成し、匠製本機械に提案するつもりで、萩野専務にお会いした。
 専務は、目を輝かせて資料に食い入るように見入った。匠製本機械の現在の技術では、電子機器を製作することはできないが、技術面では精密加工技術が活かされそうである。今日の段階では、そこまでで終わってしまったが、帰り際に、専務が「アレ(3Dプリンター)は面白そうですね。言い情報をありがとうございました」と熱のこもった挨拶をよこした。


 一か月ほど前から始めた手紙作戦の一環として、二週間前から始めている電子郵便によるクライアント開拓作戦が、この間、やっと一件の引き合いがあったに過ぎない。このままでは、完全に経費倒れになってしまう。
 電子郵便を使う物量作戦には自信があっただけに、少々深刻な問題であるように思い始めた。
 自分が、電子郵便を受け取ったとしたらどうだろうか。
 「おや、珍しい手紙だ!!」と一瞬は思うであろう。でも、そのあと「単なる売り込みの手紙ではないか」で終わってしまうような気がした。それを食い止めるにはどうしたらよいのか、という問題で思考が前進しなくなった。

 匠製本機械 英文カタログ完成  0943

 毎週のように顔を出している匠製本機械に着くと、萩野専務が走り寄ってきた。手に持っているのは英文カタログである。先日、ゲラ校正をしたものが、印刷物として完成したのである。
 今後これをどの様に活用するか話し合った。私が作成して、萩野専務が追加したりした海外見込み客のリストを基に、DM作戦をとろうと専務が提案してきた。自分自身がクライアント開拓で手紙作戦がうまくいっていないだけにDM作戦は、費用面で躊躇し、素直に専務の提案に同意できなかった。
 とりあえず、私が商社時代に合ったことのある、アメリカの印刷機械販売会社にそれを送ることから始めることにした。早速、先方にカタログ送付を専務にお願いし、私はメールでその旨を伝えた。

 電子郵便作戦問題の解決案  0944

 私にしては大量の電子郵便によるクライアント開拓作戦であるが、一向に効果が現れない。そこで、送付先の数を多くするのではなく、同じコストを、すでに送付した先に異なる文面で送ってみてはどうかと考えた。
 早速、新しい文面で、再送することにした。おかげで、同じ会社に異なる文章でチェーンメール的に連続した異なった内容の手紙を送りやすく、効果も上がるような気がする。

 【経営コンサルタント参考図書】
  「クリティカル・シンキングのポイントが解る本
   今井信行著 秀和システム 1,400円+税


 【詳細あらすじ】 ←クリック
 詳細な、これまでの内容をダイジェストで見ることができます。

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■■【経営コンサルタント道場】日本企業再生の戦略

2015-09-27 20:32:00 | 【話材】 ビジネス関連

■■【経営コンサルタント道場】日本企業再生の戦略

 

 バブルがはじけ、リーマンショックを受け、韓国や中国を始めとする神幸項が台頭し、日本人の多くが、とりわけ経営者・管理職が自信喪失をしているように見受けます。

 日本は、このまま三等国になってしまうのでしょうか?独断と偏見を述べさせていただきます。

 

 日本の国際的な地位の低下は、日本人にとって何となく寂しさを覚えます。

 貿易立国であるはずの日本が、貿易収支で赤字に転落というニュースは衝撃的でした。また2011年度のエレクトロニクス業界大手の赤字は、その象徴的な事実です。

 2012224日の日本の大学生が算数に弱いという報道はショッキングでした。

 1970年代に「ゆとり教育」でアメリカが失敗していることがわかっている1980年代に、日本ではゆとり教育を始めてしまいました。導入を決めてしまったのだからいまさら変更できないとう識者の意見が通されてしまったのです。それが現代において日本人の国際的な地位低下に拍車をかけているように思えます。

 

 日本はダメな国になってしまったのか?

 高度成長期の日本の曙  

 日本の相対的な地位低下 

 何故相対的な地位低下が起こったか

 こうすれば日本は再生できる

 

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■■【一口情報】 巧妙なオレオレ詐欺に騙されるな

2015-09-27 16:08:08 | 【話材】 ビジネス関連

■■【一口情報】 巧妙なオレオレ詐欺に騙されるな

 「オレオレ詐欺になんか、騙される方が悪い。俺は絶対に騙されない」と思っている人が多いでしょう。

 西田公昭立正大学教授のNHK番組を全7回に分けて連載でご紹介します。上記の様な人こそ読んでいただきたいです。できればNHKアーカイブを利用して、この番組を視聴することをお勧めします。

◇1 第一条 非現実的楽観主義が危ない!

 被害が、あとをたちませんし、大きな被害も出ています。「どうしてだまされてしまうのだろう」と疑問に持たれている方も多いようです。

 なぜ詐欺などの被害にあってしまうのかについて、心理学の面から、「対策5条」を紹介しています。

 自分には関係ないと思っている人は、その態度を改めないと危険だと西田教授は警告して言います。なぜかといいますと、その自信の根拠がどこから来るのか、実に不確実なものだからです。

 誰でも、非現実的楽観主義傾向という心理があります。

 自分の周囲には、悪い人は多くいないでしょうし、自分は疑り深いほうだとか、思っていたりします。しかし、詐欺の手口は、どんどん改良され、常に我々が知るより先をいっています。ですから、誰も最新の手口を知ることはむずかしいですし、どういう人を狙っているかも、実のところわからないのです。このように西田教授は解説しています。

 全方位、24時間の監視体制をとれれば狙われても回避できるかもしれません。しかし継続することは、人間にとっては不可能なことです。

 今までは被害に遭っていなくても、それはスキがない人間であるという証明ではありません。

 私たちの世界は、基本的に、信じることを前提に成り立っていますし、すべてを疑うことは非現実的です。

 もし相手が、だまそうと全力で接近してきたら、これまでのようにはいかないかもしれませんと、謙虚に考えることが必要です。

 自信過剰にならずに、だまされるかも知れない、と警戒を怠らない心の構えを持つことが、対策の第一歩だと西田教授は強調しています。これが第1条です。


◇2 第二条 私の失敗と正常性バイアス

 自信過剰にならずに、だまされるかも知れない、と警戒を怠らない心の構えを持つことが、対策の第一歩だと西田教授は強調しています。これが第1条です。

 この心構えができていませんと、被害にあう危機に直面しても、人間というのは気づきにくいのだそうです。予め、相手に騙されることがわかっていると警戒心が強く働きますが、そうでないと騙されがちになってしまうのです。

 これを「正常性バイアス」と言うそうです。

 詐欺現場の再現放映番組を見て、「あんな簡単な手口に私なら騙されない」と思いますが、これは事前にオレオレ詐欺であるという予見をもって心構えがあるからそう思いますけど、実際には騙される人が多いのです。

 正常性バイアスは、実際に危機に直面していても、緊急事態や非常事態を否定して、自分の都合良いように解釈させてしまいます。

 実際に被害にあわれた人は、そのとき魔がさしたように、相手の怪しさに気づかなかったそうです。

 私自身が、正常性バイアス状態で失敗したことがあります。

 アメリカのロス空港だったと思います。

 空港で待っていると知らない人が声をかけてきました。始めは、そのなれなれしさが嫌でした。それでも受け答えをしないのは失礼だと思って、それなりに応答をしていました。

 「英語が上手ですね。留学生ですか?」などという言葉につい引っかかって、ニューヨークに住んでいるから話せて当然だというようなことを話しました。

 「ニューヨークに住んでいるのなら、アメリカの貧富の差が大きいことはご存知でしょう」などという言葉やそれに関する本を見せ、巧みに私を誘導し、最終的に私にその本をプレゼントするといい、できれば義援金をお願いしますという持ちかけで5ドルを召し上げられました。

 後になって冷静に考えてみますと、どう見ても義援金集めではなく、安い本を高く買わせる手立てであったと思いました。

 心得の第2条は「売り口上の怪しさに気づく感性を高める」ことだと西田先生はおっしゃっています。


◇3 怪しさを見破る8策(1/2)

 自分では騙されないと思っている人ほど、騙されやすいと言うことを認識すべきであるというのがこれまでのポイントです。

 相手が、自分を騙そうとしているとき、顔や話し方ではわかりません。では、それを見破る方法はないのでしょうか。

 犯人は悪役顔ではなく、やさしそうな顔立ちであったり、見かけは誠実そうで、立派であったり、挙動も不審ではないことが多かったりするので、騙されやすいのです。ところが、注意してみると見破るための8策があると西田教授は言っています。

 次回と2回に分けて、その8策をご紹介します。

1 稀有な機会の強調

 父上的な感じではありますが、通常ならあまり起こらないようなことがテーマになっていないかどうか、意識しましょう。実際には応募したことがないのに「あなたが当選しました」などと特別に当たったとか、滅多にない幸運なチャンスとか、その種のことで煽っていないかどうかを疑ってみましょう。

2 即断即決の要請

 多くのケースで、意思決定を急がせています。相手は、他の人に相談させないように、即断即決を求めてきます。

3 優しい勧誘者

 それまであまり日常には関わりなかった人ですのに、急に現れて親切顔をして、相手を油断させて心の中に忍び込んできます。特別に親切だったりする場合には要注意です。

4 絶対得する話

 「これは法律で保護されている、特別なケースに相当するので、絶対に損をしません」「一般にあまり知られていないので、他の人は知らないのを私たちがあなただけに教えてあげるのです」というように、無料だとか特別に安いとか、簡単に儲かるとかいうような都合の良い話を持ちかけてきます。

 うまい話があれば、誰もが楽して大金を得たりすることができますが、昔から言うように「うまい話には気をつけろ」ということを肝に留めておくべきです。


◇4 怪しさを見破る8策(2/2)

 こちらの真理を突いて、うまくその気にさせる人達に共通している行動があります。それを理解していますと、騙されずに済むかもしれません。西田教授による8策の4策までは前回ご紹介しました。今回は、残りの4策をご紹介します。

5 不得手な内容

 こちらの知識不足をついてくる手口もあります。

 こちらが詳しくない商品や契約内容を、話術でついてきて売り手を信じさせてきます。「わからないところは私たちプロにお任せ下さい」というように、任せておけば大丈夫という言い方です。

 通帳と印鑑を添えて出させるなど、相手の手口を見極める必要があります。

6 動揺した状態

 古典的なオレオレ詐欺の常習的な手口です。不安、恐怖、そして焦り、あるいは、好意、罪悪感、責任感などの感情に訴えてきて、記述の即断即決や即行動を起こさせようとする手口です。

7 権威者や合意者情報の強調

 有名人の名前を挙げて、「著名な人が使っている商品だから安心」とか、「大変な評判だから有名人も使っている」など、未確認情報を吹聴して信頼性を高めようとする手口です。

8 多勢に無勢の状態

 これも古典的なオレオレ詐欺の手口ですが、警察役とか弁護士役など、複数の人が関わり、こちら側が一人で、いろいろと言われるとどうしてもこちらの石を言葉に表現できなくなってしまいます。

 相手側が複数で、自分側はひとりといった状況で勧められている時には注意が必要です。たとえ、こちら側が複数であっても、群集心理を利用して、マインドコントロールする手口もあるので注意が必要です。

 上記にあるような状況に少しでも該当する場合、特にお金とか契約書とかを要求されたら、すぐさま怪しいと身構えましょう。慎重に対処すべきです。


◇5 ストレスや心理的なプレッシャーに負けない耐性をつくっておく

 2回にわたって、だましの手口を見破る方法を紹介してきました。

 相手は巧妙ですので、それに対処するためには、日頃からトレーニングして、身につけることが大事であると西田教授は述べています。

 なぜなら、詐欺や悪質商法の手口はたくさんあり、今後も変化していくでしょうが、悪用される状況は、記述のように8策ぐらいの数に集約できると言うのです。

 さて、こういう状況になったとき、敏感に気づいたら、次は、勇気をもった対処が必要となります。これにもトレーニングが必須です。

 「8策をわかってさえいれば大丈夫」と、高をくってはいけないと、西田教授は警告しています。

 たとえ8策をわかっていても、そういう人はいざという時に不覚をとる可能性が高いと断言しています。

 地震や火災のような災害のときに、うまく対処するには、へそかR訓練して、身体で覚えるが大切と言いますが、それと同じことです。

 詐欺や悪質商法のときでもそれと同じことが求められています。

 振り込め詐欺の被害も、電話の主を確認するなどのとっさの判断や行動が、練習不足でとるべきことが取れないで生じた結果だったといえるのです。

 では、日頃、何をトレーニングしておくべきでしょうか。

 第一は、ストレスや心理的なプレッシャーに負けない耐性をつくっておくことです。これが、西田教授流の詐欺や悪質商法に対抗する心得の第3条なのです。


◇6 なるべく早くはっきりと断る

 西田教授は、「悪質な相手が、感情を揺さぶってくる中で、こちらが理性を残して熟慮するのは簡単ではない」ので注意が必要だと言っています。

 西田教授は、その理由として「人間の心は、省エネのシステムでできています。少しでも深く考えたりせずに、直感的に判断を下していきたいと無意識に動き、日常的な習慣にもとづいて、いつものように意思決定したいと考えてしまいます」ということを挙げています。

 つまり、私たちは、安易で楽な対応に走りがちなのです。できれば積極的にストレスや緊張の場面を経験して、そんな場に耐える練習をしておくことは、いざというときに役に立つということです。

 そして、このような我慢強い心の基盤をつくると同時にやるべきことが、なるべく早く、はっきりと断るトレーニングです。

 これが第4の心得です。

 電話で断れない人は、会っていまうともっと断れません。

 礼儀やマナーは大事ですが、相手次第では無視しなくてはなりません。人には嫌われたくない、喜ばせたいという自己呈示動機と呼ばれる心理が誰にでもありますから、勇気がいることです。当然、慣れないとうまくできないものです。


◇7 第五条 見方をとっさに見出す

 これまでだまし被害に遭わないための西田教授による5カ条の1~4までについて、ご紹介してきました。

 最後の第五条の心得です。

 危険だと察知したときは、とにかく逃げて、誰かに助けを求めることです。

 そのためには、味方をとっさに見いだす練習が必要だと西田教授は言っています。

 同じ立場でセールスを受けている人に遭遇したら、その相手が見知らぬ人でも思い切って話しかけ、本音を確認する、といった度胸をつけることを皆が心がけるべきと、西田教授が言っています。

 即断即決を求める相手をふりはらって、警察や消費者センターなどの公的機関に相談するといった一歩引いた行動が大切です。

 このような専門機関でなくても、誰かに相談するという行為が、心に余裕をつくり、あらためて怪しさに気づき、被害を免れた方も少なくないようです。

最後に西田教授による「だまし被害に遭わないための心得五か条」をまとめてみました。

 第一条 騙される可能性を忘れない

 第二条 売り口上の怪しさに気づく感性を高める

 第三条 ストレスやプレッシャーに負けない耐性を作る

 第四条 なるべく早くはっきりと断る

 第五条 見方をとっさに見出す

 第一条は、自分もだまされてしまう可能性があることを忘れない練習です。第二条は、売り口上の怪しさに気づく感性を高める練習です。第三条は、ストレスや心理的なプレッシャーに負けない耐性をつくる練習です。第四条は、なるべく早くはっきりと断る練習です。第五条は、味方をとっさに見いだす練習です。

 立正大学教授の西田公昭氏は、このように警告と対策を話していました。

 私も、このような状況に立たされたら、このことを思い出して、冷静に行動スタイと考えています。

 そのために、さっそく日頃の生活の中で、トレーニングを実践し、いつ遭遇するかわからない詐欺や悪質商法のだましに備えたいと思います。


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■■【時代の読み方・日曜版】 この一週間の映像 2015年9月4週後半 0927

2015-09-27 14:51:41 | 【話材】 ビジネス関連

■■【時代の読み方・日曜版】 この一週間の映像 2015年9月4週後半 0927

  文字数制限のため、週を前半と後半に分けて掲載しています。週の前半は、すでに発信されていますのでナンバーをご参照くださると幸いです。

   http://keieishi.dgblog.dreamgate.gr.jp/c2245.html

 一週間の出来事・映像に見る話題

 時代の流れを時系列的に見ると、見えないものが見えてきます。NHKの放送や新聞・雑誌などを見て、映像も交えて、お節介心から紹介しています。

 この一週間、何があったのか、一括しましたので、見落としたニュース等をご覧下さると幸いです。


23日(水)


■【今日の出来事】

 日本:秋分の日
 米国:製造業PMI
 欧州:ユーロ圏・独・仏PMI
 その他:中国製造業PMI

【時事用語解説】

■【今日のブログ】
 午前零時 【今日は何の日
 午前発信 【今日のマガジン
 正午発信  カシャリ!ひとり旅 埼玉県
 夜間発信 【トップ+コンサルタント情報

【映像に見る今日の話題】  偽ブランド品に誘惑される 2015/09/23

「日本人は、ブランド品に弱い」と言われますが、中国人の爆買いのニュースを見ていますと、結構ブランド品を身につけていたり、高級な化粧品を購入したりという様子を窺えます。ブランドに弱いのは日本人だけではないようですね。
 その心理につけこむのが、偽ブランド品商法です。偽ブランド品を「○割引」などと書いてありますと、つい誘惑されてしまうのでしょうか。もっとも、偽物であることを承知で購入する人が多いので、偽ブランド品商法がはびこってしまうのではないでしょうか。
 税関での摘発が過去最高になったというニュースがありました。2015年上半期に全国の税関が偽ブランドや著作権侵害の輸入品を差し止めた件数は、1万6000件余りという件数です。そのうちの9割以上が中国からといいます。「騙される人間が悪い」というのが中国人の言い分であるということを聞いたことがあります。
 この強引な論理が、南シナ海の軍事施設建設や尖閣諸島問題に出て来るのですね。  映像

【今日は何の日】  万年筆の日

 1809年9月23日に、イギリスのフレデリック・バーソロミュー・フォルシュが万年筆で特許を取りました。それまでは浸けペン方式で、インク壺にペン先にインクを付けて筆記していました。金属製の軸内にインクを貯蔵できる筆記具という画期的な発想で、筆記具革命を起こしました。

 浸けペンを知らない人も多い昨今です。・・・・・<続き


【ウェブサイト更新】

 【今日のマガジン】は、ブログ発行だけではなく、ウェブサイトも毎日改訂して発行しています。

24日(木)

■【今日の出来事】

 日本:スーパー・コンビニ売上高
 米国:耐久財受注額、新築住宅販売件数、イエレンFRB議長講演
 欧州:企業景況感指数

【時事用語解説】

■【今日のブログ】

 午前零時 【今日は何の日
 午前発信 【今日のマガジン
 正午発信 【時代の読み方総集編
 夜間発信 【トップ+コンサルタント情報
 臨時増刊  その日により、上記以外が発行されることがあります。

【映像に見る今日の話題】
 4K放送時代の足音が大きくなってきました 2015/09/24

「きけん、きつい、きたない」の3Kに「気色悪い」が加わると4Kになるのかと思いましたら、4Kは「きれい」なのですね。<笑い>
 ハイビジョンでも、鮮明な画質に驚いているのに、さらに画質が鮮明な4Kの時代が始まっているのです。ネット配信が先行していますが、このたび日本ケーブルテレビ連盟が、2015年12月から4Kの番組を専門に放送するチャンネルをスタートさせると発表しました。
 ケーブルテレビを視聴するご家庭は、全国で2600万世帯あるそうで、その50%から、順次、増やしていくようです。ただし、4K対応テレビだけでは受信できず、ケーブルテレビを受信する専用機器も4K対応に切り替える必要がります。
 4Kテレビも価格がこなれてきました。2年後には、現在のハイビジョンテレビと逆転するまで伸びると見込まれています。4K番組が充実してこないと、宝の持ち腐れですね。これを機に、俗悪番組も払拭されると良いのですが・・・ <詳細

■【今日は何の日】 みどりの窓口記念日

 1965(昭和40)年9月24日、コンピュータを使った指定券発売窓口「みどりの窓口」が設置されたのを記念して「みどりの窓口記念日」が制定されました。

 みどりの窓口は窓口形式だけではなく機器による発券も受けられます。クレジット機能の付いたカードを使うと・・・・・<続き

■【ウェブサイト更新】

 【セミナー情報】を毎週増補・改訂しています。

25日(金)


■【今日の出来事】

 日本:閣議、CPI(総務省)、企業向サービス価格指数(日銀)
 米国:GDP、消費者態度指数米中首脳会談


【時事用語解説】

■【今日のブログ】

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 正午発信  経営コンサルタントからのメッセージ
 夜間発信 【トップ+コンサルタント情報
 臨時増刊  その日により、上記以外が発行されることがあります。

【映像に見る今日の話題】 国連総会外交の日米中ロの思惑 2015/09/25

 9月28日から始まる国連総会を前に、各国が外交の場として利用しようと一所懸命です。
 25日に習近平主席が、オバマ大統領との会談をするにあたり、ほぼ同時期に訪米するローマ法皇の日程を変更するように強硬にアメリカに談判したと報じられました。マスコミの採り上げ方が、法皇と二分されて、自分の訪米の影が薄くなることを懸念しての外交戦略です。
 日本を少しでも手名付けようとするロシアは、日ロ外相会談でラブロフ外相が強硬な態度をぶつけてきましたが、一方で中ロ外交バランスや欧米とのウクライナ問題から、日本への秋波を忘れません。国連総会外交で、安倍総理とブーチン大統領の首脳会談が決まり、年内のブーチン大統領の日本訪問を実現させる構えです。
 プーチン大統領は、オバマ会談も要請し、積極的なところを内外に見せようとしています。
 平和な世の中になって欲しいですが、それぞれの腹の内は自国のこと、いや、それならまだ益しですが、自分自身の立場のことしか考えていないのが見え見えです。  映像

■【今日は何の日】 
主婦休みの日 彼岸開け(年により日付が異なります)

 お彼岸の中日を挟んで7日間がお彼岸ですので、その際後の日である今日は「
彼岸開け」です。
 彼岸(ひがん)とは、煩悩を脱した悟りの境地のことで、煩悩や迷いに満ちたこの世をこちら側の岸「此岸」(しがん)と言うのに対して、向う側の岸「彼岸」という。
 「彼岸会(ひがんえ)」は
・・・・・<続き

■【ウェブサイト更新】

 時代の読み方に新しい記事を毎週追加しています。

26日(土)


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■【今日は何の日】 
ワープロ記念日

 1978(昭和53)年9月26日は、東芝が世界で初めた日本語ワープロ「JW-10」を発表した日です。これを記念して「ワープロ記念日」が制定されました。
 当時の値段は600万円を超えていました。それまでは四角い盤面に1000本もの活字が並んでいた、その中から字を・・・・・<
続き

■【ウェブサイト更新】

経営情報・セミナー案内
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【映像に見る今日の話題】

◇ マイナンバー制度の基礎知識

 2016年(平成28年)1月よりマイナンバー制度の運用が開始されます。まだまだ御役人の意識が低く、運用上の不安が払拭されない中、開始してしまって良いのでしょうか?
 すでに類似制度を導入しているアメリカや韓国では、なりすましなどの問題が後を絶っていないという報道がなされています。マイナンバー制度におけるメリットはある面では理解できますが、国民にとって本当に必要な制度かどうかという観点では、代替方法がある中、今の時期には、時期尚早と言っても過言ではありません。
 先進国でこの制度を導入しているのは、アメリカなど一部の例外だけです。もちろんヨーロッパの先進国で導入している国は皆無です。
 とりあえず、政府によるマイナンバー制度についての情報を、知っておく必要があると思います。 " target="_blank">映像

 経営コンサルタントをもっと知って活用しよう

 真のプロ経営コンサルタントが、40年の経験の上に、夢を語る 映像

■【一口情報】 その秘密の質問の答えは第三者に推測されてしまうかもしれません」

 パソコンを便利に使うために、いろいろな登録が求められますが、そこからあなたの秘密が漏れているかもしれません。詳細


■■ 内閣府認証特定非営利活動法人・日本経営士協会  ←クリック

 日本経営士協会は、ご存知かと思いますが、戦後復興期に当時の通産省や産業界の勧奨を受け、日本公認会計士協会と母体を同じくする、日本で最初にできた経営コンサルタント団体です。プロコンサルタントから超初心者まで「共業・共用・共育」しています。

 あなたも仲間になりませんか?当方で、紹介状をお書きします。


【 注 】
【今日のブログ】や「映像」は、閲覧と発行時間が異なる場合には、掲載ブログとは異なるブログが表示されたり、リンクが切れていたりすることがあります。

 

■【経営トップ+コンサルタント情報】 企業経営者・管理職と士業の先生

 

 【経営コンサルタント道場】や企業経営に関する情報を見ていただくための案内ブログです。20時台に発信することが多いですが、それ以外の時間帯にお届けすることもあります。

 

 時には経営者・管理職向けとコンサルタント向けのどちらかに偏った情報もありますが、多くが企業の経営者・管理職の皆様だけではなく、経営コンサルタントをはじめととした士業の先生方のご参考になる情報をご案内します。

 

 これらのブログ以外にも、その日に感じたことや体験したこと、皆様に知っておいていただきたいと考えたことなど、お節介焼きの経営士がお届けします。

 

 読者登録をして下さると、も~~と嬉しいです!

 

【 注 】

 

内容はその日により異なりますので、上記全ての項目があるわけではありません。

 

■■ 1970年代以来の経営コンサルタント経験から、経営者・管理職と経営コンサルタントをマッチング

 

 

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■ お薦めブログ・ウェブサイト記事

 

 ◇ 士業向けセミナー

 

 ◇ 経営コンサルタントからのメッセージ

 

 ◇ 経営四字熟語・名言格言金言

 

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 日本におけるコンサルティング・ファームの老舗と言われるようになりました。

 

 まだ、ホームページを訪れたことのない方は、是非訪問してみてください。

 

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■ 経営コンサルタント向け

 

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■■【しりとく情報】人の心は何処まで読める?

2015-09-26 18:04:51 | 【話材】 ビジネス関連

■■【しりとく情報】人の心は何処まで読める?

 

 NHKの室山哲也解説委員が、最新の研究を基に、相手の心をどこまで読めるのかということを解説していました。

 私は永年経営コンサルタント業をしていますが、相手の気持ちを読めると仕事がスムーズに行くことが多いことを痛感しています。

 相手の心を科学の力で読む研究は、読心術とは違うアプローチと思い、興味を持ちました。

 

◇1 どのように人の心を読むのか?

 科学の力で相手の心を読むには、眼の動きや声など、体の動きを科学的に観察し、そこから心の状態を読み取り、医療や心の研究に生かそうという技術を用います。

 私たちの心というは、体と密接な関連があることに着目しているのです。心拍、血圧、精神発汗、声の震えなどの形で心の状態が体に表れることを利用します。眼の動き、特に瞳孔の大きさから心を読む研究が進んでいます。

 モニターに色々な画像を出し、その時の表情(目、口元、眉毛などの角度)、視線、瞳孔の大きさで、対象に対する人間の心の状態を把握する仕組みです。

 モニターには、視線の方向と、注目度が丸の大きさで示されます。そのデータと表情解析のデータをリンクさせると「どのような気持ちで、どこに、どの程度注目しているか」を知ることができるのです。

 

◇2 人の心を読める精度

 それでは、科学的に人の心を読むという場合に、どの程度の精度があるのでしょうか?

 人の瞳孔の大きさは意識的に私たちは変えることはできないのだそうです。そのために瞳孔の大きさを利用しますと、かなりの精度で読むことが可能だと言います。

 すでに国内のメーカーの研究所や、心理学を研究する大学で20か所ほどが、このシステムを導入しています。

 この技術をどのような分野に応用できるのか、興味が湧いてきます。

 その一つが、商品やCMコンテンツの評価です。これらを消費者に見せて、その心理を調べることにより、そのデザインや表現をよりよいモノにすることが可能となります。

 さらに進みますと、例えば家事ロボットに組み込んで、掃除をしながら家族の心理を理解するロボットが開発されるかもしれません。

 車に導入してドライバーの心理状態を把握すれば、事故防止に利用できます。

 自販機の前に立ちますと、その人の心理や気分に応じた飲み物を推薦してくれる、お助け機能付き自動販売機が街角に立っているかもしれません。

 そこまで行くと「大きなお世話」お節介の度が過ぎると感ずる人もいるかもしれませんね。

 

◇3 人の心を読む応用事例

 人の心を科学的に読む技術の応用事例をいくつか紹介しましたが、脳科学の分野ですでに実験的に利用している応用事例を紹介しましょう。

 脳を直接解析して、心を解析する技術です。特に、寝ている間に見る夢を画像化することに成功し、これを応用しようというのです。

 人間が夢を見ている時の脳血流変化をfMRIという最新機械で測定し、夢の内容をあてるシステムが開発されました。

 被験者が起きている時に、たくさんの写真を見せておきます。脳血流変化のパターンデータをコンピュータにインプットします。

 被験者は脳波計をつけ、眠ります。脳血流変化のデータをとります。

 その後、同じ被験者が睡眠をとり、夢を見ている時の脳血流パターンを解析して、どのような種類の写真を見ている時のパターンに近いかをしらべて、その写真をモニターに映し出せば、大まかな夢の内容が分かるという仕組みです。

 コンピュータには、たくさんのデータが入力された後で、写真と脳血流の関係の法則性がすでに構築されています。

 被験者は、夢を見た直後に起こされ、データからつくられた画像と実際の夢を照合して、夢の内容が正しいかどうかを確認します。

 現状では、夢に出てくる物の、詳しい形や色までは、まだわからないが「男の人の顔」「女の人の顔」「車」「建物」など、カテゴリーレベルでは夢をあてることができるところまで来ています。

 今後、研究が進められれば、夢をオリジナルに画像化できる可能性もあります。開発が進めば、神経内科や精神科での治療やカウンセリングにも応用できることが期待されています。

 また、人間心理、夢の研究などの道具にもなっていくかもしれません。

 しかし、個人的な精神世界の研究ですからプライバシーの問題に触れます。きちんとしたルールを作り、倫理的問題をクリアしながら、健全な活用ができるようにしてほしいものです。

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■■【時代の読み方・土曜版】 この一週間の映像 2015年9月4週前半 0926

2015-09-26 13:28:12 | 【話材】 ビジネス関連

■■【時代の読み方・土曜版】 この一週間の映像 2015年9月4週前半 0926

  文字数制限のため、週を前半と後半に分けて掲載致します。

  後半は、準備でき次第発信いたしますが、日曜日正午頃の予定です。

 一週間の出来事・映像に見る話題

 時代の流れを時系列的に見ると、見えないものが見えてきます。NHKの放送や新聞・雑誌などを見て、映像も交えて、お節介心から紹介しています。

 この一週間、何があったのか、一括しましたので、見落としたニュース等をご覧下さると幸いです。

19日(土)


■【今日のブログ】

 午前零時 【今日は何の日
 午前発信 【今日のマガジン
 正午発信 【
マガジン・一週間を映像で振り返る<週前半>
 夜間発信 【トップ+コンサルタント情報
 臨時増刊  その日により、上記以外が発行されることがあります。


■【今日は何の日】 
苗字の日


 江戸時代までは「○○村のたろべえ」などと名前だけでしたが、1870年9月19日に平民でも苗字を名乗ることができるようになりました。戸籍管理をきちんと行う貯めに、太政官布告が出され、実現したのです。
 ところが苗字を名乗る人が少なく1875年2月13日に、全ての国民が姓を名乗ることが義務づけられました・・・・・<続き


【映像に見る今日の話題】 補正予算案と平成27年度予算案をわかりやすく

 平成26年度補正予算案及び平成27年度予算案の閣議決定を踏まえ、予算案の内容について、担当者が直接、分かりやすく説明した動画が中小企業庁から公開されました。 http://www.chusho.meti.go.jp/koukai/yosan/2015/150123yosanan.htm" target="_blank">映像

 真のプロ経営コンサルタントが、40年の経験の上に、夢を語る 映像

■【一口情報】 「警告 あなたのパソコンでウィルスが検出されました」に注意

「『あなたのパソコンでウイルスが検出されました』という音声がパソコンから聞こえた」という相談がIPA(独立行政法人情報処理推進機構)に多く寄せられています。このような警告が出れば当然のことながら、誰でも心配になりますよね。

 この警告に不安を覚えた利用者が、慌てて電話をかけると、結果的に遠隔サポートとソ
フトウェアの購入を案内されたとのことです。音声や画面表示でパソコンに不慣れな利用者に不安をかき立て、騙してソフトウェアの購入を促す新たな手口と考えられます。  詳細


■【ウェブサイト更新】

経営情報・セミナー案内」を増補・改訂致しました。

 

20日(日)

■【今日の話題】  経営コンサルタントという素晴らしい職業

「経営コンサルタント」というと、胡散臭い職業と思っている人がいるようです。私は、1970年代から経営コンサルタントをやってきた、これが自分の天職であり、誇りに思える職業と、永年やってきました。
 一方、「経営コンサルタント=中小企業診断士」と思い込み、受験勉強をしてから難関試験に合格しないと開業できない困難な職業と思い込んでいらっしゃる方も結構見受けます。
 やりがいはありますが、確かに難しい職業ですが、開業するには”コツ”があるのです。そのコツを、永年の経営コンサルティング経験からご披露いたします。  <詳 細

■【今日は何の日】 空の日

 1911年9月20日に山田猪三郎が開発した飛行船が成功したことを記念して「空の日」が制定されました。
 最初は、1940年に「航空の日」として制定されましたが、戦争で中断されました。1953年に復活することになり、運輸省(現在の国土交通省)航空局が1992年に「空の日」と改称して再出発することになりました。
 日本で初めて飛行機により空を飛ぶことに成功したのは・・・・・<続き

■【今日のブログ】

 午前零時 【今日は何の日
 午前発信 今日のマガジン
 正午発信 【
マガジン・一週間を映像で振り返る
 夜間発信 【トップ+コンサルタント情報


【映像に見る今日の話題】 映像 動画で観る「中小企業庁の施策」

 政府予算の中で、年間5000億円が中小企業の施策に使われています。これを利用しないのはもったいないです。このページでは、次のような中小企業向けの国の支援策のポイントを、映像で紹介しています。
 ①被災地の復旧・復興
 ②消費税転嫁対策
 ③小規模企業への支援策


 真のプロ経営コンサルタントが、40年の経験の上に、夢を語る 映像

■【ウェブサイト更新】

今日は何の日
に最新一週間分をアップロードしました。
あなたのPCでウィルス検出という警告メッセージを追加しました。

21日(月)

■【経営コンサルタントの独り言】   一週間を見るpoint

 テレビや新聞を見る人も、最近ではスマホでニュースを情報を入手をする人が多いのでしょう。「今週、何が起こるのかな?」という視点でいますと、事前情報を得ていると、ニュースや情報を見逃しにくいですね。
 ヨーロッパの移民問題が大きくクローズアップされてきています。当初100万人のEU受入をドイツが表明していましたが、200万人にふくれあがりそうな気配です。SNSを利用して、難民が情報交換をしているために、難民が後を絶たない状況になっています。
 25日には米中首脳会談が予定されています。中国の理不尽な海外展開に歯止めをかけたいアメリカです。一方で、中国経済停滞の懸念から、あまり中国をたたくこともできず、痛し痒しの面もあります。どのような会談内容になるのでしょうか?

 20日(日) 欧州:ギリシャ総選挙
 23日(水) 中国:製造業PMI
 24日(木) 米国:耐久財受注
 25日(金) 日本:全国消費者物価指数
        米国:GDP、米中首脳会談


■【今日の出来事】

 日本:敬老の日

【時事用語解説】

■【今日のブログ】
 午前零時 【今日は何の日
 午前発信 経営マガジン
 正午発信 新・新米経営コンサルタントの独立起業日記
 夜間発信 【トップ+コンサルタント情報
 臨時増刊  その日により、上記以外が発行されることがあります。

■【今日は何の日】 世界アルツハイマーデー

 医療機器や技術の高度化で、平均寿命が延びてきています。このことは好ましいのですが、痴呆やアルツハイマー病の方(ADI)も増えています。
 1994年9月21日に、国際アルツハイマー病協会(ADI)の国際会議で、患者やその家族への支援促進をするための宣言が採択されました。
 アルツハイマー病や痴呆というのは日本・・・・・<続き

■【ウェブサイト更新】

 今週の出来事
を最新情報に改訂しました。

22日(火)

■【今日の出来事】

 日本:国民の休日

【時事用語解説】

■【今日のブログ】

 午前零時 【今日は何の日
 午前発信 【今日のマガジン
 正午発信 【心で経営
 夜間発信 【トップ+コンサルタント情報
 臨時増刊  その日により、上記以外が発行されることがあります。

■【映像で見る今日の話題】  遅々として前進しない地方創生 2015/09/22

 安倍総理に背を向けながらも、政略的にポストを与えられている石破大臣ですが、10月の内閣改造でもしぶとく残れるのでしょうか。
 その石破大臣が担当する「地方創生」ですが、めざましい進展があったようには思えません。東京一極集中が叫ばれ、東京にある本社機能の一部を地方に移転するという旗振りもあまり前進が見られていないようです。企業経営者とすれば、ムリして本社機能を分散する意味もあまりないでしょうから、積極的にはなれないでしょう。
 再選された安倍総理ですが、安保関連法案を力で押して強行採決したので、今後は経済政策に力を入れてくるでしょう。晋に国民を思う政治になってくれることを切に望みます。
  <映像

■【今日は何の日】カーフリーデー

 今日9月22日は「カーフリーデー」で、1997年9月9日にフランスで社会実験が行われ、1998年から全国一斉に実施されるようになりました。車依存度を見直す日で、世界の約2000都市で通行規制が行われます。
 日本でも横浜市や名古屋市など10都市くらいが秋分の人を中心に実施しています・・・・・<続き

■【ウェブサイト更新】

 無料e-Learning講座で「ロジカル・シンキング」をマスターして、論理思考を身につけましょうましょう。私が、文科省の外郭団体に協力して、このプログラムの監修をしています。

 
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◇◇ 心で経営  経営は心でするもの、経営の真髄は?

 


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■■【経営コンサルタント道場】 時代が求める人材を育てる研修講師の選び方

2015-09-25 16:50:54 | 【話材】 ビジネス関連

■■【経営コンサルタント道場】 時代が求める人材を育てる研修講師の選び方

 厳しい経営環境が続く中で、言い古された「少数精鋭主義」という考え方が再評価されています。

 企業が持っている経営資源には限界があります。この限られた経営資源を有効活用することが、根治にの経営の重要な課題です。経営資源の中でもとりわけ「ヒト」という経営資源の重要性を無視することはできません。

 そのために、企業は社員研修を継続的にやらざるを得ません。ところが、一方で「雇用の流動化」で社員を教育してもすぐに辞めていってしまうという悩みがあります。

 愚痴を言っていても始まりません。社員が辞めていくということは、その企業に魅力がないからです。企業に魅力を持たせるには、経営資源の良質化、すなわち「経営品質」を高める必要があります。

 「ヒト」という経営資源を良質化するためには、良質な社員を採用することと、手持ちの社員を教育していくという方法があります。そこで上述のように社員研修がクローズアップされてきているのです。

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■■【心de経営】 実践編 22 為政第2-1 17 政を為すに徳を以てす

2015-09-25 14:26:42 | 【話材】 ビジネス関連

■■【心de経営】 実践編 22 為政第2-1 17 政を為すに徳を以てす


 【心de経営】は、「経営は心deするもの」という意味になります。それとともにフランス語の前置詞であります「de(英語のof)」を活かしますと、「経営の心」すなわち、経営管理として、あるいは経営コンサルタントとして、企業経営をどの様にすべきか、経営の真髄を、筆者の体験を通じて、毎月第二火曜日12時に発信いたします。

【筆者紹介】 特定非営利活動法人日本経営士協会理事長 藤原 久子 氏

 北海道札幌市出身、平成元年7月に財務の記帳代行業務並びに経理事務員の人材派遣業の会社を設立し代表取締役として現在に至っています。
 平素、自社において、従業員満足・顧客満足・地域貢献企業を目指し、ワーク・ライフ・バランスを重視した経営に心がけています。
 一方、自社における経験をもとに、経営コンサルタントとしての専門知識を活用しながら、客観的に現状を認識し、問題発見・解決策の提案や業務改善案、経営戦略への提言など、企業の様々な問題の共有を図りながらアドバイスをしています。

写真 ←クリック

 

 本メルマガで【心で経営】の新シリーズが始まり数か月が経過しました。混濁した世の中を生き抜く術・視点は何処にあるのかを私なりにお伝えする事ができればと願いつつ、企業経営の心髄に論語の精神が重なっている事に気付かされ、渋沢栄一に共鳴し、論語が私の愛読書の一つとなっています。

 中国、戦国時代の思想書「大学」におきましては、治国平天下(ちこくへいてんか:国を治め天下を平和に保つこと)の方が主体でありますが、私の論語への想いは、個人的規範が主体になっています。

 そのことから自らの修養の為に論語を学んでゆくのが最適であると考えたのです。何時の時代にあっても、また時代の変化の中でも、いわゆる不倒翁(「起き上がりこぼし」と同意として行き抜いて人間の持っていた、自らの修養と経験に基づくものが、企業経営をしてゆく上で極めて重要であると確信しています。

 ここでご紹介する渋沢栄一の生涯は『論語』との出会いにあります。「明治維新を作った徳川時代的教養とはどういうものであったのでしょうか。徳川時代は、一般的な民においても職字率が非常に高く、当時の世界的水準ではトップではなかったかと言われております。『雨夜譚』をみますと、6歳のときに父の市郎右衛門から教育を受けていたとあります。

 その前の5歳のときから既に文章を読む教養を教えられていて、学ぶという一番基礎を幼児に叩き込まれた渋沢栄一が一番親しんだのは、論語でした。7歳の頃に読み始め亡くなるまで読み続けていた渋沢栄一は、84才から2年余かけて膨大な『論語講義』を遺しました。この点ではまさに不易(ふえき:いつまでも変わらないこと)です。

■ 渋沢栄一の論語講義 : 為政第2-1 17

  政を為すに徳を以てす

 

■【読み】

政(まつりごと)を為(な)すに徳を以てす

 子曰く、政を為すに徳を以てす。譬えば北辰(ほくしん)の其所(そのところ)に居(お)りて、衆星(しゅうせい)の之に共(むか)うが如(ごと)きなり。

 

■【口語訳】

 子曰く、政(まつりごと)を成すには徳を以てす、という言葉がある。これは、北極星がその位置を少しも変えず、周りのすべての星が、これを中心に目指しながら回転する様子を譬(たと)えたのである。

                参考文献 論語と渋沢栄一 プレジデント社

【コメント】

 「徳の深い政治を行うという事は、ちょうど北極星が天空の一点にいて、そのまわりを他の多くの星がまわっている様子に」譬えているのです。この様子はちょうど北極星がいつも同じ場所にいるのに対し、他の多くの星が北極星を中心に目指して回転運行している状況を指しています。

 言い換えますと「仁の心で恕の政治」を行えば、道徳性を持った信頼する政治ができないものかと考えたのです。徳を慕って集まってくるという北極星のような人物になりたいですし、目指したいと願います。

 民衆を愛する徳を兼ね備えたものが政治にあたるのであれば、天の無数の星を規則正しく運動させる北極星のように、徳を有すトップと無数の人民が最適な場所に布置されることによって国家安泰の政治が出来るというのが孔子の政治哲学であります。

 また孔子が理想とした政治のあり方とは有徳の君子が「仁・義・礼・智・信」の徳をもって率先垂範を旨とする政治をいい、人民に道徳や良心を自発的な社会秩序として生み出そうと尽力したのです。こうした考え方を企業・組織に置き換えて考えると同様の事がいえると思います。

 そこで人間としての歩む道を基軸に、コンサルタントとしてクライアント様の繁栄・成長のために何が必要なのかを常に価値を創出発信し、まわりの環境に変化を齎す様な動きが必要です。個を磨き組織を動かす精神の波動が今、求められているのです。

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■■【ひとつ上のパソコン活用】 サイト登録の「秘密の質問」から情報が漏れてしまう

2015-09-24 13:13:54 | 【話材】 ビジネス関連

■■【ひとつ上のパソコン活用】 サイト登録の「秘密の質問」から情報が漏れてしまう

 ICT(IT)は、知っているようで知らないことが結構あります。他の人の使い方を見ていると、自分が知らなかった使い方を見出すかもしれません。



■「警告 あなたのパソコンでウィルスが検出されました」に注意

「『あなたのパソコンでウイルスが検出されました』という音声がパソコンから聞こえた」という相談がIPA(独立行政法人情報処理推進機構)に多く寄せられています。このような警告が出れば当然のことながら、誰でも心配になりますよね。

 この警告に不安を覚えた利用者が、慌てて電話をかけると、結果的に遠隔サポートとソ
フトウェアの購入を案内されたとのことです。音声や画面表示でパソコンに不慣れな利用者に不安をかき立て、騙してソフトウェアの購入を促す新たな手口と考えられます。

 IPAでは、その対策や注意点を紹介していますので、そのポイントをご紹介しておきます。


◇ 警告メッセージはBGM再生と同じ原理

 「PCサポート」というウェブサイトにアクセスすると、突然、「ウイルスを検出しました」と警告する音声が聞こえてきても大半は心配無用です。広告バナーなどの不用意なクリックや、ウェブサイトの自動遷移(リダイレクト)などによって、そのサイトに誘導されてしまった可能性があります。

 この音声が聞こえるという現象は、ウェブサイトでBGMを流すための仕組みと同じです。すなわちあるサイトを訪問すると音楽が聞こえてくることがありますね。音楽の代わりに、この警告メッセージが自動再生されているだけです。本当にあなたのPCがウィルス感染しているかどうかをチェックできる機能ではないのです。


◇ 電話をかけると遠隔サポートとソフト購入を案内される

 その音声を聞いて不安になって、音声指示に従って実際に電話をかけてしまうと、次の段階に進んでしまいます。心配しないで、電話をかけるなどの行動を起こさない方が安全なのです。

 電話をかけると、先方から「遠隔サポートによるウイルス駆除を行います」という対応で、遠隔操作ソフトのインストールをするように案内されます。その結果、遠隔操作ソフトがインストールされ、その後、有償ソフトウェアの購入を促されてしまいます。

 ここで気がつけば良いのですが、そうでないと、遠隔サポートの費用請求や遠隔操作でパソコン内のファイルに勝手にアクセスされるようなことが起こるかもしれません。2015年8月末現在では、実害があったという報告はないそうです。

 ただし、電話をかけて、有償ソフトウェアの購入をすれば請求されますので、もし、購入を求められたら、断ってください。しかし、遠隔操作ソフトは、早急にアンインストールしてください。

 要は、このメッセージが表示されても、電話をかけないことが最善かつ賢明な策です。

と考えます。

 詳細
 https://www.ipa.go.jp/security/txt/2014/11outline.html

 情報セキュリティ安心相談窓口
 Tel: 03-5978-7509 Fax: 03-5978-7518
 E-mail: 電話番号:03-5978-7509までお問い合わせください。
 技術本部 セキュリティセンター

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■■【一口情報】 今日の情報をワンストップで

2015-09-24 10:43:28 | 【話材】 ビジネス関連

■■【一口情報】 今日の情報をワンストップで

【日刊経営マガジン】ブログでは、【今日は何の日】【経営コンサルタントの独り言】など、その日のブログをワンストップで見ることができます。

 

季節の移ろいを見せる毎日ですし、毎日が変化の日です。今日の出来事は何なのかを起点に、経営の視点で物事を見て、徒然に自分の思いを記述した、エッセーとは異なる文章にまとめています。

 

毎日、【今日は何の日】の内容をコンパクトにご紹介し、ご興味のあった日の詳細はリンク先を見てください。

 

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■■【経営コンサルタントの独り言】 日本文化財の危機

2015-09-23 20:32:00 | 【話材】 ビジネス関連

■■【経営コンサルタントの独り言】 日本文化財の危機

 時代の流れを時系列的に見ると、見えないものが見えてきます。NHKの放送や新聞・雑誌などを見て、お節介心から紹介しています。


独善解説

■ 日本文化財の危機

 国宝を含む国の重要文化財に指定されている美術工芸品が180点も所在不明になっていることがわかりました。このショッキングなニュースについて、NHKの柳澤伊佐男 解説委員が解説している番組を見ました。

 氏の解説を中心に、消えた国の文化財についてまとめてみました。

 国宝を含む国の重要文化財に指定されている美術工芸品が180点も所在不明になっていることがわかりました。このショッキングなニュースについて、NHKの柳澤伊佐男 解説委員が解説している番組を見ました。

 氏の解説を中心に、消えた国の文化財についてまとめてみました。

◇1 国宝・重文とは

 まず、国宝とか重要文化財(重文)といわれます財とは、どういったものなのかを整理してみたいと思います。

 国の重要文化財というは、形のある有形文化財のなかでも、歴史的、芸術的価値などが特に高いものを指します。

 そのしていは、誰が行うのでしょうか。

 まず、各地の文化財の中から候補が選ばれます。文部科学省関連の文化審議会で審議された候補をもとに、文部科学大臣が指定します。その中でも、極めて優れたものが、国宝に指定されるのです。

◇2 なぜ、発覚したのでしょうか

 国宝や重要文化財の中には、城や寺・神社の建物なども指定されていますが、今回問題となっています、所在不明の重要文化財180点というのは、主に彫刻、工芸品などの美術工芸品でした。

 「文化財の所在が不明」という信じられないこととはどの様な状態なのでしょうか。

 「誰が所有し、どこにあるのか、国が把握できなくなった状態」を指すというのです。国宝や重文の所在がわからないという信じられない状態がなぜ起こるのでしょうか?

 この問題がクローズアップされました契機は、2013年10月にNHKが番組で取り上げた結果、大きな反響に繋がったのです。この報道がきっかけとなって、ようやく国の重要文化財1万500点余りの所在を確認する調査が開始されたのです。

 その結果、国宝3点を含む、合計180点が所在不明と判明したわけです。

◇3 所在不明の文化財

 所在不明となっている国宝3点というのは、刀剣です。

 その一つは、刃渡り25 cmの鎌倉時代の短刀(銘国光)で、江戸幕府の最後の将軍、徳川慶喜が腰に差していたと伝えられています、名刀の一つです。

 主な重要文化財としては、平安時代の貴族、藤原道長の孫にあたる僧侶が持っていたという、「木像不動明王立像」という仏像があります。中世の人々の病や治療法などが描かれた絵巻物もあります。

 さまざまな文化財が消えているのですが、多くが日本の文化を知る上で、貴重なものばかりです。

 もっとも多いのは、上述の3点の国宝を含む刀などの工芸品で、全部で96点が消えてしまっています。

 2番目が、書やお経などの書跡・典籍で38点で、続いて、彫刻17点、会が15点、その他14点という内訳です。

◇4 なぜ不明になってしまったのでしょうか?

 理由はいくつかあります。

 一番多かったのは、所有者が引っ越して、連絡が取れないという状況で、69点あります。価値あるモノが取り残されて、引っ越すという信じられないことが起こるのですね。

 2番目は、所有者が死亡したため、誰に譲られたのかなど、事情がわからなくなってしまって、トレースできなくて行方知れずになってしまっているのです。40点ありますから、ひょっとすると、身近にあるかもしれませんね。

 盗難が最も多い理由かと思っていましたが、33点で全体の20%近くになり、38点は理由もわかりません。

◇5 国宝・重文の管理者は?

 国宝や重文という国が指定した文化財ですので、すべて国が管理しているものと思っていましたが、そうではないのですね。

 所有者は、国以外、お寺や神社、個人、企業など、さまざまなのです。

 文化財の保存や修復のために国は補助金を出しますが、日常の管理は、所有者に任せられています。

 大切な文化財ですから、その所在地や所有者が変わった場合には、国への届け出が義務づけられています。届け出を怠った場合や、うその届け出をした時には、ものにより5万円以下、価値あるものでも10万円以下と制裁金が科されますが、それほど大きな金額ではありません。

 今回対象となっています180点では、盗まれたものは別として、国に届け出がないまま、焼失してしまっているのです。

◇6 問題の背景には何が?

 なぜ、届け出がないのか、主な理由として2つあります。

 そのひとつは、変更届が必要だということを所有者、特に個人所有者に知られていないという実態があることです。

 全体の70%あまりに相当します、131点が個人所有であることが今回の調査で解りました。しかも、そのほとんどが、国の指定を受けてから50年以上も経っているのです。

 個人所有者の多くが代替わりしているため、必要な手続きを知らずに譲ったり、売却したりするケースが多いのかもしれません。

 2つめの理由は、正しい手続きをしないで売買されていることです。

 重要文化財を売り渡す際には、まず所有者が、相手や予定の金額などを、あらかじめ、国に申し出なければならないことになっています。国に買い取りの優先権が認められているのですね。

 国が買い取らない場合、相手と売買の契約をし、新しい所有者が変更届を国に提出します。

 このような手続きに、一定の時間がかかるため、すぐに金銭が必要な人などは、無断で売却することがあるようです。

 国宝や重文ということがわかる書類がなければ、国指定の文化財とわからないまま、売買されてしまうようです。その一方、いわゆる「闇市場」があり、重要文化財ということが付加価値になり、高値で取り引きが成立しますので、不正な売買につがってしまいます。

 今回不明になっています180点のうち、11点は、無断で売却されたことが判明しています。おそらくこれは、氷山の一角でしょう。いったん売買の対象になってしまいますと、所在を確認するのは、なかなか難しくなることは、素人でも想像がつきます。

◇7 再発の防止策はないのでしょうか?

 専門家筋によりますと、所在不明の文化財は、今後さらに増える可能性があると見られています。

 そのような中で、文化庁では、以下のような再発防止策を示しています。

 往復はがきやメールで、所有者と直接連絡を取ったり、都道府県の担当者などが所有者のもとを訪れ、現物を確認したりするという方法があります。

 不正な売買に対しては、古美術商から情報を求めたり、インターネットをチェックしたりして、監視を強化する方針です。

 このような対策で問題は解決するのでしょうか。

 所有者からの届け出に頼った所在確認の方法では、不明になった文化財が次々に出てくることは、あまり期待できそうもありません。

 このような国宝や重文が不明にならないようにするには、盗まれたことが明らかなものや、一定の期間を経ても所在の確認ができないものは、指定を取り消すといった思い切った対応が必要ですと、柳澤解説員は力説しています。

 国宝や重要文化財は、適切な保存管理とともに、広く国民に公開することが求められているはずです。おそらく、不明になったものの多くは、私たちの目に触れる機会がなかったのでしょう。

 国指定の文化財が消えるという事態を繰り返さないようにするために、データベース化して、それを強制的に何年に一回とか、公開の義務を負わせるなどしてはどうでしょうか。それにより、私たち国民も、国宝や重文に接する機会が増え、その結果、関心が高まれば、その保護にも繋がると思います。


  
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