医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

それは薬局です

2009-12-17 08:00:18 | 薬局
薬の重複などのチェックはどこがやってくれるんですか。
それは薬局でしょう。
そんな質問をされてしまった。
そこで薬局での調剤はどの様な流れになっているのであろうか。
患者が処方せんを持って薬局に入ってきます。
そして、処方せんを受付の方に渡します。
ここからは、それぞれの薬局によって流れは変わると思います。
私が考えるには、処方せんをコピーして、コピーを調剤室に回して調剤が開始されます。
処方せん本体は事務の入力作業へとなっていませんか。
こうなるとせっかくの手帳の情報が活用できません。
持ってきた処方せんと過去に受け取った薬剤の重複などがないか確認が必要です。
調剤室ではピッキングや分包などが淡々と行なわれています。
もちろんこの段階で処方内容の疑義は確認しています。
それは併用薬などの飲み合わせや用量などです。
片や事務は入力が終わって、打ち出されてきた情報を手帳に貼り付けて、領収書と一緒にファイルなどに入れて、調剤済みの薬と一緒に揃えます。
それは違うだろうって、そうですよね。
薬剤師が服薬指導を終えてから清算ですよね。
だから、この段階では領収書はありません。
失礼しました!
後会計が原則です。
どちらにしても、投薬(この表現の是非は後回し)時点で、やっと処方内容と手帳の内容が照合されていませんか。
こうなると重複チェックは極めて疎かになります。
心理的にも手帳で何か見つかったら、ちょっとがっかりですよね。
出来れば見たくないって心理が働きませんか。
また、厚労省が主張するジェネリックへの切り替えも、この段階では面倒になります。
今、この流れが問題視されています。
もちろん全ての薬局がこの様な流れとは言いません。
東京の八王子にある大きな薬局では、薬剤師が受付をして入力も薬剤師が行なっています。
これが本来の姿なのかもしれません。
調剤報酬改定はジェネリックの数量30%にばかり目が行きがちですが、ここにも大きな落とし穴があるような気がしています。
磯部さんは見ています!
そう言えば、25%って話も・・・

コメント
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