医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

見えてきた

2018-08-18 05:56:09 | 薬局

新聞記事を見て思うこと。

 

昨日の日経新聞に「物価の『体感』は高齢者ほど重く」の記事が掲載されていた。

内容は難しい表現で書かれているが、要は高齢者が必要とするもの(買うモノ)の物価が上昇して、その負担が若者より重くなっているという事である。

 

調査は「ニッセイ基礎研究所」が行ったらしいが、2014~17年の4年間の物価上昇率は、世帯主の年齢が60歳以上の世代は5.5%だったのに対し、39歳以下は3.7%にとどまり、1.8ポイントの差が出ている。

これは高齢者がよく購入する者の物価が上がっていることに起因するようだ。

 

そこで!

 

記事には、高齢者が購入するモノとして記載されているのが、生鮮食品や家屋などの修繕費用、通信費などだそうだ。

先ほどから「高齢者」と書いているが、この調査では60歳以上を「高齢者」としている。

はっきり言って”一緒にして欲しくない“と思うのは単なる強がりかもしれない。

 

話を戻す。

その高齢者であるが衣料などの支出は少なく、全支出の21%が生鮮食品だそうだ。

食べることは「生理的欲求」だから仕方がない。

私の知り合いの老夫婦は夜の8時過ぎに買い物だそうだ。

さすがにその時間帯になると「値引」のシールがありがたい。

年金生活ってそうなるんだと妙な納得感があった。

因みに、39歳以下は11%となっている。

それなりの所得も違うのでウエイトも異なる。

2番目に住宅関連の支出も多い。

確かに、そろそろ使い勝手が悪いとか、外観の修繕など10年以上経過した建物には思わぬ負担が待っている。

 

さて、そこで思い付いたのが3つの支出である。

「生鮮食品」に注目しているのがドラッグストアである。

本来ならスーパーの領域であるが、高齢者とおひとりさまを見込んで“使いきり“サイズが人気らしい。

もちろん惣菜や弁当などはコンビニ領域を侵食しつつある。

 

2番目の住宅関連も良く分かる。

何ごとも”転ばぬ先の杖“で、室内に手すりがあると便利で安全だ。

ところがどこに依頼していいのかが分からない。

悪徳業者が「シロアリが…」などと強引な営業をかけてくる。

簡単な工事だったはずが、あれもこれもと提案があり、断れずにいるととんでもない工事費を請求される。

信頼できる窓口が欲しい。

そう言えば、昨日のHSEセミナーは「高齢者における転倒の現状と、転倒予防について」であった。

その内に報告したい。

面白かった!

 

通信費もバカにならない。

高齢者は閉じこもりがちになるが、唯一の外部との接触が電話である。

男性は要件だけで終わってしまうが、女性はそうはいかない。

どこに積もっていたのか、積もる話が長すぎる。

少ない年金からするとかなりの負担になる。

ところが、我がスタッフから聞いたところライン電話だと格安だそうだ。

その仕組みは高齢者には分からない。

 

ちなみに、年金の伸び率は鈍い。

16年度の平均支給額は厚生年金が月額で約14万円、国民年金が5万5,000円だそうだ。

孫への小遣いがなくなると見放される。

 

昨日のセミナーのまとめを作っている。

はっきり言って眠い。

 

 

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