「語る室」 カタルシツ公演 (於)東京芸術劇場シアターイースト
カタルシツはイキウメの主宰・前川知大による別ユニットである。
話は5年前に起きた幼稚園バスの運転手と一人の園児の失踪事件に関わるミステリー。園児の母(中嶋朋子)、その弟の警官(安井順平)、運転手の兄(盛隆二)、霊媒師(板垣雄亮)、未来から来たという少年(大窪人衛)、父を亡くした兄と妹(浜田信也・木下あかり)らの会話や独白から事件の真相が次第に観客に知らされることになる。
内容はいつもの前川風ながら、今回笑いは押さえ気味で、どちらかと言えばシリアスな仕上がり。ただ未来から来ている人、現代の人などが交錯し、理解能力の低い私の頭は混乱。前川のことだからすきなく整理されているはずだが、私には特に登場人物の年齢関係がもう一つ分からずもやもやのまま終了。
今回は観客に考えさすことも一つの狙いであるのかもしれない。
なつかしい『北の国から』の蛍ちゃんの中嶋朋子はじめ演技陣は安定。
東京公演は明日10月4日(日)まで。
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