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薪ストーブの触媒は金属?セラミック?

薪ストーブ触媒、金属とセラミック のつづき・・・

セラミック触媒の破損原因は、自分の場合いつもセラミックそのものが直接的に破損する訳ではなくて、以前から何度も書いてるように2つの四角いセラミック触媒を固定している金属枠が、高温にさらされて歪み、枠に圧迫されることによる間接的な破損です。 それが金属触媒だと本体全てが金属なので多少歪んだとしても割れることは無い、て言うか、割れようが無い訳ですね。

しかし、割れないけれど熔解の事例があるのだから、おそらくそれはその素材、構造が薄い金属で出来ているからで、過燃焼に対してはセラミックの方が耐久性があるのかも知れない。 つまり、メーカーの推奨温度を超えた高温域での耐熱限界がセラミックより低いことによるものだと思う。

結局、どっちの触媒が最善なのだろう? 金属製は触媒としての性能はアップしているけれど過燃焼に弱いようだし、セラミック製は金属枠による破損のリスクが高い訳で、こうなると特にバーモント系の場合は、金属とセラミックどちらの触媒を選択したら良いのか非情に悩ましいですね。

さて、話は戻って、国内のバーモントキャスティングス正規輸入系では、すでに金属触媒の標準装備を断念? して、従来のセラミック製触媒に全面的に戻す方針とのことなんだけど、自分としては上記の感想、理由から 「何でなの? どうして?」 と疑問に思ってしまう訳です。

キャタリティックコンバスターが金属製に切り替わる時、これまでのセラミック触媒よりも性能がアップしたと謳い文句のアナウンス、買い手としてはとうぜん期待しますよね? て言うか、期待過剰だったのかも知れないけど、いずれにしても、金属触媒は良くなってるはずと思い込んでたら、一部で灰詰まりや熔解が起きた。 あれ? 話が違う? ってことでクレームだ。 たぶんね(笑)

普通に焚いてるはずなのにダンパーを閉じると何だか上手く燃えてくれない。 日を追う毎に症状が悪化、特に初めて薪ストーブを焚いたユーザーは原因不明で深刻だったに違いなく、徐々に灰が詰まってしまうんだから煙突は引いてるのにダンパー閉じると引かない。 引かないから良く燃えない。 結局、シーズン中にSOS! で、点検してみたら灰の目詰まり、中には溶解したものまであったってことなんだろう。

そこで結局日本での販売は元のセラミック触媒に戻すという輸入元の結論に至った訳ですね。 確かに灰詰まりはある程度避けられないことだとしても、果たして熔解破損についてはこれまでのセラミック触媒の破損率よりむしろ低いのではないのか? と、自分としてはいまだに疑問符のままです。

もしかすると? これはあくまでも自分の見解、て言うか、穿った見方になりますけど、販売側の方針として触媒機を積極的に販売したくないのではないでしょうか。 デファイアントもアンコールも今後は触媒機の代わりにエヴァーバーンを主力としたい。 で、ある意味デリケートな触媒機は薪ストーブ初心者の選択肢から極力外すみたいな感じなのかも?! アフター考えると売り手としてはその方が手間がかからない、て言うか、楽ですもんね(笑)

2回に渡って好き勝手書きましたが、自分なりに、て言うか、キャタライザーの薪ストーブが大好きなので、何となく見えてきたこと正直に書いてみました。 と言う訳で、ダッチウエストのように標準で触媒温度計を付属していないバーモントキャスティングスブランドの触媒機には、キャタリティック温度計 Digital Catalytic Monitor がオススメという、まぁある意味この記事は営業トークでもある訳ですね(笑) でもって触媒温度モニターの電源は9ボルト電池です。 これをケースに収めるのには少しコツが要るみたいです。 さすがはアメリカ製ですね(笑)

2010年の胡瓜収穫累計 : 28本
茄子収穫累計 : 23本


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いつも駄文にお付合いありがとーございます。
コメント ( 2 ) | Trackback (  )
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