kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

県総体終了

2014-06-03 | 陸上競技
やっとblogが書けます(笑)。県総体、終了しました。とりあえず「通過」できたことを喜びたいと思います。

金曜日に「笑って書けたら」と書いています。県総体の振り返りをする前にそこの部分については触れておきたいと思います。

実は火曜日、練習で120mと60mを刺激として行いました。いつも通りの刺激。が、120mで3走の子が全くついていけません。さらに60mでは1年生にも負ける始末。どうなのか?と聞くと「ハムが張って走れません」「痛くて動けない」とのこと。いや、この期に及んでなんということ言っているのか?あれだけ「身体のケア」についてはしつこく言い続けてきました。確認すると「マッサージはやっていた」とのことですが筋肉は全く緩んでいません。触れただけで痛いと言います。歩いても痛い。この状況で県総体を迎えるというのはどう考えてもありません。

その日はすぐに連れて帰って筋肉を緩める作業をしました。が、マッサージジェルを使う段階になりません。指が当たっただけで痛いというのです。上半身と腰を緩めてから少しずつマッサージをしました。レッグカールをしても全く力が発揮できません。指一本で支えられるレベル。柔軟性チェックをしようとしても足が上がらないのでどうにもなりません。肉離れではありません。筋断裂している内出血は見られない。とにかく筋肉が硬くなっているというのが主な原因。時間的に20時前後になったのでこの日はこれで終わり。お風呂でのケアの仕方を教え緩めるように指示。

この日の夜、全くと言っていいほど寝れませんでした。気が小さいというのではなく「みんなの想い」をここで途切れさせたくないという気持ちからです。3走が走れなければリレーは成立しません。ここの部分の理解がどれだけできているのか?「絶対に治します」と言っていましたがここに来るまでの取り組みの中で間違いなく甘い部分がったのです。それがこういう一番大事な時に出てくる。他の3人のこと、これまでバックアップしてくれた多くの人のことを考えると悔しくてなりませんでした。「万全の状態で県総体へ」という部分から「ベストメンバーで4継が組めるのか」というレベルに落ちています。間違いなく他の者にも影響します。戦う前から負けるという状況になるのは絶対に避けなければいけません。ほとんど眠れない中でうたたねしていると夢の中に「ストレッチポール」が出てきました。そういえば、筋肉を緩めるのにこれを使っていた。記憶のどこかにあったのだと思います。朝イチでメールをして早めに登校するように指示。ストレッチポールで緩め続けました。

他に何かできることはないかと思い、お世話になっているショップへ。マッサージクリームを購入して色々と話をしていると「治療器」を貸してくださるとのこと。通常であればリース料金が発生するのですが今回は「お試し」として無料で1週間レンタルできるとのこと。毎回のことですが本当にありがたい。すぐに戻って3走のMに渡しました。教科担当の先生にお願いして授業中に治療器を当てさせてもらうことに。音は全くしません。迷惑をおかけする部分はないと言えばないのですがそれでも「授業」のことですからお願いをしました。全ての先生が快くOKを出してくださいました。「特例」と言えば特例。この子たちの取り組みを認めてもらえている。本当に感謝しなければいけません。できることは全てやる。これだけです。

放課後はすぐに鍼治療へ。前日、「怖いから行きたいくない」と言っていました。ほぼ激怒(笑)。今更何を言っているのか?怖いとか痛いとかではなくできることをすべてやらないといけない段階に来ているのです。キャプテンがかなり勧めてくれました。私の指示よりもキャプテンの指示の方が通る(笑)。鍼治療を1時間程度やってもらって学校に戻りさらに治療。借りてきた治療器を当てながらもストレッチポールで緩める。片足だけでなく両足の痛みがあるのでとにかく時間がかかります。マッサージジェルを使ってマッサージ、PNF、ストレッチポールの3本柱でやっていきました。これでも10の痛みが7になった程度。軽くはなっています。夜は全く寝れません(笑)。

木曜日も朝から治療。前日と同様に3本柱でやっていきながら授業中も治療器を充てる。この段階で本人に聞くと「全力では走れません」と言っていました。最悪の事態も考えなければいけません。他のメンバーには大きなエースを3走に配置して4走に一年生を置く可能性もあると話をしておきました。最悪、「中国に進む」だけです。進むことができれば3週間あるので回復はできると思います。レースで肉離れをする危険性があるのであれば走らせるほうが怖い。全力で走れない選手を使うというのは通常であればありえないことですから。それなら1年生のほうが走れる。

が、それでもキャプテンが「3走はMちゃんが良い」と。これまでのバトンのこともあります。いきなりメンバーを代えて対応できるほど余裕はないと思います。1年前からメンバー固定でやってきました。バトンがつなげなくなるというのは「致命的」です。48秒台で走るのはそれほど難しくないと思っていました。当然ですが。1秒落ちでも49秒台。これなら中国には進めます。キャプテンは「勝ちたい」のです。「通過するだけ」の総体にしたくない。だから3走は代えたくない。このことを感じ取らなければいけないと思います。とにかくぎりぎりまで治療をしました。木曜日は全く体を動かさず治療。ストレッチポールをやり続けているのでその日1キロ痩せたとのこと。もともと細いのに1キロ痩せるほどエネルギー消費をしています。身体に残るダメージは大きいと思いますが「走るため」です。背に腹は代えられません

金曜日、午後から競技場へ。この日もぎりぎりまで治療。「何とか走れる」状態にまで回復。全力かと言えば分かりません。スピードレベルは上がらない。それでもバトンという部分を考えるとメンバー変更は厳しい。バトンは詰め気味にして3走は変えずにやることにしました。それで金曜日の投稿になります。「なんとかこの日を迎えることができた」という感じですね・・・。

県総体前にこのようなことがあると精神的にも肉体的にもしんどい。もちろん、本人だけではなく周囲の人間もです。チームとして取り組んでいることを忘れてはいけない。大切なことは何か?そんなことを思いながら当日を迎えました。blog更新できなかったのは「更新する時間がるなら選手の治療の時間にする」ためです。更新が滞り本当に申し訳ありませんでした。

ということで少し(?)総体を振り返りたいと思います。長くなるので記事を変えます。

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