JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

移動耳より情報

2019-05-06 | シャック便り
[ジェットスターが成田-庄内に就航へ]
LCCのジェットスターが8月より成田-庄内線を開設することになりました。所要70分、成田13時発、庄内14時50分の1日1往復とのことです。

庄内空港は1991年に開港、最寄りの酒田市・鶴岡市は新幹線の駅が遠く全日空の運航する1日4便の飛行機がほぼ唯一のアクセス手段となっています。このためビジネス客を中心に搭乗率が高く運賃が高止まりしており、地方創成型のLCC「エア・リージョナル・ジャパン」が就航を目指したものの実現しないまま昨年破産しています。ジェットスターは商機ありと見たのでしょうね。


[全日空の機材トラブルが意外な話題に]
4/14(日)に伊丹発秋田行きの全日空1651便(08:30発 10:00到着予定)で操縦席の窓ガラスにひびが入るアクシデントが起きました。中部国際空港に緊急着陸し事なきを得たのですが、このニュースが意外な話題となりました。

ひびが入ったのはボンバルディアDHC-8-400型機で会社側が発表した乗員・乗客数は13人。パイロットが2名、74席のため客室乗務員は2名必要ですから乗客がわずか9名だったことになります(新人客室乗務員の研修や乗員の回送乗務があればそれより少なくなります)。「いくら日曜の朝とはいえ乗客が少なすぎないか?」とネットで話題になりました。近い時間帯にJAL2171便(07:55発 09:15到着予定)があり、こちらはジェット機のエンブラエルE190ですので乗客が2171便に流れたことも影響したのではないかと思われます。


[仙台空港アクセス線の混雑緩和を検討へ]
仙台空港アクセス線の乗客が増加し混雑が激しくなっていることに対し、第三セクターの仙台空港アクセス鉄道とJR東日本が混雑緩和策を検討することになりました。

現在アクセス線用の電車は両社あわせて14両(2両×7本)しかなく、一部は4両で運転していますが多くは2両であり混雑がひどくなっています。さらに4月には沿線のイオンモールの増床が行われたことから、沿線の名取市などからも4両化を望む声が出ています。

電車を新たに作るには時間と費用がかかるためJRが仙山線などで使用している同型の電車をアクセス線用に改造できないか検討することのことです。ただJR仙台支社の所有車両もすぐ転用できるほどの余裕がなく、他の線の運用を見直しすことで捻出できるか検討したいとしています。


[JR四国が予土線の存廃に言及]
JR四国は管内最悪の赤字路線となっている予土線(北宇和島―高知・若井)について「維持は非常に厳しい」との見方を示しました。

予土線は四万十川沿いなどを走るローカル線で、現在は小型のディーゼルカーが1日数往復走るのみです。沿線人口は僅かですし、観光客目当てでユニークな改造車両を走らせていますが到底採算に合うものではなく厳しい経営が続いています。

JR四国では徳島県南部を走る牟岐線の末端区間、予讃線の伊予長浜回り(特急の走る内子回りではない方)も厳しい状態に置かれており存廃問題が現実のものになってきています。


[ゆいレールは2030年までに3両化へ]
観光客の増加で日常的に混雑している沖縄の「ゆいレール」について、現行の2両から3両にする方向で議論がまとまりつつあるようです。首里-てだこ浦西間の延長が今年中に予定されていることもあり、2030年には1日の利用客が7.5万人に達し2両ではパンクするとの予想で、2030年までの3両化を実現したいとしています。

3両化のためには車両の追加だけでなくホームドアの増設や車庫の拡充が必要で、200億円以上が見込まれるそうです。このため比較的新しい車両を中心に現行の2両に1両を挟んで3両にし、昼間は開業時からの古い車両を2両のままで運転することで当面の費用を圧縮する案も出ている模様です。
コメント
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