JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

松山移動運用報告②

2018-03-20 | 移動運用結果報告
3/17(土)伊丹→松山空港→松山市内→二神島→津和地島→松山市内
7時15分発のJAL2301便で松山に向け出発です。

高松ですと夜行のジャンボフェリーと午後の高速バスを使えば夜行日帰りで楽しめますが、松山は飛行機での往復が便利になります。京阪神への高速バスはあるものの松山から三宮まで5時間。高松からなら3時間弱ですからかなりの差になります。


2301便はCRJが退役しE170になりました。CRJはJALの植木社長(片岡千恵蔵のご子息としても知られます)がパイロット時代に最も愛着のあった飛行機と語っていましたが、乗客にとっては狭苦しい機材でした。ちょうど今月の機内誌に社長退任の挨拶が載っています。

日本では全日空の別働隊アイベックスがCRJ700を主力機として引き続き使用するもののJALグループからはCRJシリーズが消えました。客室内の広さでエンブラエルに太刀打ちできず、CRJは世界的に見ても競争力を失いつつあります。

確かに飛行機に乗り慣れていない乗客は最初にE170を見て「小さい」と声を上げますが客室内を「狭い」という声はほとんど聞かれません。よくできた機材ですよね。


松山空港が近づいてきました。忽那諸島の上を飛んで着陸してゆきます。8時5分に松山空港到着。

西線のフェリーに乗るためには市駅(松山市駅:以下通称の市駅で通します)9時発の高浜行き電車に乗らなければ間に合いません。松山空港発のリムジンバスは飛行機の到着を受けて出発するのですが、JAL2301便からのバスは飛行機到着の10分後の出発です。荷物を受け取り、バスのチケットも買っていたら10分はかなりギリギリです。

私はJGC会員ですから手荷物が優先引き渡しとなることもあり、今回は何とか間に合いました。

少ない時間ながら空港のサービスカウンターで伊予鉄の郊外電車・市内電車・空港リムジンバス・松山近郊の路線バスが乗り放題のチケットを買っておきました。2日用で2,200円です。市駅までのリムジンバスが560円×2片道、市駅-高浜が410円×4片道なのでこれだけでも2,800円で元が取れます。道後に行く市内電車も乗れますから意外と割安です。

車内で荷物を整理し、移動運用に使う機材と使わない物に分けておきました。

定刻より2分遅れの8時41分に市駅到着。これでも市駅9時発の高浜行き電車に十分間に合います。スケジュールは以下の通りで確定です。

高浜港(09:25発)→二神島(10:43着) ※二神島滞在時間1時間38分
二神島(12:21発)→津和地(12:34着) ※津和地島滞在時間2時間 
津和地(14:34発)→高浜港(16:13着) 

設営や撤収時間を考えればあまり長い時間を確保できないのですが船が少ないため致し方ないです。

やってきた電車はこれ。伊予鉄の郊外線は京王の中古車なのですが、2本だけ自社オリジナルの車両があります。愛媛県の会社だけあって伊予鉄は代々「みかん色」を電車の色にしてきました。これまでの黄色がかったみかん色から赤が強いオレンジ色に変更中で、この電車も新しい色に変わっています。バスも路面電車もこの色なので大街道などではやたら目立ちます。

終点の高浜までは21分かかります。

なんで松山港は三津浜・高浜・松山観光港の3つに分かれているかですが、江戸時代からあったのが三津浜で、ここは天然の良港だったものの手狭で需要に応えきれず新たに高浜港が設けられました。ところがこれまた港が手狭で戦後の瀬戸内海の海運黄金時代に対応できなくなり、高浜の北に松山観光港が作られた次第。高松港は面で展開できたけど松山は点でしか展開できなかったようです。


終点の高浜駅に到着。

すでに西線のフェリー「じんわ」は入港しており出航まで4分しかありませんが目の前が乗り場のため間に合います。二神行きの乗船券を買います。西線は運賃が高いのが特徴で、二神・津和地・怒和の3島へはフェリーでも片道1,000円以上、高速船ですと2,000円以上します。今回は高浜への往復をフェリー、島間を高速船として船賃をできるだけ抑えた形です。

「じんわ」は2006年に内海造船瀬戸田で建造された462t・航海速力14ノットのフェリーです。僚船と同じく船首と船尾にランプドアを持つ備讃型(瀬戸内型)です。

「じんわ」は「神和」と書き、二神・津和地・怒和の3島を指します。中島町に編入される前はこの3島(+某番組でおなじみの由利島)が1959年まで神和村という村だったことに由来しています。その後中島町→松山市と編入され現在に至っていますが船内でも「神和経由西中行き」という案内がされていました。

客室は前方がリクライニング席、後ろが座敷です。「なかしま」よりは小ぶりな客室です。もちろん「白いかおりの島へ」が流れますが、残念ながら「じんわ」には売店がなくおでんは販売していません。

#「白いかおりの島へ」は入出港ごとにかかるので多分2日間で20回以上聞いてますhi 恐らく坂本冬美さんの歌の中で生涯最も再生された曲になるのでしょうね。

神和へのフェリーは1日2往復、車で松山本土から神和に日帰りするならこの便に乗るしかないため車両甲板は満杯です。


最初の寄港地は釣島です。忽那諸島ではない釣島には「じんわ」のみが寄港するため1日2往復のみです。

釣島に到着。いずれ行ってみたいと思っていますので港付近でQRVできそうな場所を船の上から確認しておきました。釣り客が多く下船していました。

中島汽船の就航する各島ではこのような高さの違う3種類の岸壁が用意してあり、潮位によって使い分けるそうです。今回は一番高いものを使用するようです。高さが合わないと車の底をこするみたいです。潮位の変動が大きな大潮の日は3段の高さでも対応できず車を載せられない便が出てくるそうです。


次は神浦です。中島のメインの港は東線の終着となる大浦で、神浦は第二の港になります。意外と小さな集落ですね。

大浦-神浦間は中島汽船の路線バスがあり10分ほどで行き来できます。神浦で半分くらい降りてゆきました。

神浦を出ていよいよ神和に入ります。次の島が二神島になります。


二神島が見えてきました。

船首側のランプドアから下船します。

「じんわ」は乗下船を済ませたらすぐに出港してゆきました。このあと「じんわ」は津和地島・怒和島(上怒和・元怒和)を経由し中島第三の港である西中港が終着となります。

二神島は人口約130人。たこつぼ漁とミカン栽培が主産業です。ダッシュじゃなかった由利島との関係が深く、二神の漁民は由利島に番屋を持っており漁期には番屋に泊まり込んで漁を行っていました。魚が捕れなくなり無人島として放置されたそうです。

二神島は近年ライムの栽培に取り組んでいます。ジントニックなどカクテルに欠かせないライムはレモン同様にほぼ全量が輸入されており、二神島は数少ない国産の産地となっています。

次に来る船は私が乗る予定の高速船ですので港でQRVしても邪魔になりません。北風が強く物が飛ばされそうな勢いです。


アンテナを張り11時にスタート。今日はCondxがよいのかたくさんの局が聞こえます。空き周波数探しに苦戦しようやく7130kHzが空いていましたのでここでスタートです。12時が終了の目安となります。

7・8エリア中心で1・0エリアなど東日本の局も聞こえます。逆に3~6エリアは少ししか聞こえてきません。クラスタに載せて頂き呼ばれるようになりました。QRVが少ない島ですから「二神島ファーストです」という方も多かったです。

それはいいのですが青空シャックのため海から吹き付ける北風で寒いです。今朝は寒かったのでそれなり着込んできたのですが、それでも北風が強くて寒いです。この北風を利用してワカメを干してましたhi

12時で二神島を終了します。近距離はかなり厳しかったです。二神島からは41局でした。


高速船の乗船券を購入。隣の島まで600円です。高いですね・・・

高速船「いそかぜ」が到着。1996年に木曽造船で建造された48t・航海速力26ノットの旅客船です。

西線の高速船は中島神浦を出ると二神島-津和地島-怒和島を回り神浦から高浜に戻るテニスラケット状の航路で、二神先回りのパターンと怒和先回りのパターンがあります。次の高速船は二神先回りのため次の寄港地は津和地島です。

風が強いので少し波があり結構揺れます。中学生が何人か乗っていました。神和には中学校がないため中島の中学校に通っているようですね。


今回はここまで。続きます。
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松山移動運用報告①

2018-03-19 | 移動運用結果報告
計画編
昨年10月に続き愛媛県松山市の忽那諸島を回りたいと思います。

10月にリムジンバスが遅れて発車したため行けなかった西線の島々に再挑戦したいと思います。西線は高浜-(釣島)-中島神浦-二神島・津和地島・怒和島を結ぶ航路です。中島汽船の勝手が分かりましたので今回はフルに活用できます。


行きは伊丹7時15分発のJAL2301便で松山着は8時5分、帰りは松山15時55分発のJAL2306便で伊丹には16時45分に到着します。土曜日はほぼ丸ごと1日使えるのでありがたいです。

往復の飛行機で行ける島々から今回は以下の通り選びました。
3/17(土)伊丹→松山空港→松山市内→二神島→津和地島→松山市内
3/18(日)松山市内→中島→松山市内→松山空港→伊丹

昨年10月に行けなかった二神島に加え津和地島をハシゴします。2日目は忽那諸島の主島・中島にします。


このシーズンですからバンドは7MHzのみ、2300mAHの補助バッテリを持ち込みます。今月に入り12時を回ると全く聞こえなくなる冬のどん底Condxからは脱しました。14時を回るとオープンしない、オープンしている時間帯もQSBが大きいなどまだ安定してはいませんが少しは頑張りたくなれるようなCondxになってきましたね。

週間予報では当初土曜が雨でしたが、気圧の谷が1日早く通過するようで土日とも持ちそうです。よかったです。
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松山から帰ってきました

2018-03-18 | シャック便り
先ほど松山から帰ってきました。

2日間とも晴れたものの特に土曜は北風が強く寒かったです。一方Condxはまずまずで楽しめました。

レポートは明日以降順次公開します。


画像は中島・大浦港に停泊中の中島汽船の新しいフェリー「ななしま」です。3/16より就航したばかりの真新しい船に乗ることができました。先週の四国汽船「あさひ」と2週続けて新船に乗ることができるとは思ってもいませんでした。
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3/17~18 愛媛県松山市[二神島][津和地島]ほか移動

2018-03-15 | 移動運用予定
以下の日程にて愛媛県松山市の忽那諸島に移動運用に行ってきますのでご案内させて頂きます。
以下にて最終のご案内とさせていただきます。


(1)松山市[二神島]移動(JCC:3801 JIA:38-134)
 日時:3/17(土)11:00~12:00頃
 場所:二神島からQRVの予定です。
 バンド:7MHz帯(SSB)

(2)松山市[津和地島]移動(JCC:3801 JIA:38-133)
 日時:3/17(土)13:00~14:00頃
 場所:津和地島からQRVの予定です。
 バンド:7MHz帯(SSB)

(3)松山市[中島]移動(JCC:3801 JIA:38-129)
 日時:3/18(日)09:30~11:00頃
 場所:中島からQRVの予定です。
 バンド:7MHz帯(SSB)


[※お願い事項]
・移動運用の詳細についてはこちら、QSLについてはこちらをご覧下さい。
 すべて担ぎ上げで電鍵を持って行けないためCWの運用はありません。

・雨天や船が欠航の場合等は中止もしくは一部時間帯やバンドの運用を
 取りやめることがあります。

・現地からのご連絡はTwitterで行います。Twitterは[@JF4CAD4]です。
 2016年12月よりIDを変更しておりますのでご注意ください。
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3月分QSL発送しました

2018-03-14 | QSL発送情報
3月分のQSLを本日ビューロー宛発送しました。
・1/27の福岡市西区移動の全て
・2/4の京都府乙訓郡大山崎町移動の全て
・2/12の神戸市長田区・兵庫区移動の全て
・2/23の鹿児島県熊毛郡屋久島町移動の全て

を発送しました。


しかしながら
・2/24の鹿児島県熊毛郡屋久島町移動の全て
・3/4の兵庫県たつの市移動の全て
・3/10の香川県櫃石島・直島移動の全て

は送りきれず未発送となっています。

順次発送しておりますのでご理解のほどよろしくお願いします。
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四国汽船「あさひ」 内覧会に行ってきました

2018-03-13 | シャック便り
3/10(土)に直島の宮浦港で行われた四国汽船の新しいフェリー「あさひ」の内覧会に行ってきました。

内覧会は造船所から引き渡しを受けた船会社が正式就航前にお披露目として行うもので、東海汽船の「橘丸(三代目)」就航の際も竹芝桟橋で内覧会が行われています。内覧会は通常新造時のみなので大変貴重な機会です。

四国汽船は瀬戸内海の直島への航路を運航しており、3隻のフェリーと3隻の旅客船を持っています。このうち1998年建造のフェリー「あさひ」が老朽化のため引退し、新しい「あさひ」の建造が行われることになりました。元の「あさひ」は交替を前に昨年のドック入り時に「あさひ2」と改名しています。


直島は長年三菱マテリアルの精錬所が島を支え、その資材搬送が四国汽船のお得意さんでしたが、近年直島はアートの島として世界的に注目されており特に3年に一度開催される瀬戸内国際芸術祭の期間中は多くの観光客が押し寄せるようになりました。2010年に開催された初回の芸術祭では想定を越えるお客であふれ、夕方にはフェリーに乗りきれないお客が多数出てしまうことになりました。車両の搭載を取りやめ、車両甲板にまでお客を乗せた臨時便を出して対応しています。

これまでの船隊では押し寄せる観光客に対応できないため2015年には先代「なおしま」より定員を50名増やした「なおしま」を就航させました。直島のシンボルともなった草間彌生さんの「赤カボチャ」をイメージした赤の水玉が目立つデザインで、洗練された内装とともにイメージを一新しました。

#Wikipediaでは現在の「なおしま」を二代目としていますが、先代「なおしま」に加え1990年代前半に国際フェリーの「第二十一こくさい丸」が移籍し「なおしま」として活躍していますから事実ではないようです。

「あさひ」も客室の増設などの対応を行ってきましたが「なおしま」が好評なことからペアを組む「あさひ」も2019年の次回芸術祭を前に新しい船に置き換えられることになりました。


新しい「あさひ」は「なおしま」と同じく大三島の藤原造船所で建造されています。987tで船首・船尾の双方にランプドアを持つ備讃型(瀬戸内型)フェリーです。上部(喫水線より上)は「なおしま」とほぼ同じで定員は450名から500名に増やされています。藤原造船所独特の油圧昇降式船首覆い甲板が略されており(前の日の記事の「なおしま」「あさひ2」の写真を見て頂くと覆い甲板が確認できます)、喫水線より下は最新技術により「なおしま」よりも水の抵抗を減らし燃費が改良されているとのこと。


それでは内覧会の様子から。

内覧会を前に直島町の関係者など来賓を集めた式典が開かれました。島の子供たちの太鼓が披露され完成を祝っています。

「なおしま」の水玉模様に対し「あさひ」は大きな赤の菱形が目立ちます。四国汽船の社章が漢数字の「四」を菱形にしたものですからこれをイメージしたと思われます。ご覧の通り新しい「あさひ」の晴れ姿にふさわしい快晴となりました。

次いで船長・機関長などにより横断幕が掲げられました。

丸い点に見えるのは缶バッジで、子供たちが絵を描いているそうです。


来賓の見学が一区切りとなったのちに一般の内覧会となります。早速船内に入ってみましょう。

まずは1階の車両甲板。こちらはスタンダードなものです。両脇にある階段またはエレベーターで2階の客室に上がる形です。

客室は「なおしま」同様大きな窓が特徴で、備讃瀬戸の風景を存分に楽しめるカウンター席もあります。手前の座席は低反発のウレタンが入っており座り心地が良かったです。

前方座席も落ち着きがあります。

中央付近はこのようなサロン席となっています。


最上階は操舵室とデッキです。

本日はお披露目なので信号旗を並べる満船飾です。

デッキには直島らしくオブジェが置かれています。

「あさひ」の客室には船内イベントができるよう小さいながらステージが用意されており、内覧会ではゲストのいざぶろう(伊澤陽一+田ノ岡三郎)さんの演奏が行われました。今後船内でのミニコンサートなどを行う構想があるようです。


フェリーとしてはスタンダードな備讃型で奇をてらわず、「なおしま」同様ハイグレードな内装でまとめています。「なおしま」の内装は白を基調にしていましたが、いたずらなどで傷むケースがあり、「あさひ」は傷などが目立たないダークカラーに変更しています。

これで新しい世代の「なおしま」「あさひ」が揃い、四国汽船のキャッチフレーズ「アートな船旅」にふさわしい船隊となりました。新しい「あさひ」は3/16(金)より就航の予定です。末永く活躍して欲しいと思います。


「あさひ」は宇野-宮浦間が7往復、宮浦-高松間が2往復となります。高松に顔を出すのは以下の便のみです。
宮浦発:11:30 14:20
高松発:12:40 15:35
この他は「なおしま」での運航となります。


ちなみに内覧会の記念品はこちら。

就航記念のロゴ入りタオル・ボールペン・干菓子でした。
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櫃石島・直島移動運用結果報告③

2018-03-12 | 移動運用結果報告
3/10(土)ジャンボフェリー→高松→(中略)→高松→直島→高松→神戸
四国汽船のフェリー乗り場に到着。

ちょうど10時14分発となる「なおしま」が入港してきました。赤い水玉が特徴的というか海上でもやたら目立つフェリーです。

往復の乗船券を買っておきます。手前が宇野になりました。宇野行きの四国フェリーは専用ターミナルだったのですが減便でこちらに移転、元のターミナルは解体されました。直島行きは一番奥になります。

宮浦まで行きは50分です。

高松(10:14発) → 直島(11:04着) 直島在島時間3時間16分
直島(14:20発) → 高松(15:20着)

お目当ての「あさひ」内覧会を見終わったら近くからQRVする予定です。


直島の宮浦港が見えてきました。同じ「みやのうら」でもこの前の屋久島は「宮之浦」でした。

精錬所の高い煙突と新しい「あさひ」が見えてきました。

宮浦港に到着。「なおしま」は6分の停泊時間で車やお客を入れ替え11時10分発の宇野行きとなります。既に内覧会のお客が集まっていますが、この行列なら絶対1,000人はいませんから記念品がゲットできそうですhi


「あさひ」内覧会の様子は別の記事にまとめたいと思います。


見て終わりましたから近くの浜辺に転戦しましょう。

12時10分にスタートです。バッテリの残量は十分なので時間いっぱいQRVできます。

もう午後に入りましたのであまりオープンしていません。CQを出しても空振り続きです。それでも粘り強く続けていたら1エリアから6エリア中心で開くようになりました。QSBが大きいものの呼ばれるようになり有り難いです。

朝の櫃石島ダメでした」という方が多かったです。オープンしたのは1エリアから先が中心で3~6エリアはほとんどダメでした。パターンを変えて近場がオープンしやすい時間に櫃石島から再挑戦してみたいと思います。


帰りの船は宇野行きが13時55分発の旅客船、高松行きが14時20分発の「あさひ2」です。「あさひ2」に乗ることのできるチャンスは今回が最後でしょうから高松に向かうことにしました。13時50分終了目安とします。

「あさひ」の内覧会は13時までだったので13時を過ぎると満船飾を外すなど片付けをやっているのが見えました。

13時30分を過ぎると再びCondxが下降し呼ばれなくなりました。時間になりましたので撤収しましょう。直島からは46局でした。


帰りは間もなく引退する「あさひ2」です。

元の「あさひ」で、昨年置き換えを見越して改名されました。

藤原造船所お得意の船首覆い甲板が見えています(船首部のひさしのように見えるもの)。こいつは油圧昇降式で航海中は下げられます。そういや新しい「あさひ」はこの覆い甲板がなかったですね。

四国汽船には「なおしま」の他、一般にはほとんど紹介されない宇野-風戸航路で活躍するフェリー「せと」もいるのですが、「せと」は2003年建造で1998年建造の「あさひ2」より新しいことから「あさひ2」が引退し売却されるようです。

風戸航路は三菱マテリアル直島精錬所への資材搬送が主な目的で、直島で精錬された金の輸送にも使用されていると言われていますから直島観光協会の案内でも意図的に存在が消されています(というか精錬所の存在自体消されています)。

新しい「あさひ」の就航でアートの島にふさわしい船隊になりました。宇高航路のフェリーたちに混じってボロボロの中古船でうらぶれた宮浦港に肩身が狭そうに出入りしていた頃の四国汽船とは全く違いますよね。もはや廃止寸前の宇高航路とは完全に立場が逆転してしまいました。


高松港が見えてきました。

15時15分発の四国フェリーの高速船「オリーブマリン」とフェリー「第二しょうどしま丸」が並んで出港しています。同じ会社の同じ航路で同時出港が必要か疑問なのですが、1日何回かこのシーンが見られます。

船を回頭させて接岸します。15時20分に到着。「あさひ2」の引退は3月15日。その日まで安全運航を祈りたいと思います。


次の神戸方面行き高速バスは16時15分発の4社連合です。小一時間ありますのでまたうどんを食べておきます。駅前の「がいな奴」にします。

頼んだのはこれ。

かけ(小)とおでん2串です。これで410円。小ながら午前の「めりけんや」の(大)相当のボリュームです。


あとは駅のスーパー・エースワンでお酒とつまみを調達しておきます。そうそう、保冷用の氷も忘れずもらっておきました。

16時15分発は神姫バスの担当です。4社連合は便ごとに担当会社が違うものの停車するバス停や緑PAでの休憩は共通です。

今回は高速舞子で下車、JRで帰宅します。


櫃石島・直島合わせ82局でした。ありがとうございました。「あさひ」内覧会に行くついでとなりましたが、楽しむことができました。
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櫃石島・直島移動運用結果報告②

2018-03-11 | 移動運用結果報告
3/10(土)ジャンボフェリー→高松→児島→櫃石島→児島→高松
うとうとしていたらジャンボフェリーの歌で容赦なく叩き起こされました。高松東港が近いようです。バスで座れるよう早めに下船口に向かいます。

毎回大変なのが無料バスの座席確保です。10分ほどながら早朝なので座りたいですよね。何とか座席をゲットしました。ジャンボフェリーは乗船時の和室確保と下船時の送迎バスの確保が毎度難関です。


高松駅に到着。高松駅前のコンビニで朝食と飲み物を確保しておきました。

まだ開店していませんでしたが、瀬戸大橋開通30周年記念で駅のパン屋さんがこんなパンを売るそうです。

高松駅から6時8分発の岡山行きマリンライナーで一旦児島に向かいます。櫃石島行きのバスは坂出からの琴参バスを利用し与島乗り継ぎでも行けますが児島からの方が早く櫃石島に着くことができます。

児島(06:40発) → 櫃石(06:55着) 櫃石島在島時間1時間50分
櫃石(08:45発) → 児島(09:05着)

マリンライナーは岡山寄りの2両がJR西日本、高松寄りの3両がJR四国の所有車両で、自由席は京阪神の新快速と同じタイプです。

四国側の車両は座席のシート生地が張り替えられてますね。普段乗る新快速では見かけない色なので変な感じです。

車内で朝食を食べながら一旦瀬戸大橋を渡ります。

電車は櫃石島をあっという間に通過します。櫃石島の出入り口も見えていました。

所定より1分遅れの6時38分に児島到着。6時40分発の与島行き下電バスに急ぎます。何とか間に合いました。

下電バスはバスロケーションシステム「バスまだ」を全路線で導入しています。同じ岡山の宇野バスと仙台のシステム会社が開発したもので(宇野バス版はこちら)、バスにGPSと携帯回線の通信機能を持った市販のタブレット端末を搭載して作られています。一般には数千万円かかるそうですが何と1/10の低コストで実現できています。宇野バスではWiFiルーター機能を乗客に開放しており、通信速度は遅いものの全車無料で車内WiFiが使えます。下電も開放して欲しいですね。

瀬戸中央道では60キロくらいまでスピードを上げると鷲羽山トンネルを抜け、下津井瀬戸大橋で香川県に入ります。先ほど見えた櫃石島の出入り口に到着です。島民や関係者、路線バスしか入れないゲートになっており、一般には路線バスが櫃石島への唯一のアクセス手段となります。


集落中心近くにある櫃石バス停で下車。前回と同じ櫃石バス停の近くにある瀬戸大橋を展望できる場所からQRVします。

見えている木々のすぐ裏が場所なので短い在島時間を最大限活用できますhi

アンテナを架設しました。傾いてますけど時間がないので修正しませんhi

7時15分にスタートです。まだ朝は寒くフェリーで使った敷き毛布を出して寒さをしのいでいます。早朝なのでバンド内はそれほど聞こえてません。7・8エリアが少しという状態です。時折大票田の1エリアが上がってくるものの長続きせずです。

どうも少し下に6エリアの道の駅移動がいるようでQRMも出てきました。少しQSYして進めます。QSY後は1エリアが安定して開くようになりパイルになってきました。モービル移動の局には難しい場所なので「櫃石島ファーストです」という方が大変多かったです。

すぐ目の前に見える倉敷市の松島にこの夏頃を目処に吹上美術館が移転するそうです。現在松島に行くには釣りの瀬渡し船を頼むしかなく、高い渡船料がネックになりこれまでリクエストはお断りしてきました。今後安く行ける手段ができれば有り難いです。

パイルになって有り難いのですがバスの時間が近づいてきました。もう1本後のバスに乗った方が呼ばれるのでしょうが内覧会に遅れては意味がないので8時20分で終了し、大急ぎで片付けます。ホント申し訳ありません。櫃石島からは36局でした。

8時45分発の児島行き下電バスに間に合いました。島の狭い道路をくねくねと曲がりながら帰りのバスが到着。

バスには島の人が何人か乗っていました。与島・岩黒島・櫃石島では満足に買い物ができないため児島のマルナカでお買い物のようです。香川の人が岡山のバスに乗り岡山にある香川発祥のマルナカで買い物をするというゴチャゴチャ状態ですhi


9時5分に児島駅到着。今度は直島宮浦港に向かいます。直島へは玉野市の宇野に行くか朝方の高松に戻るかになります。次の直島行きの宇野発は11時で宮浦11時20分着、高松発は10時14分で宮浦着は11時04分です。調べてみたら児島9時9分発の高松行きマリンライナーがあり、9時39分には高松に戻れるようです。児島で急いで乗り換えとなりますが高松ルートにしてみます。

児島はジーンズの町として売り出しており、駅名標もJR西日本の標準色ではなくインディゴブルーになってます。

先ほどまでいた櫃石島を通過し高松に戻りました。朝はおにぎり1個だったので・・・

ここにしましょう。

かけ(小)にちく玉天(ちくわ天と半熟卵天)です。これこれこれ。


満足したら直島行きの乗り場に行きましょう。続きます。
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櫃石島・直島移動運用結果報告①

2018-03-10 | 移動運用結果報告
計画編
今年も香川県の離島からの移動運用を続けてゆきたいと思います。

どうしようかと思ったら3/10(土)に四国汽船の新しいフェリー「あさひ」の内覧会が直島の宮浦港で開催されることになりました。内覧会は新造時のお披露目として行われるものですが、船は通常20年前後働き続けるため滅多に出くわすものではありません。

宇野-高松で24時間運航を続けていた昔の宇高国道フェリーや四国フェリーならまだしも今は船隊を大幅に縮小した会社ばかりなので貴重なチャンスです。


・・・行きたいよなぁ、と思い笠岡諸島での移動運用を先延ばしにして直島に行くことにしました。

「あさひ」の内覧会は3/10の11:15~13:00で予約等は不要とのこと。また先着1,000名に記念品が配られるそうです。直島の人口は約3,000人と少ないですし、2015年に行われた「なおしま」の内覧会について紹介した個人サイトやブログ等が見つからないことから島外から見に来る人は多くはなく、開催前から並ばなくても記念品がもらえるかな、と判断しました。


内覧会で直島に行きますから空いている時間に直島からQRVしたいと思います。ただ直島だけではもったいないのでもう1島組み合わせることにして時刻表を見ながら一番在島時間を長くできる島を探してみました。その結果坂出市の櫃石島が一番長いことが分かりました。

櫃石島は2016年10月に行ったものの近距離が開かず多くの方から再訪のリクエストを頂いていました。ジャンボフェリーの夜行に乗れば櫃石島行きの始発バスに間に合いますから再挑戦してみます。

バンドは7MHzのみとします。


3/9(金)神戸→ジャンボフェリー
ということで金曜の夜に出発です。三宮までJRで出て、そこから新港第三突堤まで歩いて行きます。

フェリーターミナルに到着。帰りは高松からの高速バスですがフットバスではなく4社連合の高速バスを予定しているため手元にある共通利用券に割増の600円を支払って乗船します。正直高いよなぁと思います。


まだ春の行楽期ではないので乗船待ちのお客さんは少ない方です。それでも11時30分を過ぎると増えてきました。根強い需要があるみたいですね。


0時に「りつりん2」が到着。折り返し清掃作業が終われば乗船となります。座敷を確保できましたので、毛布を広げてさっさと横になっておきます。
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3/10 香川県坂出市[櫃石島] ・直島町[直島]移動

2018-03-08 | 移動運用予定
以下の日程で香川県の櫃石島と直島へ移動運用に行ってきますのでご案内させて頂きます。


(1)坂出市[櫃石島]移動(JCC:3603 JIA:36-111)
 日時:3/10(土)07:15~08:25
 場所:櫃石島からQRVの予定です。
 バンド:7MHz帯(SSB)

(2)香川郡直島町[直島]移動(JCG:36003 JIA:36-118)
 日時:3/10(土)12:00~14:00頃
 場所:直島からQRVの予定です。
 バンド:7MHz帯(SSB)


[※お願い事項]
・移動運用の詳細についてはこちら、QSLについてはこちらをご覧下さい。
 すべて担ぎ上げで電鍵を持って行けないためCWの運用はありません。

・船のダイヤ上運用時間の延長はできません。

・直島は四国汽船「あさひ」の内覧会見学後のスタートです。
 上記開始時間から前後することがあります。

・雨天の場合は中止もしくはスケジュールの変更があります。

・現地からのご連絡はTwitterで行います。Twitterは[@JF4CAD4]です。
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