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ブルース・スプリングスティーン「BORN IN THE U.S.A.」完全再現ライブを再び観て

僕は疲れていて、そしてブルース・スプリングスティーンを聴きたくなった。
ライブCDを聴こうと思ったが疲れていてその体力が無さそうだったので、
アルバム「HIGH HOPES」のおまけについていた
「BORN IN THE U.S.A.」完全再現ライブDVDを観た。
アルバム「HIGH HOPES」の日本での売上げが良かったのも、このおまけDVDの
おかげもあったのではと僕は思う。

2013年のハードロックコーリングでのライブ映像です。
やはり僕の人生は「BORH IN THE U.S.A.」抜きには成り立たないと思う。
良くも悪くも影響を受け続けた。
アルバムを雨戸を閉め切って大音量で聴いて涙流していた。
やっと彼らの初来日公演のチケットを取ったのに入院してしまい
行かれなかった。
でもそのおかげでアメリカに4回行き、彼らのライブを間近で観れた。
そのおかげで良き人とも知り合えた。
僕の人生は彼らの影響が大きい。

今日そのアルバム再現ライブ映像を観て、やはり僕は「BORN IN THE U.S.A.」なんだなと思った。
映像を観ながらいろいろなことが浮かんで来た。
「DARLINGTON COUNTY」でシャララ、シャララララと一人大声で歌っていたな。
「NO SURRENDER」で涙流して聴いたな。僕はブルースと約束したんだ。決してあきらめないと。
「DANCING IN THE DARK」部屋で一人踊ったな。
「MY HOMETOWN」は聴くのが嫌で針を上げていたな。
みんな僕のかわいい思い出だ。

ライブは一期一会。でもそれをきっかけにずっと続くものもあると思う。
ブルースがレッキングボール・ツアーの最終日にライブで話した言葉。
「The older you get,The more it means.」
「年が経てばそれはより意味を増して来る」
僕も明日で51歳になる。
人生もまとめの時期に近づいて来た。
最後まで投げださずに不器用に愚直に生きていきたい。
それが僕がブルースと約束したことなのだ。
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日だまりの茜浜

茜浜に行きました。日だまりで温かかったです。
父の墓参りにまず行きました。父が生前に自分で植えた黄色い菊が咲き誇っていました。
お父さん大勝利だよと言いたくなりました。
母は80歳。父が亡くなった年を越えた。
僕は今日仕事していて思った。僕が今の状況を乗り越えられたら母は安心するだろうなと。
親孝行したいなと思いました。
ここは僕の海。大切な場所です。
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当事者研究全国交流集会東京大会「他人事メソッド」の研究

昨日の当事者研究全国交流集会東京大会で僕が発表した「他人事メソッド」の研究
ほぼ全文を載せさせていただきました。
長いですが、読んでくださったらうれしいです。
原稿中の丸数字はスクリーンに写したパワーポイントの番号です。
発表は大成功でした。
言いたいことを言えて、笑うところで笑ってもらい、
最後言おうか迷っていた言葉も言えるだろうと判断して思い切って言ってみました。
客席から「そうだ!」と言ってもらえました。
べてるの家の向谷地生良先生からもコメントを頂きました。
今までのいろいろな人たちの研究した土壌の上に僕の自分にナレーションを入れるという考えは出来ている。
研究は循環している。
と言ってもらいました。
僕が最近2,3年学んできた当事者研究の成果を認めてもらえたと感じて最高にうれしかったです。

当事者研究全国交流集会東京大会 原稿 最終版
他人事(ひとごと)メソッドの研究 2014.11.15.

① みなさん。こんにちは。
今日は僕が好きなブルース・スプリングスティーンのライブを目指します。よろしくお願いします。

僕は目標があるといくらでも頑張れる。その一方で目標が無くなると不安定になります。
② そんな僕ですが、僕は他人事メソッドというものを考え出しました。
自分が困った時に自分で自分にナレーション、解説を入れる。自分がスポーツ中継されている選手になり自分の行動を客観視する。自分の困難な状況を離れた所でながめてみようとする試みです。

僕は僕の好きなブルース・スプリングスティーンのコンサートを観る為にアメリカ、コネチカットへ行きました。その時のことです。

③ 僕は成田から14時間ぐらいかけてニューヨークへ、そしてニューヨークで列車に乗り換えてコネチカット州へ行ったのですが、僕は飛行機の機内で眠れず、ニューヨークの乗り換え駅では列車は30分遅れの表示。イスもなくて皆立って運行表示板をながめていました。僕は疲れてフラフラで本当につらかったです。この時に他人事メソッドが生まれました。


「大矢君立っているのがつらそうです。大矢君今にも泣きそうな顔をしています。上手くここを乗り切れますでしょうか。心配ですねえ~」
「そこの階段を1階昇ればニューヨークの街なのですが」
「もう大矢君家に帰りたそうです」
「いや、家には帰れません。ここはアメリカです」
「とにかくホテルにたどり着くしかないです」
「何とかなるでしょう」「そうですかあー」


こうやって他人事メソッドを使ってみました。そうすると、ふぅ~と僕の気持ちが楽になりました。


④何とか僕はホテルに無事に着いて、今度はコンサート会場でなるべくステージ近くでコンサートを観たいので早い者順で並ぼうと思いました。でもどこに並べばいいのか分かりませんでした。



「さあ困った。大矢君どこに並ぶのか分かりません」
「大矢君また他の係員に聞いています」「あーやっぱり話が通じません」「いくら一生懸命話しても大矢君の英語が通じないようです。さあ困った」

「おー大矢君メモを取り出して英文を書き始めました。文章を書いて読んでもらう作戦に出たようです」

「あっ上手くいったようです。係員さんがうなずいて読んでくれています」
「よかったですねえ~」「よく頑張りました」


そうして係員に並ぶ場所を教えてもらえました。そして一番前に並べました。ライブをステージ真ん中の一番前で観れるのかと思いドキドキしました。

でも結局早い者順でなくて抽選でしたが。

それでも僕はくじ運が良くて、はじでしたがステージ前2列目で観れました。僕の生涯最高のライブでした。
⑤⑥
これは僕がコンサートで撮った写真です。一度だけブルース・スプリングスティーンが僕の近くに来てくれて顔に汗が光っているのを見れてうれしかったです。

僕は日本に帰ってきて平凡な暮らしをしていました。会いたい人に会えなくてさみしい気持ちを持って早朝の通勤。広いまっすぐな道を自転車をこいでいました。
ひとり道路を静かに自転車が流れていく映像
「おっ大矢君、空を見た」
「そうです空を見るのです。それが大矢君の原点なのです」
「おー自転車が速くなりました」

そこにBGM ブルース・スプリングスティーンの曲「The Price You Pay」が流れる


⑦こんな風にして僕は他人事メソッドを使っています。この他人事メソッドはシンプルだけどよく考え出した素晴らしい方法だと僕は思っているのですが、問題点があります。

⑧それは僕が本当に困った時には、この他人事メソッドのことを忘れてしまい、困った時にあわてているだけで他人事メソッドは僕の頭の中から消えてしまっています。

そこで僕は毎日、日記をつけながら他人事メソッドの有効利用を試みています。
この他人事メソッドを使うことで自分の問題を離れた所でながめることが出来るようになりました。
これからもっと積極的に他人事メソッドを使いこなしていきたいです。


でも本当のところは自分が困った時に「他人事メソッド」を使おうと思った時点で、もう困った事は僕の中で7割方解決しています。
客観的に自分の困難を見れているので。べてるで言う「みつめるからながめる」になっているのだと思います。だからわざわざ実況中継をしなくてもいいのですが。


「おっ大矢君、最後に何か言いたいようです」

「僕はまだ当事者研究を始めたばかり。これからさらに当事者研究を進めていきたいです」

「今日はこんなに多くの人に僕の発表を聴いてもらえる機会を得られて幸せです」
「病気になってよかった!!!」

ありがとうございました。
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当事者研究全国交流集会で発表しました

当事者研究全国交流集会東京大会で「他人事メソッド」を発表しました。
大成功でした。
言いたいことを言えて、笑いもとれて、
最後本当に言いたかったことも言えました。
向谷地生良先生がコメントして下さり、僕が本当に言って欲しかったことを言ってもらい
本当にうれしかったです。
最高の瞬間でした。
僕の好きなブルース・スプリングスティーンのライブに近付けた気がしました。
これだから生きているのがうれしいんだよな。
僕はそう思います。
詳しくは明日仕事が終わった後に続きを書きます。
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当事者研究全国交流集会で発表します

今日はブルース・スプリングスティーンのアルバム「レッキング・ボール」が聴きたくなり
久しぶりに聴いた。
僕はこのアルバムはブルースのキャリアの中でも傑作だと思う。
人間の底力を感じる。生きる力を与えてくれる。そして安心して死んでいける。
それが僕が最近2,3年学んできた
べてるの家の当事者研究にも通じていると僕は思う。
僕はべてるの家の人たちと同じ障害を持っている。
人付き合いに難しさを感じてきた。
その自分の難しさを仲間と研究するのが当事者研究です。
そして僕も当事者研究の研究者の一人です。
僕の研究が僕のそして仲間の生きづらさを助けられるかもしれない。
そんな思いで当事者研究を僕は行ってきました。

そして今週の土曜日15日に開かれる当事者研究全国交流集会の一般演題で
僕は僕の研究「他人事(ひとごと)メソッド」を発表します。
僕が今年の5月にブルース・スプリングスティーンとEストリートバンドのコンサートを
観る為にアメリカ、コネチカット州まで行った時に生まれた「他人事メソッド」です。
僕が本当に困ってどう仕様も無い時に開き直った時に生まれました。
それをまとめて今回の集まりで発表します。
全国から当事者研究仲間が集まります。
僕もべてるの家の本を読み始めてから3年目。
僕の今までの研究成果を発表します。

僕は今までもらってきた障害年金が症状が改善されたとして
年金支給が停止になると先週通知を受けました。
まだ再審査の請求も出来るけれど難しいと聞きます。
今までは障害年金をもらい、それにパートで清掃の仕事をして、
その収入で団地の一人暮らしをしてきましたが、
今回の決定で仕事を増やす事になれば、
なかなか当事者研究の発表をするのも難しくなるかもしれないと考えています。

ぼくにとっての最初で最後の機会かもしれません。
人生、一期一会。
大切にします。
発表資料のパワーポイントも送り原稿もほぼ完成しています。
残りの日を大切に楽しみながら準備して本番に向かいます。
本番でどうなるか分からないけれど一生懸命発表してきます。
Faith will be rewarded
だと思います。
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すずらん劇団「夢に向かって」

今日は障害を持っている人の集まりに出かけた。
僕はお世話になった人に会って近況を話したかったけれど、
誰にも会えなかった。
みんな年配でベテランになり、イベントに出て来なくなったようだ。
僕はさみしかった。
そうして会場を何度もフラフラしていたら、最近出会った人に会って一緒に昼食を食べた。
そうしている内にその人は知り合いを見つけ僕も昔の知り合いを見つけた。
最近会わなかったが同じ障害を持った仲間。話がはずんだ。
そうして午後からの演劇を一緒に観た。
障害を持ってビルの清掃をしている人の話。
まさに僕達の話だ。
同僚のオバサンから仕事が遅い、雑だと言われて、
いつもいそがしいと言ってお茶に付き合わない。
すぐに家に帰るのに何がいそがしいんだと言われている。
居場所の友人の励ましで自分の障害のことを職場のみんなに話したら、
受け入れてもらえた。
それだけのシンプルな話なのだけど今の僕にしっくりと来た。
友達は大切だなと思いました。
いろいろあるけれど今日はいい一日だったと思いました。
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「夢の守り人」上橋菜穂子著 感想

「夢の守り人」上橋菜穂子さんを読んでの感想です。

夢には2つある。眠っていて見る夢と自分のなりたい姿になる夢。
その2つは違うようでいて同じところもある。
夢は甘く優しくてそれに引き寄せられる。
過去のよかった時の記憶もそう。でもそこに居座ってはダメ。
現実に生きるんだ。現実はもっといいと言っている。
そして人は自分が思っているよりずっとしたたかな生き物なのだ。

それにしても夢はこわいなと僕は思った。
過去の夢の世界に入り込んでしまうと今の現実に戻りたくなくなってしまう。
一方で夢と現実は補い合っている。
世界は変えられないけれど自分は変われる。
なつかしい夢の世界で少し生きれば現実の世界に戻って来た時に元気になる。
僕は夢の世界と現実の世界を上手く行き来すればいいと思った。
この本を読んで考えさせてくれた。僕の大切な本になった。
そして僕は人はかわいいものだと思う。

この本の中に僕の好きな文章があった。
呪術師タンダが子供の皇太子チャグムに言った言葉
「王になること現実に生きること。そういう自分が好きだったんじゃないかい」
「俺はどちらに行くか悩む時、どっちに歩く方が【好きな自分】か考える」
僕も僕が好きな自分になろうと心がけている。
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