石垣島の石垣港から竹富島・小浜島など八重山諸島への定期航路(高速船・フェリー)を運航していた石垣島ドリーム観光(IDT)が4/1より定期航路の運航を休止することになりました。ツアー向けの貸し切り運航や不定期運航は継続するとしています。
IDTは2007年に就航、それまで運航していた安栄観光(安栄)・八重山観光フェリー(YKF)の2社に加えて3社体制となりました。当時安栄とYKFは熾烈な競争を繰り広げており、同じ航路の高速船を同時刻に設定、1秒でも先にと無理な操船を行い時には珊瑚礁との接触事故を起こすなど安全性にも問題がある状態でした。IDTは2社とはダイヤをずらすことで乗客の奪い合いに加わらず、のんびりした雰囲気で存在感を出していました。
ところがライバル意識をむき出しにしていた安栄・YKFが2010年以降協調に転じ、乗船券の共通化・共同運航化を進め、お互いダイヤをずらすようになると便数で劣るIDTは次第に乗客を奪われるようになりました。巻き返しでフリーパスの設定などを行ったものの乗客が伸びていない状態でした。
IDTは「船員の確保困難」を理由に休止としていますが、航路を全面的に休止することやここまでの経緯を見る限り事実上の撤退の可能性が高いと思われます。
IDTは土曜朝に運航される鳩間島への高速フェリーが便利でしたし、他の航路もちょうどいい時間に船があることが多いため便数が少ないながらも使い勝手のいい会社でした。それだけに残念でなりません。
石垣島を訪れる観光客は外国人観光客の増加で伸びていますので、シーズンには安栄・YKFの船がこれまで以上に混み合うことも予想されます。個人客の場合は早めに港に向かうなど自主的な対策をお願いします。
IDTは2007年に就航、それまで運航していた安栄観光(安栄)・八重山観光フェリー(YKF)の2社に加えて3社体制となりました。当時安栄とYKFは熾烈な競争を繰り広げており、同じ航路の高速船を同時刻に設定、1秒でも先にと無理な操船を行い時には珊瑚礁との接触事故を起こすなど安全性にも問題がある状態でした。IDTは2社とはダイヤをずらすことで乗客の奪い合いに加わらず、のんびりした雰囲気で存在感を出していました。
ところがライバル意識をむき出しにしていた安栄・YKFが2010年以降協調に転じ、乗船券の共通化・共同運航化を進め、お互いダイヤをずらすようになると便数で劣るIDTは次第に乗客を奪われるようになりました。巻き返しでフリーパスの設定などを行ったものの乗客が伸びていない状態でした。
IDTは「船員の確保困難」を理由に休止としていますが、航路を全面的に休止することやここまでの経緯を見る限り事実上の撤退の可能性が高いと思われます。
IDTは土曜朝に運航される鳩間島への高速フェリーが便利でしたし、他の航路もちょうどいい時間に船があることが多いため便数が少ないながらも使い勝手のいい会社でした。それだけに残念でなりません。
石垣島を訪れる観光客は外国人観光客の増加で伸びていますので、シーズンには安栄・YKFの船がこれまで以上に混み合うことも予想されます。個人客の場合は早めに港に向かうなど自主的な対策をお願いします。