マサラ・ミュージカル『ボンベイドリームス』
作曲:A.R.ラフマーン、脚本:ミーラ・サイアル、演出・訳詞:荻田浩一
出演:浦井健治・すみれ・加藤和樹・朝海ひかる・久野綾希子・安崎 求・阿部 裕・川久保拓司ほか
貧民街からインドの国民的映画スターになる若者アカーシュ(浦井健治)の物語。他にネタはないのかと思うのだけれど、このミュージカルも最近のドラマや映画と同じように住民の立ち退き問題がからむ。
映画プロデューサーのマダン(安崎求)に認められたアカーシュは人気者になるのだが・・・。
前半は、ミュージカルなのに音響は悪いし、貧民街の人々の部分は騒がしいだけ。筋も平凡でどうなるかと思ったが、やっと後半に浦井健治がスローバラードを歌うようになってから落ち着いて見られるようになった。彼の歌は聞いているだけで心をうつ。
作曲はインド映画の傑作「ムトゥ 踊るマハラジャ」のA.R.ラフマーンだったようだが、今回の曲は映画ほどのときめきは得られなかった。
カーテンコールで観客も一緒に歌えるように劇中歌「SHAKALAKA BABY」の歌詞も配られていたのだが、役者から指示もないままなんとなく終わってしまった。会場には一緒に歌い踊りたそうな人がいっぱいいて、上手くやれば盛り上がっただろうにもったいない。
東京公演は2月8日まで
コメントありがとうございます。
『ムトゥ 踊るマハラジャ』は私も大好きな一本です。日本公開は16年位前だそう。月日の早さ感じます。
私のベスト3は次回お目にかかった時にでも。