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「十二夜」 於:日生劇場
作:ウィリアム・シェイクスピア、翻訳:松岡和子、演出:ジョン・ケアード
出演:音月 桂、小西遼生、中嶋朋子、橋本さとし ほか
シェークスピアの喜劇。
双子の兄妹セバスチャンとヴァイオラ(音月 桂・二役)の乗る船が遭難、二人は別々の場所で助けられたが、お互いは死んだと思っている。
妹のヴァイオラが男装して、オーシーノ公爵(小西遼生)に仕えたことから巻き起こる恋の顛末にいろいろな企みが加わり、大混乱になるお話。
ジョン・ケア―ドの演出はわかりやすく、楽しくそしてセンスよい舞台に仕上がっている。
ラストのハッピーエンドを祝祭シーンで終わらせずに、祝祭に取り残された男達に光を当てたのは、演出家ジョン・ケア―ドの一味か。
役者で一番目立ったのは道化役の成河(そんは)。軽やかな身のこなしと、艶やかな歌唱力で道化フェステを見事にこなしている。
劣らぬ活躍を見せるのが主演で二役を演じる音月 桂。めりはりの効いた演技でさわやかな兄妹を演じる。
でも筋を知っていても、はらはらするシェークスピアの原作がやっぱり一番凄い。
公演は3月30日(月)まで。
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