花ごよみ

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ラストゲーム 最後の早慶戦

2008-08-28 | 映画
野球と戦争。
戦時下の大学野球。
実話の映画化ということです。

昭和18年、
六大学野球連盟の解散、
大学生の徴兵猶予もなくなり
学徒出陣へと…。

主演は渡辺大。

渡辺謙の息子さんです。
似ているんだけど、
謙さんのような陰影のある目ではなく
からっと明るい目をした俳優です。

将来、年功を積んで、
謙さんの様な眼力のある、
俳優になるのでしょうか…。

因みに娘さんはモデルのです。



柄本明の息子さん、
柄本佑も渡辺大の、
友人役で出演しています。

慶應義塾の小泉塾長には石坂浩二。

早稲田大学野球部飛田には柄本明。

早大学長の田中は、
藤田まことが演じています。

戦争に行く彼等、
学生達にとって、
最後の試合となる早慶戦は、
勝敗を抜きにして、
心にとどめておきたい大切な試合。

 

野球…
ただ一つのボールへの執着。
それだけで喜び、悲しみ、一つになれる。

学生達の野球に対する思い。

その実現のために翻弄する
野球部顧問役の柄本明。

息子を戦地へと、
心ならずも送らなければならない、
母親役の富司純子。

柄本明と富司純子、
二人の心に残る演技が、
涙を誘います。

戦争の悲惨なシーンは全くなく
悲しみもありますが、
見終わった後は
学生達の純粋さが痛みと共に
清々しさを残してくれました。




コメント (6)
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