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「本音」より「本心」を話そう

「この国の不寛容の果てに」を読んでいます。すごく良いです。
相模原障碍者殺人事件のことを書いてあります。なるほどと納得しながら自分もこうなっているのではと自省しながら読んでいます。
今日は熊谷晋一郎先生の章を読みました。
僕は正直なところで熊谷先生はこむずかしい事を言っている。当事者研究はもっと楽しいものなのではないか。
と思ったりしていました。
でもこの本の文章を読んで僕は当事者研究の良さ、
そして自分なりのいい人生の生き方を見れたように感じています。

タイトルは第2章「生産性」よりも「必要性」を胸を張って語ろう(熊谷晉一郎)
となっていますが、世間の人はここがポイントと思うのだろうけれど、
僕はこのタイトルよりも中に書かれていた、
「本音」より「本心」を話すことの大切さにすごくこころが動かされました。
「世の中はぶっちゃけこうなんでしょ」と本音を言っていても実は他の人の受け売りだったりしてその人の本心は見えなかったりする。
それよりも僕は「お花畑」と言われても僕が住みたい世界を話したい。僕はそれを目指しているのかなと思いました。
これが当事者研究の「自分ごと」を話すということなのでは。
何かすぅーと僕の中に入って来ました。

その一方で僕は和を乱す人を極端に嫌うところがある。
また僕自身もあの人はやる気がないから生活保護なんでしょと思ってしまうところもあると自戒しました。
この本はすごく今の僕のもやもやにフィトしました。
この章の後の森川すいめいさん、そして向谷地生良先生の話を読むのが楽しみです。
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大先生を偲ぶ会

僕の通う教会の大先生を偲ぶ会がありました。
いつものように礼拝の後の食事会。歓談の後、大先生の思い出を一人ずつ話しました。
みなさんの話を聞いていて僕は大先生はすごい人だったのだなと思いました。

でもみなさん、大先生を偉い人とは言わなかった。実際は総会議長までされた人なのだけど。
それよりもそれぞれの人に大先生がかけてくれた言葉、様子をみなさん懐かしんで話していた。

僕も話した。僕はここの教会に親孝行、お母さんのために入った。
そうしてお母さんが病院ホスピスに入ってから何度も大先生が来てくれて聖餐式をしてくれた。
一度は信徒の人の車を待てなくてタクシーで駆けつけてくれた。運転手さんに車いすを押してもらって入って来た大先生が少し得意気な表情に僕は見えてうれしかった。
お母さんは肝心のお祈りのところでいつも眠ってしまったけれど。お母さん幸せだったと思う。
お母さんが亡くなって大先生は「お母さんは変わられた」と僕に話してくださった。
お母さんはお父さんが病院で亡くなる時、冷たい態度を取ってしまったのを後悔していたようだった。
それで若い頃通った教会の自宅近くの教会にまた行き始めたようだった。
お母さんは変われたのだと僕も思う。

お母さんが亡くなってからも僕は教会に行った。
大先生は僕のフェイスブックを見てくれていたようで、いろいろあるようですねとやさしく笑って話してくれた。
大先生は普段はおだやかなやさしいおじいちゃんだったけれど説教の時は魂が乗り移ったように熱く話された。
不謹慎だけど僕はおもしろく聴いた。いいライブだった。
そんなことを僕は話した。

会が終わって僕は考えた。世の中で偉くなるよりも、一人一人のこころの内に生きられればそれが一番幸せなのかなと。
僕もそうなりたいと思った。
そして僕が思ったのが、大先生は強い内にやさしさがあったのだと思う。強くなければやさしくなれないのだと思う。
そして大先生は僕たちの所まで降りて来てくれたのだと思った。
まさにイエスさまが降りて来てくださったように。
それを実践された僕の大先生なのだと思います。
大先生ありがとうございました。
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大切なことを大切に

今日は仕事の後にお父さんお母さんの墓参りに行った。
お父さんが植えた菊の花がつぼみが黄色くなっていた。
それから近くの海に出てぼーっとした。そうして関野牧師の「神の祝福をあなたに。」を海を眺めながら読んだ。
何かすーっと楽になった。
「人生はハッピーエンドとは限らない、人はそれまで生きてきたように最期を迎える。」
でも神さまはちゃんと見ていてくれるのだと僕は思う。
そうだ。大切なことを大切に、どうでもいいことはどうでもいい。
僕の調子のいい時の自分へのメッセージが浮かんだ。

それから近くに出来たという火葬場に行ってみようと思い歩いてみた。
そこだと思っていた所は倉庫だった。
また今度来た時探してみよう。自分の足で探してみようと思う。
僕もそのうちお世話になる所を見ておこうと思う。
腕時計をはずして自分の時間を持った1時間半だった。
たまにはこういうのもいいなと思った。
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映画「Blinded by the Light」の感想

東京国際映画祭で映画「Blinded By The Light」を観て来ました。
わかりやすいシンプルだけど温かい映画でした。
僕がよく聴いた、ブルース・スプリングスティーンのしかも僕が部屋で涙流して歯をくいしばって聴いた曲ばかりが流れました。
もっとも背景として80年代の当時流行った曲も流れていたのがおもしろかったですが。

映画のそれぞれのシーンをうなずいて涙ぐみながら観ました。
主人公がブルース・スプリングスティーンの曲をウォークマンで聴いてセリフを話していたのが次第に歌うようにミュージカル風に歌になるブルース・スプリングスティーンの曲をうなずいて観ました。

主人公のエピソードとともにブルース・スプリングスティーンの僕の好きな曲が流れたのだけど、
僕は正直なところ「BLINDED BY THE LIGHT」は歌詞も多くて難しくてよく分からない曲でした。
それが主人公の父親が言った
Don't forget us
さらにブルース・スプリングスティーンの多くの歌の中で主人公は嫌になってこの街を逃げ出したのではない。
今なら僕もそう思えると感じました。

僕は今までブルース・スプリングスティーンの歌にあこがれていたけれど、
その一方でそれは違うのではと思う所も少しだけ感じていました。
こんなクソみたいな所なんか出て行ってやると言ったけれど負け犬のように逃げ出したのではないかと。
でも今回この映画を観てブルース・スプリングスティーンの歌の主人公もポジティブにいろいろな人に感謝しながら出て行ったのだと僕は思えました。
そこがこの映画の主人公が最後に感じたことと同じなのではと思います。
それが今の僕にもわかるのだと思います。

そして僕は今までの僕の上手くいっていた時のようにわかりやすくシンプルに熱く生きるのも大切だなとあらためて思いました。
さらに僕も大それたことだけど僕も映画を作りたいな作れるのではないかとさえ考えました。
そんな不思議とポジティブになれる映画でした。
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