本日東海汽船が発注したジェットフォイルの起工式が神戸の川崎重工で行われました。現在の予定では2020年3月に進水式、6月に竣工し、翌7月より就航の見込みです。川崎重工でのジェットフォイルの建造は1994年以来となります(中国の造船所が1995年に2隻を建造したらしいのですが詳細不明)。
新船の就航により「セブンアイランド虹(1981年建造)」が置き換えられる予定です。
ジェットフォイルはボーイングが開発したもので1974~1985年に建造されたものはボーイングが、その後1989年~1994年に建造されたものは川崎重工が建造しています。途中で製造ライセンスが川崎重工に売却されたためで、船内の造作を見れば明らかに川崎重工製の船の方が良質です。一方で飛行機の流儀で製造されており部品を交換することで性能を維持できるため建造から38年経過した「セブンアイランド夢」も就航することができており、中古船の売買で需要調整が行われてきました。
とはいえ精密なメンテナンスが必要など維持コストがかかるため現役で稼働しているジェットフォイルの多くが日本または香港の噴射飛航の所属となっており、初期に建造されたボーイング製は部品交換での維持が困難なほど老朽化が進んでいるのが実情です。このため東海汽船は川崎重工が所有するストック部品を活用する形で新造に踏み切りました。
今度どうなるかですが、日本にいるボーイング製のジェットフォイルは
・佐渡汽船 ぎんが
・東海汽船 セブンアイランド愛・虹(虹は退役予定)
・九州郵船 ヴィーナス2
・鹿児島商船 トッピー7
・コスモライン ロケット2
の6隻あります(鹿児島商船とコスモラインは船舶のみ所有し種子屋久高速船が運航)。1隻は置き換えが決まっていますので残る5隻の動向が気になるところですよね。
一方で川崎重工製のジェットフォイル3隻を保有するJR九州高速船(博多-釜山)がジェットフォイルから三胴船「QUEEN BEETLE」に置き換えることを公表しています。これらは他の業者に放出されるでしょうから新造に二の足を踏んでいる会社もあるようです。今後どうなるのか注目したいと思います。
新船の就航により「セブンアイランド虹(1981年建造)」が置き換えられる予定です。
ジェットフォイルはボーイングが開発したもので1974~1985年に建造されたものはボーイングが、その後1989年~1994年に建造されたものは川崎重工が建造しています。途中で製造ライセンスが川崎重工に売却されたためで、船内の造作を見れば明らかに川崎重工製の船の方が良質です。一方で飛行機の流儀で製造されており部品を交換することで性能を維持できるため建造から38年経過した「セブンアイランド夢」も就航することができており、中古船の売買で需要調整が行われてきました。
とはいえ精密なメンテナンスが必要など維持コストがかかるため現役で稼働しているジェットフォイルの多くが日本または香港の噴射飛航の所属となっており、初期に建造されたボーイング製は部品交換での維持が困難なほど老朽化が進んでいるのが実情です。このため東海汽船は川崎重工が所有するストック部品を活用する形で新造に踏み切りました。
今度どうなるかですが、日本にいるボーイング製のジェットフォイルは
・佐渡汽船 ぎんが
・東海汽船 セブンアイランド愛・虹(虹は退役予定)
・九州郵船 ヴィーナス2
・鹿児島商船 トッピー7
・コスモライン ロケット2
の6隻あります(鹿児島商船とコスモラインは船舶のみ所有し種子屋久高速船が運航)。1隻は置き換えが決まっていますので残る5隻の動向が気になるところですよね。
一方で川崎重工製のジェットフォイル3隻を保有するJR九州高速船(博多-釜山)がジェットフォイルから三胴船「QUEEN BEETLE」に置き換えることを公表しています。これらは他の業者に放出されるでしょうから新造に二の足を踏んでいる会社もあるようです。今後どうなるのか注目したいと思います。