情報誌に掲載されていた
時給11万2千円という、
驚くべき高額のバイトに、
12人の男女が集合。
地下にある「暗鬼館」での7日間の
生活を要求される。
モニタリングされた行動。
途中抜けはできないという条件。
ボーナスルールの規定付き。
そういう中で開始される、
7日間の閉ざされた世界での出来事。
帯に書かれた推理小説の、
飢餓状態からの脱出…
脱出どころが大満足、
満腹です!!
登場人物、各自の個性も出てるし、
一人ずつに与えられた、
与えられた凶器として使用するアイテムも、
著名なミステリ―小説の
出典が存在していて
想像力を駆り立てられます。
徐々に疑心暗鬼に、
なっていくところも自然だし、
結末に行く過程の、
エピソードも秀逸です。
全く退屈することなしに、
読み進めていくことができました。
久しぶりに出会った納得の一冊でした。
本当におもしろかったです。
図書館で予約もなしに、
たまたま見つけて借りた本。
返却するのが惜しい気持ちです。
主催者の目的、タイトルの意味が不明。
内容とはギャップが感じられる
可愛い表紙もミステリアス。
女の子は登場人物の一人の
これも謎が多い須和名さんかな。