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ブルース・スプリングスティーン「MOONLIGHT MOTEL」感想

ブルース・スプリングスティーンのアルバム「WESTERN STARS」から最後の曲「MOONLIGHT MOTEL」の感想です。
僕はこの曲がすごくブルース・スプリングスティーンらしいと思いました。
今までずっとブルース・スプリングスティーンが歌い続けて来た歌だと思います。
かつて古びたmoonlight motelに泊まった主人公と女性。
誰にも言わないと秘密にして一緒に寝たふたり。

請求書と子供達という意味が僕にはよく分からなかったけれど、
おそらくその後、日々の生活に追われたということだろう。
そして昨夜その女性の夢を見た。
「愛することの方がいい」との彼女のささやきに主人公は「そうだ愛することの方がいい」と思い車に乗る。

主人公はそのかつてのmoonlight motelに行くけれどもう閉鎖されていた。残骸しかない。
古いsummer songのように。

主人公はかつての場所に車を停めてウイスキーを注ぐ。
一杯は俺に、そして彼女に一杯、
そしてもう一杯はmoonlight motelに

しびれた。
僕はこんな経験は無いけれどいいなと思った。
そして愛する方がいい。という言葉を僕もこれからの残りの生活で活かそうと思う。
たとえもう店は閉店してしまっているかもしれないけれど。
僕も誰かを愛したいと思う。

ありがとうブルース・スプリングスティーン



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「まぐだら屋のマリア」原田マハさんの感想

原田マハさん「まぐだら屋のマリア」の感想です。
僕にとって最近はつらい時期だったけれど、僕はこの本を読んでいやされていました。
3日に一回ぐらい読んではやさしい気持ちになれました。
僕は食べるのにはあまり詳しくないけれど「まぐだら屋」食堂で働く紫紋とマリアを読むのが好きになりました。
おだやかな生活がずっと続けばいいと思いながら読みました。

「ふるさと」こころの故郷と現実の故郷、両方あるのだな。
僕は話の途中までが好きだな。
でも夢だけ見てはいられない。
夢は終わって挫折して、そして成長してまた夢を見るのだ。本当の夢を。

僕はマリアのやわらかさが好きでした。
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ブルース・スプリングスティーン「HELLO SUNSHINE」感想

ブルース・スプリングスティーンのアルバム「WESTERN STARS」から「HELLO SUNSHINE」の感想です。
僕はこの歌を聴いていると落ち着く。安心する。
僕の好きなブルース・スプリングスティーンの歌い方だ。
さまざまなことがあって今は一人でいる。
好む好まざるとも一人になった主人公。本来の姿なのかもしれない。
孤独が昔から好きだった。でもさみしくもある。
そんな気持ちがこの歌を聴いていると浮かんで来る。
これがまた僕の姿と重なる。
僕も僕なりにいろいろあった。そして一人でいる。
一人も好きだけど誰かと居たいとも思う。
Hello Sunshine ,won't you stay
いいな。まさに僕の好きな年を重ねたブルース・スプリングステイーンだ。
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ブルース・スプリングスティーン「THERE GOES MY MIRACLE」

ブルース・スプリングスティーンのアルバム「WESTERN STARS」から「THERE GOES MY MIRACLE」の感想です。
アルバムも終盤になり僕はこの曲がこのアルバムの核になるのかなと何となく思っていました。
いろいろあるけれど頑張っていこうよ!と励ましてくれる曲かと思っていました。
miracleとかgoesとか聴き取れる言葉をつないで何となくそう思っていました。
でも歌詞を訳詞とともに読んでみると実は正反対の曲なのだとわかりました。
my miracleがcomes inするのではなくwalk awayするのでした。

あなたのした事を見よ。
愛の本にはルールが記されている
従われない。愚か者によって
俺の奇跡が離れて行く

これらのことが何を指しているかはいろいろ考えられるけれど、
希望ではなく絶望が歌われていた。

ブルース・スプリングスティーンが高音を少し無理して歌っている。
これは幸せを歌い上げているのではなく苦しさをしぼり出していたのだ。
でも僕はそれでこの曲を聴いていた時に感じていた不自然さに納得がいったようにも感じました。
このアルバムは本物だなと思いました。
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ブルース・スプリングスティーン「STONES」感想

ブルース・スプリングスティーンのアルバム「WESTERN STARS」から「STONES」の感想です。
自分の口の中に小石が残っている気がする。
それは俺が言った嘘の数がその小石なのだと彼女は言った。
何とも救いが無い会話がこの歌で繰り返される。
僕はつらくなって来る。かなり僕に響いて来る。

自分の都合のいいように言った嘘もあるだろうけれど、どうしても仕方なくついた嘘もあると思う。
でもそれらを全て背負って生きていかなければならない。
過去の清算、過去の帳尻を合わせる。
ブルース・スプリングスティーンの歌にたびたび出て来るテーマだと思う。
それでも今回はきつい。
いつまでも続く梅雨空のように僕の頭上を覆っているように感じる。
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ブルース・スプリングスティーン「SOMEWHERE NORTH OF NASHVILLE」感想

ブルース・スプリングスティーンのアルバム「WESTERN STARS」から「SOMEWHERE NORTH OF NASHVILLE」の感想です。
この曲、シンプルでもの悲しいけれど歌詞をよく読むとまさにブルース・スプリングスティーンだと思った。
ブルース・スプリングスティーンの今までの曲の印象深い歌詞が散りばめられている。
ポケットにいっぱいの歌を持って来たけど長くは続かなかった。
夜眠れずに起きながら寝転がっている
上手くやれなかったことのリストを作り
取引をしたけど代価が大きかった
俺はあなたの代わりにこの曲を得た
夜の静寂
ブルース・スプリングスティーンの孤独な者への歌だと思った。
今の僕にあまりにもぴったりとはまるのに僕は驚いている。
僕も北東気流が吹く街の片隅で生きています。
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ブルース・スプリングスティーン「SUNDOWN」感想

ブルース・スプリングスティーンのアルバム「WESTERN STARS」から「SUNDOWN」の感想です。
この曲は聴いていてつらい。ブルースの悲痛な叫びに僕は感じる。
一人孤独に日没を迎える。
彼女も離れてしまい一人ぼっち。
仕事を一生懸命やっていつかは彼女が帰って来るという望みを持っている。
でも日暮れ時はつらい。
彼女がこころの中で話しかけてくれるのでかろうじて自暴自棄になるのを抑えている。
本当につらい。でも僕は何かブルースのつらそうな歌を聴いていると、きっといつか何とかなると感じる。
僕とブルース・スプリングスティーンの歌が一緒になった感じがしている。
ブルースの高音を搾り出すような歌い方に新たな魅力を感じる。
僕も頑張ろうと思った。
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ブルース・スプリングスティーン「CHASIN' WILD HORSES」感想

ブルース・スプリングスティーンのアルバム「WESTERN STARS」から「CHASIN' WILD HORSES」の感想です。
僕はこの曲はよく分からない。
野生の馬を追いかける仕事をしている主人公。冷静にならなければやれない仕事のようだ。
僕は馬とは縁遠いのでよく分からない。そういうものなのかなと思うくらいだ。
でもブルースは自宅に牧場があり馬にも乗っているらしい。
ブルースの娘さんが馬術競技をしていて来年の東京オリンピックのアメリカ代表になるかもしれないらしい。
それでブルースが娘の競技を見る為に来日するかもしれないらしい。
この曲はオーケストラが入っているけれど僕は大げさ過ぎるように感じる。
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ブルース・スプリングスティーン「DRIVE FAST THE STUNTMAN」感想

ブルース・スプリングスティーンのアルバム「WESTERN STARS」から「DRIVE FAST THE STUNTMAN」の感想です。
僕はこの曲でブルース・スプリングスティーンの今までの曲「THUNDER ROAD」「RACING IN THE STREET」などのように映画のシーンを思い浮かべる。
ブルース・スプリングスティーンの得意な歌詞の世界だと思う。
体をボロボロにしながらスタントマンの生活を続ける主人公。
B級映画の製作で知り合った彼女と壊れたかけらを拾い集めて一緒に暮らせないかと模索する。
いいなと思う。僕は好きだ。
この曲はブルースの声がオーケストラの演奏に合わせてさわやかさも僕は感じる。
ブルースの歌の新しい魅力に感じる。
さわやかだけどその中での主人公の苦悩とプライドも感じる。
僕はこの曲が好きだ。
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ブルース・スプリングスティーン「SLEEPY JOE'S CAFE」感想

ブルース・スプリングスティーンのアルバム「WESTERN STARS」から「SLEEPY JOE'S CAFE」の感想です。
この「SLEEPY JOE'S CAFE」はブルース・スプリングスティーンの真骨頂だと思います。
1週間の仕事を終えて金曜夜に騒ぐ。月曜朝ははるか遠く。
僕はブルース・スプリングスティーンのそういうところが好きです。
僕も昔、金曜日の夜にブルース・スプリングスティーンのライブをブートで大音量で聴いていました。そして嫌なことを忘れて束の間の楽しみを味わっていました。金曜夜の楽しさ、僕のブルース・スプリングスティーンの好きなところです。
この曲、オルガン、キーボードが明るく入って来る。楽しくなって来る。いいです。
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ブルース・スプリングスティーン「WESTERN STARS」感想

ブルース・スプリングスティーンのアルバム「WESTERN STARS」から4曲目、表題曲「WESTERN STARS」の感想です。
僕はこの曲に何か重苦しいというかダルい、疲れを感じる。
何とか映画俳優でいようとしがみついている。カウボーイ、西部劇はもう時代遅れなのかもしれない。
でも主人公は昔ジョン・ウエインに映画の終わりのほうで撃たれたことがあるという。
それを自慢話として生きている。切ない。

でも何か希望がある。
ブルース・スプリングスティーンの歌には望みを感じる。
そこが僕の好きなブルース・スプリングスティーンだ。
朝起きて、まだやれるとかろうじて感じる。そのわずかな希望に僕は助けられている。
一本の映画のような曲だと僕は思います。
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