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原田マハさん「総理の夫」を読んでの感想

原田マハさん「総理の夫」を読んでの感想です。
おもしろいな。原田マハさんはこういうバタバタ描くのが上手いな。
日和くんの日記が優しい文章でいいな。大矢君も6回アメリカに行ったんだな。
大変だな日和君、凛子さんと仲直り出来ればいいな。
日和君の凛子さんとの出会い。凛子さんが「私たちなんだかちょっと似てますね」いいな。
人づきあいは良い時もあれば悪い時もある。その時こそ良い時を思い出すといい。プラチナの指輪いいな。
日和の一生懸命凛子さんに誠実であろうとする姿。僕も見習おう。
凛子さん「これからもずっと一緒にいてね。日和クン」
最後読んでいて涙が出て来た。国民との約束を守る。いいな。心が温かく成った。
でも少し僕も子育てしてみたかったなと残念に思いました。
やわらかい、やさしい文章に僕は癒されました。
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ニール・ヤング「ハーベスト」ボックスセットへの想い

僕の数少ないブルース・スプリングスティーン以外の好きなミュージシャンのニール・ヤング。
彼のアルバム「ハーベスト」のボックスセットをタワーレコードで注文したらクリスマスの今日届いた。
僕へのクリスマスプレゼントに成った。
僕は好きな物を最後に食べる派。このアルバムはさらに特別で、聴くのがもったいなくてたまにしか聴かない。
だから歌詞も分からないです。
もう一枚大切なアルバムはヴァン・モリソン「アストラル ウイーク」
これもまた本当に大切な時にしか聴かないです。

ニール・ヤング「ハーベスト」を聴くと切なくなる。
When will I see you again?
と聴いて別れた人を思い出す。僕にとって青春の思い出というところです。
久しぶりに聴いて、やはり胸がキューンとしました。
そして僕も生きているのだと思いました。

ボックスセットにはアルバム・アウトテイク、ライブ映像、制作ドキュメント映像も入っているようです。
これも楽しみながらちまちまと観て聴きます。
でもライブはいいけど制作ドキュメント映像は野郎たちがゴツゴツとやっていそうで僕のイメージが壊れないか心配です。
それにしても発表50周年か。僕が初めて聴いてからも40年近く経っていることになる。年月が経つのは早いなと思います。
最近僕が若い頃観ていた人が亡くなることが多い。僕もいつ逝ってもいいようにしっかり生きようと思います。
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100分で名著「中井久夫3」の感想

NHK Eテレ100分で名著「中井久夫3」を観て僕は勇気をもらいました。終わりよければすべて良し。ファーストフード、郷土料理とあるけれどそれぞれの人のために作る一品料理が統合失調症の治療に良いみたい。個人的な治療。家族、仲間が治療する民間療法的に。
そして自分だけと思って話したらみんなもそうだった。これが当事者研究だと斎藤環さんが話していた。僕も当事者研究の研究員の一人として励ましてもらいました。

昨日僕は住居のミーティングでメンバーから嫌なことを言われて怒った。でも当事者研究をするには避けては通れない所。
誰が仲間なのかということに成るのだけど、仲間は自分で選べないのかな友達と違って。自分と合わない人とどう付き合っていくか。ここで僕はつまづくけれど。
僕は当事者研究を仲間と研究実践する研究員。無理しないで頑張ります。
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中井久夫「最終講義」の感想

NHK Eテレの「100分で名著」で取り上げられた精神科医、中井久夫さんの最終講義を収録した本を読みました。
僕は中井先生は統合失調症研究の権威らしいですが、それでも一人一人の患者のことを考えて一緒に生きてくれた先生なのだろうなと思いました。
よい体験をつみ重ねることで病気、障害の重みが減る。
病気というのは人生の仕切り直し。
患者の就労にしても君に合わなかったことが分かったから実験は成功だと、実験というアプローチが良いと書かれていた。
僕は分かってくれているなと思いました。こういう気持ち立ち位置がうれしいなと思いました。

そして中井先生の発見したこととして臨界期というのがあると言う。
急性期から回復期に移る時に不安定に成り暴れたり体が不調に成ったりする時期がある。
でもそれは次のステージに移る過渡期の症状で良い反応なのだと言う。この時が大切でこの時に寄り沿い何か守られていると感じられるのが大切と書かれていた。
僕はそうだな、これだよなと思いました。

僕は精神科の治療、ケアには気持ちが大切だよなといつも思っています。
僕のことを思ってくれている気にしてくれていると感じられると嫌なことがあっても踏ん張れると思います。これが有るか無いかがとても大きいと思います。
僕も精神の患者歴40年、それなりに分かったこともある。そんな僕が偉そうですが中井先生はいいな、ツボをおさえているなと思いました。
本は半分ぐらい読みましたが専門的な話に成って来たのでこの辺りで読むのを終わらせます。でもこういう先生がいいなと僕は思いました。
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平野啓一郎「ある男」を読んでの感想

平野啓一郎「ある男」を読んでの感想です。
平野啓一郎さんは恋愛の描写がすごくいいと思います。僕は好きです。
「マチネの終わりに」でもそうでしたが好きな女性とのやりとりがすごくロマンチックです。
この本でも里枝さんや美涼さんの恋愛の話を僕はじーんとして読みました。
それでも本論は恋愛を越えた大きなテーマ。思い出が人を生きさせているだと思う。
自分の思い出を捨てて他人の思い出で生きる。そうせざるをえなかった人たち。考えました。
そして僕は他人の思い出に生きている人を見て、平野啓一郎さんが他の本で書いていた「分人」という考え方を思い出しました。
人はいくつかの違う顔を持っていて、それぞれ会う人によって使い分けている。
会う人だけでなくそれぞれの場面で違う人に成っているという。
僕はその延長線上にこの「ある男」は書かれているのだと思いました。順番が逆かもしれませんが。
そんな生き方も提案しているのかなと思います。

それと冒頭で「他人の傷を生きることで自分自身を保っているのです」と僕は本の中の文章をメモしていた。
考えると小説を読むのも他人の話を読んで自分の今、過去、未来を思うのだと思う。
僕はコーヒーを飲みながら小説を読んでいるとふと思いついたり過去のことを思い出したりする。僕はそんな時間を持つのが好きで読書しています。
それが読書のよい所かなと思います。
この本でもいろいろなことを読んでいて整理出来ました。

そして思い出って大切だな。僕も思い出を大切にしよう、大切な思い出を作っていこうと思いました。
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当事者研究のユーモア

昨日僕は診察で主治医が自分の話したい事だけ話して、その後に僕が話すとパソコンに向かって処方箋を打ち始めることに頭に来た。
嫌な思いをして部屋に帰りふて寝していた。そこにお仲間から電話が来た。
ミニ当事者研究をした。そこでは今回の良かったことを話して案外僕は上手く怒りに対処しているなと確認し合った。
そして苦労に対する実験をしてみようということで、これからする実験をあげてみた。
「みんなに先生がパソコンを見て話をしているのが嫌か聞いてみる」があがった。
そして僕が「今年の幻覚妄想大会で僕が受賞するという噂を聞いていたけれど主治医がそれを握りつぶしたと思う」と話したらそれを主治医に聞く実験をしようと成った。
さらに「主治医が診察中に何回自分の方を向いたかを数える。私も数えます」とお仲間が言ってくれて笑い合った。僕はすっかり楽に成っていた。
僕はこういうユーモアが好きだ。
追い詰められている時に当事者研究で実験するという手法で現実に向かい挑戦する。
その時にユーモアがあるとすごくいいのだと僕は気が付きました。
それと「看板の書き替え」主治医への怒りをどう浦河で楽しく生活するかに対象を替えてしまう。
これもすごく当事者研究的だと僕は思う。
昨日の主治医とのトラブルのおかげで僕は仲間のありがたさを感じられた。
そして当事者研究の楽しさ、困難へのアプローチの仕方を再確認出来ました。
当事者研究すごい。
写真はお仲間が韓国での当事者研究イベントに参加したおみやげです。
僕も当事者研究を楽しんで普及に努めようと思います。
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