kazuフォトローグ

「徒然なる日常」を写真で語ります。

老眼鏡がないと新聞が読めないけど…

2013年08月03日 | データ
8月3日、他の新聞なら、朝刊の一面に、こんな記事載せないだろう。
ちなみに日経新聞の一面、「トヨタ、利益2兆円」
まあ経済紙だからなあ。

いずれにせよ、老眼鏡がないと新聞が読めない。
で、東京新聞。

毎月1回、「ドナルド・キーンの東京下町日記」を掲載している。
日本語に精通していたことから、大戦中、米海軍の通訳士官だったという。
沖縄上陸作戦で投降した日本兵ら約千人の捕虜を連れてハワイにいた氏は、
「広島に原爆投下」のニュースを知る。
その後、終戦を予測していたと思われる司令官に、日本行きを打診されて、
即座に同意し、グアム島に待機。
今度は長崎への原爆投下を知る。

ショックだったのは、トルーマン大統領がラジオで「jubilantly(喜々として)」発表したことだった。
なぜ原爆を二度も投下する必要があったのか、正当化できる理由は何も考えられない、と氏は記している。
その6日後、玉音放送を聞く。
雑音と文語調の言葉は内容は分からなかったが、一緒にいた日本人捕虜は涙を流していたという。

カメラ爺が、この世に生を受けて、1カ月後のことである。
その日がまたやってくる。