「アメダスアワード」で架空とみられる移動運用が発覚

「じゃぱん ひなたぼっこの会」が展開している「アメダスアワード」で架空とみられる移動運用があったとしてこの局とのQSOを今後無効にする措置が執られたようです。「端アワード」についても今後無効となり事実上ひなたぼっこの会のアワードから追放されることになります。

当該局が誰であったかは公開されていませんが、アメダスアワードの申請用Excelシートでは当該局のコールサインをQSO欄に入力すると「無効局」と表示されるそうです。


この局とのQSOについては以下の通りとなるそうです。

・4/18以降当該局とのQSOは無効。

・ただし当該局とのQSOにて既に発行済みの各アワードは有効とする。

・申請中の場合は当該局が行った利尻富士町・利尻町・礼文町・稚内市・奥尻町のQSOを無効とし、アメダスの地点数が不足する場合は申請書再提出とする。

不正発覚のきっかけは礼文島発稚内行きのフェリーが稚内午前11時着のはずなのに10時39分付けで稚内市移動としてクラスタにアップされていたことだそうです。また道北の礼文にいた２日後の早朝に道南の奥尻から同じ局がQRVしており、距離を考えるとこの点でも不自然です（奥尻へのフェリーは江差発13時しかなく礼文にいた翌日の13時には必ず江差に着いていないと船に乗れない）。「バレないだろう」と思っていたのかも知れませんが、思わぬところで綻びが出てくるものですよね。


「じゃぱん ひなたぼっこの会」のアワードでは「こてこてアワード」において既にサイレントキーとなった局などを申請に混ぜ込んで失格となった局がいましたが、架空の移動で無効となったのは初めてではないかと思います。

私自身が離島移動を行っていますのでアワードで壁となる離島への移動が困難を伴うことは重々承知しています。時に強風で吹き飛ばされそうになったり、船が大揺れになったり、移動地が見つからないなど毎回大変なんです。他局を含め離島移動を行っている局がこういった局のためにあらぬ疑いをかけられる可能性があることは残念に思います。

補足
この局とのQSOは「武四郎アワード」も無効扱いとするそうです。