kazuフォトローグ

「徒然なる日常」を写真で語ります。

都会の孤独 その2

2010年12月28日 | 都市
新宿東口と西口の「思い出横丁」を繋ぐ、うす暗く汚かった線路下通路。
「いつまでこのままなのだろう」と思っていたら、ユニクロの西口進出をきっかけに、整備された。
東口に来る人々を集客するために、新宿区を動かしたのだろう。
出口に、すぐそこ、ユニクロがありますよ、と言わんばかりの、白地に赤の広告が目につく。
東口からの緩やかな坂道にも石畳が敷かれ、きれいになった。
しかし、そんなことはおかまいなしに、吐瀉物、廃棄物で汚くする不逞の輩がいるのも、この街である。
なんだかなあ、と思いながらも、ここを歩いてしまう。
森山大道氏だったら、新しくなった通路、どんなアングルで切り取るのだろう。
いや、カメラを向けないかもしれない。もう新宿の混沌を象徴する風景にはならないからだ。