曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

反田ネクタリンを食べたことがありますか

2022年08月19日 | 日記

今日の果物

反田ネクタリン   ソッタネクタリンと読みます。

 


 夏はやはり夏果物が美味しいですね。夏果物の中でも桃の仲間は芸術品的な素晴らしい果物です。見た目良し、食べておいしい、香りもよいものがあります。しかも最もおいしいのは熟して収穫してほんの数日の間ですね。柑橘やリンゴのように丈夫で長持ちの果物は冷蔵庫の中に入れておけば数カ月は持ちます。桃の仲間は果肉が柔らかく衝撃にとても弱いので取り扱いも慎重に行わなければなりません。私たちみかん作りにはとてもできないことですね。柑橘以外の果物もいろいろ植えて(リンゴ・梨・葡萄・ビワ・柿・栗・ブルーベリー・その他いろいろ・熱帯果樹も)作ったことはありますが桃だけはやったことがありません。つまり桃類は買って食べるか頂いて食べるかですが毎年よく食べる果物です。桃という果物は特に贈答用によく使われますね。反対に贈答にはあまり使われない果物はスイカです。夏果物としてスイカも大好きなのですが贈り物としていただいたことはほとんどないような気がします。贈り物としてはメロンが一番多いですよね。スイカよ頑張れと応援したくなります。桃の話がしたかったのにずれてしまいました。今日は私が毎年いただいてお気に入りの反田ネクタリンについて紹介したいと思います。

反田ネクタリンは1970年代に山梨の故反田義雄氏が自分の桃園で偶然実生の桃の木から発見した新種の桃でした。周りの桃と違い果実の表面に毛がなくネクタリンの特徴を備えていました。ネクタリンと言えば多くの品種は果肉が黄色いものが多いのですがこの反田ネクタリンは桃と同じ果肉が白でした。それで桃とネクタリンの交雑と考えられます。この新種のネクタリンは非常に糖度が高く15度から20度にも達します。1980年に品種登録がされましたが1998年に有効期限は切れています。1990年代に反田義雄氏と知り合うことができましたが共に育種家としの気心が合って以後深く付き合うようになりました。そのような訳で毎年美味しい反田ネクタリンを頂いています。

反田ネクタリンの熟期は8月上旬で出荷期間は10日間くらいだそうです。全国的な生産量はよくわかりませんがネット上で販売されているところは少ないようですし、どこか果物専門店に行けば手に入るのかもしれません。とても貴重・希少な桃です。日本には桃の優秀品種が沢山ありますので消費者のみなさんはネクタリンにはあまりなじみがないのかもしれません。量販店でもネクタリンはあまり見かけませんね。だから桃とネクタリンの違いをよく知っている人は少ないのかもしれません。

ちょっと素敵な果物ですから紹介させていただきました。

詳しいことが知りたい方は  http://www.hinshu2.maff.go.jp/vips/cmm/apCMM112.aspx?TOUROKU_NO=40&LANGUAGE=Japanese  をご覧ください。専門家向けですけどね。

 


反田ネクタリン

 

 

 

桃とネクタリンを比べてみましょう

反田ネクタリン

 


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