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お母さん、ありがとう

母に僕が観に行ったブルース・スプリングスティーン&Eストリートバンドのニューヨーク、マディソン・スクエア・ガーデンでのライブ映像を見せた。
Sherry Darling の時に僕が「BRUCE PLEASE COME TO JAPAN」のボードを僕がブルースに見せたところ、
Thunder Road で近づいて来たブルースを僕がうれしそうに見ている姿、
実家に持って来たパソコンにブルーレイを映して見せた。
母は特に感動したわけでもなく、Thunder Road でも4回再生してやっと僕が分かった。
僕はがっかりした。

でも僕は母に、これはすごいことなのだよ。ありがとう。と話した。
お母さんは、はい。と言って目をしばしばさせていた。

これで僕のやるべきことはやった。
あとはお母さんとののんびり一緒の時間を実家で過ごそうと思う。

Bruce Springsteen - New York - Madison Square Garden 2016 full show
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教会でのクリスマス

25日に母と教会に行きました。
母も僕も久しぶりの教会。牧師先生が僕たち親子を紹介してくれて、
お母様は入院されていましたと話してくれた。
みなさん、話しかけてくれてありがたかったです。
でもみなさんが母に「入院されていたのですか、良くなられたのですか」
と話しかけてくれても母は「ええ・・・」
としか言えない。母はがんの事を言わないでほしいと言っているので、みなさん知らない。
その後の会食にも参加して楽しんだ。
温かい雰囲気でよかった。
母は信徒の方の車に乗せてもらい、僕は自転車で帰って来た。
家でゆっくりしていたら母が「話そうかな」
と自分のがんの事をみなさんに話そうと思うと言った。
僕もその方がいいよ。話が不自然でしょ。教会はそういうところだと思うよと言った。
教会での温かい雰囲気がそうさせてくれたのだと思った。
母も教会がおだやかな雰囲気になったでしょと言っていた。

僕が学んでいる「べてるの家」の当事者研究でも「弱さの情報公開」が大切だと言っている。
自分がこういうことに困っている、苦労していると話して自分を知ってもらい、皆からアドバイスをもらう。
そして相手もこういう事に苦労しているのかと知って共感する。
そしてお互いのきずなが強まるのだ。

僕が母と教会に行ったもう一つの目的は母の写真を撮るため。
以前母が遺影に使う写真が無いと探していた。
最近言わなくなったので、どうしようか迷ったけれど、母に教会で礼拝が終わった後で一緒に撮った。
母は気乗りしないようだったがみなさんの協力もあって写真を撮れた。
なかなかいい写真が撮れた。
後で母に見せたら「よく撮れてるね」と言っていた。
そして仏壇の引き出しに入れといてと母が言うので、
引き出しを開けたら母の写真が何枚か入っていた。

昨日僕が母に元日は教会に行くのと聞いたら、
「行かない。疲れる」と言っていた。
気持ちが変わってしまったようだけど、それも僕の母。つきあっていこうと思う。

こんな僕と母、教会のみなさんが僕たちを見守ってくださったらありがたいなと思っています。
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街頭クリスマスコンサート

僕が通っているウクレレ教室の先生がクリスマスコンサートを楽器店店頭でやるというので行ってきた。
僕の先生の専門のギターにキーボード、サックスの3人での演奏でした。
それはいいのだけれど、何しろ寒風吹く中の路上でのライブ、かなり演奏する方はハードだったようでした。
僕は寒くない服装に軍手もして温かく観たのですが、ギターの先生もつらそう。
足でリズムを取っているのではなくて寒くて足踏みしていたようでした。
僕は先生頑張るなとほとんどプロレスを観ているような感覚でした。
でも僕の好きな「オネスティー」のサックスや、先生のギターソロもかっこよかったです。
ウクレレ教室の僕の前の時間の生徒の女性や、先生の知り合いの方とも話をしながら帰って来ました。
なかなか貴重なクリスマスイブのライブ体験でした。
これから母とクリスマス。明日は教会に行きます。
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「Love Me Tender 何やってんだー 」.by kantenbou

僕がウクレレ演奏で歌ってみました。よろしかったら聴いてみてください。
初めが自宅録音、次がライブ録音です。
下手だと怒らないでくださいね。
メリー・クリスマス
「Love Me Tender 何やってんだー 」.by kantenbou
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クリスマス会で「Love Me Tender」を歌います

僕が居場所にしている場でクリスマス会が明後日あります。
そこで僕はウクレレ弾き語りで「Love Me Tender 何やってんだー」を歌います。
ウクレレ教室に通ったこともあり、僕としては結構いい出来になっています。
本番であがってしまい失敗することもあると思い、
自分の部屋であらかじめ演奏を録音しておきました。
これで失敗しても大丈夫です。
一番心配なのは僕の声が高さが合わずに外れてしまうことです。
でも落ち着いて普段通りの演奏が出来たらいいと思っています。
さてどうなるか。
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ブルース・スプリングスティーン自伝本「Born To Run」CD版が届きました

一生懸命読んでやっと読み終えた「Born To Run」
今日CD版が届きました。
何とCD16枚組です。
これを意味を理解して聴きとおすのには一生かかるのではと思います。
でも聴いているとおだやかな気持ちになります。
ところどころ僕が聞き取れるところもありいいです。
それにしてもブルースは何時間かけて読んだのだろう。
僕の持論、ブルース・スプリングスティーンのファンはタフでなければいけない。
でも聴いていると落ち着いて来ました。
僕の一生かけての自伝本CDになるのだろうと思います。
ブルースの優しい声がいいです。
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「村上海賊の娘」を読み終えての感想

途中にブルース・スプリングスティーンの自伝本を読んだりして中断していたけれど、
「村上海賊の娘」を読み終わりました。
初めは海賊の姫、景の成長を描く話と思って読んでいましたが、
合戦の話となりそれぞれの人が描かれていました。
時代の流れの中で、自分の生き方を通すことの大切さを感じました。
阿呆になるというほめ言葉が残りました。
そして僕は「ばかになる」という信頼している人からの言葉を思い出しました。
周りの流れがあって合わせていても、最後の所では自分の筋を通す。
それが最後は自分に納得出来る生き方になるのだと思いました。

僕は母との同居で実家に戻った。
僕は納得出来る親孝行をしたい。
それを思って生きていきたいです。
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「THE RISING」を歌う

僕はがんになった母と同居する為に実家に戻り一緒に生活を始めた。
母と話をして僕はうれしかったし母も喜んでいる。
でも僕は休日に母の抗がん剤治療につきあって病院に行ったりして疲れてきた。
そしていつものように僕は被害的になっていった。

母は掃除してくれるヘルパーの他には他人を家に入れたがらないようだし、
僕も何のサービスをして欲しいのかも分からない。
仕方ないので僕が通院している病院のソーシャルワーカーさんに電話した。
すると気がかりなので市役所に連絡してくれると言ってくれた。
そして僕の方からも市役所に相談してみればいいと言った。

僕は正直なところ、もう面倒になり何もしたくなかった。
育児や介護をする人は孤立しがちだと聞いたことがあるけれど、本当にそうだなと僕も思った。

でも実家への帰り道に市役所に寄ることにした。
なぜか分からないけれど僕はブルース・スプリングスティーンの「THE RISING」を歌って自転車で市役所に行った。
市役所の障害福祉課のいつも相談している人は面談中で話せなかった。
でも10年以上前に僕と同じ障害を持った人の集まりに見学として毎月来てくれていた職員さんにばったりと会った。
その人は今は高齢者を支援する課にいるので僕の母のことを話して、今後相談させてくださいと話せた。
またもう一人の人にもまたばったりと会えて、その人はその課の課長さん。
その人にもお願いしてきた。
10年以上も前のことなのにありがたい。
僕の10年も意味があるのかなとも思った。

結局、母は今のままで満足しているかまでは分からないけれど、今のままでいいと思っているのだと僕は思った。
僕が元気な姿をお母さんに見せるのが一番いいのだと思う。
その為にも僕は無理の無い程度に僕のやりたいこともやろうと思う。
それが僕の元気になり、母も喜ぶのだと思う。
それにしても人の縁はありがたいなと思いました。
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母との一期一会

僕ががんの母と一緒に生活する為に母が一人で居た実家に戻った。
すると母が僕の部屋の畳を表替えしてくれた。
新鮮で畳の匂いがなつかしい匂いに感じます。

毎日いろいろトラブルも起きて大変ですが何とかその日その日を送っています。
夜寝る前に母におやすみなさいと言って安心して一日を終えます。

今日、仕事へ自転車で行く時に浮かびました。
その日その日、一日一日を悔いなく生きようと。
夜、おやすみなさいと言って、一日一日の僕と母の生活を更新する。
毎日毎日バージョンアップするのだ。

たとえその日で終わってしまっても後悔しないように生きていこうと思う。
そして運が良ければ毎日毎日僕と母との思い出が更新されていく。
より良い思い出になっていくのだ。

僕が母とまた一緒に暮らせるようになったのも何かの運だと思う。
その運を大切に生きていこうと思います。
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