花ごよみ

映画、本、写真など・

ペコロスの母に会いに行く

2013-11-21 | 映画

漫画家・岡野雄一の、
4コマ漫画を実写化。

「ペコロスの母に会いに行く」
「ペコロスの玉手箱」が原作。

「ペコロス」とはちいさな玉ねぎ
ゆういちの光る頭のことを
玉ねぎになぞらえて
「ペコロス」と言っています。

漫画家・岡野雄一の、
認知症の母との日常と
過去を描いています。

主人公ゆういちには岩松了。
はげづらもよく似合っていました。

過去のペコロスの父母には
加瀬亮と原田貴和子。

現在のペコロスの母には赤木春恵、
認知症の母みつえを演じています。

原田知世と原田貴和子が姉妹で出演。
竹中直人、大和田健介らが共演。


監督は森崎東。

認知症になってしまった
母の行動が切なくて、
ほろりとなりますが、
それをたくさんの笑いで
カバーしています。

ペコロスの母に会いに行くとは
母をグループホームに預けることになり。
そのグループホームにゆういちが、
会いに行くということです。

泣いて笑える映画になっていました。
認知症の哀しさつらさを、
ユーモアで包み
心温まる物語になっています。
こんな風に笑えたらどんなにか
いいだろうなとは思いますが…

認知症の母を見つめる
原作者の深い愛に感服です。

作者が当人で実際に
経験したことを描くという
実話ベースだから、
こんな風に描けるのでしょう。

舞台は長崎。
長崎の景色が叙情を添えます。








コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする