JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

神津島移動運用報告①

2013-09-16 | 移動運用結果報告

計画編

毎年チャレンジしている伊豆諸島への移動運用ですが、今年は神津島にしました。

 

神津島は伊豆諸島のほぼ中央付近に位置し、東京都神津島村の主島です。島の人口は約1,900人。寒天やところてんの原料になるテングサやカジキを中心にした漁業の島です。特に神津島のテングサは東日本では最上級品とされ、都内の有名店でも多く使われています。

神津島の象徴が標高572mの天上山で、頂上からの風景は絶景だそうです。この天上山に降った雨が長い時間をかけて質の良いわき水となるため水の豊富な島としても知られ、神津島には「水配りの伝説」が語り継がれています。伊豆諸島の各島の神様が水の配分を巡って神津島に集まって相談することになり、夜明けから集まった順に水を分けることになったのですが、寝坊をしたのが利島の神様だったそうです。だから利島は水が得られず水に苦労した、というものです。神津島の名前はこの伝説をもとに「神集島」が転じたものと言われています。質のよいわき水で仕込んだ焼酎の「盛若」も人気があります。

 
神津島には島唯一のアマチュア局であるJH1OTE 関OMがおられ、7MHzを中心にHFの各バンドでアクティブです。ところが関OMがお住まいの集落からは1エリア本土方向が山で遮られるために50MHzなどにはQRVされておらず、V/UHFではなかなかQSOできないようです。クラスタを見ても天上山の登山がてら430MHzのハンディ機でQRVした例を除けば長らくV/UのQRVがないみたいで、今回はV/UHFに絞ってQRVすることにしました。50MHzの3エレ+リニアに加え144/430MHz用の24KGを持って行きます。

神津島からの50MHzでのQRV予定を公開したところ3エリアからのリクエストが多数ありました。

 
神津島へは東海汽船の片航路で行くことができます。片航路の終点になるため夜行の大型客船を使っても神津島への到着は朝の9時頃です。ジェット船は今年から4隻になり充実したダイヤになってきたとはいえ、帰りのジェット船は神津島を昼過ぎに出航しますから日帰りでは時間が足りません。そこで神津島に1泊する日程としました。

 

問題は東海汽船の予約、特に夜行客船が取れるかどうかです。「山ガール」のブームを受けて東海汽船が始めた「島ガール」のキャンペーンがメディアに取りあげられるようになり、豊かな自然が受けて伊豆諸島を訪れる観光客が増えつつあるそうです。そのため連休などはあっという間に満席になります。

今回ネット予約を受け付け開始時に取ろうとしたものの受付開始2分後なのに満席でアウト。最後の望みで電話予約に電話したら奇跡的に3分くらいで電話がつながり何とか取れました!! 今年のGWは電話予約でも船が取れませんでしたし、東海汽船の予約が難しくなってきています。

 

出発前にもう一つ問題が発生。台風18号が発生しました。どうやら影響が出そうな感じです。どうなりますやら。

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