毎日いろんなことで頭を悩ましながらも、明日のために頑張ろうと自分を励ましています。
疲れるけど、頑張ろう!
ごんか
先週末に市役所の近くを通ったら青い旗がいくつも立っていた。「ごんか祭」と染め抜かれて風にはためいている。

人通りもいつになく多く、色とりどりのコスチュームをまとった人々もいる。「ああ、ごんか祭か・・」と、何年か前から地元の青年会議所のメンバーを中心にして始まった「お祭り」のことを思い出した。メンバーはそれなりに努力をしているのだろうが、あいにく市民の認知度は広まらず、塾の生徒にたずねても大部分が祭りの存在を知らなかった。市役所前の川原で踊りやミニコンサートなどをやっているだけだから、知らない者が多いのも仕方ないかもしれないが、私が驚いたのは、「ごんか」という我が市独特の言い回しを知らない子供が多いことだった。「ごんかってどういう意味?」と聞かれて、「大人の言うことを聞かないやんちゃな奴ってことだよ」と答えながらも、これは子供たちにとってもう死語なのかなと少々寂しくなった。
私の住む市は名古屋近郊といっても、名古屋弁とは少しばかり違った表現がかなりある。それがちょっとしたアイデンティティーでもあるのだが、学生のころはかなり恥ずかしかった。中学から名古屋の学校に通った私は、入学してからしばらくは言葉遣いにかなり気を使った。田舎者というレッテル貼られるのがいやで、とにかく気取ったしゃべり方をしていた。そんな気負いも学年があがるにつれて次第に弱まっていったのだが、それでも地元の言葉でしか話さない父母を疎んじていたように思う。今はもう地元弁でしかしゃべれなくなってしまったのでそんな日々を懐かしく思い出すだけに、「ごんか」という言葉を知らない子供ばかりになってしまったのはショックだった。
確かに変な言葉遣い、聞きづらい言い回しも多いのだが、自分が生まれ育ってきた土地の表現として愛着があるだけに、このまま消え去るのを座して待つのも面白くない。せめてこのブログに書き留めて、命脈を保つよすがにでもしたいと思う。幸いにして私の市独特の表現に関しての番付があるので、ここにそれを載せておく。
西 東
【横綱】ぐろ (すみ・端) 【横綱】ほや (肯定のあいづち)
【大関】けなる (うらやましい) 【大関】もうやぁこ (共有すること)
【大関】・・・がん(・・・でしょう) 【大関】いのっちぎり (思いっきり)
【関脇】ねこなし (寝ないで、徹夜) 【関脇】ごがわく (腹がたつ)
【小結】あののぉ (あのねえ) 【小結】しゃしゃもなぁ(みっともない)
【前頭】まっぴんぴん(まっすぐ) 【前頭】まる (大・小便をする)
【前頭】やまいき (慰安旅行) 【前頭】くろにえる (青あざができる)
【前頭】ござらっせる(いらっしゃる) 【前頭】どぉずく (打ちたたく)
【前頭】ひどろぉ (まぶしい) 【前頭】ごんか (やんちゃ)
【前頭】ちょうらかす(あやす、機嫌をとる) 【前頭】くそのふたにもならん (何の役にも立たない)
【前頭】かんす (蚊) 【前頭】うえん (すす)
【前頭】だだくさ (粗末) 【前頭】・・・げ (・・・だ)
【前頭】ぼろ (しっしん・湿疹) 【前頭】おぉたぁず (いいかげん)
【前頭】いややあん (いやだわ) 【前頭】にお (香、におい)
以下に上の表現を使ったいくつかの用例を書いておく。
・おまあのやることはだだくさやであかんわ。(あなたのやることはいい加減だからよくない)
・ねこなしでがんばったけど、うまくいかんかってごがわくわぁ。(徹夜でがんばっってみたけど、うまくできなくて腹が立つ)
・ごんかばっかいっとると、しゃしゃもなあことしかできんよ。(文句ばっかり言ってるとみっともないことしかできませんよ)
・いのっちぎりやらなあかんがん。(思いっきりやらなくちゃいけませんよ)
・あののぉ、ちょうらかしてでもやらせなあかんよ。--ほやのぉ。(あのねえ、機嫌をとりながらでもやらせなくちゃいけませんよ。--そうですねえ)
しかし、恥ずかしくなるほど汚い言葉遣い・・。

人通りもいつになく多く、色とりどりのコスチュームをまとった人々もいる。「ああ、ごんか祭か・・」と、何年か前から地元の青年会議所のメンバーを中心にして始まった「お祭り」のことを思い出した。メンバーはそれなりに努力をしているのだろうが、あいにく市民の認知度は広まらず、塾の生徒にたずねても大部分が祭りの存在を知らなかった。市役所前の川原で踊りやミニコンサートなどをやっているだけだから、知らない者が多いのも仕方ないかもしれないが、私が驚いたのは、「ごんか」という我が市独特の言い回しを知らない子供が多いことだった。「ごんかってどういう意味?」と聞かれて、「大人の言うことを聞かないやんちゃな奴ってことだよ」と答えながらも、これは子供たちにとってもう死語なのかなと少々寂しくなった。
私の住む市は名古屋近郊といっても、名古屋弁とは少しばかり違った表現がかなりある。それがちょっとしたアイデンティティーでもあるのだが、学生のころはかなり恥ずかしかった。中学から名古屋の学校に通った私は、入学してからしばらくは言葉遣いにかなり気を使った。田舎者というレッテル貼られるのがいやで、とにかく気取ったしゃべり方をしていた。そんな気負いも学年があがるにつれて次第に弱まっていったのだが、それでも地元の言葉でしか話さない父母を疎んじていたように思う。今はもう地元弁でしかしゃべれなくなってしまったのでそんな日々を懐かしく思い出すだけに、「ごんか」という言葉を知らない子供ばかりになってしまったのはショックだった。
確かに変な言葉遣い、聞きづらい言い回しも多いのだが、自分が生まれ育ってきた土地の表現として愛着があるだけに、このまま消え去るのを座して待つのも面白くない。せめてこのブログに書き留めて、命脈を保つよすがにでもしたいと思う。幸いにして私の市独特の表現に関しての番付があるので、ここにそれを載せておく。
西 東
【横綱】ぐろ (すみ・端) 【横綱】ほや (肯定のあいづち)
【大関】けなる (うらやましい) 【大関】もうやぁこ (共有すること)
【大関】・・・がん(・・・でしょう) 【大関】いのっちぎり (思いっきり)
【関脇】ねこなし (寝ないで、徹夜) 【関脇】ごがわく (腹がたつ)
【小結】あののぉ (あのねえ) 【小結】しゃしゃもなぁ(みっともない)
【前頭】まっぴんぴん(まっすぐ) 【前頭】まる (大・小便をする)
【前頭】やまいき (慰安旅行) 【前頭】くろにえる (青あざができる)
【前頭】ござらっせる(いらっしゃる) 【前頭】どぉずく (打ちたたく)
【前頭】ひどろぉ (まぶしい) 【前頭】ごんか (やんちゃ)
【前頭】ちょうらかす(あやす、機嫌をとる) 【前頭】くそのふたにもならん (何の役にも立たない)
【前頭】かんす (蚊) 【前頭】うえん (すす)
【前頭】だだくさ (粗末) 【前頭】・・・げ (・・・だ)
【前頭】ぼろ (しっしん・湿疹) 【前頭】おぉたぁず (いいかげん)
【前頭】いややあん (いやだわ) 【前頭】にお (香、におい)
以下に上の表現を使ったいくつかの用例を書いておく。
・おまあのやることはだだくさやであかんわ。(あなたのやることはいい加減だからよくない)
・ねこなしでがんばったけど、うまくいかんかってごがわくわぁ。(徹夜でがんばっってみたけど、うまくできなくて腹が立つ)
・ごんかばっかいっとると、しゃしゃもなあことしかできんよ。(文句ばっかり言ってるとみっともないことしかできませんよ)
・いのっちぎりやらなあかんがん。(思いっきりやらなくちゃいけませんよ)
・あののぉ、ちょうらかしてでもやらせなあかんよ。--ほやのぉ。(あのねえ、機嫌をとりながらでもやらせなくちゃいけませんよ。--そうですねえ)
しかし、恥ずかしくなるほど汚い言葉遣い・・。
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