kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

山口活性学園

2014-05-06 | 陸上競技
県選手権の翌日、練習を休みにしました。とても練習できる状況ではないだろうと感じていたので。一番多い選手は2日で7本走っています。女子の4継メンバーは個人で決勝に残ってはいませんが準決勝まで走っていますからそれなりの本数。試合は質の高い練習となります。普段の練習よりも集中は高まりますし、アップも含めてかなりの時間身体を動かすことになります。ここを踏まえて休み。前日に指示は出しましたが「不足する者は自分で補う」という部分も大切です。トータルで2本しか走っていないものが同じように「休む」ことが必要か??ここに関しては「誰のためにやっているのか」を考えることができれば見えてくると思います。

ということで、久々の休日をもらいました。実家に帰って子供たちと少し出かけることに。防府の商店街(シャッターが閉まっていますが)でちょっとしたイベントがあるということでした。親戚から話を聞いたのでちょっと出かけてみることに。防府の街を歩くというのは本当に久しぶりです。小さいころはよくお祭りで出かけたモノですが今ではほとんど行くことはありません。カリヨン通りという通りがあるのでそこに行ってい見ました。するとなんだかわかりませんがおそろいのパーカーを着た男性陣がいました。イベントのお手伝いの人かと思って何も考えず歩いていくと、簡単な釣堀がありました。子供たちがやりたいということなので釣って食べる。

そんなことをしていると「特設ステージ」があることに気づきました。どうもこの場でコンサート(?)が実施されるそうです。士会の人の話を聞いているとなんと「山口活性学園」が来るということ。基本的に私はアイドルや芸能人に関心はありません。AKBのようなアイドルが好きな人は好きなのでしょうが私は全くと言っていいほど関心がありませんでした。が、この「山口活性学園」はちょっと違います。ここに書いたかもしれませんが、先日新聞を読んでいると「山口活性学園」の記事が大きく取り上げられていました。特別関心があるわけではないのですがなんとなく記事を読んでいると「振付」を担当しているのが私が担任をした卒業生でした。驚きです。普段は普通に働きながら仕事の後や休日に「山口活性学園」のダンスの振り付けをしていると載っていました。Facebookで少し取り上げると本人もコメントをくれました。それからなにかと関心を持っていました。とはいえ、別に応援しに行くということはしていませんでしたが。

見ているとそこにRicoという卒業生が。良いお姉さんになっています。うちの真ん中の子供が生まれるころに3年生だった気がします。うちの息子の名前も覚えてくれていました(笑)。「頑張ってね!」とだけ声をかけました。邪魔するのも申し訳ないので。先ほどおそろいのパーカーを着ていた男性たちはこの「山口活性学園」のファンの方々だったようです。結構大規模な活動をしているようでした。

時間ができたのでRicoと「すごいね~」と話していると「まだまだ全然」ということでした。本人は今年に入って休日がまだ「2日」しかないとのこと。ほとんど休まずに活動をサポートしているようです。週末になると東京方面に出かけて「売り込み」もしているということ。なんと来週は千葉の「幕張メッセ」でイベントに参加するとのこと。全国規模のイベントへの参加です。すごい話ですね。

更に聞いてみると「主催者への挨拶は必ず一番に行く」「挨拶は荷物を降ろしてする」「どんな場面でも必ず挨拶をする」という基本的なことを徹底しているということでした。この子は在学中バスケットボール部に所属していて県で優勝したりしていました。その時に学んだことが生かされているということでした。まー厳しい指導は間違いなく「力」になっています。話によるとこういう「姿勢」がSNSなどを通じて拡散するようです。さらにプロダクションの方々にも好評で「是非ステージに立ってみないか」というお誘いを受けたとのこと。すごく大切なことだと思います。

細かいところは分かりませんが「山口活性学園」の子たちはすごく頑張っているのだと思います。しかし、「頑張っている」から多くの人が認めてくれるわけではない。世の中には「努力」している人は数限りなくいるのです。その子達の「良さ」を知ってもらうためにはその「方法論」が必要となる。不通に頑張っているからメジャーになれるのか?これは違うと思います。未熟な部分はたくさんあるでしょうからそこを「徹底的に修正する」ことが必要になります。物事への取り組む姿勢を認めてもらえるようになると自然に「評判」は上がっていきます。言われている当初は「なんでこんな細かいことを」と思うかもしれませんが絶対に必要な要素だと思いますね。それを素直に聞いてきちんと行動するから周りが認めてくれる。応援してくれるのです。

このことは前日にうちの選手にも話した内容でした。多くの先生方が「良いチームだね」と言ってくれる。それは選手の表情や行動に現れる。もちろんまだまだ「甘い」部分はたくさんありますが純粋に「強くなりたい」と思って競技に取り組む姿が人の心を動かすのではないかと思っています。まだまだやることは多いですが間違いなく成長しています。うちの選手には「応援されるチームになる」ことを常々言っています。さらには「応援されるチーム」となったら「勝てるチーム」になる必要がある。「良い子が多いですね」で終わるのではなく「結果」につながる取り組みができるようになる。競技でいれば「勝つ」ことです。どれだけ良いチームだと認めてもらっても勝てなければ何も証明できません。良いチームだからこそ強くなって欲しい。周囲の選手に「競技者」としての「姿勢」を示してもらいたい。強く思っています。

一生懸命に何かをやっている人を批判するのではなくやはり応援したい。この「山口活性学園」もきっと全力で物事に取り組んでいるはずです。だからこそ多くの人が認めてくれる。応援してくれる。そう思います。Ricoの話を聞きながらうちの選手も負けないぞと思いました。教え子から学ぶこと、感じることはたくさんあると思っています。一生懸命に生きている子の「言葉」には大きな価値があります。自分が誰よりも努力しているから発する言葉が「心」を動かす。そう感じました。

負けないようにしたいと思います。「shoko」の陸上競技部の応援よろしくお願いします。同時に「山口活性学園」にも関心を持ってもらって応援していただければと思います。本当に頑張っていると思うので。いい刺激をもらいました。感謝。
コメント
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