自分の周りの空を写します
北東気流の街に生まれて
ブルース・スプリングスティーン・コンサート観戦ワシントンDCへの旅 その1入国審査の巻
僕は失敗をして楽しめなかった。
でも、この失敗を教訓にして、僕が次回に観る彼らのライブへの準備をする為に
「いいとこ探し」をこのブログですることにしました。
ジョン・フォード監督の映画「怒りの葡萄」のラストシーン
大家族のお母さんが車の中で言う。
「私達は進み続ける」
そうなんだKeep Going!なんだ
僕は過去を見ている。でもそうして、しっかりと進むんだ。
成田から飛行機に乗り、出された食事を2回か3回ニワトリ小屋のニワトリになった気分で
食べていたらあっという間にワシントンDC、ダラス国際空港に着いた。
ここから最初の関門、入国審査に向かった。
僕と今回一緒に行った人が先に審査を受けた。
僕は3メートル位離れた所で次の僕の順番を待っていた。
だいたい審査官の話が聞こえてきたのだが、
どうも上手くいっていないように感じてきた。
一緒に行った人は基本通りに
「Sight Seeing 3 days」
と言ったようだが、その審査官が首を傾げながら
「なぜ3日間なのだ?」
「他の所に行ったのか?ロサンジェルスとか」
そうこうしているうちに、その審査官が日本語が出来るやつ来てくれと、
他の審査官を呼び始めたので、
僕が飛んで行った。
僕はこれを言うのは、もし通じないとリスクが高いので言わないでおこうと思っていたのだが、
言うしかないと度胸を決めて言った。
「We came here to see Bruce Springsteen concert」
するとその審査官は
「なんだそうなのか。お前達2人ともか」
と言って
「Come on」と手招きして通してくれた。
僕の持ってきたチャックを開けたカバンを上から眺めて、
あとは手と指の照合、目の照合をして僕も通過出来た。
その時に入国審査官が言った一言が
「He does good job」
審査官が噛みしめて自分で納得するように言ったのがすごく印象的だった。
すごく良い褒め言葉だと思う。
しかもそれを入国審査官が言った。
僕はすごい体験をした。
冷静に考えれば、何十万円の航空券を買ってアメリカまではるばる来て
そこに3日間、正味、昼間は2日間しかいないと言われれば
普通に疑問に感じるだろう。
僕達はそんな馬鹿な旅行に来たのだ。
そして僕がその時着ていたブルース・スプリングスティーンのツアーTシャツがパスポート代わりに
その入国審査官にとってはなったのだと思う。
最初からのハプニングで、この先の波乱を充分感じさせてくれるワシントン・ダラス国際空港でした。
この続きはまた次回に書きます。
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