曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

安下庄花火大会 2012年8月16日 

2012年09月01日 | 日記

今日の花

 

また木槿の花

白地に赤が映えます。古い民家の庭先で

 

何処でてもよく見かける最もポピュラーな木槿でしょうか

 

八重咲きのムクゲもあるのですね 知りませんでした。

これらの木槿は昨日行った山の中の村々に咲いていたものです。思わず車を止めて眺めたくなるほど山村の風景にうまく溶け込んでいました。

 

道のべの  木槿は車を  停めにけり         蝶調 (芭蕉先生も今ならこう詠んだかも)

 

私は木槿とか芙蓉の花はなぜか昔からあまり好きではありませんでした。 だから近寄ってとか手に取って眺めるとかはほとんどしたことがないように思います。芭蕉先生が馬で旅している途中に眺めた景色はこんなだったのかもと思いだし撮ってみました。

 


 花火大会のことは8月中にアップするつもりだったのですが昨夜は疲れて早々と眠ってしまいました。

 実は、昨日朝6時に家を出て(5時に出かけるつもりだったのですが少し寝坊して)長門峡に向かいました。中国山地を越えて津和野のすぐそばの徳佐という所へ出て9号線を少し逆走して長門峡にたどりつきました。何しに行ったかと言われてもいつもと同じ蝶探しですよと言わざるをえません。8月に生まれたルーミスシジミを探すのが目的だったのですが、天気が悪く1頭も見つけることはできませんでした。ルーミスシジミだけでなくほかの蝶もほとんど姿を見せずがっかりでした。山の中を長時間歩きまわり、車で320km走り回って家にたどり着いたのは夜8時で、やれやれの一日でした。

あーあ、夏も終わりか。

 

8月中にと言うには一日遅れましたが花火大会の模様を載せます。

(細かなことはまた暇が出来た時にここへ次々とアップする予定です。)


今年は写真仲間と二人で我が家のみかん畑に陣取って撮影しました。

昨年は港から盆踊り会場の方までカメラを持って歩きながら撮影しました。比べて見たい方は2011年の花火大会をクリックして下さい。

 


19時 19分

四国の上には入道雲が高く伸びています。盆踊りの会場付近は早くから人で埋まり出店も沢山来ていてにぎわっているようです。

 

灯篭流しは昔は沖まで船で運んで流していました。安下庄湾を赤いともしびが帯のように広がって行く様はとてもきれいでした。 今は後片付けが簡単なように港の中で流します。

 


19時 28分

竜崎温泉も灯りが明々と照り、この日は花火を見ようという人でお風呂はきっと芋の子状態だったことでしょう。船を出して沖から花火見物をする人も結構います。暗くなると遠くに愛媛県の町明かりが見えてきました。

 


19時 37分

ようやく暗くなり遠くの景色も見えなくなりました。

 


20時 05分

夕方7時前から山に上がって準備をして待っているとなかなか時間がたちません。花火が始まるのは8時15分からです。

その間暇つぶしに望遠レンズを付けてみたり広角にしてみたりして、カメラ設定もいろいろ変えながら夜景や日暮れ時の写真を撮ってみました。でも、カメラの設定というのは経験に基づいたカンがものを言うので理屈通りにはいかないものです。

 

花火の打ち上げが始まりました。花火の写真は沢山ありますのでサイドスクロールバーを使って下まで一気に下げて下さい。一枚づつ見ていたら時間がかかります。

 

 

 

大きな花火は思ったより明るいものです。

船が沢山出ています。海の上の夜風は涼しいしビール片手に料理をつまみながらの花火見物はきっといいでしょうね。以前私が船を持っていたころのことですが、花火大会の晩に沖へ魚釣りに出たことがあります。夜のタイ釣りです。餌取りの雑魚がいなくて落ち着いて大鯛が狙えるし日中は暑くてたまりませんが夜の海の上はとても気持ちが良いのです。潮の流れの関係で花火の方を背にして釣っていました。釣りの方に夢中であることはもちろんなのですが時々派手に花火の上がる音がすると思わず振り向いてしまいます。でも振り向いたときには花火の粉ながぱらぱらと落ちて行くのが見えるだけでした。音が船までやって来るのが遅すぎたのです。

 

 

 


 

 


 

 

 


 

 


 

 


 

 


 

 


 

 


 

 


 

 

 


 

 


 

 


 

 


 

 


 

 

 


フィナーレ

 

 

 

 

 

 

今年の花火はこれで終わりです。ここまで見て下さった方は本当にご苦労様でした。

 


今年の花火は5000発だったそうです。以前は10000発上げたこともりました。田舎の小さな町としては良く頑張っています。来年もまたよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 


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9 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
楽して撮ろう・・・><; (ふじ)
2012-09-03 07:33:01
こんにちはー
見下ろす状態の花火がまた、いいですねぇ! しかも自分チの畑からですか!!
港の灯や遠く漁火まで写りこんでいてとても雰囲気がでています。
去年は提灯がよかったですよね、思いだしました。
どっちがいいか、って? うーん・・・ 私なら今年の方法かな。 そんなに歩かなくてすみそう(^^)。

  道のべの木槿は車を停めにけり  蝶調
ふうむ芭蕉先生なら喰はれてもお構いなくこうかもしれないが、 ここは 「木槿に」 でしょう 「に」、 「道のべの木槿に車停めにけり」。
車を停めたのは木槿なンか?自分なンか? はっきりしてくれ~~! と左脳凡夫は叫ぶ (^^)ノ 
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推敲 (蝶調(山本))
2012-09-03 16:04:29
フジさんは暑さにもめげずお元気そうでなによりです。

私のお遊び俳句に手を入れて下さってありがとうございます。フジ宗匠の言われる通り「に」もいいですね。自分の意思で停めたことがはっきりします。自動車を止めるのは私ですが車はカポカポ歩く馬に比べスピードがあるので道端の花に気づいても止まるまでに少し行き過ぎてしまいます。バックするか端に寄せるかして車を降りますが花が車を引きとめた感じもいいかなとも思っています。照れまん宗匠ならどちらを取るでしょうね。

芭蕉先生の木槿の句は有名ですが以前私はあの情景がピンとこなかったのです。今回暑い日中に山里を走っていて庭さきの木槿の花を見て初めて分かったような気がしました。暑い夏の日に馬上に揺られる芭蕉先生は木槿の花に気付きふと馬を止め、木槿の木に馬を向けたのでしょう。馬は花に興味はありませんから休憩できてよかったとばかりムシャムシャと食べ始めたのでしょう。あの句で私が分からなかったのは馬に食われるのがなぜ木槿なのかということでした。この時期の木槿の花は人を振り向かせる力を持っているのかもしれません。

いつもそうですが、ブログに1句載せようとすると頭の中には大先生の有名な句が先に浮かんでしまいます。これはいかんと思っても自分なりの句は浮かばないので「まあイッカー」の気楽さで拝借させていただいております。瀬戸の海 ボラのはね飛ぶ 水の音 なんちゃって芭蕉先生ごめんなさい。

人ごみの中でワーワー言いながら見る花火もいいですが、今年はだーれも来ない場所で三脚を立て椅子にふんぞり返ってビールを飲みながらシャッターを押すという状態でした。確かに楽ですね。

ではまた。
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ムグンファ (照れまん)
2012-09-03 19:13:22
こんにちはー
蝶調宗匠 と ふじ宗匠の 恐るべき御鞭撻に、恐れ入り屋の鬼子母神で御座いますです。

ふじさんの言われるように、私が作った 一人称 の句であれば、
    道のべの木槿に車を停めにけり
でしょうね。ただ、ここでの場合、今の時代なら こうなるかも、と言う 三人称 で書かれているので 「道のべの木槿は車を停めにけり」 で人の車が止まるのでもいいと思います。
どちらでも、ちっとも構わないような気がします。

原句
     道のべの木槿は馬に喰われけり    芭蕉
ですから、原句に近くすれば、「は」 で わたしとして引きつけて読めば、「に」でしょうか。どちらでもいいですよね。
こういう パロディー句の場合は 遊びの要素が強いですからね。蝶調さんのように 芭蕉さんに敬意を払ってパロッていますので、これはいいと思います。

     道のべの剥く毛鼻毛を飛ばしけり   照れまん   
     古い毛や買いに飛び込むアデランス   照れまん
このような パロディー句は 如何なものかと思います。照れまんさんは しょうのない奴です。
こういう場合は 「指導」 ですね。

そういえば トンビ の写真が出色ですね。
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鼻剥く毛・・・?><! (ふじ)
2012-09-04 07:49:18
いややや俳諧の大御所照れまん宗匠のオデマシ 嬉しいですねぇありがとうございます(^o^)
芭蕉先生の上を行こうと思った・・・・そこが拙いですねぇ^^" 芭蕉さんには敬意を払わんとね・・・。

へじゃ、敬意を払って一句
  湖に添ひ木槿に添ひて周遊路  ふじ

そうですそうです。
  海に添ひ桜に添ひて島の道  照れまん
これがえらく気に入りましテンな。  ときわ湖畔にず~っと白やピンクの木槿が植えられてるのを見て、
パッと浮かびましテン ^▽^ウヒヒヒヒ へじゃ おじゃましました~~。。。。
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徘徊宗匠のブログ (蝶調(山本))
2012-09-04 20:59:46
このブログはなんのブログだったのでしょう。蝶のブログだったような気がするのですが

照れまん宗匠やふじ宗匠にお越しいただき俳諧談義をしていただけるとは、これはもう俳句ブログに衣替えした方が良いのかもしれません。

しかしブログの家主はカメラを持って山の中を徘徊するのが趣味ですから「を」がよいか「に」が良いか考えている暇がありません。

今しばらくは
 ちょうちょ ちょうちょ この指とまれ
   この指あきたら 頭にとまれ  
と歌いながら徘徊をしようと思っています。

でも、両宗匠には俳句のご指導ありがとうございました。
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徘徊氏 (照れまん)
2012-09-05 12:43:03
こんにちはー
エ・エーッ!! ここは俳句ブログじゃないの~??
てっきり俳句ブログだと思って、場所(芭蕉) もわきまえず、ぺらぺらと、薄っぺらな 不遜(蕪村)な俳句論を書いてしまいましたが、一切(一茶い)お構いなく。
四季(子規) の味わいに耳を傾け、山頭火に蝶を追う生活って素晴らしいじゃないですか~。
蝶調さんと言うのは 俳号にぴったり。俳句をやりましょう!!
エッ、俳句ブログじゃない!   こりゃまた、御無礼しました。

ということで、今年の花火はどうでしたか?花火って、写真に撮るのは 本当に難しいですね。俳句を作る方がやさしいですよ~~~!昔作った句。

     木造の家屋おどろく揚花火   照れまん

たまには、まじめな句も詠んでいるでしょう??まだあるよ!

     誰点ける不発のねずみ花火に火   照れまん
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俳句ing (蝶調(山本))
2012-09-05 22:00:48
こんばんはー照れまんさん

野山を歩き回り補虫網で5・7・5を捕りまくるのも確かに楽しいかもしれませんね。自然の妙味や感動を言葉に置き換えるなどかつてはしたこともなかったのですが照れまんさんに感化されてこの頃まねごとをしております。

何も知らぬ初心者というのは恐ろしいものでどんな句でも出来た出来たと喜んですぐにブログに載せたりしてます。でも少し俳句のことが分かるようになったらどんなにか恥ずかしいことでしょうね。

いつの日か俳句ブログになれるようご指導ください。

揚げ花火 飼い犬嫌い 小屋の中

遠雷か 花火の音か 山向こう

初心者らしい素直な句でしょう ?
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花火まつり (ふじ)
2012-09-09 17:32:16
うーん、増えた!増えた!増えた!!
1/6秒 1/8秒 からはじまって 1/15 1/20 1/30秒 フィナーレまで ぐりぐりぐりぐり見せていただきましたよ。
えー! 全部で5000発? それにしてはアップが少ないんじゃないの~~ な~んてね^^。

まるで8ミリビデオを回して ジジジジジと見てるような量ですねぇ。 緑のところが面白かったですよ^^。
次のコマの上が前のコマの下に写りこんでるように見えて、それが回転数が合わないビデオのように、コマの仕切りが見えながら連なってるように見えます。

これだけの量があれば、まあ満足されたのではないでしょうか^?^ 私もたっぷり見せてもらって満足しました~~。
くーー おまけに俳句までぽんぽんと出来てる・・・ 参りました~~。 
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ありがとう (蝶調(山本))
2012-09-11 01:42:46
 ふじさん グリングリンしていただいてお疲れ様でした。

花火の写真って本当は撮らない方がいいのではないかと思いました。
花火っていうのはすぐに消えて行く所が良いのであって永久保存しようというのはやはり邪道ですかね。
今回、花火が上がった所から上空で爆発して広がり始める所・最後の火の粉が消えて行く所まで一つの花火を分解して撮ってみました。その中から一番良い瞬間を写真にすればよいと考えたのですが、動きのある花火を止めること自体が良いことかどうか分からなくなりました。

来年はどうするか分かりませんがもう一カ所花火を撮ってみたい場所があります。更に高いところから見下ろす場所です。嵩山の山頂からです。

更に、飛行機かヘリコプターをチャーターして空から撮るなんていいかもしれません。宝くじが当たったらね。
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