NODA・MAP第19回公演『エッグ』 (於)東京芸術劇場プレイハウス
作・演出 :野田秀樹、出演:妻夫木聡・深津絵里・仲村トオル・秋山菜津子・大倉孝二・藤井隆・野田秀樹・橋爪功
架空のスポーツ「エッグ」でオリンピックを目指すアスリートたち。その中にはすでに有名選手である粒来幸吉(仲村トオル)や、東北から出てきた新人阿部比羅夫(妻夫木聡)がいた。この二人と人気歌手の苺イチエ(深津絵里)を中心に、人間の純真さ、愚かさ、狡猾さなどが描かれる中で、純粋なスポーツであったはずの「エッグ」の裏に、隠された真実があることが次第に明らかになっていく。 そしてそこには悲劇的な過去の歴史が・・・。
今回は2012年公演の再演であるが、中心の8人は変わっていない。初演では前半の面白さに比較して、後半のシリアスな部分がわかりにくかった気がしたが、今回は非常によく整理されており、結末へなだれ込んでいく勢いがあり感動した。
幕(ブレヒト幕というのかな?)を左右に動かし場面転換をしたり、「エッグ」の選手が使うロッカーから役者が出入りするなどでスピ―ディな面も舞台効果を高めている。
東京公演(2月22日まで)の後、3月にはパリでの公演もあるようだが、どんな評価を受けるのか今から楽しみ。
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