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ブルース・スプリングスティーン 「THE PRICE YOU PAY」への想い

昨日僕は疲れてしまい仕事を休んでしまった。
反省と自己嫌悪で自信を無くしていた。
その時にふとブルース・スプリングスティーン「THE PRICE YOU PAY」を聴きたくなった。
アルバム「THE RIVER」に収められている曲。
アルバム「THE RIVER」はアナログLPでは2枚組になっていた。
僕は一枚目はよく聴いていて好きだったけれど、二枚目は苦手であまり聴かなかった。
二枚目は聴いていて僕はつらくなってしまうので。
子供の夢がかなわずに絶望している曲が多い。

その中で「THE PRICE YOU PAY」は払うべき代価を歌っている。
僕はこの払うべき代価に押しつぶされそうになる。
それでも生きていくのだとブルース・スプリングスティーンは歌っている。

僕は部屋の壁に貼った昨年5月に僕が観に行った
コネチカットでのブルース・スプリングスティーンのライブで僕が撮った写真を見上げながら、
「THE PRICE YOU PAY」を聴いた。

おまえは決心した。チャンスにかけることにした
そして払うべき代価と伴に眠ることが出来るようにならなければいけない

こう聴いているうちにコネチカットでのライブでブルースがこの曲を演奏してくれた時のことを思い出した。
そうだこの曲をライブで聴けたのだなと、うれしかったなと

お前は容赦無い払うべき代価に引っ張られ、それを断ち切れない

壁に貼ったライブでの写真を見ながら、僕はこの曲に入り込んで行った。
すると僕の携帯電話が鳴り、職場からの電話だった。
まさに断ち切れない代価だと思った。
職場のおばさんからの電話で、僕が仕事を休んでいるのを知らないで、
エコセットがエラーが出ているので行って欲しいという電話だった。
僕はその時、曲とライブでの思い出に入り込んでいて最高の気分だったのだけど。
まさに「THE PRICE YOU PAY」だと思い、笑ってしまった。
あまりのタイミングの良さにあきれてしまった

僕がライブで観た時、ブルースはこの曲の最後で

「I'm gonna tear it down and throw it away」
と叫ぶ。アルバムでは高い声で悲鳴のようにも聴こえるのだけど、
ライブでのブルースは低い声で堂々と宣言していた。
僕も含めて観客はブルースと一緒に叫んだ。
最高の瞬間だった。

そうだ僕はあまり難しく考えないでやりたいこと、やらなければいけないことをやって、
グチと自慢話をしながら生きていけばいいのだと思った。
また明日から仕事も頑張ろう。
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たくましい猫

久しぶりに近くの海に行ったら猫が僕に寄って来た。
岸壁に住み着いているようだ。
お腹を空かせて僕がペットボトルのお茶を飲んでいたら近づいて来て
体をすり寄せて来る。
僕は基本的に猫がきらいというか恐いのだが、何となくかわいくも感じてきた。
でも僕がお茶だけ飲んで食べ物をあげようとしないのが分かると、
向こうへ行ってしまった。
かわいそうなことをしたと思ったが何も無いから仕方ない。
なかなか大変だろうががんばって生きのびて欲しい。
それにしてもたくましくてしたたかな猫たちだと思った。
僕は考え事をしながら読書した。いい時間を持てた。
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ブルース・スプリングスティーン「ハングリー・ハート」を歌う

今日は居場所に行って半年に一度の年間計画の見直し面談をしてもらった。
仕事を増やして半年。やっと慣れてきた。慣れるのに半年かかったと話した。
そんな話をしていたのだけど、ふと最近僕が自慢話をしなくなったという話になった。
面談の前に僕に写真展の話を向けても、長くなるなと思ったのにそれだけ?ということだった。
そう言われてみると僕は確かにデイケアに行かなくなってから自慢話をする場、機会が無くなった。
僕は自慢話をするのがあれだけ好きだったのに。
そこでこれからは1カ月に1回じっくり僕の話を自慢話も含めて聞いてもらうことにした。
それにしても僕のことをよく分かってくれているなと思い驚いた。ありがたい。
その後、食事もコンビニのレトルトの利用や
カット野菜をポテチのパーティー用のように開けてドレッシングもかければ皿を使わず袋のまま食べられるなど裏技も教わった。
汗をかかなくなったと話したら風呂によく入ればいいと言われた。

帰りに僕は自転車をこぎながらブルース・スプリングスティーン「ハングリー・ハート」を歌った。

誰もが飢えた心を持っている
誰もが満たされない気持ちがしている
働いてお金を貯めて
自分の役割を演じながら
みんながハングリー・ハートを持っている

このサビの部分を僕は自転車をこぎながら延々と歌って部屋まで帰った。
初めはさみしい気持ちで歌っていたのだけど、
最後、団地の階段を昇る時にはすっかり元気になったのに気がついた。
僕はブルース・スプリングスティーンはこの歌のように、どうしようもなく悲しい事も
コンサートで皆で大声で歌っているうちに楽しくなって来る。
この開き直りの底力が根底にあるのだと思う。
だから僕はブルース・スプリングスティーンが好きなのだと思う。

僕はこんな話をまた喜んで話していきたいと思う。
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写真展ありがとうございました

おかげさまで写真展を今年も行うことが出来ました。
ありがとうございました。
感想を書いていただいたノートには、一緒に旅をしているようだったという感想を書いてくださる方が
多くてまさにそれを僕が今回の写真展で目指していたことであったので、
意図が伝わったと思いうれしかったです。

いつもは下から上の雲を見上げていたのですが、今回は
飛行機の上から下の雲、海、陸地を見ました。
何か僕は下で一生懸命暮らしている自分達を思い、いとおしく感じました。
見る角度を変えてみるのも大切だなと思いました。

そして夢と希望の国アメリカへ行ってのブルース・スプリングスティーンのライブ観戦。
僕の想いが一気に昇華した瞬間でした。
それを写真に収めてみなさんに見ていただけた。ありがたいです。

また僕はいつもの地味な暮らしをしていますが、
また次のブルース・スプリングスティーンのライブツアーも
アメリカに行って観てきたいなと思っています。
それまでは昔、ラジオ番組アメリカン・トップ40でケイシー・ケイサムが言っていたように
「地に足をしっかり着けて、星たちを追いかける」ことをして行きます。
僕はやりたいことをやっていると凄い力を出せる。
これからも好きなことをやって「6割理論」「他人事メソッド」を使いながら生きていきます。
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文集「礎」に投稿しました

僕が通っている病院の作業療法科が発行している文集「礎」が出来上がりました。
僕はこの礎に投稿するのをライフワークにしたいと思っています。
今回は発行するかが直前まで決まらないで、僕はやっと発行されると決まったという連絡を受けて1週間で原稿を完成させました。以前作った原稿に少し書き加えたのですが。
でも僕は今回で礎の発行が最後になるかもしれないと思い、今までのまとめの気持ちを込めて文章を加えました。
かなり僕の気持ちを込めた文章が書けたと思います。
でも結局「礎」は今後も発行を続ける。今回は病棟でインフルエンザなどが起きてプログラムをやれていなかったからだと伝えられて僕は安心しました。
少し長いですが、よろしかったら僕の入魂の作品を読んでみてください。


「脳天気予報士当事者研究を発表する」
                       ウエザーマン H.O.
僕は「べてるの家」で始まった「当事者研究」を学んでいます。研究を始めて3年目になりました。そして今回僕は自分の研究を発表することが出来ました。


当事者研究全国交流集会東京大会 
他人事(ひとごと)メソッドの研究 2014.11.15.

みなさん。こんにちは。
今日は僕の好きなブルース・スプリングスティーンのライブを目指します。よろしくお願いします。

僕は目標があるといくらでも頑張れる。その一方で目標が無くなると不安定になります。
そんな僕ですが、僕は他人事メソッドというものを考え出しました。
自分が困った時に自分で自分にナレーション、解説を入れる。自分がスポーツ中継されている選手になり自分の行動を客観視する。自分の困難な状況を離れた所でながめてみようとする試みです。
僕は僕の好きなブルース・スプリングスティーンのコンサートを観る為にアメリカ、コネチカットへ行きました。その時のことです。

僕は成田から14時間ぐらいかけてニューヨークへ、そしてニューヨークで列車に乗り換えてコネチカット州へ行ったのですが、僕は飛行機の機内で眠れず、ニューヨークの乗り換え駅では列車は30分遅れの表示。イスもなくて皆立って運行表示板をながめていました。僕は疲れてフラフラで本当につらかったです。この時に他人事メソッドが生まれました。

「O君立っているのがつらそうです。O君今にも泣きそうな顔をしています。上手くここを乗り切れますでしょうか。心配ですねえ~」
「そこの階段を1階昇ればニューヨークの街なのですが」
「もうO君家に帰りたそうです」
「いや、家には帰れません。ここはアメリカです」
「とにかくホテルにたどり着くしかないです」
「何とかなるでしょう」「そうですかあー」

こうやって他人事メソッドを使ってみました。そうすると、ふぅ~と僕の気持ちが楽になりました。
何とか僕はホテルに無事に着いて、今度はコンサート会場でなるべくステージ近くでコンサートを観たいので早い者順で並ぼうと思いました。でもどこに並べばいいのか分かりませんでした。

「さあ困った。O君どこに並ぶのか分かりません」
「O君また他の係員に聞いています」
「あーやっぱり話が通じません」「いくら一生懸命話してもO君の英語が通じないようです。さあ困った」

「おーO君メモを取り出して英文を書き始めました。文章を書いて読んでもらう作戦に出たようです」

「あっ上手くいったようです。係員さんがうなずいて読んでくれています」
「よかったですねえ~」「よく頑張りました」

そうして係員に並ぶ場所を教えてもらえました。そして一番前に並べました。ライブをステージ真ん中の一番前で観れるのかと思いドキドキしました。

でも結局早い者順でなくて抽選でしたが。
それでも僕はくじ運が良くて、はじでしたがステージ前2列目で観れました。僕の生涯最高のライブでした。

これは僕がコンサートで撮った写真です。一度だけブルース・スプリングスティーンが僕の近くに来てくれて顔に汗が光っているのを見れてうれしかったです。


僕は日本に帰ってきて平凡な暮らしをしていました。会いたい人に会えなくてさみしい気持ちを持って早朝の通勤。広いまっすぐな道を自転車をこいでいました。
ひとり道路を静かに自転車が流れていく映像
「おっO君、空を見た」
「そうです空を見るのです。それがO君の原点なのです」
「おー自転車が速くなりました」

そこにBGMブルース・スプリングスティーンの曲「The Price You Pay」が流れる


こんな風にして僕は他人事メソッドを使っています。この他人事メソッドはシンプルだけどよく考え出した素晴らしい方法だと僕は思っているのですが、問題点があります。

それは僕が本当に困った時には、この他人事メソッドのことを忘れてしまい、困った時にあわてているだけで他人事メソッドは僕の頭の中から消えてしまっています。

そこで僕は毎日、日記をつけながら他人事メソッドの有効利用を試みています。
この他人事メソッドを使うことで自分の問題を離れた所でながめることが出来るようになりました。これからもっと積極的に他人事メソッドを使いこなしていきたいです。

でも本当のところは自分が困った時に「他人事メソッド」を使おうと思った時点で、もう困った事は僕の中で7割方解決しています。
客観的に自分の困難を見れているので、べてるで言う「見つめるから眺める」になっているのだと思います。だからわざわざ実況中継をしなくてもいいのですが。

「おっO君、最後に何か言いたいようです」

「僕はまだ当事者研究を始めたばかり。これからさらに当事者研究を進めていきたいです」
「今日はこんなに多くの人に僕の発表を聴いてもらえる機会を得られて幸せです」
「病気になってよかった!!!」    ありがとうございました。



発表は大成功でした。言いたいことを言えて、笑うところで笑ってもらい、最後言おうか迷っていた言葉も言えるだろうと判断して思い切って言ってみました。客席から「そうだ!」と言ってもらえました。
べてるの家の向谷地生良先生からもコメントを頂きました。今までのいろいろな人たちが研究してきた土壌の上に僕の自分にナレーションを入れるという考えは出来ている。そして、その僕の研究の上にまた研究されていく。研究は循環している。と言ってもらいました。
僕が2,3年学んできた当事者研究の成果を認めてもらえたと感じて最高にうれしかったです。

昨年僕は突然、一人暮らしをするお金が足りなくなり仕事を増やしました。その為デイケアにも行かれなくなってしまいました。そしてなかなか僕が求め続けている僕の居場所を作れません。でも、僕にはブルース・スプリングスティーンと当事者研究があれば大丈夫だ。僕は気象予報士なのだから大丈夫だ。僕は6割理論を持っている。僕は礎に自分の成長を書いてきた。僕のやりたいこと、どうしてもやらなければいけないことをやってきた。僕は進み続けるのだ。
Keep Going!
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写真展「空と雲と夢と」準備完了 その3

明日から開催の僕の写真展の準備が完了しました。
毎回写真の展示作業に苦労するのですが、上手く出来上がりました。
なかなかいい展示になっていると自画自賛して帰ってきました。
今回は写真の下に貼ったコメントも上手く書けたと思っています。
よろしかったら観に来てください。
今回の目玉は僕が観に行ったブルース・スプリングスティーンのライブの写真、
入手したライブの映像をもう一度僕がその画面を写真に撮ったもの。
大きい写真にしたらライブで観客の僕が映っているのがよく分かります。
よろしかったら探してみてください。

日時 5月6日水)から5月17日(日)まで、
   12日(火)は休み
   午前10時から午後8時まで、
   日曜日は午後6時まで

場所 高山写真館(JR津田沼駅の改札を出て左に行き、すぐに右にある階段を降りて、千葉方向へ直進30メートル。車道をはさんでJR線路の隣です)
店に高山写真館という看板があります。
他にも写真屋がありますので間違えないようにお願いします。
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