医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

変化が変温?

2018-08-30 06:00:23 | 薬局

長い旅路を終える!

先週の22日の水曜日から、いつもの「薬局経営研究会」があり大阪、広島、福岡と回ってきた。

比較的、調剤報酬が温存されているせいか参加者に危機感は感じられない。

焦っているのは大手調剤チェーンだけかもしれない。

ただ、ブログでも書いたが価格交渉は厳しいようで、ほぼ諦めムードが漂っている。

この状態は今回だけではないので、次に何をするのか、どうすべきかを考えておく必要がある。

価格がどうなるのか見えてこないが、大手調剤チェーンへの価格の引き上げは半端な影響ではない。

調剤報酬の大幅引き下げを受けて、尚且つ薬価差益も圧縮なると従来通りの経営は難しくなる。

大手調剤チェーンの価格がどうなるのかが興味津々である。

頑張れ!

医薬品卸の意地を見せろ。

 

大手調剤チェーンの第一四半期は“減収大幅減益”に陥っている。

既存店の処方箋に伸びは感じられない。

調剤報酬は「調剤基本料」が引き下げられただけではなく、「地域支援体制加算」も要件を満たすにはほど遠い。

もちろん薬価ダウン分が処方箋価を引き下げている。

こうなると上場企業として売り上げの確保や利益の捻出が困難になる。

そこでどうやら昨年とはちょっと異なる積極的なM&A戦略に出てくると思われる。

先ずはM&Aにより売上の確保と、それに伴う利益の上乗せである。

ただなんでも買えば良いわけではない。

それなりの規模がないと意味がない。

さらに買っても処方箋の受付回数が4万回、40万回を超えて企業になると「調剤基本料」が引き下げになり、せっかく頑張って算定していた「地域支援体制加算」すらなくなる可能性がある。

それを見込んでの値踏みになりそうだ。

 

さて、福岡の「薬局経営研究会」の翌日は松山に飛んだ。

山口・広島組がたまには海を渡って遠征したいと要望があり、地元医薬品卸からの協力をいただき薬局見学とセミナーを企画した。

私も行かないわけにはいかず、福岡から飛行機で松山に飛んだ。

松山では素晴らしいおもてなしを受けつつ研修会も大盛り上がりだった。

その後、日曜日に鹿児島に飛び、さらに宮崎に渡って、やっと今日の便で東京に戻る。

 

これでiPadへの一本指打法から解放される。

ただ、明日は札幌に移動する。

変温動物なので体温調整が難しい。

 

 

 

 

 

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