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経営コンサルタントへの道

コンサルタントのためのコンサルタントが、半世紀にわたる経験に基づき、経営やコンサルティングに関し毎日複数のブログを発信

【ロジカル・シンキングがよく身につく】 6-7-320 第三章 ロジカル・シンキングの思考用具 ロジカル・シンキングの思考用具 ヒエラルキー・ツールで階層思考 リスキリング・ミニ講座

2024-05-26 12:03:00 | 【心 de 経営】 経営のヒント

  【ロジカル・シンキングがよく身につく】 6-7-320 第三章 ロジカル・シンキングの思考用具 ロジカル・シンキングの思考用具 ヒエラルキー・ツールで階層思考 リスキリング・ミニ講座

「筋の通った人生を送るためのリスキリング」

 この度、日本人の多くが不得意としている論理思考力体得のための書籍「ロジカル・シンキングがよくわかる本」を、新規書籍に匹敵するくらい大幅改訂をして上梓することになりました。

 ロジカル・シンキングを身に付けて、筋の通った思考をし、説得力ある表現力を身に付け、一歩上の人生を歩んでいただくことを祈念して、本書のご紹介をして参ります。

 

 

■7-3 第三章 ロジカル・シンキングの思考用具

 「ロジカル・シンキング」というと難しく感じるかもしれませんが、ビジネスパーソンの皆さんは、すでに何らかのかたちでロジカル・シンキングを使っているはずです。それを更に深めて行くには、自己流では限界があります。

■7-320 第三章 ロジカル・シンキングの思考用具 ロジカル・シンキングの思考用具 ヒエラルキー・ツールで階層思考

 第3章 ロジカル・シンキングの思考用具

  3-1 ロジカル・シンキングのツール
  3-2 ヒエラルキー・ツール
  3-3 フレームワークでロジカル・シンキングを進める
  3-4 フレームワーク ちょっと高度なツールをロジカル・シンキングに試用
  3-5 フレームワーク マトリックスを使いこなす
  3-6 フローツールでロジカル・シンキングを進める

 ロジカル・シンキングを習得するには、❶論理基本、❷論理手法、❸論理用具の3項について体得するのが近道であることはお話済みです。

 頭の中だけの思考では、MECEにならなかったり、抽象的であったりしがちでず。ここでは前章で紹介した様々な思考手法を手助けするためのツールを解説します。
 ツールとして、まずはロジカル・シンキングと密接に関係する「ロジックツリー」が挙げられます。その他、フレームワークの代表的なツールである「マーケティングの4P」や、各種マトリックスのロジカル・シンキング的な利用法を学びます。そのほか、ロジカル・シンキングの助けになるツールについても復習しておきましょう。

 「ロジカル・シンキングを習得するには論理思考用具を征服せよ」と言っても過言ではないほど、ロジカル・シンキング・ツールは重要です。
 ロジカル・シンキング・ツールは、第二章と連携し、大きく3つのグループに分けて理解しますと、ロジカル・シンキングの活用がスムーズに進むでしょう。「ヒエラルキー・ツール」、「フレームワーク・ツール」、「フロー・ツール」です。

 第三章「ロジカル・シンキングの思考用具」の1節では「ロジカル・シンキングのツール」と題して、ロジカル・シンキング・ツールについてご紹介します。
 ロジカル・シンキングには、ロジカル・シンキングに適したツールを利用するのが一般的です。  ロジカル・シンキング専用ではないツールの中にも,ロジカル・シンキングに役立つものがあるので.あわせて紹介します。

 「ロジカル・シンキングを習得するには論理思考用具を征服せよ」と言っても過言ではないほど、ロジカル・シンキング・ツールは重要です。
 ロジカル・シンキング・ツールは、第二章と連携し、大きく3つのグループに分けて理解しますと、ロジカル・シンキングの活用がスムーズに進むでしょう。「ヒエラルキー・ツール」、「フレームワーク・ツール」、「フロー・ツール」です。
 ヒエラルキー・ツールは、第二章の階層思考を具体的に進めるのに適したツールです。フレームワーク・ツールは第二章の枠組み思考思考、フロー・ツールは過程思考に適しています。しかし、それぞれの組み合わせは、固定的ではありませんし、第二章で説明しました、他の思考法を組み合わせることもしばしばあります。

 第三章1節「ロジカル・シンキングのツール」では、どの様なツールがあるのか、本書におけますロジカル・シンキング・ツールの概要について理解をしていただきます。
 まず、ここでいう「ツール」とは何か、論理的な思考を助けてくれる便利なツール(道具)とはどのようなものなのかについてお話します。
 そして、それらの「ツール(道具)」を利用するに当たって共通するポイントについて理解していただきます。
 その上で、「ロジカル・シンキングに使う便利なツール」にはどの様なツールがあるのか、ロジカル・シンキング・ツール体系をご紹介します。

■自己変革体験をベースにしたロジカル・シンキング書

 ビジネスに役立つ論理的思考法「ロジカル・シンキング」が図解でよくわかる入門書です。2006年に本書初版を出版してから3回の大きな改訂を含む改訂を繰り返してきたロングセラー・ビジネス書の紹介です。

 これまでは、本書出版の経緯と、類似他書外床が異なるかについてお話してきました。
 ここからは「論理思考の必要性が高まっている」についてお話してまいります。

■ 本書執筆の契機

 筆者は、必ずしも論理思考力を駆使して、商社マン10年、経営コンサルタント約半世紀を過ごしてきたわけではありません。むしろ、論理思考の必要性を痛感してきました。

 そのために、業務を通して必死に論理思考力を身に付ける努力をしました。努力をしたといいますよりは、努力をせざるを得なかったのです。
 その過程で、ロジカル・シンキングやクリティカル・シンキングが、論理思考を業務に活かせることを発見しただけではなく、ロジカル・シンキングそのものが論理思考力を身に付けるための強化ツールであることも発見しました。

■ 他書とどこが異なるか

 論理思考に関する書籍はコーナーがひとつできるほど、いろいろな書籍が出ています。ロジカル・シンキングは、その中でも比重が非常に高く、従って既刊書の数も他の分類よりも多くなっています。

  はじめに

   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/692dfe619907f019f9a684c1add0698f

 本書は、大きく、次の5つの点で他書と異なっているといえます。

 ①論理思考を不得意としている者が執筆している

   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/a2aa5c16f1b08723ddf21c8a752259fe


 ②講演・執筆実績から内容が進化し続けている

   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/acb4602f301f23a95cbbe7e6ded381d0

 ③筆者自身の思考力養成体験から執筆している

   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/5050541b16a5cae084f732d87fc44b5e

 ④ハウツー本+トレーニングブックという性格を持っている

   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/dc36796bde9414e31b8fc27090b6fb57

 ロジカル・シンキングだけではなくコミュニケーション力も重視

   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/e6d3d4bb4f9f347885f339deef1111bc

■ 本書の内容

 本書の目次は、下記のようになっています。
  第1章 ロジカル・シンキングの基本と本質
  第2章 ロジカル・シンキングの思考手法
  第3章 ロジカル・シンキングで活用する便利なツール
  第4章 ちょっと高度なツールでロジカル・シンキングに挑戦
  第5章 ロジカル・シンキングによるニーズ把握
  第6章 ロジカル・コミュニケーションで理解を得る

 本書第1章から2章までは、論理思考力を高めるために、ロジカル・シンキングに不可欠な基本的知識を応用力として活かすには、なにが基本で、どの様な思考手法を「体得」したら良いのかという観点を重視しました。

 第3章では、ロジカル・シンキングを行う場合に必要なツールについて、どのようなツールがあり、それをどのように使ったらより効果を上げられるのか、利用面からの分類と特質を詳説しています。

 第4章以降は、ロジカル・シンキングを実務にどの様に活かすか、とりわけコミュニケーションを効果的に進めるには、ロジカル・シンキングを通した論理思考をいかに活かすかという視点で改訂しました。

 本書は、単なる読み物として、あるいは参考書としてのロジカル・シンキングではなく、実務に使いながら、論理思考力を高められるように、「思考しながら体得する」をキーワードにして追補し、改訂しました。

■ 詳細情報・ご注文

 書店でご注文して下さると幸いです。

 アマゾンでも購入できますので、こちらからのご注文でも結構です。

  図解入門ビジネス 最新ロジカル・シンキングがよくわかる本 | 今井信行 |本 | 通販 | Amazon

 


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【ロジカル・シンキングがよく身につく】 6-7-310 第三章 ロジカル・シンキングの思考用具 ロジカル・シンキングのツール リスキリング・ミニ講座

2024-05-20 12:03:00 | 【心 de 経営】 経営のヒント

  【ロジカル・シンキングがよく身につく】 6-7-310 第三章 ロジカル・シンキングの思考用具 ロジカル・シンキングのツール リスキリング・ミニ講座

「筋の通った人生を送るためのリスキリング」

 この度、日本人の多くが不得意としている論理思考力体得のための書籍「ロジカル・シンキングがよくわかる本」を、新規書籍に匹敵するくらい大幅改訂をして上梓することになりました。

 ロジカル・シンキングを身に付けて、筋の通った思考をし、説得力ある表現力を身に付け、一歩上の人生を歩んでいただくことを祈念して、本書のご紹介をして参ります。

 

 

■7-3 第三章 ロジカル・シンキングの思考用具

 「ロジカル・シンキング」というと難しく感じるかもしれませんが、ビジネスパーソンの皆さんは、すでに何らかのかたちでロジカル・シンキングを使っているはずです。それを更に深めて行くには、自己流では限界があります。

■7-310 第三章 ロジカル・シンキングの思考用具 ロジカル・シンキングのツール

 第3章 ロジカル・シンキングの思考用具

  3-1 ロジカル・シンキングのツール
  3-2 ヒエラルキー・ツール
  3-3 フレームワークでロジカル・シンキングを進める
  3-4 フレームワーク ちょっと高度なツールをロジカル・シンキングに試用
  3-5 フレームワーク マトリックスを使いこなす
  3-6 フローツールでロジカル・シンキングを進める

 ロジカル・シンキングを習得するには、❶論理基本、❷論理手法、❸論理用具の3項について体得するのが近道であることはお話済みです。

 頭の中だけの思考では、MECEにならなかったり、抽象的であったりしがちでず。ここでは前章で紹介した様々な思考手法を手助けするためのツールを解説します。
 ツールとして、まずはロジカル・シンキングと密接に関係する「ロジックツリー」が挙げられます。その他、フレームワークの代表的なツールである「マーケティングの4P」や、各種マトリックスのロジカル・シンキング的な利用法を学びます。そのほか、ロジカル・シンキングの助けになるツールについても復習しておきましょう。

 「ロジカル・シンキングを習得するには論理思考用具を征服せよ」と言っても過言ではないほど、ロジカル・シンキング・ツールは重要です。
 ロジカル・シンキング・ツールは、第二章と連携し、大きく3つのグループに分けて理解しますと、ロジカル・シンキングの活用がスムーズに進むでしょう。「ヒエラルキー・ツール」、「フレームワーク・ツール」、「フロー・ツール」です。

 第三章「ロジカル・シンキングの思考用具」の1節では「ロジカル・シンキングのツール」と題して、ロジカル・シンキング・ツールについてご紹介します。
 ロジカル・シンキングには、ロジカル・シンキングに適したツールを利用するのが一般的です。  ロジカル・シンキング専用ではないツールの中にも,ロジカル・シンキングに役立つものがあるので.あわせて紹介します。

 「ロジカル・シンキングを習得するには論理思考用具を征服せよ」と言っても過言ではないほど、ロジカル・シンキング・ツールは重要です。
 ロジカル・シンキング・ツールは、第二章と連携し、大きく3つのグループに分けて理解しますと、ロジカル・シンキングの活用がスムーズに進むでしょう。「ヒエラルキー・ツール」、「フレームワーク・ツール」、「フロー・ツール」です。
 ヒエラルキー・ツールは、第二章の階層思考を具体的に進めるのに適したツールです。フレームワーク・ツールは第二章の枠組み思考思考、フロー・ツールは過程思考に適しています。しかし、それぞれの組み合わせは、固定的ではありませんし、第二章で説明しました、他の思考法を組み合わせることもしばしばあります。

 第三章1節「ロジカル・シンキングのツール」では、どの様なツールがあるのか、本書におけますロジカル・シンキング・ツールの概要について理解をしていただきます。
 まず、ここでいう「ツール」とは何か、論理的な思考を助けてくれる便利なツール(道具)とはどのようなものなのかについてお話します。
 そして、それらの「ツール(道具)」を利用するに当たって共通するポイントについて理解していただきます。
 その上で、「ロジカル・シンキングに使う便利なツール」にはどの様なツールがあるのか、ロジカル・シンキング・ツール体系をご紹介します。

■自己変革体験をベースにしたロジカル・シンキング書

 ビジネスに役立つ論理的思考法「ロジカル・シンキング」が図解でよくわかる入門書です。2006年に本書初版を出版してから3回の大きな改訂を含む改訂を繰り返してきたロングセラー・ビジネス書の紹介です。

 これまでは、本書出版の経緯と、類似他書外床が異なるかについてお話してきました。
 ここからは「論理思考の必要性が高まっている」についてお話してまいります。

■ 本書執筆の契機

 筆者は、必ずしも論理思考力を駆使して、商社マン10年、経営コンサルタント約半世紀を過ごしてきたわけではありません。むしろ、論理思考の必要性を痛感してきました。

 そのために、業務を通して必死に論理思考力を身に付ける努力をしました。努力をしたといいますよりは、努力をせざるを得なかったのです。
 その過程で、ロジカル・シンキングやクリティカル・シンキングが、論理思考を業務に活かせることを発見しただけではなく、ロジカル・シンキングそのものが論理思考力を身に付けるための強化ツールであることも発見しました。

■ 他書とどこが異なるか

 論理思考に関する書籍はコーナーがひとつできるほど、いろいろな書籍が出ています。ロジカル・シンキングは、その中でも比重が非常に高く、従って既刊書の数も他の分類よりも多くなっています。

  はじめに

   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/692dfe619907f019f9a684c1add0698f

 本書は、大きく、次の5つの点で他書と異なっているといえます。

 ①論理思考を不得意としている者が執筆している

   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/a2aa5c16f1b08723ddf21c8a752259fe


 ②講演・執筆実績から内容が進化し続けている

   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/acb4602f301f23a95cbbe7e6ded381d0

 ③筆者自身の思考力養成体験から執筆している

   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/5050541b16a5cae084f732d87fc44b5e

 ④ハウツー本+トレーニングブックという性格を持っている

   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/dc36796bde9414e31b8fc27090b6fb57

 ロジカル・シンキングだけではなくコミュニケーション力も重視

   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/e6d3d4bb4f9f347885f339deef1111bc

■ 本書の内容

 本書の目次は、下記のようになっています。
  第1章 ロジカル・シンキングの基本と本質
  第2章 ロジカル・シンキングの思考手法
  第3章 ロジカル・シンキングで活用する便利なツール
  第4章 ちょっと高度なツールでロジカル・シンキングに挑戦
  第5章 ロジカル・シンキングによるニーズ把握
  第6章 ロジカル・コミュニケーションで理解を得る

 本書第1章から2章までは、論理思考力を高めるために、ロジカル・シンキングに不可欠な基本的知識を応用力として活かすには、なにが基本で、どの様な思考手法を「体得」したら良いのかという観点を重視しました。

 第3章では、ロジカル・シンキングを行う場合に必要なツールについて、どのようなツールがあり、それをどのように使ったらより効果を上げられるのか、利用面からの分類と特質を詳説しています。

 第4章以降は、ロジカル・シンキングを実務にどの様に活かすか、とりわけコミュニケーションを効果的に進めるには、ロジカル・シンキングを通した論理思考をいかに活かすかという視点で改訂しました。

 本書は、単なる読み物として、あるいは参考書としてのロジカル・シンキングではなく、実務に使いながら、論理思考力を高められるように、「思考しながら体得する」をキーワードにして追補し、改訂しました。

■ 詳細情報・ご注文

 書店でご注文して下さると幸いです。

 アマゾンでも購入できますので、こちらからのご注文でも結構です。

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【筋の通った人生を送るためのスキル体得ノウハウ】 ロジカル・シンキング 003 他書とどこが異なるか(2) 講演・執筆経験から進化を続ける

2024-03-31 20:03:00 | 【心 de 経営】 経営のヒント

  【筋の通った人生を送るためのスキル体得ノウハウ】 ロジカル・シンキング 003 他書とどこが異なるか(2) 講演・執筆経験から進化を続ける

「筋の通った人生を送るためのスキル体得ノウハウ」

 この度、日本人の多くが不得意としている論理思考力体得のための書籍「ロジカル・シンキングがよくわかる本」を、新規書籍に匹敵するくらい大幅改訂をして上梓することになりました。

 ロジカル・シンキングを身に付けて、筋の通った思考をし、説得力ある表現力を身に付け、一歩上の人生を歩んでいただくことを祈念しています。

 


■■自己変革体験をベースにしたロジカル・シンキング書

 ビジネスに役立つ論理的思考法「ロジカル・シンキング」が図解でよくわかる入門書です。2006年に本書初版を出版してから3回の大きな改訂を含む改訂を繰り返してきたロングセラー・ビジネス書です。

■ 本書執筆の契機

 筆者は、必ずしも論理思考力を駆使して、商社マン10年、経営コンサルタント約半世紀を過ごしてきたわけではありません。むしろ、論理思考の必要性を痛感してきました。

 そのために、業務を通して必死に論理思考力を身に付ける努力をしました。努力をしたといいますよりは、努力をせざるを得なかったのです。
 その過程で、ロジカル・シンキングやクリティカル・シンキングが、論理思考を業務に活かせることを発見しただけではなく、ロジカル・シンキングそのものが論理思考力を身に付けるための強化ツールであることも発見しました。

■ 他書とどこが異なるか

 論理思考に関する書籍はコーナーがひとつできるほど、いろいろな書籍が出ています。ロジカル・シンキングは、その中でも比重が非常に高く、従って既刊書の数も他の分類よりも多くなっています。

 本書は、大きく、次の5つの点で他書と異なっているといえます。

 ①論理思考を不得意としている者が執筆している
 ②講演・執筆実績から内容が進化し続けている
 ③筆者自身の思考力養成体験から執筆している
 ④ハウツー本+トレーニングブックという性格を持っている
 ⑤ロジカル・シンキングだけではなくコミュニケーション力も重視

 

 ここでは、②の違い「講演・執筆実績から内容が進化し続けている」について、お話します。

 筆者自身、論理思考が苦手であることからどのようにしたら脱出できるかを考え、スキル改善の努力を繰り返してきました。論理思考ができる人から見ますと、なんと稚拙な経験だろうと思われても仕方のないようなことの連続でした。

 逆に、論理思考に弱い人が、いかにしたら論理思考を身に付けられるかの技、”ノウハウ”を体得できたといえます。論理思考のできる人には、体験できない「体験」をできたのです。

 その体験を基に、ビジネスパーソン向けに、一千時間近くも講師経験と書籍や雑誌の執筆時間投入をしてきました。

 本書の改訂は、その体験を基に続けてきましたので、初版と比較しますと、内容的にも大きく異なってきました。研修等の内容も毎回と言っても過言でないほど、改良・改訂をしてきました。けっして自慢のできる体験ではありませんが、そこから見出したノウハウが潜んでいます。

 これが、他書とは異なる二つ目のポイントです。



■ 本書の内容

 本書の目次は、下記のようになっています。
  第1章 ロジカル・シンキングの基本と本質
  第2章 ロジカル・シンキングの思考手法
  第3章 ロジカル・シンキングで活用する便利なツール
  第4章 ちょっと高度なツールでロジカル・シンキングに挑戦
  第5章 ロジカル・シンキングによるニーズ把握
  第6章 ロジカル・コミュニケーションで理解を得る

 本書第1章から2章までは、論理思考力を高めるために、ロジカル・シンキングに不可欠な基本的知識を応用力として活かすには、なにが基本で、どの様な思考手法を「体得」したら良いのかという観点を重視しました。

 第3章では、ロジカル・シンキングを行う場合に必要なツールについて、どのようなツールがあり、それをどのように使ったらより効果を上げられるのか、利用面からの分類と特質を詳説しています。

 第4章以降は、ロジカル・シンキングを実務にどの様に活かすか、とりわけコミュニケーションを効果的に進めるには、ロジカル・シンキングを通した論理思考をいかに活かすかという視点で改訂しました。

 本書は、単なる読み物として、あるいは参考書としてのロジカル・シンキングではなく、実務に使いながら、論理思考力を高められるように、「思考しながら体得する」をキーワードにして追補し、改訂しました。

 

■ 詳細情報・ご注文

 書店でご注文して下さると幸いです。

 アマゾンでも購入できますので、こちらからのご注文でも結構です。

  図解入門ビジネス 最新ロジカル・シンキングがよくわかる本 | 今井信行 |本 | 通販 | Amazon

 まとめ買いで割引購入もできます。(2023年4月4日まで)

  https://www.amazon.co.jp/b/ref=p_mtm_mde3_dp_d?ie=UTF8&node=10538264051&pf_rd_m=AN1VRQENFRJN5&pf_rd_s=product-alert&pf_rd_r=GNG1D1ZESW286987W34S&pf_rd_r=GNG1D1ZESW286987W34S&pf_rd_t=201&pf_rd_p=2d3c3475-3a7b-49be-9915-9854a7b72b05&pf_rd_p=2d3c3475-3a7b-49be-9915-9854a7b72b05&pf_rd_i=4798068896

 


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■【心で経営】 心づかいが人間関係を改善する16 相手の名前を呼ぶだけで人間関係が深まる A830

2023-11-07 12:03:00 | 【心 de 経営】 経営のヒント
■【心で経営】 心づかいが人間関係を改善する16 相手の名前を呼ぶだけで人間関係が深まる A830
 
 
 日本経営士協会は、ご存知の方も多いと思いますが、戦後復興期に当時の通産省や産業界の勧奨を受け、日本公認会計士協会と母体を同じくする、日本で最初にできた経営コンサルタント団体です。
 
 会員は、それぞれ異なった専門分野を持っていますので、経営士同士が競合するというよりは、専門外の分野で補完し合っています。これを「共業・共用・共育」といっています。
 
 コンサルティングという実務を通じて、いろいろな体験をしています。その体験を通して、みなさまに情報をお届けしています。
 
■■【心で経営】 心づかいが人間関係を改善する
 

 人は誰しも、諍いや争いなどのトラブルを嫌うのではないでしょうか。

 そのトラブルの多くは、ちょっとした言動が原因であったり、それが契機となって人間関係がこじれたりしているようです。

 かねてより、【心 de 経営】ということを基本に、永年コンサルティングをして参りました。「de」は、フランス語の前置詞で、英語にしますと「of」に近い意味合いであり用法であると認識しています。

「de」を、英語の「of」の意味で用いますと「心 of 経営」、すなわち「経営”の”心」となります。「de」を、そのまま、日本語の「で」に置き換えますと「心で経営」となります。

 ここでは、後者の「心で経営」に重点をおいて、経営に限らず、人間関係における「心づかいのあり方」を、平素の体験から感じるがままにを徒然に記述してまいります。それにしても、他人に優しくするには、自分に厳しくなければならないことを痛感しています。

 期せずして日本経営士協会理事長の藤原久子先生も、心を大切にすることを常々口にされています。理事長とお話している中で出てきたことを中心にまとめています。ある意味では、藤原理事長との合作といえるブログです。

 物事や人の心には多面性があります。お届けするブログが正論であるか否かは、皆様のご判断にお任せしますが、参考にして下さいますと幸いです。

 
 
16 相手の名前を呼ぶだけで人間関係が深まる A830

 

 高校時代のクラスでは、毎年、何らかの形で同窓会を開催しています。

 あるとき、久しぶりに参加した、高校時代のマドンナから、私は声をかけられました。マドンナから声をかけられれば、だれでも舞い上がるでしょう。

 ところが、周囲の男性にちやほやされて舞い上がっていたマドンナのことが、高校時代の私は、あまり彼女のことが好きではありませんでした。その彼女が、私に「君付け」で、声をかけてきたのです。

 これでも、一人前の社会人として、経営コンサルタントの協会のトップとして社会貢献をしてきている人間です。その人間に対して、君付けはないだろうと思いました。

 それは、私の狭量な部分の表れなのかもしれませんが、マドンナとして崇められてきた女性の驕りのように私には感じられました。

 人の呼び方というのは、難しいですね。


 その体験から、「民主的な企業ではさん付けをする」という時代ですが、組織的な動きができていない中小企業では、「役職名で相手を呼ぶ」という、あまり民主的ではないと感じられるようなことをクライアントで励行させました。(関連記事を書いていますので、そちらをご参照くださると幸いです)

 ある会社で、成績のよい営業パーソンがいました。

 私は、経営コンサルタントとして、営業パーソンの訪問先に同行することがしばしばありました。その営業パーソンが、どのような営業方法をしているのかを知るという目的もありますが、経営コンサルタントとして、現場を直接見て、市場を肌で感じたいという考えからです。

 その営業パーソンは、受付の女性に対して、「○○さん、こんにちは」とまず、声をかけることから始めています。その受付の女性に個人的興味があり、その女性だけへの声かけかとはじめ思いました。

 ところが、他の会社においても、また、受付だけではなくお茶を持ってきてくれる女性に対しても、廊下ですれ違う人に対しても同様です。

 商談中も、相手を「○○社長」「△△部長」というように、役職名だけではなく、名前を挟んで、会話をするのです。

 当然、顧客内でも、その営業パーソンの評判は概してよいです。

 顔と名前を一致させ、役職名で相手に敬意を表すということが、営業成績に繋がっているのです。

 心理学的にいいますと、相手から認められたいという欲求というマズローの欲求五段階説にある「承認欲求を満たす効果」というのだそうです。

 確かに、自分を覚えていてくれるというだけでうれしいものです。

 蛇足ながら、その営業パーソンは、相手の特徴を覚えていて、家族お琴までを話題にしているのは驚きました。

  (ドアノブ)

 


【経営コンサルタントの育成と資格付与】
 
 
 日本最古の経営コンサルタント団体・日本経営士協会とは

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■■【経営コンサルタントの使い方】 コンサルタントへの依頼のしかたと手順2 企業の道 52

2023-09-30 12:03:00 | 【心 de 経営】 経営のヒント

■■【経営コンサルタントの使い方】 経営コンサルタントへの依頼のしかたと手順2 企業の道 52

 

~ 経営コンサルタントを使いこなせない社長は引退せよ ~

 

■5 私流のコンサルティング  通算52

 

 これまで、経営コンサルタントを使いこなすノウハウについて記述してきました。

 

 では、経営コンサルタントがどのような業務を提供してくれるのか、筆者のコンサルティング業務を中心に、一部既章と重複する部分もあります、その一端をテーマ別にここでご紹介しましょう。自社で必要なサービスを見つけられたら経営コンサルタントに依頼しやすいでしょう。

 

 ここで紹介するのは、筆者の例であって、経営士・コンサルタントによりその手法や内容は千差万別です。筆者の宣伝とみないで、経営士・コンサルタントがどのようなことをやってくれるのかの事例としてみていただけると幸いです。

■5-1 社長室サービスで総合的コンサルティング

 中小・零細企業でも、大企業でも、規模の大小はあってもやらなければならないことは同じです。有能な経営者でも、すべてに通じることは難しいでしょう。それを社員だけで補うことも困難です。たとえ、社員だけでできる状態でも、独善的になっていたり、モレに気がつかなかったりすることが多々あります。

 社内の人間とは異なる視点で、企業を俯瞰的に見て、経営者に総合的に、適切にアドバイスをするのが「社長室サービス」なのです。大企業の社長室や経営企画室などにする業務をプロの経営コンサルタントが担当します。このサービスには総合的にアドバイスができるように業務がパックになっている上にパック料金が適用されるので費用対効果は抜群です。

 チーフコンサルタント(担当コンサルタント)が、包括的に企業を担当し、原則として月に1回以上企業とコンタクトをします。テーマに応じて、最適なコンサルタントを選定し、経営者と相談しながら順次コンサルティングを進めていきます。

 コミュニケーションは、インターネットのzoomなどの仕組みを採用し、それに関わる運用費用は特別には請求されません。平素は、本社・工場・支店間のコミュニケーションにも使えます。

 

 

◆サービス概要

 

 企業診断・ビジネスドック(年次)

 

 経営者相談(随時)

 

 業績分析にもとづくアドバイス(月次)

 

 役員会などの会議に出席(月次)

 

 幹部研修・社員研修(随時)

 

 研究会・研修会に優待割引(対象外もある)

 

 メーリングリストで日本全国のコンサルタントと交流

 

 メールマガジンで経営情報提供

 

 その他

 

 

 

【 注 】

 

 弊著、経営者・管理職のための「発展し続ける企業の“秘密”の道」(グロマコン出版、A5サイズ約60ページ)は1,000円(税/送料込み)でおわけしています。

 

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【ロジカル・シンキングがよく身につく】 6-7-330 第三章 ロジカル・シンキングの思考用具 フレームワークでロジカル・シンキングを進める リスキリング・ミニ講座

2023-05-24 14:12:54 | 【心 de 経営】 経営のヒント

  【ロジカル・シンキングがよく身につく】 6-7-330 第三章 ロジカル・シンキングの思考用具 フレームワークでロジカル・シンキングを進める リスキリング・ミニ講座

「筋の通った人生を送るためのリスキリング」

 この度、日本人の多くが不得意としている論理思考力体得のための書籍「ロジカル・シンキングがよくわかる本」を、新規書籍に匹敵するくらい大幅改訂をして上梓することになりました。

 ロジカル・シンキングを身に付けて、筋の通った思考をし、説得力ある表現力を身に付け、一歩上の人生を歩んでいただくことを祈念して、本書のご紹介をして参ります。

 

 

■7-3 第三章 ロジカル・シンキングの思考用具

 「ロジカル・シンキング」というと難しく感じるかもしれませんが、ビジネスパーソンの皆さんは、すでに何らかのかたちでロジカル・シンキングを使っているはずです。それを更に深めて行くには、自己流では限界があります。

■7-330 第三章 ロジカル・シンキングの思考用具 フレームワークでロジカル・シンキングを進める

 第3章 ロジカル・シンキングの思考用具

  3-1 ロジカル・シンキングのツール
  3-2 ヒエラルキー・ツール
  3-3 フレームワークでロジカル・シンキングを進める
  3-4 フレームワーク ちょっと高度なツールをロジカル・シンキングに試用
  3-5 フレームワーク マトリックスを使いこなす
  3-6 フローツールでロジカル・シンキングを進める

 ロジカル・シンキングを習得するには、❶論理基本、❷論理手法、❸論理用具の3項について体得するのが近道であることはお話済みです。

 頭の中だけの思考では、MECEにならなかったり、抽象的であったりしがちでず。ここでは前章で紹介した様々な思考手法を手助けするためのツールを解説します。
 ツールとして、まずはロジカル・シンキングと密接に関係する「ロジックツリー」が挙げられます。その他、フレームワークの代表的なツールである「マーケティングの4P」や、各種マトリックスのロジカル・シンキング的な利用法を学びます。そのほか、ロジカル・シンキングの助けになるツールについても復習しておきましょう。

 「ロジカル・シンキングを習得するには論理思考用具を征服せよ」と言っても過言ではないほど、ロジカル・シンキング・ツールは重要です。
 ロジカル・シンキング・ツールは、第二章と連携し、大きく3つのグループに分けて理解しますと、ロジカル・シンキングの活用がスムーズに進むでしょう。「ヒエラルキー・ツール」、「フレームワーク・ツール」、「フロー・ツール」です。

 第三章「ロジカル・シンキングの思考用具」の3節では「フレームワークでロジカル・シンキングを進める」と題してご紹介します。
 ロジカル・シンキング・ツールの2番目の分類にあたる「フレームワーク」は、第二章の枠組み思考をするためのツールです。フレームワークは、フレームとマトリックスの2つに大別されます。
 この節ではまず•先人の考え方を利用した枠組みをロジカル・シンキングに利用する『フレーム」について紹介します。
 フレームワーク・ツールは、本訴で紹介するもの以外にも多数ありますので、用途に応じ、通切なツールを選択して活用してみてください。

 まず、第二章のフレームワーク思考を理解した上で、それを支援するためのツール・グループであることをご理解いただきます。その中でも定型化されたツールとして、まず、SWOT分析表についてお話します。SWOT分析表は、PDCAなどとどうように、大半の方が理解され、利用している人も多いでしょう。ところが、PDCA同様にSWOTも大変奥が深いのです。SWOT分析表の応用利用法は、残念ながら意外と知られていないのです。
 ここではさらに3C、4P、5Fについても、原点に戻って考えています。皆様が行っている方法と、ロジカル・シンキングで利用する方法とでは、深みという点で異なることを、まず発見していただきたいと思います。

 本節では、これらに伝手お話します。

■自己変革体験をベースにしたロジカル・シンキング書

 ビジネスに役立つ論理的思考法「ロジカル・シンキング」が図解でよくわかる入門書です。2006年に本書初版を出版してから3回の大きな改訂を含む改訂を繰り返してきたロングセラー・ビジネス書の紹介です。

 これまでは、本書出版の経緯と、類似他書外床が異なるかについてお話してきました。
 ここからは「論理思考の必要性が高まっている」についてお話してまいります。

■ 本書執筆の契機

 筆者は、必ずしも論理思考力を駆使して、商社マン10年、経営コンサルタント約半世紀を過ごしてきたわけではありません。むしろ、論理思考の必要性を痛感してきました。

 そのために、業務を通して必死に論理思考力を身に付ける努力をしました。努力をしたといいますよりは、努力をせざるを得なかったのです。
 その過程で、ロジカル・シンキングやクリティカル・シンキングが、論理思考を業務に活かせることを発見しただけではなく、ロジカル・シンキングそのものが論理思考力を身に付けるための強化ツールであることも発見しました。

■ 他書とどこが異なるか

 論理思考に関する書籍はコーナーがひとつできるほど、いろいろな書籍が出ています。ロジカル・シンキングは、その中でも比重が非常に高く、従って既刊書の数も他の分類よりも多くなっています。

  はじめに

   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/692dfe619907f019f9a684c1add0698f

 本書は、大きく、次の5つの点で他書と異なっているといえます。

 ①論理思考を不得意としている者が執筆している

   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/a2aa5c16f1b08723ddf21c8a752259fe


 ②講演・執筆実績から内容が進化し続けている

   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/acb4602f301f23a95cbbe7e6ded381d0

 ③筆者自身の思考力養成体験から執筆している

   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/5050541b16a5cae084f732d87fc44b5e

 ④ハウツー本+トレーニングブックという性格を持っている

   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/dc36796bde9414e31b8fc27090b6fb57

 ロジカル・シンキングだけではなくコミュニケーション力も重視

   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/e6d3d4bb4f9f347885f339deef1111bc

■ 本書の内容

 本書の目次は、下記のようになっています。
  第1章 ロジカル・シンキングの基本と本質
  第2章 ロジカル・シンキングの思考手法
  第3章 ロジカル・シンキングで活用する便利なツール
  第4章 ちょっと高度なツールでロジカル・シンキングに挑戦
  第5章 ロジカル・シンキングによるニーズ把握
  第6章 ロジカル・コミュニケーションで理解を得る

 本書第1章から2章までは、論理思考力を高めるために、ロジカル・シンキングに不可欠な基本的知識を応用力として活かすには、なにが基本で、どの様な思考手法を「体得」したら良いのかという観点を重視しました。

 第3章では、ロジカル・シンキングを行う場合に必要なツールについて、どのようなツールがあり、それをどのように使ったらより効果を上げられるのか、利用面からの分類と特質を詳説しています。

 第4章以降は、ロジカル・シンキングを実務にどの様に活かすか、とりわけコミュニケーションを効果的に進めるには、ロジカル・シンキングを通した論理思考をいかに活かすかという視点で改訂しました。

 本書は、単なる読み物として、あるいは参考書としてのロジカル・シンキングではなく、実務に使いながら、論理思考力を高められるように、「思考しながら体得する」をキーワードにして追補し、改訂しました。

■ 詳細情報・ご注文

 書店でご注文して下さると幸いです。

 アマゾンでも購入できますので、こちらからのご注文でも結構です。

  図解入門ビジネス 最新ロジカル・シンキングがよくわかる本 | 今井信行 |本 | 通販 | Amazon

 


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【筋の通った人生を送るためのスキル体得ノウハウ】 ロジカル・シンキング 002 他書とどこが異なるか(1) 執筆者が苦しんで生み出した秘伝

2023-04-05 20:33:00 | 【心 de 経営】 経営のヒント

  【筋の通った人生を送るためのスキル体得ノウハウ】 ロジカル・シンキング 002 他書とどこが異なるか(1) 執筆者が苦しんで生み出した秘伝

「筋の通った人生を送るためのスキル体得ノウハウ」

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 ロジカル・シンキングを身に付けて、筋の通った思考をし、説得力ある表現力を身に付け、一歩上の人生を歩んでいただくことを祈念しています。

 


■■自己変革体験をベースにしたロジカル・シンキング書

 ビジネスに役立つ論理的思考法「ロジカル・シンキング」が図解でよくわかる入門書です。2006年に本書初版を出版してから3回の大きな改訂を含む改訂を繰り返してきたロングセラー・ビジネス書です。

■ 本書執筆の契機

 筆者は、必ずしも論理思考力を駆使して、商社マン10年、経営コンサルタント約半世紀を過ごしてきたわけではありません。むしろ、論理思考の必要性を痛感してきました。

 そのために、業務を通して必死に論理思考力を身に付ける努力をしました。努力をしたといいますよりは、努力をせざるを得なかったのです。
 その過程で、ロジカル・シンキングやクリティカル・シンキングが、論理思考を業務に活かせることを発見しただけではなく、ロジカル・シンキングそのものが論理思考力を身に付けるための強化ツールであることも発見しました。

■ 他書とどこが異なるか

 論理思考に関する書籍はコーナーがひとつできるほど、いろいろな書籍が出ています。ロジカル・シンキングは、その中でも比重が非常に高く、従って既刊書の数も他の分類よりも多くなっています。

 本書は、大きく、次の5つの点で他書と異なっているといえます。

 ①論理思考を不得意としている者が執筆している
 ②講演・執筆実績から内容が進化し続けている
 ③筆者自身の思考力養成体験から執筆している
 ④ハウツー本+トレーニングブックという性格を持っている
 ⑤ロジカル・シンキングだけではなくコミュニケーション力も重視

 ここでは、①のポイント「論理思考を不得意としている者が執筆している」について、お話します。

 商社マン10年、苦手意識の強い論理思考から、いかに自分を奮い立たせ、苦手からの脱却を図るかの苦闘していましたが、その経験をもとに書いています。

 それに対して、大半のロジカル・シンキング書籍は、その分野の専門の先生が執筆されています。すなわち、論理思考が得意な先生が執筆されている既刊のロジカル・シンキング書籍と一番大きく異なることが違いの一つなのです。



■ 本書の内容

 本書の目次は、下記のようになっています。
  第1章 ロジカル・シンキングの基本と本質
  第2章 ロジカル・シンキングの思考手法
  第3章 ロジカル・シンキングで活用する便利なツール
  第4章 ちょっと高度なツールでロジカル・シンキングに挑戦
  第5章 ロジカル・シンキングによるニーズ把握
  第6章 ロジカル・コミュニケーションで理解を得る

 本書第1章から2章までは、論理思考力を高めるために、ロジカル・シンキングに不可欠な基本的知識を応用力として活かすには、なにが基本で、どの様な思考手法を「体得」したら良いのかという観点を重視しました。

 第3章では、ロジカル・シンキングを行う場合に必要なツールについて、どのようなツールがあり、それをどのように使ったらより効果を上げられるのか、利用面からの分類と特質を詳説しています。

 第4章以降は、ロジカル・シンキングを実務にどの様に活かすか、とりわけコミュニケーションを効果的に進めるには、ロジカル・シンキングを通した論理思考をいかに活かすかという視点で改訂しました。

 本書は、単なる読み物として、あるいは参考書としてのロジカル・シンキングではなく、実務に使いながら、論理思考力を高められるように、「思考しながら体得する」をキーワードにして追補し、改訂しました。

 

■ 詳細情報・ご注文

 書店でご注文して下さると幸いです。

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 まとめ買いで割引購入もできます。(2023年4月4日まで)

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【プロのひとり言】「思考する」ということを誤解している人が多い

2022-07-13 07:16:15 | 【心 de 経営】 経営のヒント

  【プロのひとり言】「思考する」ということを誤解している人が多い  

 

 

 「そんなこと、常識だろう」と言ったり、言われたりしたことはありませんか?

 コンサルタントなど士業・経営の専門家だけではなく、ビジネスパーソンの皆さんの「あたり前」とはなんでしょうか?

 「常識」とか「あたり前」と思っていることが、じつは、必ずしも適切な判断に繋がるとは限りません。

 こんな、日常茶飯事のことに疑問を持つことの積み重ねが、思考力を高めたり、相手のことを思いやったりと、人間性を高めることに繋がるような気がします。

 経営士・コンサルタント45年余の経験から、思ったこと、考えたことを独断と偏見でもって述べてみたいと思います。

 

■ 「思考する」ということを誤解している人が多い

 

 「人間は考える葦である」と言ったのは、 フランスの思想家、数学者、物理学者であるパスカルの名言です。

 ところが、私達は自分の行動を振り返りますと、熟考もせずに走り出していることに、過ちや失敗をしてから気がつくことが多いです。

 日経新聞社から刊行されている「ビジネスシンク」に、『思考はビジネスの要で、他の全てを始動させるビッグバンである』と記述されています。S.R.コヴィーのビジネスシンクは、私にとっては座右の書のひとつです。

 私達の多くは、過去の延長線上の発想で、「先輩から引き継いだので踏襲しています」と惰性で行動している面が大きいです。

 今、行動を起こそうとしていることの目的は何か、背景に何があるのかを思考し、常に意識し、繰り返し思考すべきです。その実現・達成にはどの様な問題が待ち受けるかというリスクマネジメント的な思考をし、そのためにはどのような予防策があるでしょうか、予防策の重点順位は何が高いか、それに対処するための5W1Hは何か、等々を思考しなければなりません。

 どの段階でも、クリティカル・シンキング的視点を忘れずに、「これで良いのか」「なぜこうなのか」と思考を繰り返すことです。

 しかし、私達が、何か行動をしようというときに、期限が迫り、時間がないことがあります。拙速で「走りながら考える」ということを余儀なくされることが多いです。

 けっして、このような行為は薦めることはできませんが、やむを得ないときには、たとえ走りながらであっても上述のようなことを意識しながら、行動に反映させていくべきです。

 手前味噌の話で恐縮ですが、従業員13名であった某メーカーのお話です。赤字が続き、いつ倒産するかも知れないという状況の時に、社長さんにお会いしました。

 すぐに顧問契約をし、3年ほど経過したときのことです。久しぶりに役員会に出席したところ、30代の常務さんが会議の進行をしていて、その雰囲気がかわったことに驚きました。

 かつては社長さんが一方的にしゃべる、暗い雰囲気の形式的な役員会でした。ところが、全員参加で、戦略的なテーマに、戦術論を交えて、それがロジックツリーを用いて、キチンと体系立てて整理し、率直な意見を述べあっているのです。

 社長さんの独壇場であった役員会が、社長さんは一歩下がってオブザーバー的な参加の仕方で、他の役員全員参加の会議に変貌していたのです。

 終わってから、若い常務さんが私のところに来て、「先生がおっしゃっていた『論理的に思考する』ということが少しずつですがわかってきました」と満面笑みを浮かべて、活き活きと話してくれました。

 このクライアントは、厳しいご時世にもかかわらず、3年で従業員30名にまで成長してきました。「ああ、この会社にもビッグバンが訪れたのだ」とコヴィーの書を思い浮かべたことがあります。

 

 

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■■【ビジネス成功術】 遅刻常習者は、時間に厳しい人より30分”得”をしている?

2021-06-13 12:03:00 | 【心 de 経営】 経営のヒント

■【ビジネス成功術】 遅刻常習者は、時間に厳しい人より30分”得”をしている?

◆1 時間感覚と一五分前主義

 子供の頃、遠足の日が近づいてくると、期待が膨らむ反面、なかなかその日が来ないでジリジリとした経験がおありの方は多いと思います。一方、年齢を重ねるにつれ、日々の経つのが早いものです。年の初めには、「つい先日新年を迎えたと思ったのに、もう○か月も経ってしまった」とか「ついこの間正月気分にいつまでも浸っていてはダメだと思っていたのに、今年も余すところ○日しか残っていない」などと思うことは、私だけでしょうか。

 時間経過の速度は、人により異なりますし、同じ人でも、置かれている状況次第で、経過速度というのは異なると思います。

 時間観念の強い人は、アポイントなどの約束の時間がありますと、「十五分前主義」などと約束より早めに約束の場所に着かないと不安でなりません。何とか約束の時間には間に合いそうだが、ギリギリになりそうだというと、移動中の電車の中で走りたくなってしまいます。相手に「ひょっとすると五分くらい遅れるかもしれません」などとスマホでメールを入れたりします。実際には、時間より数分早く着くなどの結果であることが多いのです。時間が気になりますと、ストレスとなり、それを蓄積した状態で相手に会うのでは、スムーズに行くはずの商談に差し障りがあるかもしれません。



◆2 一五分前主義で時間をロスしているか

 ある会社の社長は、一五分前主義に徹しています。その会社の社員と、どこかで待ち合わせをするのにも一五分前に到着します。一方、その社長と待ち合わせている社員は、社長の一五分前主義を知っているので、さらにそれより一五分前、結果的には社長と待ち合わせる時間の三〇分前に待ち合わせ場所に到着することになります。

 このように時間に縛られることにより30分も時間を無駄にすることに繋がりかねません。ところが、この会社の社員は、それを励行し続けていますし、時間のロスをしていると思っていません。なぜなら、約束の一五分前までに必ず来られることを確認できると、その社員は、その近所を見て回るようにしています。すなわち、マーケティング精神がこの会社では徹底しているため、例え三〇分前に着いても決して時間を無駄には使っていないのです。それは、時間の大切さをキチンと理解しているからです。

 時間の観念をキチンと持っている人というのは、仕事をキチンとする人が多く、業績に寄与している人でもあります。このような人は、会社の経営計画とか、自分の年度計画やそれに付帯する数値に対して、高い意識を持っている傾向があるからです。そのために、上司からの信頼も篤く、責任ある仕事が回ってきます。このようにして能力のある人は「忙しい人」になってしまいます。忙しい中でも、キチンと仕事をするために、スケジュール管理が行き届いているので、新たな仕事もこなしてしまうのです。


◆3 時間感覚が鈍い人は30分得をする?

 一方、時間の観念にルーズな人というのは、約束の時間を守らなければいけないという気持ちが希薄です。数分の遅れは当たり前、人によっては三〇分くらいの遅れを何とも思わず、遅れたことに対して謝罪しない人すらいます。

 その様な人は、時間の観念が薄いので、遅れるかどうかの予測すらしない人もいます。事前に遅れることが予測できても、相手に対して自分から連絡をしようという気持ちすらないのです。相手が、時間に厳しい人であると、その人から、「今どこにいるの?」というようなメールや電話を受けて、「もうすぐ着きます」というような返事をしがちです。

 ところが「もうすぐ」という言葉の時間的な感覚が、時間の厳しい人と異なります。時間に厳しい人は、「もうすぐと言っているので2~3分、遅くても五分くらいでは来るのだろう」と考えます。ところが、五分経っても、十分経っても姿を現さず、十五分後にようやく姿を現せば良い方だという人がいます。

 すなわち、十五分前主義の人は、三〇分も待たされている計算になります。ところが、時間の観念の薄い人は、相手が三〇分も待ったという意識もなければ、待たせることが罪悪であるという気持ちが希薄です。


◆4 「忙しい人」「忙しすぎる人」

 仕事柄、非常に忙しい経営者とお付き合いすることが多々あります。忙しい経営者の会社の業績は好調であったり、成長していたりすることが多いです。ところが、忙しすぎる経営者は、平素、相手を待たせることに慣れっことなり、相手を待たせることに対して罪悪感が薄いのです。「忙しく動き回っているので、遅れてもあたり前。だから多少の暮れは許されると、周りの人が考えているだろう」という感覚なのでしょうか、遅刻することを意に介していないのです。

 最近は、スマホで、何時に着くには、何時に出れば良いということが簡単にわかります。例えば十時に出ると、アポイントの十時半に着くということがスマホ検索でわかると、十時になってやおら仕事を辞めて、それから外出します。すなわち十時に出発すべきところを、それより五分も一〇分も経ってしまっているのです。途中で、電車が少しでも遅れれば、乗り継ぎの電車に遅れてしまいます。だからといって、約束の時間に遅れるかもしれないという意識はありませんから、相手にも連絡をしません。

 十時半に着くのが、アポイントの場所の最寄り駅であったりすれば、駅から目的地までの時間をプレスしなければなりません。一〇分や二〇分の遅刻は誰の目にも明かであるのに、相手から「何時頃になりそうですか」という問い合わせのメールや電話があれば連絡をしますが、そうでなければ自分から連絡するという行動をとることもないのです。

 非常に特殊な人のことをお話しているように思えるかもしれませんが、時間感覚に麻痺している人は、似たり寄ったりなのです。その様な人というのは、経営計画やプロジェクト推進スケジュールなどということに対しても鈍感な人が多いために、「忙しすぎる人」の会社は業績が芳しくなかったり、本来ならもっと成長しているのに成長していなかったり、成長の速度が遅かったりしているのです。時間観念の薄い人は「機会損失」を起こしていることにも鈍感なのです。

 一見しますと、待たせる人の方が、待たされる人より時間を有効に使えているように見えます。しかし「忙しすぎる人」は機会損失を知らず、「忙しい人」は時間を有効に活用していると言えます。

 過ぎたるは及ばざるがごとし <完>

 


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■【知り得PC情報】08 【初級】 【Fn】(ファンクションキー)と組み合わせて機能を利用

2021-04-30 10:48:59 | 【心 de 経営】 経営のヒント

■【知り得PC情報】08 【初級】 【Fn】(ファンクションキー)と組み合わせて機能を利用

■■ 知っているようで知らないPCのキーボードの使い方

 

 私は長年、PCによるアプリケーションの利用には、メニューバーからメニューを選んで、PCの操作をするということがあたりまえであり、それがベストであると思い込んで、何十年もその様にしてPCを使ってきました。キーコマンドという機能があるのは知っていましたが「メニューから機能選択するのが基本だろう」という思いで、なんら自分のPCの使い方に疑問を持ちませんでした。

 

 ところが、近年の自分自身のPC操作をみますと、上記は基本ですが、キーコマンドを利用していることに気づきました。ここでいう「キーコマンド」とは、たとえば「文字を太字にする」というような操作をするときに画面上部に表示されるメニューバーを使うのではなく、[Ctrl]キーを押しながらBキーを押すことにより太字にするという操作を指します。

 

 オーソドックスなメニューからの機能指定では、キーボードから手を離して、マウスに手を動かし、画面上でポインターをメニューにあわせて操作をします。キーボードから手を離さざるを得ないのです。とりわけメニュー利用が多い操作の時には、従来のやり方ですと、キーボードからマウスへ手を動かすという動作による時間ロスが多いのです。

 

 かつては、キーコマンドに対して、メリットを感じなかったのが、近年の自分自身のPC操作を見ますと、様変わりをしたように思えます。どちらの操作方法でも時間的には大差はないでしょう。ところがマウスを使うことにより、思考が一旦停止して、操作に注意がそそがれてしまうのです。

 

 同じ作業をするにも、「塵も積もれば山となる」違いが生じているのではないかと思っています。

 その様な視点で、初心に戻って、キーボードの使い方について記述してゆきたいと思います。

 ベテランでも、ヘビーユーザーでも、莫迦にしないでご覧下さると、新しい発見があるかもしれません。

 

◆【初級】 【Fn】(ファンクションキー)と組み合わせて機能を利用

 キーボード上部のファンクションキーとの組み合わせではなく、文字や記号キーとの組み合わせで、そのほかにも、私がしばしば利用する機能をご参考に紹介します。

 1台のキーボードを、複数のPCやスマホに切り替えてキーボード入力をしています。私の外付けキーボードでは、下記のようにして、機器切り替えをすることができます。

 【Fn】+A    ブルーツース登録1(パソコン1)
 【Fn】+S    ブルーツース登録2(パソコン2)
 【Fn】+D    ブルーツース登録3(スマホ)

 また、既述のように矢印キーもしばしば利用します。

 【Fn】+▲    一画面ほどRoll Up
 【Fn】+▼    一画面ほどRoll Down
 【Fn】+◀        カーソルを行頭へジャンプ
 【Fn】+        カーソルを行末へジャンプ

 この機能の応用利用法として、私がしばしば利用するのが、ワープロ文書で文章を書いているときに、すでに確定したある部分から行末までを削除したいというようなときに、これを利用します。

 ① 削除したい部分をクリックしてカーソル位置を設定します。
 ② Shift+【Fn】+▶(end)と3つのキーを同時に押しながら削除キーを押します
 ③ この操作で、カーソルより右側の文字が削除されます。

 上記は、削除でご紹介しましたが、文字色を付けたり、アンダーラインを入れたり、色を変えたりするときにも使えます。

 ◀(home)キーを使えば、カーソル位置より前を選択して同様な操作を行うことができます。

 

<< つづく >>

 

■ 知っているようで知らないPCのキーボードの使い方  バックナンバー

  これまでの記事のバックナンバーをご覧いただけます。

  

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■【知り得PC情報】07 【中級】 PCのファンクションキーは便利 その3 【Fn】との組み合わせ

2021-04-25 12:03:00 | 【心 de 経営】 経営のヒント

■【知り得PC情報】07 【中級】 PCのファンクションキーは便利 その3 【Fn】との組み合わせ

■■ 知っているようで知らないPCのキーボードの使い方

 

 私は長年、PCによるアプリケーションの利用には、メニューバーからメニューを選んで、PCの操作をするということがあたりまえであり、それがベストであると思い込んで、何十年もその様にしてPCを使ってきました。キーコマンドという機能があるのは知っていましたが「メニューから機能選択するのが基本だろう」という思いで、なんら自分のPCの使い方に疑問を持ちませんでした。

 

 ところが、近年の自分自身のPC操作をみますと、上記は基本ですが、キーコマンドを利用していることに気づきました。ここでいう「キーコマンド」とは、たとえば「文字を太字にする」というような操作をするときに画面上部に表示されるメニューバーを使うのではなく、[Ctrl]キーを押しながらBキーを押すことにより太字にするという操作を指します。

 

 オーソドックスなメニューからの機能指定では、キーボードから手を離して、マウスに手を動かし、画面上でポインターをメニューにあわせて操作をします。キーボードから手を離さざるを得ないのです。とりわけメニュー利用が多い操作の時には、従来のやり方ですと、キーボードからマウスへ手を動かすという動作による時間ロスが多いのです。

 

 かつては、キーコマンドに対して、メリットを感じなかったのが、近年の自分自身のPC操作を見ますと、様変わりをしたように思えます。どちらの操作方法でも時間的には大差はないでしょう。ところがマウスを使うことにより、思考が一旦停止して、操作に注意がそそがれてしまうのです。

 

 同じ作業をするにも、「塵も積もれば山となる」違いが生じているのではないかと思っています。

 その様な視点で、初心に戻って、キーボードの使い方について記述してゆきたいと思います。

 ベテランでも、ヘビーユーザーでも、莫迦にしないでご覧下さると、新しい発見があるかもしれません。

 

◆【中級】 PCのファンクションキーは便利 その3 【Fn】との組み合わせ

 キーボードの左下に【Fn】キーが付いています(一部の機種や外付けキーボードなどによっては、付いていなかったり、マイクロソフトのアイコンが代用していたりします)。

 このキーとファンクションキーとを同時に押すことにより、既述とは異なる機能を利用することができます。

 このシリーズの冒頭に記述しました、【Fn】キーを押しながら、矢印(→)キーを押しますと、カーソルが行末にジャンプするというような使い方ができます。

 ここでは、この操作を「【Fn】+→」と表記します。すなわち「+」は、つながれたキーを同時に押すという意味です。必ずしも2つのキーの組み合わせだけとは限らず、3つのキーを同時に押すこともあります。

 幸い、【Fn】キーと組み合わせて使うキーにつきましては、多くのキートップに青色など異なった色で機能が印刷されていますので、わかりやすいといえます。


 以下に、いくつか紹介いたしますが、これは、どのキーボードやアプリケーションにも共通するというわけではなく、メーカーや機種によって異なります。しかし、上述のように色の異なるキートップを見ますと、ご自身のキーボードでの機能を推測できると思います。

 ちなみに、私が平素利用しています外付けキーボードでご紹介します。

【Fn】+F1  キーボード切り替え
【Fn】+F2  検索機能呼び出し
【Fn】+F3  左寄せ
【Fn】+F4  センタリング
【Fn】+F5  右寄せ
【Fn】+F6  音量ミュート
【Fn】+F7  音量下げ
【Fn】+F8  音量上げ
【Fn】+F9  アクティブ画面コピー
【Fn】+F10 全画面コピー(Print Screenと同じ機能)
【Fn】+F11 画面輝度下げ
【Fn】+F12 画面輝度上げ


 アプリケーションによりましては、画面最下段に、上述しましたファンクションキーの機能一覧が表示されます。

 

<< つづく >>

 

■ 知っているようで知らないPCのキーボードの使い方  バックナンバー

  これまでの記事のバックナンバーをご覧いただけます。

  

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■【知り得PC情報】06 【初級】 PCのファンクションキーは便利 その2 このようなことができます

2021-04-23 12:03:00 | 【心 de 経営】 経営のヒント

■【知り得PC情報】06 【初級】 PCのファンクションキーは便利 その2 このようなことができます

■■ 知っているようで知らないPCのキーボードの使い方

 

 私は長年、PCによるアプリケーションの利用には、メニューバーからメニューを選んで、PCの操作をするということがあたりまえであり、それがベストであると思い込んで、何十年もその様にしてPCを使ってきました。キーコマンドという機能があるのは知っていましたが「メニューから機能選択するのが基本だろう」という思いで、なんら自分のPCの使い方に疑問を持ちませんでした。

 

 ところが、近年の自分自身のPC操作をみますと、上記は基本ですが、キーコマンドを利用していることに気づきました。ここでいう「キーコマンド」とは、たとえば「文字を太字にする」というような操作をするときに画面上部に表示されるメニューバーを使うのではなく、[Ctrl]キーを押しながらBキーを押すことにより太字にするという操作を指します。

 

 オーソドックスなメニューからの機能指定では、キーボードから手を離して、マウスに手を動かし、画面上でポインターをメニューにあわせて操作をします。キーボードから手を離さざるを得ないのです。とりわけメニュー利用が多い操作の時には、従来のやり方ですと、キーボードからマウスへ手を動かすという動作による時間ロスが多いのです。

 

 かつては、キーコマンドに対して、メリットを感じなかったのが、近年の自分自身のPC操作を見ますと、様変わりをしたように思えます。どちらの操作方法でも時間的には大差はないでしょう。ところがマウスを使うことにより、思考が一旦停止して、操作に注意がそそがれてしまうのです。

 

 同じ作業をするにも、「塵も積もれば山となる」違いが生じているのではないかと思っています。

 その様な視点で、初心に戻って、キーボードの使い方について記述してゆきたいと思います。

 ベテランでも、ヘビーユーザーでも、莫迦にしないでご覧下さると、新しい発見があるかもしれません。

 

◆【初級】 PCのファンクションキーは便利 その2 このようなことができます

 PCや外付けキーボードなど、利用環境により必ずしも原則通りに稼働しないことがあります。私も特殊な利用環境を作ってしまったために、一部の機能を利用できていません。

 ここではWindows10を前提とした標準使用による、ファンクションキーだけの使い方を紹介します。


◇【F1】キー

 最上段左方にあります【F1】キーを押しますと、現在利用中のアプリケーションのヘルプやサポートが開きます。ただし、アプリケーションによっては、そのアプリケーションにリンクした内容ではないことがありますが、初心者には大変便利な機能といえます。

 デスクトップ画面で、【F1】キーを押しますと、[Windowsヘルプとサポート]が開きますので、Windowsに関して、わからないことを調べることができます。


◇【F2】キー

 エクスプローラーの画面で、ファイルやフォルダー、アイコンなどの名前を変更したいときに使います。ただし、この機能が働かないことが多いですので、その場合には、通常の方法で作業をして下さい。

 エクスプローラーなどを利用して、ファイルやフォルダー、アイコンなどが表示される状態で、変更をしたいアイテムをクリックして選択状態にします。

 その状態で【F2】キーを押いますと、ファイル名等が反転状態になります。ここで変更作業を行うことができます。


◇【F3】キー

 エクスプローラーを利用して、ファイルやフォルダーを検索できます。この機能もアプリや利用環境によっては作動しなかったり、異なる機能が起動したりします。

 エクスプローラー画面で、【F3】を押しますと、画面右側の検索キー欄がアクティブに変わります。同時に、過去に検索したキーワード一覧が表示されます。

 アプリケーションによっては、そのアプリケーション内での検索もできますので、そのアプリケーションの検索メニューを移動する手間を省くことができます。

 たとえば、メモ帳アプリケーションや、ブラウザーで開いているページ内でのテキスト検索をしたいときには、キーワード入力ウィンドウが開き、そこにキーワードを入れますと検索語が反転表示されます。


◇【F4】キー

 ブラウザーが起動しているときには、アドレスバーがアクティブになり、変更したり、別のURLに変更したりできます。

 上述とは基本的な用途違いですが、Excelを利用している時には、座標を絶対/相対座標の切り替えに使えます。その必要性がある場合には大変便利です。


◇【F5】キー

 ブラウザーが起動しているときには、開かれているページの情報を更新することができます。

 たとえば自分のウェブサイトを更新してFTPでページをアップロードしたときに、すでにブラウザーでそのページが開かれていますと、ブラウザーに切り替えただけでは変更前のコンテンツが表示されます。

 【F5】キーを押しますと、改定したコンテンツが表示されるようになります。

 文書作成では、一太郎を使うことが多いのですが、検索機能を用いたときに次候補にジャンプする時に、私は使うことが多いです。


◇【F6】キー

 wordなど、アプリで文字入力をし、確定する前に【F6】を押しますと、「ひらがな」に変換確定されます。

 ひらがな表示にしたいのに、文字入力直後、変換文字として漢字などがすでに候補表示されている場合には、【F6】を押しますと、ひらがなに変換できます。

◇【F7】キー

 wordなど、アプリで文字入力をし、確定する前に【F7】を押しますと、入力した文字が全角カタカナに変換されます。


◇【F8】キー

 wordなど、アプリで文字入力をし、確定する前に【F8】を押しますと、入力した文字が半角カタカナに変換されます。

◇【F9】キー

 wordなど、アプリで文字入力をし、確定する前に【F9】を押しますと、入力した文字が全角アルファベットに変換されます。


◇【F10】キー

 wordなど、アプリで文字入力をし、確定する前に【F9】を押しますと、入力した文字が半角アルファベットに変換されます。


◇【F11】キー

 ブラウザーを縮小画面で開いているときに、【F11】を押しますと、画面が前画面表示に拡大されます。再度、【F11】を押しますと、元のサイズに縮小されます。

 wordなどのアプリケーションを利用しているときに、【F11】を押しますと、よく使うメニューが表示されます。そのメニューを自分が使いやすいようにカスタマイズすることもできます。


◇【F12】キー

 wordなどのアプリを利用しているときに、【F12】を押しますと[名前を付けて保存]ウィンドウが表示されます。

 すでに作成した文書を変更して、別のファイルとして保存したいときに便利です。ただし、MSのオフィスソフト以外のアプリでは、この機能を使えないことが多いです。


 ファンクションキーの使い方をご紹介してきましたが、いろいろな機能があって便利ですが、私自身は、あまり使わないファンクションキー機能も多いのが現実です。

 使う人や使っているアプリケーションにより便利な機能が異なるでしょう。便利な機能だけでも覚えておきますと便利です。
 

 

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■【知り得PC情報】05 【入門】 PCのファンクションキーは便利 その1 お勧めの理由

2021-04-18 09:58:38 | 【心 de 経営】 経営のヒント

■【知り得PC情報】05 【入門】 PCのファンクションキーは便利 その1 お勧めの理由

■■ 知っているようで知らないPCのキーボードの使い方

 

 私は長年、PCによるアプリケーションの利用には、メニューバーからメニューを選んで、PCの操作をするということがあたりまえであり、それがベストであると思い込んで、何十年もその様にしてPCを使ってきました。キーコマンドという機能があるのは知っていましたが「メニューから機能選択するのが基本だろう」という思いで、なんら自分のPCの使い方に疑問を持ちませんでした。

 

 ところが、近年の自分自身のPC操作をみますと、上記は基本ですが、キーコマンドを利用していることに気づきました。ここでいう「キーコマンド」とは、たとえば「文字を太字にする」というような操作をするときに画面上部に表示されるメニューバーを使うのではなく、[Ctrl]キーを押しながらBキーを押すことにより太字にするという操作を指します。

 

 オーソドックスなメニューからの機能指定では、キーボードから手を離して、マウスに手を動かし、画面上でポインターをメニューにあわせて操作をします。キーボードから手を離さざるを得ないのです。とりわけメニュー利用が多い操作の時には、従来のやり方ですと、キーボードからマウスへ手を動かすという動作による時間ロスが多いのです。

 

 かつては、キーコマンドに対して、メリットを感じなかったのが、近年の自分自身のPC操作を見ますと、様変わりをしたように思えます。どちらの操作方法でも時間的には大差はないでしょう。ところがマウスを使うことにより、思考が一旦停止して、操作に注意がそそがれてしまうのです。

 

 同じ作業をするにも、「塵も積もれば山となる」違いが生じているのではないかと思っています。

 その様な視点で、初心に戻って、キーボードの使い方について記述してゆきたいと思います。

 ベテランでも、ヘビーユーザーでも、莫迦にしないでご覧下さると、新しい発見があるかもしれません。

 

◆【入門】 PCのファンクションキーは便利 その1 お勧めの理由

 

 ちょっとしたことを知っているのと、そうでないのとでは差が大きく出てきます。

 たとえば、キーボードで入力しているときに、「行頭にカーソルを飛ばしたい」というようなことってありますよね。

 その様な時に、◀でカーソルをひとつひとつ送っていく人もいるでしょう。マウスを用いて、行頭にポインターを移動して、クリックする人もいるでしょう。

 ところが、ファンクション作動キー(キーボード下方の左のほうに【Fn】と印字されたキー)を押しながら?(home)キーを押しますとカーソルが、行頭にジャンプします。

 同様にして、【Fn】を押しながら▶(end)を押しますと行末にカーソルが飛びます。

 一見しますと、大したメリットのように見えないかも知れませんが、私はブログ発信などで大変便利に使っています。

 私は、複数のブログ(GOO、ameba他)に毎日発信していますので、本文のC&P作業は不可欠です。そこで、ブログタイトルをブログの一行目に入力しておくようにしています。

 ブログエディターで本文をすべて選択し、件名欄にタイトルをペーストしますと、IEブラウザーでは、そのまま件名としてペーストできます。ところが、Edgeやクロームなどのブラウザーでは、キャッシュ(一時保存)した本文全てがペーストされてしまいます。

 この時に、カーソルを行頭に飛ばしてから、タイトル部分の最後尾にカーソルを移動し、shiftキーと【Fn】とを押しながら?(end)キーを押し、Deleteキーを押しますとタイトルの不要部分を削除することができます。

 この機能を覚えてからは、複数のブログにタイトルを再入力する時間と手間を減らすことができ、発信時のストレスを、ごくわずかですが減らすことができるようになりました。<笑い>

 

【 注 】
 その2では、【Fn】の実務的な使い方を、その3では、その他の便利なキー操作をご紹介します。

 

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■【知り得PC情報】04 【入門】 PCのキーボードに付帯する便利な機能を知ろう 3

2021-04-14 12:03:00 | 【心 de 経営】 経営のヒント

■【知り得PC情報】04 【入門】 PCのキーボードに付帯する便利な機能を知ろう 3

■■ 知っているようで知らないPCのキーボードの使い方

 

 私は長年、PCによるアプリケーションの利用には、メニューバーからメニューを選んで、PCの操作をするということがあたりまえであり、それがベストであると思い込んで、何十年もその様にしてPCを使ってきました。キーコマンドという機能があるのは知っていましたが「メニューから機能選択するのが基本だろう」という思いで、なんら自分のPCの使い方に疑問を持ちませんでした。

 

 ところが、近年の自分自身のPC操作をみますと、上記は基本ですが、キーコマンドを利用していることに気づきました。ここでいう「キーコマンド」とは、たとえば「文字を太字にする」というような操作をするときに画面上部に表示されるメニューバーを使うのではなく、[Ctrl]キーを押しながらBキーを押すことにより太字にするという操作を指します。

 

 オーソドックスなメニューからの機能指定では、キーボードから手を離して、マウスに手を動かし、画面上でポインターをメニューにあわせて操作をします。キーボードから手を離さざるを得ないのです。とりわけメニュー利用が多い操作の時には、従来のやり方ですと、キーボードからマウスへ手を動かすという動作による時間ロスが多いのです。

 

 かつては、キーコマンドに対して、メリットを感じなかったのが、近年の自分自身のPC操作を見ますと、様変わりをしたように思えます。どちらの操作方法でも時間的には大差はないでしょう。ところがマウスを使うことにより、思考が一旦停止して、操作に注意がそそがれてしまうのです。

 

 同じ作業をするにも、「塵も積もれば山となる」違いが生じているのではないかと思っています。

 その様な視点で、初心に戻って、キーボードの使い方について記述してゆきたいと思います。

 ベテランでも、ヘビーユーザーでも、莫迦にしないでご覧下さると、新しい発見があるかもしれません。

 

◆【入門】 PCのキーボードに付帯する便利な機能を知ろう 3

 

 アルファベットや数字以外にもいろいろなキーの機能や使い方について説明していますが、さらに紹介を続けます。


◇ [End]キー (エンド・キー)

 [End]キーを押しますと、カーソルが行末頭にジャンプします。ブラウザーが開かれているような使用状況では、ウィンドウの最後尾までスクロールします。

 フルサイズのキーボードですと、[End]キーがついていますが、モバイルPCや小型なキーボードですと、矢印キーと兼用されていることがあります。その場合には、【Fn】を押しながら[End]キーを押します。


◇ [Page Up]キー (ロールアップ・キー)

 [Page Up]キーを押しますと、前のページまたはウィンドウの1画面分ほど上方にスクロールします。

 フルサイズのキーボードですと、[Page Up]キーがついていますが、モバイルPCや小型なキーボードですと、矢印キーと兼用されていることがあります。その場合には、【Fn】を押しながら[Page Up]キーを押します。また、表記も[Pg Up]などと省略された形で表記されていることがあります。


◇ [Page Down]キー (ロールダウン・キー)

 [Page Down]キーを押しますと、前のページまたはウィンドウの1画面分ほど下方にスクロールします。

 フルサイズのキーボードですと、[Page Down]キーがついていますが、モバイルPCや小型なキーボードですと、矢印キーと兼用されていることがあります。その場合には、【Fn】を押しながら[Page Down]キーを押します。また、表記も[Pg Dn]などと省略された形で表記されていることがあります。


◇ [Print Screen]キー (プリントスクリーン・キー)

 ディスプレイ上に表示している画面を、そのまま画像データとしてキャッシュメモリーに保存されます。

 キャッシュメモリーというのは、データが一時的に保存される機能ですので、そのままでは保存されたかどうかがわかりません。wordなどのアプリケーションに貼り付けます。画像データとして保存したい場合には、画像処理用のアプリケーションに貼り付けてから、画像形式で保存します。

 

【裏技】

 [Print Screen]キーは、全画面コピーをする時には便利ですが、ポップアップ設定画面だけをコピーしたいことがあります。その場合には、[Ctrl]キー、[Alt]キー、[Print Screen]キーの3つのキーを同時に押しますと、ポップアップされた部分だけをコピーできます。


◇ [Num Lock]キー (数字入力切り替えキー)

 テンキーで数字の入力をしたり、数字入力を中止したりする時の切り替えができます。このキーを押すたびにONとOffを切り替えることができます。

 多くのキーボードで、このキーがONになっているときは、[Num Lock]と書かれたランプが点灯します。ただし、小型なキーやノートPCでは、このランプが付いていないモノが多いです。

 テンキーを使って、数字を入力しようとしても、数字入力ができない場合は、このランプが点灯しているかどうかを確認して下さい。このランプがオフになっている場合には、[Num Lock]キーを再度押してから数字を入力します。

 テンキーが付いていないキーボードで、文字キー(最上段のキーではない)に数字が刻印指定ある場合には、[Num Lock]キーでONにしますと、その文字キーを擬似的にテンキーとして利用することができます。テンキーが付いていないキーボードで、数字を連続的に入力する場合には大変便利です。


◇ [Scroll Lock]キー (スクロールロック・キー)

 Excelで大の表を利用している時やwordを横長文書を作成しているときに、[Scroll Lock]キーを使いますと、その時にアクティブなセルより一画面右のシートに表示が切り替わります。

 このキーも、押すたびにONとOffを切り替えることができます。

 人によっては、ほとんど使うことがないキーでしょう。


◇ [Pause/break]キー (ポーズ・ブレイク・キー)

 単独で使うキーではなく、[Windows]キー(マイクロソフトのロゴキー)と同時に押しますと、システムのプロパティ画面が開きます。

 パソコンのシステム情報を確認できますので、その必要性があるときには便利なキーです。しかし、このキーも大半の人がほとんど利用しないでしょう。キーボードによっては、このキー時代が付いていない物があります。

 

<< つづく >>

 

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■【知り得PC情報】03 【入門】 PCのキーボードに付帯する便利な機能を知ろう 2

2021-04-12 12:03:00 | 【心 de 経営】 経営のヒント

■【知り得PC情報】03 【入門】 PCのキーボードに付帯する便利な機能を知ろう 2

■■ 知っているようで知らないPCのキーボードの使い方

 

 私は長年、PCによるアプリケーションの利用には、メニューバーからメニューを選んで、PCの操作をするということがあたりまえであり、それがベストであると思い込んで、何十年もその様にしてPCを使ってきました。キーコマンドという機能があるのは知っていましたが「メニューから機能選択するのが基本だろう」という思いで、なんら自分のPCの使い方に疑問を持ちませんでした。

 

 ところが、近年の自分自身のPC操作をみますと、上記は基本ですが、キーコマンドを利用していることに気づきました。ここでいう「キーコマンド」とは、たとえば「文字を太字にする」というような操作をするときに画面上部に表示されるメニューバーを使うのではなく、[Ctrl]キーを押しながらBキーを押すことにより太字にするという操作を指します。

 

 オーソドックスなメニューからの機能指定では、キーボードから手を離して、マウスに手を動かし、画面上でポインターをメニューにあわせて操作をします。キーボードから手を離さざるを得ないのです。とりわけメニュー利用が多い操作の時には、従来のやり方ですと、キーボードからマウスへ手を動かすという動作による時間ロスが多いのです。

 

 かつては、キーコマンドに対して、メリットを感じなかったのが、近年の自分自身のPC操作を見ますと、様変わりをしたように思えます。どちらの操作方法でも時間的には大差はないでしょう。ところがマウスを使うことにより、思考が一旦停止して、操作に注意がそそがれてしまうのです。

 

 同じ作業をするにも、「塵も積もれば山となる」違いが生じているのではないかと思っています。

 その様な視点で、初心に戻って、キーボードの使い方について記述してゆきたいと思います。

 ベテランでも、ヘビーユーザーでも、莫迦にしないでご覧下さると、新しい発見があるかもしれません。

 

◆【入門】 PCのキーボードに付帯する便利な機能を知ろう 2

 

 アルファベットや数字以外にもいろいろなキーの機能や使い方について説明していますが、さらに紹介を続けます。


◇ [Shift]キー (上下段切り替えキー)

 キーボード上のひとつのキーのほとんどに、2つの文字や記号が登録されています。前回ご紹介しましたように、アルファベットのキーは、大文字と小文字の切り替えを行うことができます。

 横道にそれますが、英文タイプライターにも[Shift]キーがついています。[Shift]キーを押しますとキーユニット全体が少し上に上がります。ひとつのキーに2つの文字や記号が付いていますので、キーユニットがあがった分角度が変化して、キーバーが紙に打ち付けられるのです。すなわち、通常ですと、ひとつのキーヘッドの小文字の部分が、プラテンというゴム製筒状の紙をヒットしますが、[Shift]キーが押されますとキーヘッドの大文字が刻印されている部分で印字できるようになっています。

 アルファベット以外の数字や記号キーにも、それぞれに数字や記号など2種の異なるものが登録されています。

 連続して大文字を入力する場合には、既述の通り[Caps Lock]キーと[Shift]キーを併用します。[Shift]キーを押しながら[Caps Lock]キーを押しますと、大文字にロックされます。

 これを解除するときには、[Shift]キーと[Caps Lock]キーを同時に押しますと解除できます。


 ひとつのキーに複数の文字などが登録されているために、限られたキーでも複雑な操作を行うことができるのですね。


◇ [Alt]キー (オルト・キー)

 [Alt]キーを押しながらアルファベット表記のキーを押しますと、そのアルファベットに登録された機能を使うことができます。

 OCのバージョンやPCの機種、使っているアプリケーションによって登録されている機能は異なります。多くのアプリケーションでは、すでにメニュー欄の日本語メニューの後ろに()付きでアルファベットが表示されています。[Alt]キーを押しながら、そのアルファベット・キーを押しますと、その表記のON・Off切り替えをすることができ、そこに登録されている機能を使うことができます。

 マウスの右クリックをしたときに表示されるポップアップ・メニューにも、この表記がされているアプリケーションが多いです。

 ちなみにwordの場合は、[Alt]キーを押しますと、画面上部のメニュー欄が、図のように変化します。

 


◇ [Home]キー (ホーム・キー)

 [Home]キーを押しますと、カーソルが行頭にジャンプします。ブラウザーが開かれているような使用状況では、ウィンドウの先頭までスクロールします。

 フルサイズのキーボードですと、[Home]キーがついていますが、モバイルPCや小型なキーボードですと、矢印キーと兼用されていることがあります。その場合には、【Fn】を押しながら、[Home]キーを押します。


◇ [Delete]キー (削除キー、デリート・キー)

 [Delete]キーは、その名の通り削除するための機能を持ったキーです。

 何を削除するかというのは、使っている状態により異なります。たとえばwordなどで文字を入力している場合は、通常は、カーソル(プロンプター)のある直後の文字を削除します。

 ちなみに、[Back Space]キーは、カーソル(プロンプター)の直前の文字を削除します。

 範囲指定をした場合には、指定した範囲を削除します。
 
 範囲を指定するには、範囲選択をしたい部分の先頭から末尾までをドラッグしたり、[Shift]キーと矢印キーを組み合わせて範囲指定をしたりします。

 指定する範囲が狭い場合には、この方法が有効ですが、利用しているPCでアクティブな部分に表示されている全てをC&Pするには、その範囲が広いですと、スクロールしたり、ページをまたいだりして大変です。

 このような時に、[Ctrl]キーを押しながら文字キーのAを押しますと、全てを選択することができます。

 この操作は、wordなどのOfficeアプリケーションだけではなく、エクスプローラーで、ファイルやフォルダーの範囲指定をしたときにも使えます。


◇ [Back Space]キー (バックスペース・キー)

 [Back Space]キーは、その名の通り後進するキーです。

 後進というのは、たとえばwordなどで文字を入力している場合は、通常は、カーソル(プロンプター)のある直前の文字を削除します。

 ちなみに、[Delete]キーキーは、カーソル(プロンプター)の直後の文字を削除します。

 範囲指定をした場合には、指定した範囲を削除します。

 

 

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