kazuフォトローグ

「徒然なる日常」を写真で語ります。

日本料理店は敷居が高いけど…

2015年02月06日 | グルメ

老舗の日本料理店は敷居が高い、と思っていた。
が、先週の土曜日、意外な発見。
日本橋「割烹 とよだ」

この店構えを見たら、とても一見さんは入れない。
が、ランチとなれば別だ。

お弁当1,500円、刺身定食2,000円(共に税別)
イタリアン、中華ではなく、たまには和食もいいかな。

再開発のすすむ日本橋だが、この店は、しっとりとした風情がある。
なにせ創業は、幕末の文久3(1863)年。
現在の店主橋本亨さんは5代目。築地から毎日仕入れる旬の魚介をさばく。
たまたま、その日の朝、テレビ朝日「食彩の王国」で、店主が房総半島夷隅のタコを調理していた。

撮影許可をもらい、そんな話をしたら「あの番組、20回ぐらい出ているんですよ。もうネタ切れになりそうです」と笑いながら応えてくれた。1階のカウンター席は、店主の包丁さばきを見られるのもうれしい。

で、肝心の料理。刺身はタイ、カンパチ、マグロ(赤身・中トロ)、ホタテ。菜の花の和えものなど。
ボリュームもあり、もうこれで大満足。

相方の頼んだ弁当も、バラエテイーに富んでいる。
煮物は、色も鮮やかだ。
エビ天、鶏などおかずもさまざま。いずれもサッパリ味でおなかにやさしい。

土曜日とあって、カメラ爺同様、ビールを頼んでいる2人連れがいる。
気になったのは、品書きに、ワイン、日本酒、焼酎があるのに、ビールがなかったこと。
店の女性に聞いたら、「ビールは当然あると思っているからでしょうか」
ビール党としては、キリン、アサヒ、サッポロ、サントリーと好みがあるのだから、許せない。

話は違うが、店主の後ろに奥村土牛の画がさりげなくかけてあるのはにくい。