医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

まぁ いいっか

2012-06-29 06:32:37 | 薬局
これって理解しづらい。

最近思ったことに「口中崩壊錠」の睡眠導入剤が高齢者に人気があるらしい。
何でも水無しで飲めると、夜中のオシッコが楽だとか。
オシッコに影響するほど水を要さないと思うが、気になるらしい。
私の薬の知識は古いので使えないものが多いが、かつては服薬時に「多目のお水でお飲みください」って言っていた様な気がする。
最近は、水無しで服用しても良いことになったのか。
世の中も進歩したものだ。
お年よりは唾液の量が少ないので、食道に濃い薬剤の溶解液が流れ込む心配はないのだろうか。
流れればいいがへばりつかないのだろうか。
それが原因で食道ガンが増えたりして。
それにしても口中崩壊錠なるものは、服用薬が1剤だけならいいが、複数剤ある場合は意味がないような気もする。
まして高齢者のワンドーズには水無しで服用は無理だ。
いたずらに在庫を強いられてメーカーの売上に貢献しているような気もする。

漢方専門の薬局がある。
詳しい仕組みは知らないが、聞くところによると薬剤師が調合して販売しているようだ。
もともとの医者は薬師(やくし)とし生薬の調合をしていたらしい。
たまに医者が薬研(やげん)で生薬を細紛している姿がテレビなどに映る。
この調合であるが、患者(顧客)からいろいろな相談があり、その方の体調などを考慮して、最も体質に合った漢方薬を提供しているようだ。
ネットで少し調べてみると、生薬の煎じ薬からエキス剤まで提供している。
そこで、ふと思ったが…。
これって診断や処方には当たらないのか。
漢方に限り薬剤師には診断も処方権もあるってことだろうか。

漢方薬のほとんどが「処方せん以外の医薬品」に分類されていると思われる。
であるから、薬剤師が一般客に販売は可能である。
もちろん処方せんがなくても構わない。
それゆえ実際に販売している薬局は営業停止にもなっていない。
問題はないってことだ。

そこで漢方製剤や生薬は販売してもいいが、他の「処方せん以外の医薬品」については、どういう訳か行政指導が入るらしい。
何とも変な話しだ。
漢方専門薬局がどの様な仕組みで販売されているのか。

この法的根拠は何か。
この仕組みは他の医薬品の販売に使えないだろうか。


目指すは薬学ブログ第1位
こちらもお願いします!
人気ブログランキングへ


コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 造反したくもなる | トップ | 目立ち過ぎ »

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (みやみや)
2012-06-29 20:05:57
薬局製剤製造販売業許可をとっていれば薬局製剤の範囲内の漢方を薬局側は出せると思われます。
漢方の処方はかなり網羅されているようです
福岡県庁 薬局製剤の手引き 薬局製剤業務指針収載品目
http://www.pref.fukuoka.lg.jp/uploaded/life/21/21410_13065188_misc.pdf
薬局製剤ですよね! (駒形和哉)
2012-06-30 05:30:01
セミナーでは、この薬局製剤を自薬局の差別化として使えませんかとお勧めしています。
薬の原材料が多いので、何人かでシェアするといいと思います。

ただ、これと漢方専門の薬局の販売はちょっと違うんじゃないかと思うのですが…。

私も知識不足でごめんなさい。
細かな事ですが… (名無しの薬剤師)
2012-06-30 10:25:55
薬師の読みは、「やくし」ではなく「くすし」かと…

薬業界の人で、これをちゃんと読める人も減ったいるのかな?
Unknown (名無しの薬剤師)
2012-06-30 11:13:22
ちょっと気になり、調べてみたので補足しておきます。

「やくし」と読む場合は、「薬師如来」の略称です。

「くすし」と読む場合は、「日本における医師の、昔の呼び名」です。
漢方薬の専門家として、活躍していたそうです。

「くすりし」と読む人もいるかもしれません。
これは、「くすし」の別称として正しい読み方ではあるようです。
(某TVゲームのキャラクターの職業としても、この名が使われていたりもします。)

コメントを投稿

薬局」カテゴリの最新記事