kazuフォトローグ

「徒然なる日常」を写真で語ります。

北斎や広重は知ってたけど・・・

2016年03月29日 | アート


ボストン美術館蔵の浮世絵と聞いて、
明治初期、日本から流出したものがどんなものか、知りたくなった。
「俺たちの国芳 わたしの国貞」と銘打った
渋谷・Bunkamura ザ・ミュージアムの催し。
北斎・広重・写楽・歌麿ぐらいしか知らないカメラ爺は、
興味深々。

色っぽさは国貞、男気のヒーローは国芳とすれば
分かりやすいかもしれない。
が、170点という数の多さに、
最後は、どっちの作品か区別がつかなくなってしまった。

共に絵師としての力量もさることながら、
彫師、摺師の緻密な作業に、しばし釘づけになった。

本来日本にあるべき作品が、海を渡ってしまったことは残念。
その数、52,000点というから驚きである。

わたしバカよね、おバカさんよね、といっても、今さら遅い。