医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

本物がわかる

2011-03-21 07:00:37 | 薬局
「今日の治療薬」が足りない。

医療チームに薬剤師が加わることになった。
何と言っても薬は大事だ。
「こんな薬をもらっていました」と言われても何の薬か分からない。
薬剤師でも全ての把握は難しい。
1万数千種類もあるんだから仕方ない。

宮城県の被災地の病院から「今日の治療薬」を集めて欲しいと要望があった。
病院にやってくる患者の治療方針や薬を決めるため。
避難所には仮設診療所が次々と建てられるそうだが、そこで医師が治療薬の決定をするため。
もちろん薬剤師がその補助をするため。
そして医薬品鑑別のため。(本の後ろに識別コードがついている)

そんな呼びかけに対応は早い。
あっという間に50冊ほどの「今日の治療薬」が集まってきた。
私には、「猫に小判」であるが薬剤師には必携である。
新人薬剤師に、この使い方をマスターして欲しいと思った。
出来れば「マイ今日」を持ってもらいたいと感じる。
こんな時だからこそ本物が問われる。
「今日の治療薬」は薬剤師のパートナーとしての存在が大きいことを知った。

今日も被災地で戦う薬剤師にエールを送りたい。


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2010.4.23「普通の幸せ」

2011-03-20 04:37:29 | 薬局
昨年、ブロブの一部にこんなことを書いている。

「朝起きて、歯を磨き、ご飯を食べて、ランドセルを背負って学校に行く、そんな生活がなくなって初めて幸せが分かった。
少し違うかもすれないが、こんな内容だった。
これは阪神大震災で家族を失った小学生の作文らしい。
これをいつも自分に言い聞かせている。
今は幸せだってね!」

今でも忘れない。
何気ないところに幸せはいる。
でも、そんな幸せに気付けなくなっている自分もいる。

東京には、お腹がすいたら食べ物は探せばいくらでもある。
あれは嫌、これは好きなどと選んではいられない。

のどが渇けば蛇口をひねればいくらでも水が出る。
水道の水はカルキ臭いから嫌だ、何て言っていたら罰があたる。

朝のシャワーは日課だ。
それも熱いのがいい。
水が出ないのに熱いも冷たいもない。
手も洗えない。

寒いからエアコンを付けっぱなしで寝る。
暖をとるストーブはあっても灯油がない。
もちろん布団などあるわけがない。
毛布すらないのだ。

温かなおにぎりとペットボトルの水、そして毛布がありがたく感じられる。

今、被災地にいない我々に出来ることは、ほんのちょっとの節約分を貯めた義援金だ。
普通の幸せのために。


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買いだめやめようよ

2011-03-19 08:29:16 | 薬局
あっ、いた!

今朝のNHKテレビを見ていると福島の病院の薬剤師としてインタビューを受けていたのは後輩である。
同じクラブの同じ釜の飯の仲間である。
元気な姿を見つけて、思わず熱くなる。
良かった、よかった。

交通網が遮断され孤立させられている方がたがたくさんいる。
徐々に改善は見られるものの足りるものではない。
食べ物、水、暖房用具が大幅に足りない。
ガソリンが不足してトラックが行けないのであれば、空からヘリコプターで運んで現地に落としてくれればと思うが、それには面倒な許可がいるらしい。
それも15日も要するとか。
今は非常事態である。
何事も臨機応変に対応して欲しい。
やっと国土交通省がヘリコプターから物資を落とす事を認めたと聞いた。
もっと早くと思うが・・・。
決まったら早急に活動してほしい。

また、原発の影響で放射能汚染を避けて物が届かない。
確かに見えない恐怖は理解できる。
詳しいことは分からないがレントゲンもCTも放射線の被曝だ。
安全だといっている東電のお偉いさんがテレビでコメントしている時間があったら、自ら現地に行って安全を示して欲しい。

何だか、何でも批判的になっている自分がいる。
被災地の方は批判も出来ない。
不自由でもわずかな物資に感謝している。
生きていることに感謝している。

恵まれた環境にいる自分たちがもっと元気を出さなきゃ。


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頑張れ薬剤師

2011-03-18 09:00:25 | 薬局
先が見えない不安。

亡くなった方や安否不明の方が増えている。
避難所でも亡くなった方がいる。
それだけでも非常事態であるが、それに追い討ちをかけるように原子力発電所の問題を抱えている。
どちらもどうなるのか先が見えない。

被災地では医薬品が不足している。
体力もかなり消耗し、衛生状態も悪化していると思われる。
医療チームも活躍しているが、肝心の医薬品がなければむなしい。
地元薬剤師は必死で対応している。
医薬品卸も寝ずに対応している。
きっと製薬メーカーも生産体制を強化していることであろう。
地元薬剤会の状況は、宮城県では開設された安否情報掲示板、災害用掲示板を見ると必死さが感じられる。

このままでは菅総理が言うように「東日本がつぶれる」事態に落ちいりそうだ。
まさに国家の危機を感じさせる。
こんな時だからこそ、お互いが少し我慢して支えあう必要を感じる。

さて、気になるのは原発問題と計画停電である。
東京では交通機関の麻痺によって通常業務が滞っている。
安全といいながら危険な原発、計画といいながら突然やってくる停電だ。
東京電力が嫌だといっても、他から電気の供給は出来ない。
ただひたすら我慢するしかない。

いろいろな方が不始末に対する謝罪をしている。
原発も停電も大臣が謝罪している。
監督官庁としての責任か。
ところが肝心要の東京電力の社長の謝罪が見えてこない。
調べてみると取締役構成は会長1名、社長1名、副社長6名、常務9名、平取3名となっていた。
しかし、どこにも代表取締役が見えない。
一般的な会社のように代表の頭文字がない役職になっている。
誰かが責任を取って治まるのもではない。
がしかし、これでは誰が指揮命令を出して動いているのか分からないではないか。
ここでも先が見えないと感じる。

先ずは、原発問題を何とかして欲しい。
そして、一刻も早く安心、安全を感じさせて欲しい。


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資格者としての裁量を発揮

2011-03-17 07:39:56 | 薬局
求められている力。

今朝も新聞を見ていると涙が出てくる。
被災地の皆様には「頑張ってください」の言葉が酷すぎる。
避難所では医薬品が不足している。
居合わせた医師が「似た効能ならどんな薬でも良いと何度も言ってるのに」ともどかしそうに訴えている。
そんな記事を見つけた。
押し寄せる波を目の前に薬を持って避難するのは難しい。
2・3日は我慢できても1週間近くなると限界である。
もどかしさが伝わってくる。

現場では薬剤師も活躍している。
ただ、薬が不足して十分な対応ができない。
そして、何よりも自分たちも甚大な被害を被っている。
そんなもどかしさも伝わって来る。

ここに求められている力がある。
先ほどの医師の「似た薬効なら」が気になる。
「似た薬効なら」と言っても微妙だ。
医師が全ての薬について理解しているわけではない。
似た薬効かどうかの判別も難しいと思う。
特に、最近は後発医薬品の普及が進みつつある。
何の薬か製品名や成分名で判別するだけでも大変な作業となろう。
今こそ、薬剤師の職能発揮だ!

日本医師会が被災地への災害医療チームを編成した。
医師1名と看護師2名、事務職員(運転手)1名となっているらしい。
是非、ここに薬剤師も加えて欲しい。

因みに、訂正があります。
緊急時は処方箋がなくても対応可能でした。
これこそが薬剤師としての責任と裁量じゃないかと思います。
現場は予想以上に混乱していると思います。
今はただ頑張ってくださいとしか言えません。

頑張ってください!


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薬剤師の緊急事態法

2011-03-16 06:25:11 | 薬局
さすが!

多くの方が、被災地への支援を送っていると思うが、ユニクロが30万着の「ヒートテック」を送るそうだ。
金額に換算すると7億円相当になる。
その他に会社として3億円、従業員から1億円、さらに柳井さん個人としても10億円だそうだ。
この従業員からの1億円がよく分からないが、それにしても小気味いい。
こうなると唸るしかない。

世の中にはかっこいい奴がいたもんだ。

さて、被災地では食料、水、暖房用具などを緊急に必要としている。
この他に薬も緊急性が高い。
日経新聞の昨日の夕刊によると、被災地での医師及び医薬品が不足しているとある。
持病を抱えた高齢者や体調を崩した避難者は多い。
しかし、避難所には看護師はいても医師までは行き届いていないらしい。
従って、処方薬が出せないのだそうだ。
何とこの緊急事態に。
こんな時こそ緊急事態法的なもので、薬剤師でも従前と同じ内容の処方薬は出せるとならないものか。
薬剤師会も被災地への援助を申し出ている。
考えてみると薬剤師だけが被災地に行っても、せいぜいがOTCの選択しか出来ない。
残念ながらOTCには、糖尿病薬も降圧剤もない。
何とかならないのか。

地元卸は懸命に薬を届けているとメディアが伝えている。
道なき道を乗り越えて!
でも薬があっても使えないのではしょうがない。

緊急事態である。
状態が今までと同じなら薬剤師の権限で、同じ薬を処方できる様に主張してもらいたい。

薬剤師会の偉い方が「医療用医薬品と一般用医薬品の両方わかることが大事」と言っているが、本当に大事なのは目の前で困っている方への薬の提供ではないのか。
心ある薬剤師が災害地への派遣を希望しているらしい。
彼らが薬剤師として活躍できる場を作って欲しい。

24時間体制の「緊急対策本部」を作っても絵に描いた餅にならないように。
そして、ささやかではあるが義援金を送ろう!


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元気出さなきゃ

2011-03-15 05:23:50 | 薬局
落ち着きません。

刻一刻と被災状況が報道されています。
避難所への食料や水、暖をとる手段など改善しているように見えてきません。
きっと届ける手段が見つからないのでしょう。
また、亡くなった方も続々と増えています。
私の友人の安否も気になります。

事務所にはテレビがなかったのですが、昨日の午前中に買って来ました。
そこから流れる音声は悲しい知らせばかりです。

電車は多少不便なようですが、少し回復に向かっているようです。

食品も消えました。
コンビニからもスーパーからもあっという間に無くなりました。
無くなってもいいです。
それらが被災地に届くなら。

昨日、ご案内したようにセミナーを中止しました。
少しでも節電になればとささやかな支援です。
でも、東京の電力が東北地方に送られるのでしょうか。
中途半端な計画停電に翻弄されています。
今日から本格的に実施されそうです。
やるならやるで時間通り実施して欲しいです。
需給バランスと言いながら急に切れると困ります。

テレビ報道を見ていると何も手につきません。
無機的な音がテレビから流れてきます。
1,000を越える遺体が見つかったと。

やりきれないですね。
でも、被災地のために何か出来ることを考えながら気持ちの入れ替えが必要です。
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お見舞い申し上げます

2011-03-14 08:02:18 | 薬局
HSEセミナーの中止!

既に報道にもありますように、この度の「東日本大震災」は想像を絶する被害を呈しております。
亡くなった方のご冥福を心からお祈り申し上げます。
そして、未だ安否が確認されていない方々の一刻も早い救出を願っております。

被災地では電力が不足していると報道にありました。
特に、医療機関や避難所などは電気がなくては成り立たないと思います。
今、電気も水も使える自分たちが少しでも節約することによって、被災地への供給が可能となるのであれば、ささやかではありますが協力したいと考えます。

そんな事で緊急性のない当セミナーを中止し、少しでも節電に貢献できることを願っております。

被災地の皆様に心からお見舞い申し上げます。
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何と言っていいか

2011-03-13 08:36:15 | 薬局
心が痛みます。

こんなことが起きるのかと思うほどのショックだ。
自然の力の脅威にただ手をこまねいているかのように感じさせる。
さらに、放射能と言う見えない魔の手も広がっているようだ。

災害が起きると病気を持った方は大変である。
特に、テレビで透析患者の様子を撮影していたが、これは待ったなしである。
また、寒さのせいか風邪薬も欲しいと言っていた。
普段の薬の手持ちもないと思う。
さらに、食料も水も、そして厳しい寒さに耐えて過ごしている。
体力の消耗もかなりと思われる。

目立たないが、薬については意外に地元医薬品卸が頑張っている。
きっと東北の卸は、自分たちの被害を気にしつつも、必要な医療機関へ必要な医薬品を届けているはずである。
それもいかなる手段をとってもである。
また、東北以外からも供給が始まっていると思う。
ささやかではあるが医薬品卸にもエールを送りたい。

何も出来ない私は、ただ一刻も早く生存者の救出と避難されている方々の安心が確保されることを祈っている。
そして、未だに連絡がつかない友人の安否も心配だ。



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重い朝を迎えた

2011-03-12 07:29:39 | 薬局
お見舞い申し上げます。

何と言っていいのか分かりませんが、多くの尊い命が失われ、あっという間に築いてきた財産が奪われる。
天災とは言え許しがたい大惨事だと思います。
亡くなった方のご冥福をお祈りいたします。
また、未だ非難できていない方が無事救出されることを願っております。

昨日は、渋谷で企業の管理者研修を行なっていました。
会場は8階です。
始めは、何となく揺れを感じる程度でした。
そして、その内に終わるだろうと高を括っていました。
ところが、小刻みな揺れはいつまでも続き、やがて立っているのが辛いくらいに揺れだしました。
窓から下を見下ろすと道路に人が出始めています。
周辺のビルもゆさゆさと揺れ動いています。
かなり長い時間揺れていました。
少し治まったのを確認し、参加者とともに階段を降りていきました。
階段には所々ひび割れとコンクリートの粉が白く落ちています。
こんな状態では研修の継続は無理です。
責任者と打ち合わせて中止にし、私は浅草橋の事務所に戻ることにしました。

とは言っても、重度の方向音痴です。
どこにどう行ったらいいのか分かりません。
先ずは渋谷駅まで行き、浅草橋からJRで来た道を戻ることにしました。
渋谷から代々木、代々木から浅草橋です。
多少迷いながら約4時間弱歩き続けました。
事務所にたどり着くと、急に足がパンパンの状態で、腰も痛くなってきました。
それでも私は何とか事務所までたどり着きましたが、皆さん大変な思いで帰途についたと思います。

歩きながら思ったのですが、意外にヘルメットをかぶって歩いている方を見かけます。
さすが、備えあれば憂いなしです。
また、小学生が頭巾をかぶっているのも見かけました。
何だか凄いと感心してしまいます。

世の中、何が起こるかわかりません。
何が起きても大丈夫なように、日ごろの用意が必要だと感じてしまいます。

先ずは、被害にあった皆様に、少しでも早く笑顔が戻ることを心から祈っております。



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