JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

移動耳より情報

2019-05-22 | シャック便り
[久米商船の新造船「フェリー海邦」が7/1より就航]
那覇-渡名喜-久米島を結ぶ久米商船の新造船「フェリー海邦」が7/1より就航することが決まりました。これに伴い「ニューくめしま」が5/31をもって引退します。

「フェリー海邦」は大分の臼杵造船所で建造された1200tのフェリーです。久米商船では2012年に「フェリーなは」の後継として「フェリー琉球」を新造、残る「ニューくめしま」の置き換えが期待されていました。しかしながら資金面で実現せず一時は高速船での置き換えも検討されたものの日本の造船所ではほとんど建造されていない三胴船でないと就航率が下がることなどから断念、ようやく在来型フェリーの建造が決まりました。

6月中は「フェリー琉球」1隻で那覇発の1往復のみの運航となり上下とも渡名喜に寄港しますから毎日渡名喜への日帰りが可能です。また7/1からはダイヤを改正し船ごとで異なるダイヤを一本化、あわせて1便の出航時刻が8:30から9:00に繰り下げられます。


[天草エアラインの計画運休は来年3月まで続く可能性も]
今年2月に機長1名が病気療養となり、以降一部の便の運休が続いている天草エアラインについて運休を解消できる見込みがたっておらず、最悪の場合来年3月まで約3割の便の運休が続く可能性が示されました。同社の公式サイトでは既に8月までの運休予定が公開されています。

機長には「1日8便まで・1ヶ月100時間まで」の制限があり、今いる2名の機長では制限に引っかかるため主に運航時間の長い熊本-伊丹線を中心に運休する見込みです。

会社は新しい機長を探しているもののLCCとの人材の取り合いで見つからず、加えて運休便が増えることで今期決算が赤字に転落する見込みで苦しい状況に陥っています。


[中央道昼特急が廃止]
JRバス関東と西日本JRバスが運行している「中央道昼特急」が5/17のダイヤ改正で廃止されました。当該便は「東海道昼特急」に振り替えられています。

中央道昼特急は中央道経由で東京-大阪間を結ぶ昼間の高速バスで2003年に運行を開始、一時は2往復でしたが2014年に1往復が廃止されていました。東名が事故閉鎖等で運行できない場合の補完的役割を担ってきたものの新東名の開通により東名の交通量が減り時間のかかる中央道経由は存在感が薄くなっていました。

なお「東海道昼特急」についてもこのダイヤ改正により土山BS・名神大山崎・名神高槻・千里ニュータウンへの停車を取りやめています。


[JR北海道が10月から運賃値上げ]
経営難にあえぐJR北海道は10月より運賃の値上げを予定しています。初乗りは170円から200円となり、札幌-新千歳空港間も1,070円から1,150円となる予定です。

ただしこの値上げでも経営改善にはほど遠く、資金枯渇の危機が続くことになるそうです。
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