曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

安下庄の青田祭り 御田頭祭後半

2013年07月29日 | 日記

 先日7月18日に安下庄で行われる夏祭り御田頭祭のことを紹介いたしました。その時のブログで紹介したのは私の住んでいる集落での祭りの風景でどこにでもあるような田舎の祭り風景でした。でも今日紹介する祭りの後半は私の町ならではのもので何処ででもやっている祭りとはちょっと違います。何処が珍しいかというと神輿が海を船に乗って帰るのです。その神輿の乗った御座船を皆が浜へ出てかがり火をたいて迎えるのです。昔ほどの賑わいはありませんが今でもその習慣は守られています。いま、安下庄には田んぼはほとんどないのにこのような青田祭りがずっと守られているのは不思議な気がします。写真の枚数が多くなってしまいましたが是非ご覧になってください。

今回はお祭りの雰囲気を知ってもらうには写真よりも動きと賑わいの音声の入った動画の方がいいと思い写真の合間に動画を沢山撮って後で編集してYouTubeに乗せようとたくらんでいたのですが失敗しました。音声の録音のスイッチを入れるのを忘れて撮ったのです。動画自身はまあまあに撮れているのですがお祭りの無声映画はなんにしても面白くありません。また来年挑戦してみます。

 

青田祭りとは虫追いの祭りで江戸時代からずっと続いているそうです。私の子供の頃は我が家にも田んぼがあって田植えを手伝っていた記憶があります。今の田植機で植えるのと違って多くの人が並んで後ろに下がりながら手で1本1本植えていたものです。7月の初めごろ田植えが終わり旧暦の6月15日にこのお祭りが行われていました。15日ですから大潮です。鹿家の浜から神輿が船に乗せられるのですが大潮でないと具合が悪かったのでしょう。今は時代が時代ですから祭りは日曜日に行われますがそれでも大潮に最も近い日曜日に行われています。ところが今年は7月の14日にお祭りがありました。この日は小潮です。どうしてだろうと不思議に思っていたら次の大潮の日曜日が参院選挙と重なったからだったのです。選挙が行われようと祭りが遠慮することはないのにと思いましたがそうもいかないのでしょう。

 

私は鹿家の港から船に乗って出発した神輿を追って陸路を追っかけました。(パパラッチです)

八幡様のある庄の港まで50数枚一気に行きますのでご覧になってください。

 


神輿は鹿家の港から出発です。

私は6時ごろ港へ着きました。

神輿はもう船に乗っているのに時間合わせでしょうか、神主さんたちがなかなか現れません。
私も暇なもんだからアオサギなんか撮って遊んでいました。

 

今のデジカメはオートフォーカスの機能がすごいですね。空を飛ぶアオサギにぴたっと合います。

 

沖で待機している船もあります。

私が待ちくたびれているとようやく皆さんが現れました。

神主さんは船に慣れていらっしゃらないようで。

ようやく出発の準備ができたようです。

出発は6時41分でした。

鹿家の沖で5回まわりました。

やがて遠ざかってゆきます。

竜崎を回って安下庄湾に入ります。私は急いで車に戻り安高へ向かわなければなりません。

 

安高に神輿船は入ってきました。

安高の皆さんがお迎えしている前で3度回りました。浜で神輿を迎える時に火を焚きますがこれを「ごっそう火」と言います。

 

 

次は原・古城の港へ入ってゆきます。

港の中は狭いので一回りで出てゆきます。

 

次は和戸・西浦・真宮の港に入ります。

船が港を出てゆくと私はまた来るまで追いかけます。

 

三ツ松へは私の方が先に付きました。

ようやく神輿船が現れましたが港の中へ入って来ません。今日は小潮なので中まで入れないとのことでした。

ようやく薄暗くなってきました。

 

 

 

八幡様のおひざ元 庄の港

私は先回りで庄の港へ、ここでもたくさんの人が神輿の帰ってくるのを待っています。

子供たちは神輿なんか興味ありませんよね。

 

三ツ松を出た船は大泊まで行って帰ってきました。

みんな神輿船の方へ行きます

ようやく神輿は船から上がりました。

みんなは次の神輿が上がってくるのを待ちます。

 

これから地元の人たちが神輿を担いで長尾八幡宮に納めてお終いです。

ドキュメンタリー映画「船で帰る 神輿」をお見せできなかったのは残念です。

 

 

 

 


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