今日の花
ヤマツツジ
周防大島の海岸道路を走っていると山の中に山桜がたくさん咲いているのが見られます。ソメイヨシノ・枝垂れ桜などの園芸品種は人為的に植えられたものですが山桜はほとんどすべてが自然に生えたものだと思われます。桜の花は多くは3月から4月に咲いて、そして6月ごろには紫色の実が沢山できます。木からそのまま下に落ちた実は発芽しませんが小鳥や小動物に食べられた実は果肉が消化されて種だけになり、しかも運ばれて糞として排出され地面に落ちますとそこで発芽します。こうしてあちこちに運ばれて山桜が生えるのですが、どこでも生えるというものではありません。見渡すと桜の全くない所もありますし、たくさんの桜が密集しているところもあります。発芽と成長に条件の良い場所があるのですね。昔から深い森だったところには殆ど生えませんが、人間が畑として使っていた場所などはとても条件が良いのです。立島に桜がたくさん生えているのは本島のほとんどが畑として利用されていたからです。今の立島は桜の島ですが何百年かするとほとんどが常緑樹に変ってゆくことでしょうね。
島の山桜
立島の山桜
頂海山は特に山桜が多いです。
小松から見た頂海山
屋代ダム公園のソメイヨシノ
掛津島と平群島
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