kazuフォトローグ

「徒然なる日常」を写真で語ります。

都会の孤独

2010年12月27日 | 都市
本当は「可愛いね」と言いたいのだが、このダックスフンドの表情は、なぜか寂しげである。
飼い主がいなくて、殺されてしまうワンチャンのようだ。
仕切りが檻のように見えるからだろうか。

ペットショップで、みんなから「カワイイ~」と人気者になってる子犬も、売れなければ、処分されてしまうのだそうだ。
「そんなの可哀そうじゃない。だから私、つい買っちゃうのよ」と5匹のダックスフンドを、鵜匠のようにリードをさばきながら散歩させているばっちゃんが、足をとめた私に言ったことがあった。(買っちゃうっていっても一匹20万円近くもするんじゃないの。犬助けにはなるかも知れないけどね~)
でも、売れなきゃ、殺されてしまう話は聞きたくなかった。人間の身勝手な商売である。