kazuフォトローグ

「徒然なる日常」を写真で語ります。

気味悪いマネキン

2013年08月07日 | 都市
靖国通り、神田小川町から神保町にかけて、スポーツショップが建ち並ぶ。
その中で気になるディスプレーを見た。
一瞬、どきっ! 
だが、よく見たら、このマネキン、首がない、足がない!
いかに、水着に注目させようとしているのかは、わかる。
だが、やり過ぎではないか。
縦位置で撮ると、女性のマネキンに足がない。
とても、載せる気にはならない。

だが、それは後になって気付いたことで、カメラ爺の視線は、水着に向けられたことは事実だ。
全体をよく見ると、気味悪い。
以前、ヘアウイッグなどの頭だけマネキンを見たことはあるが、これもさらし首のようだった。

そもそも、こういうマネキンを作る人の気持ちがわからない。
販売する側の要望だったのか。

以前、裸のマネキンを抱えて、街中を移動していた光景を見たことがあるが、
決して気持ちの良いものではなかった。

映画「ひろしま」

2013年08月07日 | データ
神田・神保町を徘徊していたら、
岩波ホールで上映されている映画「ひろしまー石内都・遺されたものたち」のポスターが目に入った。
くしくも8月6日である。
アメリカ人監督のドキュメンタリーだそうだが、「事実を知らなければ」と思うものの、見る気にはなれない。

と、夜、NHKTVニュースウォッチ9で、幻の映画「ひろしま」なるものを紹介をしていた。
1953年、日教組プロ製作・関川秀雄監督の劇場用映画である。

岡田英次、月丘夢路、山田五十鈴、加藤嘉など、そうそうたる俳優陣。
しかし、あまりにリアルで反米的とみられ、
大手の劇場で上映されることはなかったという。

それが、この日、再公開活動の一環として名古屋市公会堂で公開された。
調べたら、昨年、調布市でも上映されているのだ。
知らなかった。

ニュースでは、当時エキストラで出ていた女性が、これまで封印していたものを、
風化させてはならないと、NHKの取材を受けたようだ。

映画の一部分が紹介されたが、それだけでも、ドキュメントと思えるほど、目をそむけたくなるようなシーンだった。

関川秀雄監督、後に山崎豊子の「白い巨塔」を最初にテレビドラマ化した骨太の監督である。

いろんなことが暑苦しい夏、こうした話題に合うのはヒマワリしかないと思う。