goo

ブルース・スプリングスティーン2012ライブ準備その13「NEBRASKA」

ブルース・スプリングスティーン&ジEストリートバンドのワシントンDCでの
ライブを観に行くまでもうほんのわずか。
僕の気持ちは盛り上がってきた。
ライブ当日の天気は今のところ晴れとなっている。
最高気温25度、最低気温15度位のようだ。
少し夜が涼しいというか寒いかもしれないと思う。
野外の野球場でのライブなので出来たら雨だけは勘弁して欲しい。
でも雨が降っても僕は「WHO'LL STOP THE RAIN」を聴けたと喜ぶだろう。
僕はそういう性格だ。
ただ雷、竜巻の予想で中止、延期だけは本当に無しにしてくださいと思う。

今までのブルース・スプリングスティーンのアルバムを聴いている。
今日は「NEBRASKA」
このアルバムは前作「THE RIVER」がもの凄く好きになり、
僕は期待して発売初日に買って聴いた思い出がある。
でも予約特典のポスターも良く分からない車の運転席からの
荒れ地の写真にがっかりした。
そして歌詞を見ながら聴いた。
当時のLPレコードのジャケットサイズ一面に歌詞が載っていた。
赤地に黒の文字だったか、黒地に赤の文字だったか忘れたが、
赤と黒の紙をずぅーと眺めながら聴いて、
聴き終わって歌詞から目を離して前を向いたら、
赤と黒だけを見ていた為か視界が白黒のセピア色に僕の部屋全てが見えたのを覚えている。
怖かった。
この光景とその時の僕の気持ちは今でも「NEBRASKA」を聴くと思い出す。

僕は当時浪人生だったと思うが、本当に楽しみにしていた
「THE RIVER」の次作だったのだが、
正直なところがっかりした。
当時の僕にはEストリートバンドのきらきらした熱い演奏を期待したのとは異なり、
地味なアコースティック的な作品についていけなかった。
初めてのリアルタイムでのブルースとの出会いはほろ苦かった。

でも今聴くとすごく熱い血を感じる。
静かだけれど内に詰まっているエネルギーの強さに圧倒される。
ブルース・スプリングスティーンの懐の深さを感じる。
今ならわかる。
そしてそれぞれの曲に出てくる人の姿が浮かんでくる。

今回の「レッキングボールツアー」ではあまりこのアルバムからは演奏されていないようだけれど
「ATLANTIC CITY」はアルバム「レッキング・ボール」の曲「EASY MONEY」とつながると思う。
彼女とふたりで勝負に出る。ダメかもしれないけれど行かなければいけないと。
僕はこの曲の歌詞にあるのだが、状況はきつい中でそれでも
「ずっとあなたと一緒にいる」
という歌詞を僕はずっと気にしている。
僕もこれを言えたら、言いたいと思っている。
これが「レッキングボールツアー」にもつながるのだと僕は思う。
一人で生きているのではない。
いろいろな人と影響を受けながら、支えられて支えながら生きているのだと。
僕はそう感じる。

そんなことを思うと今回のレッキングボールツアーを二人で観られるというのは、
すごく向いていると思う。
楽しみだ。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )